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2007.07.10

加門七海『うわさの人物―神霊と生きる人々』(07)

 『怪談徒然草』の加門七海によるインタビュー集。『怪談徒然草』はややエキセントリックな意味で興味深いものだったが、こちらの9人の超能力者・宗教職者たちの語りは哲学的な色合いを帯びる。

うわさの人物―神霊と生きる人々
うわさの人物―神霊と生きる人々

加門 七海 (著)
単行本: 322ページ
出版社: 集英社
(2007/04)

 心霊だの超能力をハナから否定する御仁がいるが、あたしもそう云う体験がないものの、完全否定する気にはなれない。リアルにそれらに対して反応する様子を見ると全くないといい退けてしまう方がどうにかしている。

 9人は様々なスタイルで我々の察知できない世界に携っており、決してひと言でどうのという事はできないのだが、

いや、やはりコメントは難しい。このインタビュー群の中で自分の立場をどのように位置付けようかと思ってもやはり難しい。

 とりあえず云えることは、今や科学しか信じなくなってしまった日本人は決して幸せでなく、不幸に向かっているということか。ものは見えるものだけではないし、すべてを自由にできるというわけではない。

 興味本位でも真面目な見方で読んでもそれなりの発見があると思う。

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