本日入手の積ん読素材
<エル・スール><クライマーズ・ハイ><われなお生きてあり>
暇だからといって、読書が進むことはあまりない。むしろ、忙がしい時の方が読んでいるのではないか。
エル・スール アデライダ ガルシア=モラレス(著), 野谷文昭(翻訳),熊倉靖子(翻訳) |
ビクトル・エリセの『エル・スール』(83)の原作となる小説で、当時のエリセ夫人、アデライダ・ガルシア=モラレスによるものである。映画『エル・スール』のタイトルは「南へ」という意味だ。少女の大好きだった父親が家族のもとを去って南へ行き、自殺する。その父親との心の触れ合いを描いたのが、この作品なのだが、続編というのか、費用があれば、南での父親の生活を追うと云う更なる物語が加わる筈だったのだが、完全に省かれる結果となっている。そのあたりの物語が描かれているのかいないのか、愉しみにしている。
クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 (著) |
あたしが見たのはNHKでドラマ化されたもの。昨年か、映画化されたものはまだ見ていない。御巣鷹山日航機墜落事故に纏わる地元新聞記者の行動を描く。TVドラマは新聞社のどろどろとした内部実情も露見し、随分と楽しめた。
われなお生きてあり 福田 須磨子 (著) |
広島については結構情報があり、大田洋子のような作家もその経験を小説にしているのだが、長崎はあまり見聞きしない。最近、この作品が素晴らしいと知った。
本当に積ん読素材は尽きない。
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