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2008.04.16

腹が据わる

 ここ数日、新旧の『犬神家の一族』を何回か観ている。新作の役者と比べて旧作の役者は腹が据わっていると云う感じがある。

 まぁ、この2作の中で最悪な役者というのは三谷幸喜であることには間違いない。救いのない役者の典型なようなものだ。そこいらの小僧を引っ張ってきて付け髭をつけて、台詞を云わせたという感じ。ひたすら空虚な感じしかない。

 舞台俳優はどうだか判らないが、映画の役者はとにかく腹が据わっているというのが第一の条件ではないかと思ったりもする。新作を見ていて、妙にみんな、軽々しくて仕方ないのだ。落ち着きがないと云うのか、ただそこに居るだけでも存在感がないといけないのが映画俳優たるものなのだが、喋らせても人間がいるのではなく、台詞が喋られていると云う印象しかない。

 人間がこんなに軽々しくなったのはどうしてだろう。

 それにしても旧作の草笛光子なんてやはり凄い。当時の彼女は今のあたしと同い年なのだが、どう見ても10歳くらいは年上の貫禄があって、さらに色気もある。今、周りを見回しても彼女のような存在はない。小川真由美ほどの華やかさはないが、かなり重複するところがあろう。

 旧作を見るだけで役者と云う役者がいなくなってしまったことをつくづく思い知らされる。

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