大型ショッピングセンターと道路
ここ10数年で町中にやたらと道路の高架橋が増えた。自動車専用道路とかというのではなく、いずれも一般道路でそんなに長い区間ではない。いずれも交差点に高架橋を作って信号待ちによる渋滞をなくそうと云うもの。億単位の建築費になるはずなのだが、渋滞解消がそんなに経済的効果をもたらすのかはなはだ疑問である。高架橋が出来たため、その側にあった店舗は客が入らなくなり、移転や廃業したところもある。
大きな道路沿いに店舗が出来ると、途端、道路が渋滞する。特にオープンしてしばらくというのは洒落にならない状態になり、その店舗から2、3kmの範囲には入らないことにしている。店舗の人気が続かない場合は、半年もすればその渋滞は嘘のようになるが、人気が続くと週末はやはり渋滞気味である。
隣町に5000台という駐車スペースを持った大型ショッピングモールが近々完成する。多くの自治体を結ぶ幹線的な国道沿いに出来るのだが、現在も週末の夕方となると渋滞がひどくうんざりさせられるところである。公共交通機関はバスだけという田舎で、当然、店舗に行くためには車と云うことになる。店舗側の車線は駐車場の規模からもそんなに渋滞はしないと考えられるのだが、反対側の車線は手前の車線を横断しなければならず、普通に考えると大渋滞になるはずである。
オープン2週前の昨日、完成作業に入っているモールの側を通ってびっくりした。いつの間にか国道を横断する高架橋が出来ているのだ。モールの向う側になる車線の左端から入って国道を横断し、モールの駐車場に入る専用高架橋である。たぶん渋滞するんやろな、という危惧はあったが、こういうストレートな方法で解消させるとは驚きだった。巨大資本はやること、できることが違うと云うことである。
しかし、大型ショッピングモールというのはなかなか行きたい店舗にたどり着けないんで、個人的には興味ないんだよね。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント