1対100
相も変わらずガザ自治区の混乱は続き、昨年末からのイスラエル軍の攻撃の規模は大きくなっている。
今、『シンドラーのリスト』を読んでいるところなのだが、ナチスにより民族絶滅の危機にあっていた彼らが、今度は反対の立場に立つというのがなんとも皮肉である。あの殺戮から「我が身は我が身で守れ」ということを学習し、威力を施行しているのだ。
小人数によるゲリラ攻撃やテロ攻撃への対応は難しい。貧しい者の戦闘方法であるのだが、これを無くすのには敵と思われる対象を根絶やしにしなければならない。これが消耗戦であるというのは、ベトナム戦争を見てもよく判る。
それにしてもイスラエル1、パレスチナ100という死亡者の比率は何なのだろうか。テロに屈しないと云うだけで、100倍にして返すと云うのは正常な判断かどうか。世界警察を自ら標榜する米国もこれを黙認している。
本当に正義と云うのはあてにならない。特に武力を実行するための理由とされる正義は、正義とみなすべきではない。
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