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2007年8月の38件の記事

2007.08.31

もう秋かいな

 あたしはバイク通勤でこのシーズンは上着を着ることもなく、カッターシャツの長袖をまくって走っているのだが、ついに半袖では肌寒いという感じになった。本日の最高気温31度、最低気温26度ということらしく、ここしばらくずーっと続いている33度-26度と数字的には大きな変りはないのだが、まともに30度を超えたのは昼をまわって暫くしてからの1、2時間ということらしく、もう真夏ではないという感じがいよいよしてきた。

 この時期になると日暮れの早さが妙に気になり始める。日の入りは現在6時半過ぎで決して早くはないのだが、一日が過ぎるごとに一分間日の入り時刻が早くなる。もうひと月もすれば、仕事を終えて職場を出る頃には日が沈んでしまうことになるのだが、その日の短さが何とはなく感じられ、哀愁を誘うのだ。

 本格的に涼しいと感じるのはしばらく先になるのだろうけど、季節が移りつつあるのを間違いなく感じる今日この頃。

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2007.08.30

大田洋子「大田洋子集 第一巻 屍の街」(82)

 今月5日、広島の原爆記念日の前日に放送されたETV特集 「“屍(しかばね)の街”からの叫び ~被爆作家 大田洋子と戦後~」を見て、すぐさま注文した「大田洋子集 第一巻 屍の街」を読み終えた。

大田洋子集 第1巻 屍の街
大田洋子集 第1巻 屍の街

大田 洋子(著)
単行本: 355ページ
出版社: 日本図書センター
(2001/11)

 この書籍では原爆当日からその7年後までを描く『屍の街』『冬』『山上』『残醜点々』『半人間』の5編が掲載されている。いずれも小説の形式をとっているが、ほとんど自らの体験をそのままに著したものだと判る。少なくともここで描かれている主人公の感情というのは著者のものそのものに違いないという直感を受ける。

 原爆により身も心も打ちのめされ、完全に無気力となった生きた屍、逃げ延びた農村での非情な差別、原爆症に対する恐怖、GHQによる報道規制等々が著者を苛む。やがて精神に異常を来し、睡眠療法を受けるに至るのだが、被爆から7年間経ってもその陰は執拗につきまとって人生を狂わせ続けている。

 自分が被爆したことを一切語らないという被爆者は少なくないようだが、これらの作品をひととおり読んだだけで、我々が想像する以上に被爆者は原爆によって傷付けられていると知る。第三者である我々は彼らの想いを知ることができない。だから、作家である大田は赤裸々に自らを描くしかなかったのだと思う。

 GHQのプレスコードにかかる影響はここにもあり、昭和23年に出版された『屍の街』は原爆症について科学的な記述を行っている「無欲顔貌」の章10数ページについて削除された状態で初版を出され、2年後に件の章を復活させて増補版として出版されている。

 この一連の作品を読んで何かを語ろうと思っても何も出てこない。あまりにも深すぎるのだ。この語り得ない深みを知ると核を持つだの持たないだのという議論は馬鹿げているように思えてくる。

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2007.08.29

シック シェーブガード 洗顔シェービングフォーム

 成人男性だと毎朝のようにやらないといけないのがヒゲ剃りである。あたしのようにそんなに早起きでない人間は、このヒゲ剃りという比較的時間を要する作業をなるべく早く終えるように考える必要がある。

 ヒゲ剃りの際にいちばん一般的に用いられるのは電気ヒゲ剃りではないかと思う。ほとんどが充電式であり、コストパフォーマンスに優れていると思うが、剃り残しを無くしたり、深剃りをしようとするとどうしても完璧とは云えない。そのあたりに神経質になると、どうしても結構な時間もかかってしまう。ということで、やはり安全剃刀がいいのだ。シックのクアトロ4エナジーが申し分なく、発売されてから2年近く、結局、ずーっと使っている。

 カミソリは切れの良いものであるのが当然の条件になるのだが、カミソリの滑りを良くするクリームも非常に重要になる。クリームが悪いと剃り勝手が悪く、カミソリを使ってのヒゲ剃り自体をやめたくなってしまうくらいで、その選択は恐ろしく重要である。

 クリームがさらさらし過ぎていると、滑りが悪く、肌を傷付けてしまう。また、クリームに粘りがあり過ぎると4枚刃を使った場合、歯の間に切った髭が溜まってしまい、切れ味を落してしまうことになる。この辺りは実際に使ってみないと判らず、試行錯誤になる。ひどいものになると一回使っただけで、後は勘弁というものもあった。

 これまで5、6種類のシェービング・クリームを使って辿り着いたのが、シックの洗顔シェービングフォームである。ここ数カ月前にこの商品を知り、しばらく外のものを試すことはないだろうなと思いつつ、日々使用している。程よい粘りのあるクリームで、滑りも洗い落ちの具合も申し分ない。石鹸を泡立たせた感じに非常に似ていて、理想に近いものではないかと思う。さらに感心したのがこのクリームがそのまま洗顔にも使えるということなのだ。キメの細かい泡なので、石鹸で洗うより遥かに顔の油落しが出来る。ライム香料が入っているので、洗顔した後の顔が引き締まった感じになる。変なアイディアだけの製品になっていないことに感心する。

 まぁ、あたしは根がいい加減なので、ヒゲ剃りは2日に一回にしておりますが、それでも面倒であります。かといって、永久脱毛する勇気もなし。

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チューナー(BlogPet)

きのう、山積みしなかったー。
でも、チューナーが録音したいです。

*このエントリは、ブログペットの「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.08.28

大塚製薬/カロリーメイトブロック ポテト味

 昨日、小腹が空いたということで19歳というあたしの子供のような年齢のアルバイトの女の子にカロリーメイトを買ってきてもらった。あたしが頼んだのはフルーツ味。チーズ味も嫌いではないが、この暑い中で好んで食べようと云う気にはならない。彼女が食べるカロリーメイトは大抵チョコレート味らしい。あたしはチョコやコーヒーはいずれも好きで好んで口にするためか、それらの味のみをつけられた食品はあまり好きではない。擬い物臭さがあまりにも酷すぎるからだ。そういうことで、いつもはフルーツ味とチーズ味ばかりを食っているという話をすると、彼女はチーズ味って新製品なのですか?などとびっくりするようなことを云う。チーズ味と云うのは今から20数年前にカロリーメイトが発売された当初からのもので、非常にオーソドックスな存在であり、世代の違いというのか、びっくりさせられてしまった。

 今日、アルバイトの女の子が数ヶ月前に貸したDVDと一緒にカロリーメイトを差し出してきた。DVD、長い間ありがとうございました。昨日、薬局で見慣れないカロリーメイトを見かけたので、買ってきました。よかったら食べてください。ということだった。パッケージを見るとポテト味となっている。確かに今までなかったものだ。調べてみると今年の6月からの発売のようだ。

 彼女もまだ食べていないと云うので、一袋ずつ分けて試食してみる。いやぁ、これまでカロリーメイトというのは粉っぽくって薬っぽい印象がどうしても拭えなかったのだが、このポテト味に関していうとまったく抵抗なく口にできるものだった。ポテトの味もしっかりしており、ポテトチップスか何かを食べているような感じ。下手な甘さがないので後味も悪くない。彼女にも特に悪いと云う印象はないようだった。

 それにしてもどうしてポテト味だったのか、という疑問は少なからず残る。食感としても抵抗の感じられないものだろうとして選ばれたのだろうか。確かに妙に違和感のない食べ具合で絶妙といえば絶妙である。あたしとしては好感の持てる製品であり、スタンダードになり得るかどうか見守ってみたいと思う。

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2007.08.27

Tivoli Audio PAL/チボリ・オーディオ パル

 注文していたチボリ・オーディオのポータブルラジオ・バルが着く。

 大きなダイヤルと二つのツマミ、そしてスピーカーというとてもシンプルなデザイン。デザインも重視しているというラジオで見た目もすっきりしていて、変な主張がないところがいい。音的には普通にラジオを聴く分にはやや低音が効き過ぎ化という感じがなしにしもあらず。

 しかし、パルは単なるモノラルラジオではない。3wayなのである。機能のひとつはモノラルラジオ。ふたつめはラインインすることでHDDプレーヤーの外部スピーカーとなる。ここで高音をやや効かせて再生するとかなりすっきりした音になって心地よい。クリアな感じで聴くことができる。そうして、ヘッドホン端子を使って、外部に音を出すとワンスピーカーであるにもかかわらず、ステレオでラジオを聴くことができる。再生はモノラルらしいが、チューナーはしっかりステレオ機能を持っていて、外部録音する時はステレオラジオチューナーとして使うことができる。

 1㎏弱とやや重いが外に持っていって16時間電源なしで使えるとすると使い道は随分あるのではないかと思う。また生活防水なので非常時にも活躍しそうだ。ラジオという人の声だけによる情報伝達も今となっては新鮮でもある。

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2007.08.26

タカラトミー・CAUL/カウル CAR ACTION UNIT'S LINE

 上の子にどこか行きたいところがあるか?と尋ねると、トイザらスに行きたいと云う。何か買うものがあるのかと聞くと、そうだと云う。こづかいはあるのだろうなと云うとないと云う。まったくふざけたヤツである。

 夏休みも終りだし、最後の一週間を楽しませてやろうと、1000円までなら、という約束でトイザらスに連れていく。どうも欲しいのは遊戯王とかというカードゲームのカードらしい。単なるカードが1000円もするので驚く。上の子ばかりに買ってやるものなんなので、下の子のために何か良いものを見繕うよう500円を渡す。あと100円でいいものがあるというので、100円玉を渡すと買ってきたのが、タカラトミーのカウル・CAULという電動カーだった。

カウル CAUL <br />
カローラフィルダー
カウル CAUL カローラフィルダー

 家に帰り、箱を開けてみると組み立て前の車とQステアと同じ形をしているが遥かに大きなコントローラが入っていた。車の組み立ては後輪とそのギア、そして前輪を取り付けてカバーの車体を被せるといった簡単なもの。構造的にはQステアと変わりないが、ボディーが大きくなった分、作りが頑丈になっている。したの子がQステアを壊してしまったという理由が、電池の切れた車を手で走らせていると車輪軸、特に左右に動く前輪を壊してしまったというもの。カウルに関しては余程でないと壊れる心配はなさそうだ。

 電池の持ちも悪くなく、4、5時間触り回っているようだが、いまだにしっかり走っている。壁に当ててもカバーがずれてしまう程度で特に壊れるということもなさそうだ。

 それにしてもこのカウルの600円という定価には驚かされる。Qステアがいかに小さく技術的に難しかったといえど、その半分の価格で無線制御電動車を入手できるのである。タカラトミーという会社には本当に驚かされる。

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2007.08.25

隣の引越し

 朝、部屋の窓の向こうの通路が騒がしいので目が覚めた。何人もが引っ切りなしに往き来している。どうやら隣の部屋の住民が引越し作業をしているらしい。

 隣は30代前半の夫婦と1歳半くらいの3人家族。子供が産まれる前後は奥さんも産休を取っていたようだけども、今は子供を保育園に入れて共稼ぎしているようだ。2LDKという間取りは夫婦だけのうちはいいかもしれないが、子供が大きくなると恐ろしく手狭である。うちなんて小学6年と1年のふたりの子供がいるが、子供部屋なんてあり得ない。上の子が食卓台で勉強しているのを見るとなんだかな、と思う。

 朝夕、顔をあわせると挨拶を交わしていたものの、引越しについてお隣からは何の挨拶もなかった。金曜日の朝、いつもは子供を保育園に送ってから出勤しているらしい旦那さんが早くから出勤していたので、もしかすると転勤で挨拶回りの必要があったのかもしれない。

 前に住んでいたのは県営住宅で低所得者が対象となっていた。まだ働き始めたばかりだったので問題はなかったが、やがて昇給で5年目くらいには入居条件の所得上限を超えてしまい、退出依頼が来ていた。引っ越す時にお隣さんが羨ましそうに見ていたのを覚えている。

 本当はそろそろ一戸建てを建てたくて仕方ないのに家庭がごたごたしてて、なかなかできない状態。隣の芝生がどうしても青く見えてしまう。

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150,000番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目、80,000番目、88,888番目、90,000番目、99,999番目、100,000番目、101,010番目、111,111番目、123,456番目、130,000番目、131,313番目、133,331番目、140,000番に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。27度目のトライで、今回は150,000のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "150,000" に読み替えて、気に留めておいてください。

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2007.08.24

負けちゃいかん

 予算の執行において流用処理をする必要が出てきた。この辺りの処理については今の部署では係長が判断を下すことになっているが、その係長と財政担当との処理方法確認の電話のやりとりがどうも怪しい。理論的に矛盾したようなことを云って確認をしている。電話を終えた後に、係長に処理の仕方について問いただすとどうも要領を得ない。矛盾を指摘すると「意志の統一が出来ていないとよくないから」と、財政課への同行を求められた。
 財政課の担当とは予算表を広げて5秒で話が終った。あたしが思っていた通りのことをその担当者は云っていたのだが、どうも係長が理解出来ていなかったようだ。

 あたしはお金が嫌いである。以前は現課にいながら、その課の電算のお守りをしていた。これが結構自分にあっていた。電算もするけども、通常の事務処理もし、窓口に出て住民対応もする。非常にバランスの取れた仕事だった。
 そういうのを9年間ほどすると、今度はん百億の予算の決算処理の担当になった。各種歳出と歳入があり、それを整合性を持たせて結合させて決算処理するのだ。それまで予算書など見たこともなく、結構辛かったが、一回苦労すると次からは楽になる。6年間担当したと云う前任のやり方にはかなり疑問があった。

 その次の部署では予算の執行管理が仕事で20箇所弱の工事現場の支出を調整していた。実際には繰越事業もあって、その2倍の箇所の数字を追いながら、お上からの補助であるとか借金分であるとかの調整を行っていた。額的にはん十億と小振りになるのだが、数字が少なくても多くてもダメでかなり神経を磨り減らす仕事だった。本当は数字の嫌いな人間なのだが、ここ最近どうしてか数字関係ばかりの仕事をやらされている。だから執行についてはどうすればいいのかは大抵見当がつく。

 財政担当者と確認したように流用処理をするために、課長に決裁を求めるといきなり「おかしい」と云われる。流用の仕方というのはどこから持ってくるのかということであって、何十通も処理の仕方がある。どのような形にすれば第三者に理解して貰えるか、かつ、今後の事務に支障がないかということを考える。課長の考えていたこととあたしの考えていたことがどうも一致しなかったようなのだ。係長が沈黙してしまったので、あたしが迎撃に出る。あたしとしては事務方として最善の方法を考えており、手間のかかる別の方法をごり押しされるのはうんざりなのだ。大きな声でおかしいおかしいと連呼するので、あたしも負けない調子で大きな声でこちらの利点を主張した。上司といえど声の大きさで負けてはいけないのだ。

 完全に課長とあたしとのやりとりになってしまったが、どうやらこちらの言い分も理解して貰えたようで、「それも間違っていないと思う。今日休んでいる課長補佐の意見も聞きたいので、週明けにもう一度話し合おう」ということなった。その後、沈黙の係長は「お前はちゃんと解っとんか」と課長に諭されていたが、もともと予算に疎いとはいえ2年目の担当であるし、どうにかならんかと思う。

 判断を下して部下を指導するのではなく、ただ単にクレーマーと化してしまっている上司に対してはとことんこちらの考えを主張して、仕事を増やさないようにする。これが一番大切となる。

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2007.08.23

朝の嵐

 今朝は珍しいもので起こされた。午前6時半頃。雷が絶え間なく鳴り渡り、雨もけっこう激しく降っているようだ。

 積乱雲の発達する夕方に雷が鳴るのには慣れているが、朝からの雷にはやや違和感がある。雷が鳴る中を仕事を終えて帰宅するのはいくらも記憶があるが、雷の中を出勤するような光景はほとんど思い浮かばない。雷のおかげで普段より30分は早く起きることができたし、しばらくぼーっとしながら雷音を楽しんだ。

 7時を過ぎると雷は収まるものの、雨はまだ激しく降っていた。洗面所の窓から外を覗くと雨は止んでいた。ここ半月ばかり雨が降っておらず、まだ渇水とはなっていないものの、たまの雨はやはり気持ちいい。しかし出勤しようとする頃には再び雨が降り始めていた。

 よくある話で合羽を着込んだ途端小降りとなった。小降りなので止むだろと踏んでいると本降りになって、途中で引き返したということも少なくない。それよりかは良い状態なので良しとした。雲の切れ目から清んだ青空が覗き、とても綺麗で、憂鬱な職場に辿り着くまでのひと時、ちょっと幸せな気分になることができた。

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2007.08.22

とことんな人

 実をいうと月曜、火曜と夏期休暇を取って4連休だった。特に何をするでもなく、しかも4日間一歩も家から出ないという自堕落ぶり。ほとんど働くヒッキーである。

 久しぶりに仕事に出るとやはり仕事が山積み。うちの部署の支払い関係はあたしがひとりで取り仕切っている。面倒を見ている団体に対して新潟県地震にかかる義援金の依頼があったので、これも処理しなければならない。これは団体のメンバーから親睦会費を毎月集めていて、その準公金から支払うことになっていた。うえから急かされた係長、あたしが外にも処理するものもあるから一緒にまとめてするので待って欲しいというのにも関らず、まぁまぁなどと云いながら、早々に自分で口座から下ろして義援金として振り込みをしてしまった。

 二度手間というか、まぁ、関知しないところで処理を済ませてしまってたので、単に仕事が減ったということになるのだが、この人がすることには穴が多いので勝手にものごとをやらせたくないというところがある。まぁ、何かあっても一応、係長とというあたしの上司なのであたしに責任が降り懸かることは全くないのだが、延々課長に叱られるのを見るのはかなりうんざりなのだ。実は最近はこのおかげであたしの精神状態も危うくなっているくらいだ。当の本人が入院してしまわないのが不思議で仕方ない。あたしの前任者は一年間で鬱になって、休職しないものの心療内科に定期的に通っている。

 それから暫くして、うちのアルバイトの女の子がFAX用紙を持ってくる。FAX機は各部署にはなく、2、3の部署で共有している。だから手違いでFAXの振り分けが間違い、届かないということが、少なからず発生する。女の子が持ってきたのは10日ほど前に送られていたもの。どこかで彷っていたらしい。

 定時になって帰ろうかという頃に、うちの係長が頭を抱えている。お昼に女の子が持ってきたFAXを読み込んで青くなっているのだ。その内容は団体のある資格を持つものは法に抵触するので義援金の取り纏めには参加せず、個人で参加するようにという義援金の依頼をしてきた団体からの通知だった。つい数時間前に送金してしまったばかりで、そんなものを今ごろ知っても手遅れである。

 課長に相談するものの、振込依頼書の依頼者はその団体ではなく、世話をしているうちの部署になっているという間違いも指摘され、係長は完全に撃沈状態になってしまった。撃沈されるのは日常のことだけど、今日は大陸棚ではなく海溝の奥底に蹴り落とされるような感じで、この人は本当についてない人なんだと思ってしまった。

 ついていないと云うけども、よくよく考えるとその人の所為という感じもある。日頃からしっかりやっている人は幸運を掴むけど、日頃からダメダメなことばかりやっている人が幸運を掴むとはまず思えない。善し悪しの運も自らが導いたものであると思って良いのかもしれない。

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仕事(BlogPet)

きょう、仕事された!
でも、O-Maruの傾向は勘弁するはずだったの。

*このエントリは、ブログペットの「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.08.21

注目のタカラトミー

 しばらく前にQ-STEER Qステアという極小リモコンカーに感心させられたタカラトミーだったが、今度は飛び物にも手を出したようで、さらにオジサンを虜にしてしまう。

エアロソアラ Q-SKY
エアロソアラ Q-SKY

 まず9月25日にリリースされるのが、飛行機のQ-SKY。20分の充電で5分間の飛行が可能らしい。それから3週間後の10月19日にヘリコプターのヘリQがリリースされるらしい。

ヘリQ
ヘリQ

 価格は飛行機が4000円、ヘリが3000円とちょっと差があり、あたしは安めのヘリをさっそく注文してみた。

 モーターの小型化とかの技術革新もあるだろうけど、こういった分野に続けて製品の投入を試みるタカラトミーの勢いにも感心する。子供心だけでなく、大人心も擽るような製品開発が心憎い。

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2007.08.20

飛行機事故

 飛行機事故があったようだが、死亡者が出なくて幸いだった。事故発生の率からいうと飛行機は安全な部類に入るそうなのだが、いったん何かあると中途半端ではないのでやはり怖い。

 今回の事故で、鉄は落ちるものだということ以外に、飛行機では燃料の上に座っているということを再認識させられた。まぁ、あたしが飛行機に乗るのは10年に一回だからそう心配することもないのだけど。

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無花果

 実家に週末から遊びに行っていた上の子が親父に送られて戻ってきた。その時にお土産として、叔父の家になっていたという無花果を10個ばかし持ってきた。いずれも10cmはある大きなものだった。

 無花果は今では買わないといけないが、小学校時代の通学路沿いに無花果の木があった。住宅地の中を流れているコンクリで固められていない用水路のすぐ側に木が植わっていた。特にどこの家のものというものではなく、勝手に取っても問題はなさそうだったが、一度も取って帰ったことはなかった。当時は無花果は甘いとは思っていたが、やや触感の気持ち悪い果物でしかなかった。皮を剥く時には必ず手が汚れたものだし。やがて水路は蓋がなされ暗渠となり、道路の通行が安全になった代わりに無花果の木がなくなってしまった。

 土産の無花果は大きいだけでなく、とても甘く旨かった。2、3個食って、冷蔵庫で冷やしてまた食った。この暑い中、冷えた無花果は一段と旨く感じた。無花果を抵抗なく食べられるようになったのは何時のことだろう。グニャグニャとした果肉とプチプチと潰れる種が何ともいえない。無花果は触感の食べ物かもしれない。

 一度も食ったことはないのだが、乾し無花果というものもあるらしい。決して珍しいものではなさそうなのだが、食べる機会がこれまでなかった。そのうち注文してみようと思う。

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2007.08.19

殺虫剤

 イエバエの立派なヤツが2匹あたしの書斎に居付いてしまった。蚊ならともかく、ハエはでかいので気持ち悪い。体に近づくと思わずのけ反ってしまう。最悪なのは、就寝前の読書の時のライトに纏わりつくこと。はっきり言って恐怖である。

 ということでカミさんに殺虫スプレーを買ってきてもらった。

 昔は家には必ずこの手のスプレーがあったものだが、使わなくなって長くなるような気がする。あたしが自分でスプレーを使うのは初めてではないかと思う。ハエに向けて何度か噴霧すると床に落ちて、しばらく仰向けで暴れた後、動かなくなってしまった。

 いやぁ、衛生やら心の平常を保つのには仕方ないのかもしれないが、ハエ一匹でもこういう感じで毒殺するのは気持ちよくない。手で叩き潰すのならまだしも、苦しむ姿は見たくないものだ。ハエというヤツは本当に扱いに困る。

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2007.08.18

衝動買い

 衝動買いではあるが、注文したばかりで現物はまだ届いていない。

 Tivoli Audio PALというアメリカ製のモノラルのポータブルラジオなのだが、外部入力可、ニッケル水素電池で3時間の充電で最大13時間使用可能、日常生活防水、音も悪くはない、チューニング機能も重視しているということで、多少大きめなのだがあたしの現在欲しているラジオに近い。

 何か知らんのポイントで手に入れた防滴ラジオを風呂場に置いているのだが、感度が悪くて使いものにならない。しかも電源が乾電池のみなのでC/Pも悪い。

 悪い評判もあまりないので、期待。しかし高い。

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2007.08.17

フィルム

 先日、ネガフィルムを現像に出し、プリントもないのに630円(税込)という請求にびっくりしたものだ。銀塩カメラがデジタルカメラに押されて需用が減ってきており、単価を上げないと処理できないと云うのはよく判るのだが、完全に悪循環に入り込んでいると思う。

 ということで、役場で年間契約している写真関係の業者に個人的に頼めないだろうかと思った。その業者は役場で公費支出分として依頼する場合、現像150円(税抜)、プリントL判12円(税抜)という価格で請負っている。プリント代は判らないが、現像代については先の大型チェーン店と比べると4倍もの開きがある。24枚撮りフィルムなら同時プリントをしても、チェーン店の現像代にも至らない。

 業者との契約の担当をしている職員に尋ねてみると「直接、お店の方に電話してみたらどうですか?」なんていうので、ダメもとで、個人的な取り扱いの可否について問い合わせると、いいですよ。そっちに寄らせて貰います、などと云う嬉しい返事があった。

 公費でない個人的なものですと前置きして現像・プリントを依頼したのだが、役場で定められている契約単価のままで請求があり、公費は口座払いするものを現金で支払った。今後もこの値段でプリントが頼めるとなると、銀塩カメラを復活させようかと思ったりする。

 デジカメは本当にコストパフォーマンスがよくって、失敗しても平気なのだが、出来る画像はどうしてもフィルムには敵わない。一眼デジカメならまだレンズの制約から逃れることが出来るのだが、コンパクトデジカメなら小さいレンズの限界の中でしか撮ることができない。久しぶりにコンタックスG1を出して、カールツァイスの味のある絵を目指してみたいと思った。

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2007.08.16

相変らず猛暑ですなぁ

 書くべき内容はいくらもあるのだが、とにかく暑くてバテバテなのでなかなか真剣にPCに向かう気になれない。ここ最近読み終えた本は3冊ほど。それもちゃんと書いておきたいのだが、どうも頭が暑さでクラクラしてしまっている。

 ここ半年くらい、就寝前の読書はなかなか捗らず、以前なら最低でも30分は読んでいたものだが、今では10分も持たない。横向きに表紙を持ってページを開いたまま寝入ってしまうものだから、朝起きると寝た時のまま表紙をそのまま握っていて、指のあたっている辺りに汗染みを作っていたりする。いちばん読書が捗るのは職場での始業前の15分間であったり、昼休みだったりする。音楽を聴きながら読書は仕事場での気分転換に申し分ない。職場で読んでいる本を毎日持って歩くのは面倒だから、職場用と自宅用、並列して毎日2冊を繰っていることになる。

 職場も本当に暑い。少しでも動くと汗が流れる。こういう時に愛用している日本手拭いは本当に役に立つ。ハンカチだと絶対に間に合わず、タオルだとかさばって仕方ない。日本手拭いだとタオルほどの有用性があるものの、ややかさばるハンカチ程度でポケットに入れておいてもうるさくない。

 当地ではまだ例年並の暑さだが、40度とかになるとやはり生きた心地しないだろうな。頼むから勘弁してくれというような、恐怖感を持ちそう。

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2007.08.15

シーズン

 このブロクというのは、9割5分は検索で辿り着いた人によって読まれている。リピーターの非常に少ない詰まらないブログのようなのだが、どんなキーワードで辿り着いているか見ると非常に面白い。

 日曜夜半から3日間ほどは水木しげる『総員玉砕せよ!』(73)にアクセスが集中。日曜の夜にあったNHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕」の影響のようだ。そうして、終戦記念日の今日は岡本喜八『日本のいちばん長い日』(67)。この作品では御前会議から玉音放送までの終戦当日の混乱が描かれており、本日、アクセスが集まるのも無理はない。8月になるとおおえひで『八月がくるたびに』(2001年版)おおえ ひで・作 篠原勝之・え『八月がくるたびに』(71年初版)へのアクセスが目に付き始める。過去に読んだことのある人はどうしても8月になるとこだわってしまうものらしい。

 隣の50過ぎのおいさんが、終戦はお盆に併せたんかいのう、などと訳の判らぬことを云っていた。結構もの知りそうな人なのに驚きの発言だった。

 お盆も15日というと休みのメインになるのだろうか。13、14日の朝はいつもの1/3くらいの交通量なのだけど、15日に至っては1/5くらいになって本当に休日出勤しているという気分になる。そんな周りの変化を見て、辛うじてシーズンを感じる。

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詩人とか表記したいです(BlogPet)

フタキンSkywalkerが値段へ新築するはずだったの。
でも、参加したかった。
だけど、詩人とか表記したいです。
それで関心は表現された!
だけど、きょうは、インパクトっぽい交錯しなかったー。

*このエントリは、ブログペットの「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.08.14

バテバテ

 朝起きてから早々に気分が最悪。起き上がって動いていると、吐き気がする。当然の様に下痢。下痢はそんなに珍しくないが、吐き気を催すのは何年ぶりかと思う。普通なら休みをとるところだが、本日は係長が休むことになっており、あたしが仕事に行かなければ、うちの係はアルバイトの女の子だけになる。いくらお盆で来客も少ないといえど、そういう状況になるとただでさえ下らないことで騒ぎ周る上司がただでは済まないだろう。辛いが我慢して出勤する。

 仕事に出たはいいものの、体はヘロヘロで、しかも横を向くと吐き気が起こる。正面を向いていればそうでもないが、横を向いた途端、吐き気を催すというのはどういうことだろう。昼を過ぎた頃には吐き気も収まった。

 上の子も吐き気はないが今朝から下痢が酷いという。本人は扇風機に当り過ぎてお腹を壊したと云っていたが、もしかすると風邪かもしれない。

 クソ暑く、帰宅すると部屋で座っているだけなのに、汗がポタポタと下に滴り落ちている。いくら汗を拭っても汗の滴りは止らない。最悪なのは昨日から冷蔵庫の製氷機の調子が悪く、氷が全くないということだ。まぁ、冷たいものばかりを飲む傾向があるので、本当は程々にしておかないといけないと思ったりするのだが、この暑さで氷が全くないというのはやはり辛い。もっとも、夜半に製氷機の異常は直り、氷が出来ていてホッとしたが。

 それにしてもこの暑さの中で朝夕の気温が30度になるかならないかではあるものの、バイクに乗るのにウィンドブレーカーのような長袖の上着を羽織っている女性がいるということに驚く。もしかして冷え性なのだろうか。6月に入ってカッターシャツだけでバイク通勤を始めた頃にマフラーをしてバイクに乗っている人もいた。もちろん女性である。そんな風にしてまでバイクに乗るというのに感心してしまう。

 今週に入ってから職員の休暇も目立ち、2/3くらいの出勤率になっている。お盆休みというのはどういうものなんだろう。いちど経験してみたいと思ったりする。

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2007.08.13

高田コレクション『FACEBANK フェイスバンク』

 物見高いあたしではあるが、注文したのが6月半ばだったので、週末に届くまで注文していたことをすっかり忘れていた。高田栄一という人がデザインした変な貯金箱。

高田コレクション フェイスバンク
高田コレクション フェイスバンク

 貯金箱の硬貨投入口がヒトの口になっている。手を顔に近付けると目の部分に仕込まれたセンサーで関知され、仕掛けが動き始める。貯金箱はゴムシートで作られており、その内部に仕組まれた機構で貯金箱のヒトが口を開けてモゴモゴして閉じるという仕草を10秒間ほど続ける。まぁ、その間に口の中に硬貨を入れるということなのだが、表情が実にリアルで滑稽というか気持が悪いというか何とも言い難い。

 機械の動きはカムで制御されているはずであまり細かなことは難しいと思うのだが、それでも人間のカオの動きの特徴をデフォルメしつつも上手く捉えており、その工夫には感心させられる。まぁ、5、6回も動かせば小学生の子供も飽きてしまうという代物ではあるのだが、それでもたまには動かしてみて、その表情を試してみたいと思えるものではある。

 難点は機構の部分があまりにも大きくて、硬貨を畜えるスペースが小さく、500円だと20枚程度でいっぱいになってしまうようだ。また、個体差があるかもしれないがあたしのものに関してはセンサーの感度が悪く、目の前で何度か手を振ってやらないと作動しない。まぁ、2000円程度で手に入れられるのなら、特に後悔しないものだと思う。

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2007.08.12

NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕」

 水木しげるの「総員玉砕せよ!」がNHKによってドラマ化された。マンガをそのまま映像化するのではなく、水木が体験をマンガに描いた昭和49年当時の水木とマンガで描かれた世界が交錯するといった手法がとられていた。

総員玉砕せよ!
総員玉砕せよ!

水木 しげる (著)
文庫: 363ページ
出版社: 講談社 (1995/06)

本当はマンガをそのまま映像化して欲しかったのだが、おそらく費用の関係もあるだろうし、インパクトのある後半の玉砕部分をメインにしてしまい、実際の水木も登場させることにしたのだろうと思う。おそらく世間離れした水木がそれなりに描かれているのだろう、香川の演技も悪くなかったと思うのだが、それと戦争体験は完全にはリンクするものではなく、脚本家の着眼に走ってしまったあざとさがやはり見えてしまった。

 戦争の惨めさは玉砕にあるだけではなく、戦闘のない日常にも十分あった。玉砕は異常な日常の延長にしか過ぎず、玉砕ばかりに重きを置いてしまった今回の脚本はやや失敗ではないかと思われる。しかも鬼太郎が出てくる必然性はどころあるのだろう。彼らの登場は意味不明だった。

 この玉砕をどのようなつもりでこの時代に描いたのか。少しばかり突拍子なく判らないでいる。

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夏じゃ夏じゃ。

 今日は本当によい天気で、夏の典型的な晴天。向うの方に積乱雲のようなものが見えていたりするが、天頂は完全に晴れ渡っている。

 昼過ぎから車を転がしてみたのだけど、太陽が顔に突刺さるような感じで照っている。陽が当たるのは右側ばかりだからアシュラ男爵のようになってしまわないか心配だった。

 民間はこれから3連休のようで、週末に発生したいつくつかの請求もお盆明けてからの16日以降にしてくれということだった。役場は年末年始以外はカレンダー通りなので、役場勤めでよかったと思うのはこのお盆の出勤の時だけだ。GW以上に朝の道路は空いていて、まさしく休日出勤のようである。

 8月も間もなく半ば。もう少しすると夏も終ってしまう。

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2007.08.11

最近目につくもの

 ごく最近のことだと思うけど、妙にパチンコのCMが目につく。本数が無茶苦茶多くないか? いくつのメーカーがやっているのか知らないが、時間帯的にもいい時間帯を選んでるようだし、かなりの費用をかけているのではなかろうか。

 あたしはパチンコ屋に入ったのはおそらく片手で数えることのできるくらいで、しかも最後に入ってから14、5年は経っているだろうと云う人間である。つまりパチンコには全く縁がない。

 だから余計に目につくのかもしれないが、あれ程の執念いCMはどのくらいの人間の関心を呼び、効果を上げているのか興味がある。しかも新しい趣向を取り入れるとしてもゲームとしては玉を穴に入れるだけである。盤の模様が変るだけでそんなに楽しいものなのだろうか。

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2007.08.10

今週の新規の積ん読積ん観
<大田洋子集 第1巻 屍の街><洞爺丸はなぜ沈んだか><ベルリン・天使の詩>

 ほかのものはざっと目を通したのだけど、これらはまったく手付かず。

大田洋子集 第1巻 屍の街
大田洋子集 第1巻 屍の街

大田 洋子(著)
単行本: 355ページ
出版社: 日本図書センター
(2001/11)

 実際に入手したのは復刻される前の三一書房版。

洞爺丸はなぜ沈んだか
洞爺丸はなぜ沈んだか

上前 淳一郎 (著)
254ページ
出版社: 文芸春秋
(1980/11)


ベルリン・天使の詩
ベルリン・天使の詩

監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ブルーノ・ガンツ,ソルヴェイグ・ドマルタン

 上記いずれも中古にて。

 フジのドラマ「はだしのゲン」を見てて随分と原作に沿って作っているので感心した。明日の後編はどのあたりまで取り扱うのだろう。原作自体子供の描き方が破天荒なのだけども、それも力を入れて忠実に演技をさせていたので驚く。特に下の子は凄かった。

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2007.08.09

引きずり下ろし

 安倍ちゃん、身内から随分とやられているようだけど、何時まで持つんだろう。外敵に叩かれるのならまだしも、身内にやられるとこれが一番辛い。

 学生時代、引き上げてから、ずぼっと引きずり下ろすというのをやってしまったことがある。こういうのは大抵は不本意でイライラしながらそういうことやっている。今の与党ってきっと大変な状態だろう。

 大学のサークル(映画研究会)であたしらの世代から次の世代に幹部交代する時期になった。リーダーシップがあるとかそこそこ映画に対する情熱・知識があるとかが会長に必要な要素である。あたしらの学年はそこそこバイタリティーのある連中がいて、特に揉めることなく会長を含め各幹部が決まった。あたしも幹部のひとりであった。次の学年のメンバーを見ると今ひとつ頼りないメンバーしかいない。暇つぶしに来ているようなヤツだったり、映画が好きかもしれないが優柔不断でリーダーとは思えなかったり。大半がそんな感じだったのだけど、なかにややリーダー的な落着きを持ったヤツがいたので、どちらかといえば、あたしらが説得して彼を次期会長にしてしまうというようなことをしてしまった。

 映研では8月の最期近くに開催される湯布院映画祭の参加を合宿としていた。映画好きでお金の余裕のある者は先行隊として湯布院入りして期間中ずーっと宿泊していたが、多くは2泊ほどの参加である。映画祭は映画の上映だけでなく、ゲストとして監督を始めとするスタッフや俳優も招待されており、上映後はシンポジウムと称して500円程の参加費で小さな会場で膝を交えてと云う感じで彼らの話を聴くことができた。言うまでもなく映研部員としては非常に貴重な機会である。

 推して会長にした男の姿をそのシンポジウム会場で一向に見ることができなかった。後から聞いた話では、行ってもつまらないから、皆で遊びに行こう、と後輩を誘ってどこかに行っていたらしい。会長にあるまじき行為と元幹部だったあたしらは激怒。本人もどこが悪いのだといった風で開き直っている。当然のように推したあたしら自らが引きずり下ろす形で半年ほどで会長のすげ替えが行われてしまった。

 本人が状況を理解して下りるのならまだしも、引きずり下ろしているうちは真剣だからあまり意識がないが、いったん下ろしてしまったら無茶苦茶後味悪いです。当たり前の話ですが。まぁ、負ける喧嘩はしない方がいいし、負けると判ったらすぱっと身を引くのがいちばんいい。あたしは最終的にはそういう感じでサークルから身を引いたんですけどね。

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2007.08.08

デヴィッド・リンチ『The Straight Story ストレイト・ストーリー』(99)

 中古ながらも比較的廉価でデヴィッド・リンチの『ストレイト・ストーリー』のDVDを入手する。『ツイン・ピークス』のDVD-BOXも近々発売されるということで、久しぶりにリンチづいている。久しぶりといっても、まぁ、10数年にはなるのだが。

ストレイト・ストーリー
ストレイト・ストーリー

監督:デヴィッド・リンチ
出演:リチャード・ファーンズワース,シシー・スペイセク


 噂通りのリンチ特有のグロ気のほとんどない(皆無とは云わない)爽やかな作品。頑固な73歳のオジイが兄貴が倒れたという知らせを聞き、唯一の移動手段であるトラクターに乗って、時速8kmで560kmを旅すると云う物語。頑固なオジイなのだが、他人に何かを強いるというのではなく、我が道を征くと云うタイプの頑固さ。何事があってもトラクターから降りようとしないのだが、彼の話には人生の重みがある。

 それまでのリンチからは想像もつかない内容なのだが、意外と素直に彼の作品として受け入れられる。この作品についても全くブレがないのだ。他人を意識したものを作ると自分の個性とそうでないものがどうしても入り乱れてブレが生じる。この作品にはそういったブレがまったく見られない。彼の生理で作られているのだ。

 この作品を見て、やはり彼が詩人であることに間違いないという確信を得ることになるだろう。詩人の周りには不安なものもあれば、明るい優しいものも存在する。それは間違いのない事実である。リンチの映像を見ていると他愛のないところにも美を見い出すことに驚かされる。例えば『ツイン・ピークス』のオープニング。工場で回転鋸が磨かれる様をあんなに美しく捉えることが普通の人間にできるだろうか。

 それにしてもシシー・スペイセクは芸が達者ですなぁ。あたしの知っている彼女とは同一人物には思えません。

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フタ(BlogPet)

きょうフタキンSkywalkerがO-Maruは従事しなかったよ。

*このエントリは、ブログペットの「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.08.07

体調不良

 体調不良で休暇を取って1日寝る。昨日からすでに辛かった。夏バテか、下らないことで騒ぎ回る上司のストレスか。

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2007.08.06

デヴィッド・リンチ『イレイザーヘッド 完全版』(77-93)

 デヴィッド・リンチのDVD『イレイザーヘッド 完全版』を入手する。リンチのカタカナ表記だけど、いつデビッドからデヴィッドに変ったんだろう。あたしの学生の頃はほとんどがデビッド・リンチだったんだけどな。イレイザーヘッドの81年公開はリアルタイムで観ていたのだけど、完全版というのが出ているのはまったく知らなかった。衛星放送で10数年前にかかっているのを見たきりで久しぶりに見ることになったのだが、放送されたのが完全版だったのかもしれない。

イレイザーヘッド 完全版
イレイザーヘッド 完全版

監督:デヴィッド・リンチ
出演:ジャック・ナンス, シャーロット・スチュワート

 完全版で手が加えられたのは音響らしく、ドルビーステレオで再録音されたらしい。公開当初から映像世界は当然、音響に関してもインダストリアル・ノイズが異質なものとして際立っていたのだが、それがさらに明確に世界を反映させるものとなっていた。どちらかと云えば映像派と思っていたリンチがここまで音響にこだわりを持っていたというのも意外といえば意外なのだが。

 それにしても何ら説明もなくただただ自己のイメージ世界を描いてしまうと云うのは凄いと思う。表現者はどこかで享受者の理解を乞うといった弱い部分を見せてしまうものだが、この作品に関してはそういう妥協を感じない。観客はやもすれば置いてけ堀をくらいがちになるものの、リンチの示す世界になにか共感し、引込まれてしまうのである。良くも悪くもリンチが詩人であるということは間違いない。

 この作品を見ていると後のリンチの作品に現れる要素がいくつも見られる。リンチは興行をどこまで考えていたのか知らないが、これを見ていると実にパーソナルな作品を見せて貰っているような気になる。

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2007.08.05

祖父江慎とは何者か?

 新築の私邸の外装問題で近隣の住民ともめている楳図かずお。まぁ、赤と白のストライプは確かに派手かましいものの、近隣の住民が涙ながらに訴える姿にはやや異常さを感じ、どちらかと云えば観光地化することに対して素直に苦情申立すればいいと思うのだが、真意はどうなのかよく判らず、ただただ狼狽えている楳図氏に同情するばかりである。そんな楳図氏の恐怖シリーズを購入した。

 それにしても祖父江慎の無神経さというのは何なんだろうかと思う。まぁ、著者が発行前にOKしているだろうから、彼だけを責める訳にはゆかないだろうが、それでも呆れ返る。

恐怖 1
恐怖 1

楳図 かずお (著)
出版社: 小学館
(2006/3/30)

 この本なのだが、小口に仕掛けがあって、本を開け気味にしていると絵が浮かぶような趣向が凝らされている。特に珍しいアイディアのものではなく、昔の子供の雑誌の付録本などには多く仕掛けられていたような類のものである。まぁ、それはいい。問題なのはそれを実行するために、見開きの左右をすべて黒帯にしているということなのだ。マンガはコマ割りされることによって成立しているが、それは各シーンの情報量によって大小されているだけでなく、空間的な広がりも意識されているはずである。マンガはおそらくオリジナルの通り再現しないと著者の意図は表現され得ない。それを両端を黒くしてしまうというのは非常に危険な行為であると思われる。

 実際に両脇から圧縮されるような圧迫感があり、なかなか読もうという気にならなかった。もの凄く窮屈な字面になってしまっている。この辺りもすべて計算済で、この作品に相応しいと思っているのだろうか。祖父江慎の装丁は装丁者ばかりが目について、非常に不愉快極まりない。

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2007.08.04

最後のスパークリング・カフェ

 昨年の夏からずーっとはまっていたスパークリング・カフェをとうとう飲みほしつつある。今、飲んでいる最後の缶は6月9日が賞味期限のもので、おそらく市場には存在しないと思う。

 あたしが初めて飲み始めた頃からすでに叩き売り状態だったので、ネットで1本35円程度のものをケース買いして、この一年ほど飲み続けていた。結局、24本入りを10ケースくらい下の子とふたりで飲んだのではないかと思う。下の子も随分と気に入っており、仕事から帰ってくると氷を入れたコップとこれを持ってきてくれ、自分も半分以上飲んでいた。

 最初の出荷で売れ行きが思わしくなく、早々に生産を中止してしまったんだろうな。

 コーヒーとも炭酸飲料ともつかない、得体のしれない飲物だったが、2006年の夏からの一年間は本当にお世話になった。変な風に忘れることのできない一年になりそうである。

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2007.08.03

天然の要塞

 昨日は台風5号が当地に接近した。コース的には最悪に近いものだったが、実際にはそんなに雨もなく、ほとんど皆無に近い被害だった。

 当地は本当に風水害が少ない。平野地が完全に山で保護されるような作りになっていて、局地的に大雨が避けられるようなっている。その分渇水気味で、雨不足が悩みの種である。

 特に被害はなかったものの、さすがに船舶は昼から欠航。丁度うちの部署が関係者の視察研修を実施していて、島嶼部から参加している人は帰ることができなくなってしまった。視察を早々に切り上げて、昼過ぎには戻るというので、人事と協議して宿泊費の用意。「人事の詳しい者が休暇をとっており、診断は週明けでもいいか」と悠長なことをいうのを「手持ちなしで宿泊できると思いますか?」と急かして早急に判断をさせた。

 風水害には強いのだが、活断層が下を走っているという土地で、やがて来るといわれている大型地震では大きな災害を出してしまいそうだ。

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2007.08.02

グルメな人たち

 たいていの職場に一年に一回は、宅配弁当屋が顧客を増やそうと2日間ほどのお試し期間を申し出てくる。条件が悪くても半額、完全無料の場合もある。事務所の連中のほとんどは役場の食堂のやっている弁当を食っているが、あたしに云わせると量の割りには値段も高く、しかもマズいので注文するに値しない。

 本日、お試し期間を云ってきたのは以前いた部署でよく頼んでいた弁当屋だった。フロアによって顧客開拓度が異なるらしい。旨いし、量の多い割りには安いという、感じのよい弁当屋である。そこが無料で試食をしてくださいといってきたものだから、ほとんど昼食抜きのあたしも喜んで注文を入れた。

 うちの部署で弁当を頼んでいる者は5、6人。しかし、メニューを見て「これだったらいらない」とかとことごとく嫌がって、注文をしているのはどうやらあたしだけらしい。いやぁ、たった400円と云えどタダで飯が食えるんだけどなぁ。400円の昼飯を奢ってやると云われても、自分の好きなおかずでなければ嫌らしい。グルメな人は違う。

 あたしはとにかく懐と相談してしまう人間で、皆で食いに行って、食った後に「今日はオレの奢りだ」と年長者に云われていつもショックを受けることになってしまう。何時ぞやはそれにショックを受け、落ち込んだ挙げ句、不注意になり、出合頭の軽い衝突事故を起こしてしまったくらいだ。グルメな人は別世界の人であるといつも思っている。

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2007.08.01

失笑

 どうしようもない人はとことんどうしようもないらしい。職場のお昼のNHKニュースで赤城大臣が辞任、事実上の更迭がなされたと知ったのだが、思わず失笑せざるを得なかった。

 もはやどーでもいいと思っていることを今さらのようにやる。何か期待でもされていると思っているのだろうか。

 願うことは仲良しクラブの連中を上手く飼い慣らして新聞ネタを作ってもらわないこと。失笑、苦笑の類は意外と疲れるのだ。

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