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2007.10.28

責任論

 なんかこの頃えらく責任、責任という言葉を耳にするが、責任と云うのは結果に外ならなくて、これを主体的に論じのは本末転倒だろう。問題は良識の欠如である。規範となる良識が欠如していれば、責任なんて取れる訳がなく、責任というものさえどこ吹く風である。

 良識の欠如は多く法令に現れる。法によって規制し、それを破った者に対しては第三者が刑罰を与えなければならない。良識があれば、法によって規制されるべきものが破られることもなく、何らかの誤りが起きてしまえば、責任によって償われる。

 「金がすべて。金で得られないものがあるなら、それが差別」であるとか、「勝てばなんでもしてもよい」というような輩を平気で持ち上げる連中にそもそも良識があると考える方が無理である。政治しかり、マスメディアしかりである。こういう連中に責任を問うこと自体馬鹿げている。彼らは何も恥じるべきことをしていないのだ。

 責任論なんて取ってつけたようなことをいうヤツは何も見えていないと云うことだ。

 ということでこの問題は根深く、まぁ、根本的には米国的合理主義、資本主義を放棄しないとダメなんじゃないかと思ったりもする。

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