二階を駈ける足音
連休最後の日。連休の後半は天気も悪く、結局、家でゴロゴロしていた。
暇つぶしに読んでいたのが、新耳袋―現代百物語の第10夜。新耳袋が完結してすでに2年近くが経つと知って驚く。
この巻はそんなに怖くはないのだが、それでもいくつかは生理的に嫌なものもある。これはすでにパターンのひとつになってしまっているが、天上から無人の二階を駆回る足音がする、というもの。何故だかこれが妙に怖い。カーテンの隙間から覗かれるというのも嫌だが、これは瞬発的な怖さで足音は心臓にズンズンと来るような怖さがある。
怖さには当然後天的なものもあるだろうが、こういったものの怖さと云うのは必ずしも後天的なものだけでなく先天的なものであるという気もする。
前回も後への宿題にしていたようだけど、今度もやっぱりダメなよう。怖さを科学するのもなかなか難しい。
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