Vitz来たる
一昨日、今日の午前中、Vitzヴィッツが納車出来ると云う連絡がディーラーからあり、10時から11時に、ということだったが一向に連絡が入らない。11時過ぎてからようやく電話があり、どうしますか?という。値引交渉の時に納車費用7500円というのを0にさせていたので、こちらが要望しない限りは出向いてくると云うつもりはないらしい。今から行ってもいいかと尋ねると問題はないというので、代車でディーラーへ向かう。
天気は悪くはないものの、黄砂の酷い日でいつもはくっきりと見える山々がすっかりモヤがかかっててほとんど見えない。新しいViztの引き渡しの時にも営業が「窓を開けているとなんかほこっちゃってて」なんてダッシュボードをタオルではたいていたが、おそらくホコリではなく砂だったに違いない。よい天気なのか悪い天気なのかよく判らないような日の正午近くに、新しい車を手に入れた。
代車の似たような感じのistの印象は散々だったが、ヴィッツはそれほどまではひどくなかった。実をいうとこの車の詳細を見たのはこの引き渡し後が初めてであり、試乗車も展示車に乗ってみるということもしていなかった。高額であるにもかかわらず、非常にいい加減な買い物である。
istに比べて窓の位置が低いところまであり、視認性が悪いということで恐怖を覚えることはなかった。収納スペースも恐ろしく多く、缶ジュースとペットボトルがひとつずつ別々に格納可能という有様である。運転席だけでも5箇所のポケットがあり、これは本当に申し分ない。ヴィッツの乗るとistの収納の悪さは搭乗者いじめというのを意図的やっているのではないかと思えるくらいだ。同じメーカーでここまで差が生じるのはどうしてだろうか。
前方視野はメーターが正面にないから飛び抜けていい。これで鼻面が長くてとん先が確認できれば、最高にいいのだが。左先につけているフェンダーランプだけではやはり不安を感じる。センターのメーターも特に確認するにあたって不自由はないが、ただし、思い切り斜めから見るということで、読み取りに誤差が出てしまうということが気になった。運転席から一番奥になるのが最もよく使う90km/h以下の部分であり、ここで読み取り間違いが生じやすいと云うのは非常によろしくない。10km/hの読み間違いはごく普通なのである。
普通のオートマでないらしく、レンジがP、B、N以外の走行部分がD、S、Bになっている。さらにレバーがマニュアル車のように段差シフトになっている。走行は通常はD(ドライブ)で良いのらしいが、S、Bというのがマニュアルを見ても今ひとつ使い分けが判らない。いわゆる2、Lとして意識していればいいのか。昔のアルトの無段階変速機は最悪としか思えなかったが、今のものは心地いいとはいえないものの、それほどはひどくないようだ。ただアクセルが軽過ぎ、怖かった。アクセル操作は普通に足を置いた状態で50km/hをキープできれば、あたしとしては最も使い勝手がいいのだが、軽く60km/hを超えてしまう。それ以下にするためには、つま先踏みをしなければならず、とっさにブレーキを踏もうとした時に一瞬踏み損なって怖い思いをした。これは要調整だ。エンジンルームが小さく、客室に接近しているのでエンジン音がうるさい。客室が多少狭くなっても静かな方がいいと思うのだが、このあたりは難しい選択になるだろうなぁ。
とまぁ、100kmほど軽く走ってみたが、そんなに悪い車ではないという印象。価格的にも十分見合っているようにも思える。まぁ、20万強負けて貰っての話ではあるけども。
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