特権意識
中央官庁の役人の帰宅時利用のタクシーでの金品授受の実態が明らかになったけども、同じ役人でも木っ端と中央とは随分違うもんだねぇと驚いた。平のあたしはこれまでタクシー券なんて使ったことないし、部長級にのみ配布されているが、数年に1、2回使う程度だ。
中央でこれほど無造作に職員に対してタクシー券がばら撒かれているということは、予算配分も多めにとられており、なおかつ、予算消化のために不必要にタクシーが使われている可能性も高い。見積もり積算根拠のあいまいな予算は多額になるほど不必要に執行されると思った方がよい。タクシー利用料は水ものである。
それにしてもこうも素直に金品授受の事実を多くの職員が吐いたのも不思議な話である。ほとんどの役場では倫理規定が設けられており、これらの行為はほとんど抵触することになる筈である。その結果、懲戒処分を受ける可能性は非常に高い。それを正直に報告するというのは、後ろめたさがあったのか、隠し通せず、いつかはばれ、何倍かになって返ってくるのが嫌だったから? まぁ、10年くらい前までは検査で訪れると決まって地元の観光地の案内を要請してくる感じだったので、どこまで意識が変ったのかは疑問である。
あたしらは住民、上級官庁と上から下から監視され、叩かれまくっているので、そんなに悪さをする余地はない。ある意味恵まれた環境である。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 20歳ですか? それとも18歳ですか? いいえ...(2014.05.09)
- 景気は回復するのか(2014.05.08)
- 非正規労働者38.2%(2013.07.12)
- 注目に値しない新党発足(2012.09.12)
- 小沢新党(2012.07.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント