制度廃止という暴言
今年度から始まった後期高齢者保険制度について早々に廃止せよと云う野党の動きがあるようだが、この連中、よくも気軽にそんなことを云うと思う。あたしは前身の老人保健制度には長く携っていたので、今回の制度はロクなものではないというのはよく判るのだが、それでも白紙にしろというのは酷すぎる。
この制度の運用するにあたって、新システムを作っているはずであり、相当額の費用がかかっているはずである。制度の手直しではなく、反故にせよ、というのであれば、これらの費用をすべてドブに捨てよというのと同じである。
無駄な道路でも利用者は多少はおり、無価値という訳ではない。しかし、構築した直後に破棄されるシステムは全く意味のない無価値なものでしかない。自治体、医療機関等全国規模で考えれば、数百億という費用になっているはずである。
ここで今までの投資を少しでも有効にしようとするのなら、もっと建設的に改良案を出すべきである。
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