LAIBACH『Let It Be』(88)
非常に懐かしいアルバムである。
20年前、あたしがガッコを2留して奈良の会社に会社訪問した。サークルで一緒に活動していたKという友人は一足先に卒業し、地元の奈良に戻り仕事をしていた。ついでなのでそのK宅に寄ることにしたのだが、どうせなら、ということで一泊させて貰うことになった。
Kには兄貴がいて、その兄貴が面白いアルバムを買ったというので録音したものを呉れたのがこのアルバムだった。確かにあたしの好みを知っているKが薦めるだけのものがあって、この20年間ずーっとそのテープ、テープからmp3に落したものを聴いていた。
輸入アルバムということで、普通には見つからなかったのだが最近ようやくそのCDとなったアルバムを見つけるに至った。
LAIBACH ライバッハはユーゴスラビア(現スロベニア)のバンドで全体主義的な重圧感をモチーフにしたバンドである。音楽もさることながら、ボーカルも超低音でガチガチだ。実を云うとビートルズの『Let It Be』をカバーした曲らしいのだが、初期以降のビートルズはあんまり好きでなく、原曲は聴いたことがない。しかし、ライバッハの音楽は音楽として非常に洗練されたものとして好きである。近いうちに原曲も聴いておこうかと思っているのだが、おそらく似ても似つかないものだろうと思う。
メンバーが自殺したり、(内戦の地でもあるし)空爆で死んだりという話もあるようだ。表題曲の「Let It Be」を唯一抜かした『Let It Be』のカバーアルバム。聴く人によってはいろいろ印象が異なるかも知れない。(こちらで試聴できます)
Let It Be Laibach (アーティスト) |
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