4度か3度か
ここ最近、出勤前に必ずすることがある。気象庁のホームページで7時正時の気温を確認することだ。
あたしは基本的に薄着で、出勤はカッターシャツのうえに裏地のない一枚物のウィンドーブレーカーを羽織る程度である。首を冷やすとどうしようもないから、マフラーで首もとは完全に防御する。今まではこれで厳寒の1月半ばから2月半ばまでもやり過ごしていたのだが、最近は寒いと寒さは感じないものの肩が痙り、ハンドル操作が怪しくなってしまう。加齢が原因なのかよく判らないが、無理すると本当に危ない。
気温の4度と3度の違いは大きいようだ。4度以上ならそんなに心配しなくても良さそうなのだが、それ以下になると薄着は危険であると云うことで、革のハーフコートを押し入れから引っ張り出し、着ることにした。
革のコートは本当に暖かい。学生時代は友人の兄貴が着ないからというので、革のトレンチコートを買い取り、それを着ていた。重さがおそらく3kgくらいはあったかと思うのだが、これを着ていて、当地で寒いと思ったことはなかった。これを着てサングラスをかけて歩いていると、それはあまりに危険だからやめようよ、と別の友人に云われたが、無視してそのいでたちでいつもいた。前ボタンの縫い付け部分に力が加わるのか、あちこちで裂け始めて、終いは映研の後輩に撮影に使うからというので貸すと、コートを着たまま海に入り、さらに水洗いすると訳が判んなくなってしまったと云う。それは確かにそうだろう。3年くらいしか愛用できなかったが、無残な様子を見るのは忍びなく、返してもらうことなく、そのまま処分させた。もちろん、阿呆な後輩からは何の償いもなかった。
明日からはかなり冷え込むようだが、それなりの工夫を施して。ちなみにあたしの部屋には暖房器は置いておらず、ハクキンカイロ3つをフル稼働させているだけである。もっともそのままでは冷え切った足先が溜まらず、20分ばかしだけ布団の中で足温器を両足で挟んでいるけどね。
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