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2007.06.28

イギリス・テムズTV『秘録 第二次世界大戦 The World of War』(73-74)

 本当に衝動買い。中古をオークションで入手したのだけども、ひと月の小遣いを完全に使い果たす額。まぁ、ボーナス月らしいから良いとしよう。

秘録・第二次世界大戦 DVD-BOX
秘録・第二次世界大戦 DVD-BOX

形式: Black & White, Widescreen, Dolby
言語 英語, 日本語
画面サイズ: 1.78:1
ディスク枚数: 10
販売元: 東北新社
DVD発売日: 2005/12/22

 1973年から74年にかけて英国のテムズTVが第二次世界大戦とは何だったのかを明らかにすべく製作したTVドキュメンタリシリーズ。1話52分で全26話で構成されている。全10巻あり、本編が7巻で1352分(22時間32分)、特典が3巻で683分(11時間23分)といった具合なのでそうそう簡単にすべてを観ると云うことにはならないだろう。

 とりあえず数話分を見てみるが、作りが濃い。当時のフィルムにインタビューを交えて構成されているが、まだ戦後30年ほどであり、インタビューも生々しい。ドイツについては『ヒトラー ~最期の12日間~ DER UNTERGANG』の原作でもある『私はヒトラーの秘書だった』の著者であるトラウデル・ユンゲもインタビューに応じている。この人はこの時すでに50歳ほどになっているのだが、妙に美人さんである。まだ見ていないのだが、特典ディスクにおいてもインタビューの様子が収録されているようだ。

 延々と戦争の様子が描かれる訳だが、どうして人間はここまで殺し合いに駆られるものなのだろうかと思ってしまう。まぁ、ヨーロッパ戦線は直接的な侵略が関ってくるから、攻める方はまだしも防ぐ方はどうしても戦いを選択しなければならない。それは理解できる。日対米がメインの太平洋戦争(大東亜戦争ではなく)は真珠湾もあって理解の範疇なのだけども、わざわざさらに海を渡ってヨーロッパにて参戦するというのがどうしても理解を超えているんだよなぁ。

 とにかく人間がバタバタ死んで行くし、兵士は死ぬことが前提の戦争というのをも一回確認することも大切だと思う。防衛のための戦闘でもそれを良しとするのは、ある意味、国が死刑宣告を好んで受けよというものに近い。善良な意識でそれが行われるのならまだしも。

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