尋ねること
4月からの仕事が部署の庶務ということになったのだけども、この仕事というのはとにかくスピーディでないといけない。迅速さを求められると同時に確実さも必要。判らない時は本当に考えてもどうしようもない。創意工夫にまつわる考慮ではないので、とっとと誰か詳しい人間に尋ねて処理を進めるしかないのだ。
男の人には比較的多いのではないかと思うが、あたしもひとにものごとを尋ねるのが苦手な方だった。見知らぬ土地に行って道に迷った時なんぞ、必ずカミさんに通行人に訊いて貰っていた。女の人はどちらかというとこういうのに抵抗がなさそうに見える。値切り交渉なんてのも案外近いものがあるのではないかと思う。大阪のおばちゃんが値切りをしているのはごく普通に思えるのだが、大阪でもおいちゃんがそれをやっているというイメージは余りない。
プライドが故なのかシャイな故なのかよく判らないが、そういったところも仕事によって改造されていく。人間が人間を教育するよりも、仕事によって人間を教育することの方がはるかに容易そうだ。
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