Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony
こんなものが出ているというのを知ったのはつい先日のこと。押井守作品と云えば、川井憲次の音楽という対になってしまってて、押井の映画というと川井との共同作品であるという認識になってしまっている。そんな川井が昨年の11月に15年ぶりの一度きりのコンサートを行ったらしく、このDVDはその時の演奏全曲を収録したものである。
Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony 形式: Color, DTS Stereo, Widescreen |
全23曲あって、最初のディスクはコンサートの第一部、2枚目のディスクは第二部とアンコールを収録している。やはり押井映画からの音楽が多く、半分くらいは知っている曲だった。
それにしても参加者の数は多く、楽器も多種多様で録音は160chにも及んでいると云う。入場料は1万円弱という高額で満席になったらしいが、それでも赤字というのだから、完全にプロデューサの道楽であろう。このDVDの販売で最終的にはペイできると踏んでいたのかも知れない。だから複数回は催すことのできない1回こっきりのコンサートなのである。
川井の音楽の特徴というとパーカッションである。このコンサートでも和太鼓からティンパニー、チューブラー‐ベルズ等々多様な打楽器が登場し、皆、叩いている。こういった多彩なパーカッションを用いるというのは音に対するこだわりが強いこととが伺える。もちろんリズムに対してもそうである。音とリズムの組み合わせが川井の音楽の特徴であり、真に音楽的であると云える。
それにしても、おばさんパーマのうす茶髪はどうにかならんもんだろうかと思う。あまりにもけったいすぎる。
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