隔世の感
小6の上の子が授業で使うんだと計算機をガッコに持っていっている。あたしらの頃はそろばんだったんだけどねぇ。そろばんはいまだにまったく使えない。ほんの数時間の授業のために長くて決してやすくないそろばんを買ってもらったものだ。そのそろばんを使ったと云えば、ローラースケート代りにして遊んだくらいなものさ。
実家には計算尺があって、これもひと通り授業で習ったと云う母親に使い方を教わったものだ。あんな簡単なノギスのような棒で計算が出来てしまうと云うのはやはり驚きで、電子計算機なんかより人間のチエの凄さというものを感じてしまう。
あたしが初めて電卓を手に入れ使ったのは中3の時である。すでにカードサイズのものになってたが、5、6千円したのではないかと思う。周りにはコード付きの大型電卓がまだ普通に使われていた。
まぁ、道具としては電卓は当然のものになってしまって、筆算とか習わなくなるのかしらん。下の子なんてのも初めて計算というのを知ったのは電卓によってだし、以前は技術であったようなものが段々と何でもないことに変っていく。とはいえ、ちっとも変ったように思えない人間の生活。何がどう変ったと云うのだろう。
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