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2007.06.27

一を聞いて十を知り、のはずが

 システム構築の担当者に求められるものは、「一を聞いて十を知り、そうして、百の例外を読む」といった器用さである。これが出来なければ、業務をシステムに乗せるということは先ずできない。システムを作るのは大抵が携ったことのないものである。そのすべてを知るという事は先ず不可能であり、実際の担当者からの聞き取りから全体を推理して形にすることになる。

 これは必ずしもその実務が出来るかどうかは意味しない。取り扱われるデータが何なのか、その後どういった処理が加えらるのかを把握すれば済むことである。そこで例外も見つけることが必要となる。データの加工の過程に発生し得る矛盾であるとか、そもそもの制度上の曖昧さによる不確定さもあるが、それは自ずと見えてくる。如何なる制度においても完璧さはなく、積み上げられた理論によってのみ構築されるシステムに乗せる段階で思わぬ綻びを見い出すことになる。

 しかし、その多くは例外中の例外であり、発生し得ることを心配するのは杞憂というものに近いが、トステムにおいては何らかの人間の判断を加えて処理を流すことが出来るようにしておかなければならない。これが出来ていなければ、融通の利かない使えないシステムということになってしまう。

 とまぁ、システムをつくるにあたってはこの先の見通しが実際にはついていたりするものなのだが、現在はやりの年金システムというのは何だったんだろうと思う。随契で三流のシステム屋に任せなければならなかったのか。データを名寄せするということにおいて普通に考えて生じ得る障害をすべて想定外としていたこと、それとその障害を放置し続けていた直接の責任者は理解を超えている。

 ボーナスを返上するという話だが、それを目的を定めて有効利用すると云うのならまだしも、単に国庫に返すだけというのならあまりにも意味不明で馬鹿馬鹿しいので止して欲しいと思う。


 調べているとシステムを担当したのってNTTデータも絡んでいるのね。あそこは言ったことしかしてくれなくって、依頼する方がしっかりしていないとダメなところです。まぁ、突けば優秀な人にやって貰えるけども、基本的にこちらで一から十までシステム仕様を書かないとなにもやってくれない。あそこに委託しているとごく普通の職員でも、あたしのようにシステム構築できるスキルを身に付けられます。ということは、社保庁の職員がロクでもなかったと云うことだろう。NTTの費用は正直言って高過ぎ。適正価格と思われる2倍、3倍は軽く吹っ掛けてきていると思われる。

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