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2008.09.17

デヴィッド・リンチ『エレファントマン The Elephant Man』(80)

 リンチの『エレファント・マン』が廉価でリリースされたので買ってしまった。この映画は公開当時に劇場で観たもののひとつ。

エレファント・マン
エレファント・マン

監督: デヴィッド・リンチ
出演: ジョン・ハート, アンソニー・ホプキンス
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 1
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
DVD発売日: 2008/09/11
時間: 124 分

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 TVか何かの放送があって、おそらく10数年ぶりに観たのではないかと思う。が、細部もほとんど忘れておらず、今更と云う感じもあった。ひとつだけ「おやっ」と思ったところがあって、エレファントマンであるエリックの姿が始まってかなり早い時期-15分くらいのところで、見世物小屋なのだが、映される。この映画を初めてみた時には始まって30分してようやく姿が明らかとなり、それまでの引っ張り方に緊張感があって感心したものだが、公開当時からそういう編集だったんだろうか。

 そして、母親の画像が示される時に小さな羽のようなものがくるくると舞いながら画面の中央を上から下へと落ちていくのも印象的だったのだが、DVDではそのようなものは存在しなかった。あれはフィルムについてしまった傷だったのかもしれない。

 製作総指揮のメル・ブルックスが『イレイザーヘッド』(77)を観て、リンチに監督を依頼したという、リンチオリジナルの企画ではない。フリークスも出てくるし、リンチらしさはあるのだけが、なんとはなく違和感は残る。ジョン・モリスの音楽も悪くはないのだが、もの悲しい雰囲気がメル・ブルックスの『ヤング・フランケンシュタイン』に似通っており、やはりらしくない。

 テーマは障害のあるものに対する態度であり、いろいろ論議を呼び起こしそうな感じであるが、それは副次的なことである。まずはリンチの18世紀末の再現等を楽しむとよい。後にゲテ役者になってしまったアンソニー・ホプキンスも髭を畜え、まるで別人のような紳士を演じている。サー・ギールグッドも気品があってよい。当時の産業革命当時の機械機械したロンドンはインダストリー趣味のあるリンチにはお手の物だったかも知れない。


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