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2008.11.22

双眼鏡

 中1の上の子が部活(卓球部)の大会での進行状態の確認とかで双眼鏡が欲しいといい出した。双眼鏡というとこれまで触ったことがあるのは、30年以上前に折り畳み式の簡単な仕組みのオモチャのようなオペラグラスくらいである。ということで、双眼鏡についての知識は皆無で、先ず、どのくらいの倍率があればいいのかも判らない。

 まずは楽天市場で「双眼鏡」で検索してみた。本格的に使うものではないので、そんなに高いものを選ぶ気はなかったが、それでもオモチャなようなものは避けたいということで、何とはなく行き着いたのが、ケンコーのスーパースター 8×21DH というもの。1000円強という販売価格はお手ごろで、失敗してもそんなには痛くない。サイズも小型であるし、バッグに入れても嵩張らない。ということで、さっそく取り寄せてみた。

 8倍という倍率はどうなのか心配だったが、届いたものを手に取った上の子は「十分」ということだった。大きさも重さも申し分ないようだ。一見、作りもしっかりしてて、そこそこ使えそうである。

 そういうことがあって、双眼鏡について調べてみると、倍率8倍というのは標準的なものであると判る。10倍、12倍、それ以上のものもあるが、手持ちで実用なのは8、10倍であり、それ以上になると使い勝手が極端に落ち、ことさら素人には使えないようである。対物レンズ有効径、1000m視野、瞳経等、双眼鏡の基本的な性能のことを知ると、これがなかなか面白い。今回購入したケンコー製品なのだが、性能についての疑問もあり、さらに固体による当たりはずれも大きいようで、評判はすこぶる好ましくない。ケンコーの製品は地雷原らしい。とは云え、子供が遊びで使う分にも、完全オモチャのオペラグラスよりかははるかに使えるもののはずである。

 ということで、ライカのウルトラビット8×20BRなどという小型高級双眼鏡を注文してしまった。これは一生ものにしないといけない。男はこういう光学系や機械ものの道具にはとても弱いのだ。

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