今、手が一杯なんだ の上司
「今、手が一杯でやることができないので、全部やってくれないか?」と係長から手渡されたのが明後日が提出期限となっている、財政担当課に対する新年度の時間外要望調書の様式。新年度の要望額を月毎に詳細に示し、さらに今年と昨年の実績もしくは見込みと比較するような調書になっている。来年度の時間外の見込みを月毎に算出したものをはきちんと提出してくれている係もあれば、今年と一緒だからと何も用意してくれていないところもある。そういうのをすべてまとめて調整し、調書を作成しろと云う。
締めきり目近のいきなりの丸投げなので心地よくはなかったが、出来ないというのだから仕方がない。引き受けることにする。
「今朝、こんなものが突然来てね」と係長が曇った顔をして写しを寄越してきたのは条例改正案だった。これで手が一杯らしい。外部からもしばらく前から改正する必要があると指摘されていたもので、あたしのしている業務にも大きく関っている。しばらく前にも、改正するのなら、こういった感じでして欲しいですねぇ、といったようなことをその係長とも話していた。その案について、担当課に内容と詳細を確認しないといけないので、自分としても内容をちゃんと把握しないといけないのだと云って、頭を抱えている。条文としては3つほどの項の修正という簡単なものだった。さっと目を通すと、理にかなっており、さらには実務をするものとしても最もやりやすい形での改正である。実務担当者としても「優」を付けたいくらいの出来である。1、2分、ひと通り目を通しただけでも何ら支障がないと云うことが確認できたのだが、その係長にとってはその内容は難しいことなのらしい。
閑な人にはついて行けない。
先の時間外の調書も今年度の実施計画を参考にして、補うことにする。資料はあるので特に考えることも必要ない。機械的なことだから、問題はもうPCのキータッチのスピードだけである。結局、30分程度で仕上げる。
一時間もかからないことで手が一杯とはいかに? 不思議な人も世の中にはいるものである。
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