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2008.04.11

時代は流れる

 昨日の『犬神家の一族 完全版 2006&1976』のうちの2006年リメイク版の『犬神家の一族』を観る。

 一番の問題は役者がいないということか。物語の舞台は終戦まもなく。今回の役者は誰も当時の人間には見えないんだよな。まぁ、オリジナルからの出演である石坂浩二や加藤武、大滝秀治、草笛光子ですら、周りの雰囲気に押されてしまっている。物語自体に戦前の不明瞭な人間関係にありがちなどろどろさ(一時期、仕事で年配の人の戸籍をよく見ることがあったが、ややこしい人間関係は少なからずあった)と財閥富豪と云う重々しさがあるはずなのに、そのあたりが登場人物によって完全にスポイルされている。

 こういった役者の力不足は唐沢寿明の新『白い巨塔』についても製作発表段階で危惧されたが、実際に見た作品もその通りとなっていた。

犬神家の一族
犬神家の一族

監督: 市川崑
出演: 石坂浩二, 松嶋菜々子, 尾上菊之助, 富司純子, 松坂慶子
ディスク枚数: 1
DVD発売日: 2007/07/06
時間: 135 分

 古舘弁護士なんて「木枯し紋次郎」や「水滸伝」で渋めの演技を見せていた中村敦夫だったので、もっとそれなりの雰囲気があって然るべきなのにそうでもなかった。

 役者が皆、年配にもあるにもかかわらず、左程、年寄りにも見えなかった。オリジナルとは逆の傾向である。おとながどんどん子供になっていった時期が見えてきたような気もする。

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