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2008.06.25

召喚

 役場で仕事をしていると3つ前にいた部署から電話連絡があり、システムのことで聴きたいことがあるので構わなければすぐに来てくれ、という。その部署からは異動してすでに8年が経つ。

 当時の部署というのは制度が始まったばかりのところで、ホストコンピュータでメインのシステムを構築するものの、制度が完成するに従っていろいろな事務処理が派生追加した。そういうのはホストでのシステムには組み込み切れず、ホストのデータを利用してAccessによる業務システムを構築しなければならなかった。それを一手にやっていたのがあたしだった。

 その部署に行ってみせられたのは、あたしの見知らぬシステムであった。聴くところによるとあたしが異動した後に法改正とかがあり、ホストのシステムを変更するついでに、Accessによるサブシステムもソフトハウスに委託して作って貰っていたようだ。あたしの与り知らぬシステムで、イレギュラな事務処理になったにもかかわらず、データの登録は必要であり、しかし、システム側が「処理できないデータ」というメッセージを吐いてどうにもならないということらしい。そこで詳しいあたしにヘルプが来たのである。

 試しにそのシステムの中身をみると、別のシステムとしてあたしが作ったものをそのまま流用、改造し、別の事務処理に用いているらしい。コードはほとんどあたしの作ったものに手を加えただけの、原形がそのまま残ったようなものだった。他人の書いたコードというのはなかなか解析し難く、むしろ一から作った方が早いと云うことが多いのだが、そのソフトハウスのプログラマは見事なほどに最小限の改造を加えただけで、流用を行っていた。別の当時作ったそのものもいくつかはまだ使われているようで、8年と云う長きに渡って日々使われているのは非常に嬉しい。

 とりあえずどのように対応すればいいのかは検討がついたので指示をしておく。データが通るように一時的にコードを変更し、そのデータの登録が終ったらすぐにコードをもとに戻すという方法。いちばん手っ取り早いのは直接データを修正することなのだが、さすがにあたしの作ったシステムではないのでどこまで影響するか判らないのでその方法はやめにした。

 それにしても8年前に作ったプログラムなのにシステムの内容がそこそこすぐに把握できたのは、我ながら感心する。作っている途中は時たましばらく前に自分の書いたコードが読めない(理解できない)ことがままあったものだけど。

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