リストラ
すでに死語になっていたように思っていた「リストラ」という言葉を何かの新聞記事で見かけた。
事業縮小、ダウンサイジングに伴う社員首切りをいまだにリストラと称しているのには驚かされる。
本来のリストラは組織再構築であり、解雇とは何の関係もない。それをリストラと云う耳にやさしい言葉に置き換えた日本の風潮には呆れ返ったものである。
思い起こせばあの頃から終身雇用ということに対する認識が薄れてきたのかもしれないという気がする。終身雇用、年功序列という日本的な雇用形態は弊害もあったが、利点も多かったのではないかと思う。
明かにムラ的な発想であるが、ムラがことごとく悪いのかというとそう云う訳でもない。個を殺すことは多いかもしれないが、全体を生き永らえさせる方便としては非常に勝れている。
方法はいくらでもあるが、何を見ているかによって結果が大きく異なってくる。
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