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2007.06.26

中途半端な仕上げ

 以前に祖父江慎の装丁が酷いという記事を書いたことがあるが、実は楳図かずおの楳図PERFECTION!による『おろち』シリーズも彼によるもの。

おろち 3
おろち 3

楳図 かずお (著)
コミック: 350ページ
出版社: 小学館 (2005/12/26)
ISBN-10: 4091800408
ISBN-13: 978-4091800404
商品の寸法: 18.8 x 13.1 x 2.1 cm

 こちらの装丁については表紙をマンガのひとコマをそのまま使い、タイトルを小さく配うといった意外と洒落た作りになっている。カバー表紙紙もやや薄手の布生地のようなムラのあるものを使い、裏をベタ色で印刷しているのが部分的に透けてみえると云った凝ったものである。表と裏の工夫が見ていて細かさを感じる。ただ本体の表紙はサイケな配色を試みており、やや走り過ぎを感じる。カバーがなければ、コミックであろうとこんな書籍を持っていたくはないと感じる。

 これが問題なのだが、各巻は3話ないし4話で構成されており、各々色が変えられている。第1話は白、第2話は薄黄色、そして薄橙色といったような具合だ。試みとしては面白いのだが、ひとつ問題があって、白は光沢紙なのだがその他の色は光沢紙ではないのだ。光沢紙はインクののりがよく、その外のものはやや落ちる。一話目とその外のものは明らかに印刷の質が変わることになる。

 手を抜いたのかどうなのかよく判らないが、一番大切なところで不手際の気になる装丁となってしまっている。

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