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2008.08.11

スティーブン・スピルバーク『1941』(79)

 スピルバークの失敗作といわれ、あたしも劇場公開で観た以降、数回も観ることのできなかった『1941』がようやくDVDになった。

 『1941』というとダンスコンサートのシーンがお気に入りだった。ビックバンドのスタンダード「Sing,Sing,Sing」をもじったジョン・ウィリアムズの「Swing,Swing,Swing」もなかなか良く、名シーンのひとつである。

1941
1941

監督: スティーブン・スピルバーグ
出演: ダン・エイクロイド, ジョン・ベルーシ, 三船敏郎, ナンシー・アレン, ネッド・ビーティ
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 1
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
DVD発売日: 2008/08/07
時間: 145 分

(ジャケットを拡大)

 しかし、本当に滑りまくるコメディである。観客を完全に置いてけ堀にして、ギャグが積み重ねられる。これは確かに酷い。ストーリーらしきストーリーがないから、物語的にのめり込む訳でもなく、これといった物語のメインとなる人物もいない。雑然とギャグが繰り広げられていくのみなのである。

 『1941』ではただただ意味不明だった怪優のジョン・ベルーシもこの後の『ブルース・ブラザーズ』(80)では恐るべき愛されるべき人物となる訳だから、スピルバークの力不足がもう、明かである。

 ハリウッド映画では外国人もそのまま英語を喋ることが多いのだが、三船を始めとして日本人役はちゃんと日本語で会話している。これは改めて感心した。途中、「もしもし亀よ、亀さんよ」という台詞が絶妙に使われて、ぶっ飛んでしまった。あれは日本人スタッフの中から出てきたアイディアのはずだ。

 史上最大の費用をかけているハズのコメディなのだが、スケールが妙に小さく感じてしまうことに感心してしまった。

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