旅費計算
来月は部署で職員の出張が3度もある。あたしがそれらの旅費の用意をしなければならないのだが、まずは旅程の確認から始まり、何時発の汽車に乗れば遅れずに目的地に着くか、すべて潰していく。さらにその行程が役場の旅費規定に合っているかどうか、出張者の自己負担が発生しないかどうかも気になる(規程の旅費では不足したからってどうしようもなく、最終的には本人に泣いてもらうしかないが)。
あたし自身は出不精なので、これまでこういった作業をしたことはなかったのだが、これが意外と面白いのだ。出張の内容に合せて半日がかりで旅程を組み、利用する航空会社のサイトを見ると、半月以上も先なのに当日の空席状況がすでに△になっていた。人事課に全体的な行程として問題ないかを確認して、即行で旅行会社に電話して予約を入れるように依頼する。もともとはあたしは出張者に計算した旅費を渡すことができればいいので、チケットの予約依頼なんぞ本人がするのが普通なのだが、隣のオジサン、面倒そうにしていたのでついついやってしまった。今まで旅行会社など全く縁がなかったのだが、交渉もなかなか面白い。
鹿児島までの出張は規程では直行便を用いると云うことになっているらしい。その直行便は日に一便しかなく、しかも2時過ぎに到着するもので、2時からの会には絶対間に合わない。他の空港経由の便であれば、午前中に出て、昼には到着できるのだが、1万5千円程割増しになってしまう。うちの規程では宿泊費が1万円、日当が2千円程度なので、前日に移動をしても旅費としては安つくと云うことになる。緊急な仕事がないのでなければ、前日に移動をしろというのがお上の判断である。こういうのもなかなか面白い。
JRやら空路を用いての移動は路線検索サイトで一目了然で本当に便利である。インターネットが普及する前なら時刻表やら準備しなければならず、本当に好きな人間でないとできなかったろうと思う。今は地方の小さな交通機関も路線や時刻表、運賃とかを公開しており、非常に便利この上ない。前任者はインターネット使用の申請をしないまま、旅費の計算とかを行っていたようだが不便でなかったのだろうかと不思議でならない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント