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2007.10.04

石田徹也『石田徹也遺作集』(06)

 この画集の存在は半年くらい前から知っていた。正直言って、見てて気分の良くなる類の画集ではない。評価を得ていることは少なからず知っていたが、どうにもこうにもあたしの感覚では受け入れ難いものがあったので購入に至らなかったのだが、しばらく前のAERAで紹介されていたので後押しされてしまった。一応、ひと通り観ておかないといけないと思ったのだ。

石田徹也遺作集
石田徹也遺作集

石田 徹也 (著)
大型本: 106ページ
出版社: 求龍堂
発売日: 2006/05/23
商品の寸法: 28x22x1.4cm

(表紙を拡大表示)

 画集が遺作集とあるように石田徹也は2005年に踏切事故で亡くなっている。その作品の多くが公式サイト飛べなくなった人 石田徹也で紹介されているので、彼の作品を観たことがない人は一度観てみるといい。

 一番ショッキングなのは人間が物質と同質になって組み合わさっていること。作品のすべてがそのような様相を示している。人間が変容するとか崩壊する様ならまだ身体的に許容可能なのだが、物質との融合は完全に人間を物質化、つまりは人間性を否定するところから始まっているのでどうにも受け入れ難いのである。

 本人は常に同じく登場する男について自画像ではないと云っているが、常に登場しているから逆に本人の投影だとも云える。石田はずーっと自己否定し続けてきたのではないかと思う。踏切事故についても自らが招いたものであろうと思われる。

 作品を観て感動したというような人たちも少なからずいるが、確かに気になるものではあるが、感動とはまったく別次元の衝動を受けたというのがあたしの印象である。出来れば出会わなければ良かったとも思う。

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» 石田徹也なんか大嫌い。 [狂ったちんぽ]
石田徹也の世界 http://www.tetsuyaishida.jp/ 石田徹也の絵に、私は正直感心しない。 何故か? まず彼プロフィールを転載する。 “石田徹也は、1973年、四人兄弟の末っ子として生まれ、保育園時代から[絵... [続きを読む]

受信: 2007.10.08 17:42

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