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2007年3月の36件の記事

2007.03.31

休息の日

 先週は早くて1時半帰宅という状態だったので、ぼーっと過す。まぁ、週末は何にもしないことが多いのだけどね。

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2007.03.30

引継

 今の部署の最後の日。事務が年次のいわゆるルーチンワークと言い難いものなので、引継書を作ることを断念。とりあえず、後任者を呼んで事務の詳細ではなく、事務の流れを説明を試みたのだが、ひと通り説明するのに朝の9時くらいから始めてみっちり正午までの3時間ほどかかってしまう。概要のさわりでしかないのだが、それが理解出来ていないと自分がどの位地にいるかまず理解できない筈である。急がば回れ、ではあるが、やはり疲れる。

 昼からは今度はあたしが異動先に行って、話を聞く。完全なる庶務の世界らしい。あたしはこれまで庶務をやったことないし、杓子定規の世界は苦手なので泣きたくなる。

 まぁ、死ななきゃいいのだ。死にたい気分だけども。

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2007.03.29

ピタゴラ装置DVDブック1

 人間は考える葦であると云うが、それを具現したようなDVD。NHK教育テレビの子供向け教育番組の「ピタゴラスイッチ」のコーナーのひとつである「ピタゴラ装置」を33編選りすぐっている。「ピタゴラ装置」とは、様々な仕掛の中をビー玉等を走らせるといったもの。

ピタゴラ装置DVDブック1
ピタゴラ装置DVDブック1

 装置の規模は毎回異なり、一番短いものでは11秒、もっとも長いものでは55秒かかって展開する。映像を見ただけでは不思議な動きをするものについては仕組みがわからず、そういった詳細を本が補っている。

 これが直接教育に関るとは思わないが、知的な発想を膨らませてくれるのには申分ないだろう。来月の半ばには続編が発売されるが、もちろん予約済である。

ピタゴラ装置 DVDブック2
ピタゴラ装置 DVDブック2

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2007.03.28

池田爆発郎『PiNMeN(ピンメン)』(03)

 うちの賃貸はTVの共同アンテナはなく、その代わりにCATVに強制加入となっている。そこではアニマックスというアニメ専門チャンネルがあって、当然のように子供はそれに見はまっていた。

PiNMeN (ピンメン) オリジナルフィギュア付
PiNMeN (ピンメン)
オリジナルフィギュア付

監督: 池田爆発郎
出演: 池田爆発郎, ホモサピエンス・サピエンス

 PiNMeNとは、何なのか。

 圧倒的な科学力を持ち、戦争さえもとうの昔に過去のもととなっている、非常に高度な文明を持つ、地球から遠く離れた星に住む宇宙人、「PiNMeN」。だが、彼らは重大な問題を悩みとして抱えていた。それは、星をあげてのとてつもない貧困。だがそんなある日、彼らは遠い銀河系に、水と緑があふれる惑星があることを知り、その星、地球へと出稼ぎに向かう。

 10人の宇宙人が地球でアルバイトをする様子を毎回3分間で描くというのが、このシリーズである。じゃがいも頭に針のような胴体と手足というアンバランスな体型の彼らがオドオドと見知らぬ地で働く姿は何ともいえずユーモラスである。宇宙人だから台詞は判らない。シンプルな最小限の描画に彼らの表情は映え抜く。非常に優れたデザインである。

 またミクロからマクロといった描き方がなされ、初めはなにをやっているのか判らないのが、最後に判明すると云う手段を取っていて、判じ物というスタイルも取っているから退屈することはない。アイディア勝負なところもあり、第1シーズン3分ものが12話という短く思える作品集ではあるが、製作者の苦労はなかなかのものではなかったろうか。

 子供が見ても大人が見ても十分に楽しめる作品である。

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2007.03.27

訃報・植木等

 植木等が亡くなった。しばらく前に見た植木等は十分過ぎるほどに老い、映画無責任シリーズの頃の身軽な印象とは程遠い感じだった。

 植木の映画といえば60年代の高度成長期の頃で、昭和の行け行けどんどんの象徴でもあった。そんな植木が亡くなるといかにも昭和が過去のものになってしまったという気がする。昭和も終って20年近くなると面影がなくなってしまうのも仕方ない。

 昭和は戦争への道から始まり、敗戦、そして、高度成長、やがてバブルを抱えるといった忙がしい時代だったが、あたしにとってはまだまだ平成より馴染みのある時代である。

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2007.03.26

人事異動

 4月の人事異動の内示が出た。思わぬ展開。

 うちの部署は現場のある業務をやっていて、大半が技師なのだが、6人の事務方で予算をまわす等々している。その事務方6人のうち4人が異動になってしまった。それでもってこの4人にはあたしも含まれる。支出等の処理を実際に行っていたアルバイト君も期限切れで退職。総崩れに近い状態になる。

 あたしの場合、次が3年目で少なくとももう一年はいるだろうと思っていたが、異動になっていたので意外だった。予算の執行管理が主な仕事で、執行する金額の増減があるたびにその調整を行うということをやっていて、あまり面白い仕事とはいえなかったが、それでもこれから業務に一工夫というのを考えていた矢先に異動させられるのはちょっと淋しいものがある。

 宮仕えなんで異動というのは絶対に避けられないものではあるが、出来れば1/5、最低でも1/3程度の規模にしておかないと不必要な苦労を職員に与えることになる。このあたり人事はどのように考え、実際の調整に反映させているのだろう。情報の開示をして欲しいところである。

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タカラ的には割高な感じもするが(BlogPet)

O-Maruは
タカラ的には割高な感じもするが、カルピスというもともと高めの飲物で割られているのだから仕方ないか。
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.03.25

不幸中の幸い

 今朝、能登地方で大きな地震があったようだが、ニュースで倒壊した住宅を多く目にした割には死亡者が1名と奇跡的な状態だ。しかもなくなった方は庭で倒れてきた灯篭にあたったためのこと。木造家屋の倒壊のみではなかなか死亡に至るようなことにはならないのだろうか。阪神大震災では圧死が多かったが、時間帯も10時前の活動を始める頃だったので、また要件が異なっているとは思うのだが。

 役場はこういった災害が起こると第一に活動をしなければならない。年度末のこの時期に加えてのことで、職員はしばらくはまともな生活を送ることができなくなると思うが、住民のためにも死なない程度に頑張って貰いたいものだ。

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2007.03.24

アレクサンドル・ソクーロフ『太陽 The Sun』(05)

 イッセー尾形が多少なりとも気になっている人間にはやはり見逃すことのできない1本。

 終戦前後の天皇ヒロヒトを描いた作品。監督のクソーロフは天皇について「彼は、あらゆる屈辱を引き受け、苦々しい治療薬をすべて飲み込むことを選んだのだ。」と語る。日本人にとっては国の象徴である天皇を描くことは暗黙のうちに禁じられたものであり、この映画の批評として「どうしてロシア人に...」というのを見かけたが、それはやむを得ないことと思われる。すでに現人神ではなくなって久しいが、それでも畏れ多い存在であることには違いない。

太陽
太陽

監督:アレクサンドル・ソクーロフ
出演:イッセー尾形, ロバート・ドーソン
   桃井かおり, 佐野史郎, 田村泰二郎

 一般的にこの映画でのイッセーの評価は高い。ヒロヒトの生写しのようだと云う人も少なからずいる。カミさんはチラシのイッセーの姿を見て、これってドキュメンタリなの?と云ったくらいである。しかし、あたしはそこまで凄いとは思わなかった。ヒロヒトというと皇室アルバムとかの番組で年老いてからの姿はよく目にしていたが、やはり印象深いのは終戦を告げる「終戦詔書」を音読放送した玉音放送である。あの独特の抑揚は他に例を見ない。「あ、そう」という了解の言葉とも単なる相槌ともともとれるものが彼を象徴するのではなく、あの声にある。

 一人芝居に長け、人間描写の神であるイッセーだが、2時間弱の作品を通してヒロヒトを演じるのはやはり荷が重かった。先も云ったようにあたしのヒロヒトの印象というのは声の中に生きていて、それがかけ離れているとやはり辛い。とはいえ、イッセー以外にこのレベルまで演じられる人間がいるかどうかとなるとこれまた疑問で、やはりベストであったのかも知れない。しかし、ところどころいつもの一人芝居の様相も垣間見られて、茶目っけで崩しているのか、もともとそういう演出なのか混乱してしまうところがある。

 独特の作風であり、前半の淡々としたあたりは怪奇映画か何かを見ているような気にすらなってしまった。史実に完全に基づいていると考えるのも落し穴がありそうだが、クソーロフのヒロヒトに対する印象としてあくまでもフィクションとして見ると随分楽しめるのではないかと思う。

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2007.03.23

タカラトミー『Q-STEER Qステア』

 珍しく下の子がおもちゃを買ってくれという。どんなものを買って欲しいのか尋ねると、マンガ雑誌を持って来て広告を見せてくれた。F1のレーシングカーのようだが、価格が9980円だった。2、3000円なら買ってもいいかなと思っていたが、さすがにこれは無理である。高いから別のものにして欲しいと云うと、素直に判ったという。そうして他に良いものがないかネットで調べた結果見つけたのがこれ。

Q-STEER
Q-STEER

赤外線コントロールチョロQ
本体サイズ : 50×30×30
対象年齢 : 8歳から
(写真を拡大)

 チョロQというミニカーが流行っていたのは知っていたが、あの丸くデフォルメしたスタイルがかわいいと人気を呼んだのだろうけど、それがあたしの趣味にあわなくて、子供にも買い与えたことはなかった。今回のQステアというシリーズはそのチョロQを赤外線コントロールによってリモートコントロールするというもの。価格的にも1000円あまりで、そんなに高くはない。子供の頃はプラモデルをよく作っていて、モーター内蔵のものを走らせていたものだが、やはりリモートコントロールで走らせてみたいと思ったものの、当時はラジオコントロールというとかなり高価で結局、これまでその類のものを手にして遊ぶことはできなかった。Qステアは小さいミニカーで、前後・左右・加速という最小限のコントロールしかできないが、それでもあたしにとっては最少の支出でこれまで夢を適えてくれる存在である。ということで、息子の了解を取りつけ、息子と自分用に2台を注文したのだった。

 注文していたQステアは日中に届いたらしく、残業中に自宅に電話を入れてみると、届いたはいいが、設定の仕方がわからず、遊べずにいるとのことだった。仕事も忙しく、深夜までかかりそうなので、明日、設定すると告げる。深夜2時に仕事が引け、帰宅すると、まだ息子は起きており、まともに動かないミニカーをいじくり倒して、あたし用に買ったものはすでに前輪が外れてどこかに行ってしまっているという有様。幸いにも前輪はすぐに見つかり、パーツが外れただけで破損しているようではなかった。ざっと2台をコントロールできるようにセットして、子供に操作の仕方を教える。

 本当に簡単な操作しかできないのだが、狂喜乱舞する子供。あたしも面白くて、子供の車とぶつけ合いをさせながら、それから小一時間、カミさんが呆れているのもかまわず、二人で遊びましたとさ。それにしても赤外線という可視範囲内での仕様という条件がついているものの、こんなにコンパクトにコントロールできる代物を作ってしまうと云うのにはやはり驚かされる。あたしらの頃は存在もしなかった携帯が高校生の必需品になりつつある訳だし、技術は進み、そして生活は変るとつくづく感じる。

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2007.03.22

菊地豊『軍艦島―残された航跡 廃墟が語りかける時』(91)

 これもヤフーオークションで入手。著者の菊地さん本人が在庫処分のために出品している。カバーもなく、傷みが幾らかあるものを出品しているということで、定価2039円のものが送料込みで1240円という固定価格だった。送られてきた並製本の書籍は小冊子によく用いられるレザックの表紙だったが、表紙と見返しの張り合わせがずれているため、多少表紙が浮いてしまうと云うもので、そのままの商品にするのはどうかというものだった。しかし、中身は傷みが全くなく、廉価で入手し多分には特にどうだということはない。

軍艦島―残された航跡 廃墟が語りかける時
軍艦島―残された航跡 廃墟が語りかける時

菊地 豊 (著)
出版社: 創栄出版 (1991/11)

(表紙を拡大表示)

 書籍が発送された時に一緒に送られてきた文書がこれ。菊地さんの軍艦島に対する思いや出版の経緯、そして今後のことが見て取れる。

 菊地さんが軍艦島に上陸できたのは本の3時間あまりで、その間に撮られたものがこの写真集になっている。彼は現在教員をし写真を生業にはしていないようだが、写真コンテストで幾つも賞をとった経歴もあり、見せる写真が多い。真剣勝負をしながら、島をとにかく駆足で巡ったのだろうと思う。写真一枚一枚はフォトジェニックであり、また、朽ちていく有様に対しての感傷にあふれてて申分ないのだが、写真集という組写真としてみると同じ印象のものばかりで、メリハリのないものになってしまい、残念である。3時間という時間では全体の構成なんぞ考えられる訳もなく、そもそも出版自体が後から付いてきたものだから、そこまで言うのは酷かもしれない。

 もともとカラー写真で撮ったものを費用がないと云うことでモノクロ写真集にしたということなのだが、モノクロとカラーフィルムとでは扱いが異なり、プリントする時も大分面倒なのではないかと思う。モノクロを撮る時はあらかじめ効果を考えてフィルムを選択すると云うところから始るのだが、そのあたりがすべてスポイルされているハズなのだ。にもかかわらず、モノクロとしても申分なくプリントされているから感心してしまう。また、オリジナルのカラーもぜひ見てみたいものだ。

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2007.03.21

写真集「おーい、軍艦島いっしょに行くか?」「うん!行く」(03)

 軍艦島関連の写真集をオークションで入手する。落札価格2800円、送料160円。出品は発行元の"はてなや"による。店頭販売とオークションで発売を行っていると考えられる。また発行部数は700部限定らしく、奥付に313とナンバリングされていた。自費出版なのだが、奥付の"発行所=[はてなや]"の部分に「は」の印が押されていて、ちょっと愉快だった。

写真集「おーい、軍艦島いっしょに行くか?」「うん!行く」(03)
写真集「おーい、軍艦島いっしょに行くか?」「うん!行く」

撮影・写真プリント:KOBAYASHI KOTARO
          +NG GALLERY
発行:はてなや

(表紙を拡大表示)

 とはいえ、写真的にどうかというと、ただ単に軍艦島に行って写真を撮りましたよ、というだけのもの。撮影時のフィルム自体どのようなものを使ったのか、印刷も良いとは言えないし、撮影したものについても単に廃墟を撮っただけとなっていて、何の意図も感じられない。正直どうでもいい写真集。残念ながら、軍艦島マニアのコレクションアイテムとしてのみの価値かなさそう。

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2007.03.20

今年も不合格-昇任試験

 係長への昇任試験の合否発表が今年も去年に続いて不合格となった。まぁ、今は家庭がごたごたしているので、下手に昇任してさらに忙しくなると目も当てられない状態になる可能性があるので、これでよかったと思っている。

 それにしても部署によって合否の率が明確に異なっていて、かなり操作をしているなといつもの事ながら感じる。一応、取得点が受験者に通知されるのだが、合格最低点が去年のものとコンマ数点しか差がなかった。問題の難易や受検倍率を考えると、こういったことは普通には考えられず、おもわず笑ってしまった。ちなみにあたしは600点満点で、合格最低点よりも9点ほど足りない状態だった。

 役場にはもともと入るつもりはなかったし、昇任して変るといえば給料程度。そんなに焦ることはないと思っている。

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2007.03.19

鬼海弘雄『東京迷路 Tokyo Labyrinth』(99)

 絶版になっている鬼海弘雄の『東京迷路 Tokyo Labyrinth』をヤフーオークションで落札する。もともとは本体2850円+税の定価だったものが、今では古本で8000円からの相場になってしまっている。落札は5700円と送料740円という感じで、定価の倍にはなっているが、比較的安くで入手することができた。

東京迷路
東京迷路

鬼海 弘雄 (著)
大型本: 117ページ
出版社: 小学館 (1999/11)

(表紙を拡大表示)

 1973年から1998年までに鬼海が撮りためた東京の景色写真集である。田舎人にとって東京都いうとビル街をすぐに想像してしまう訳だが、実際には人間が生活している場所でもあり、それゆえエアーポケットのように周りから抜け落ちて独特の存在を示すこともある。そんな景色が集められている。

 80年代半ばこの写真集にも文章を寄せている赤瀬川らによって発足された路上観察学会によって、無用の長物トマソンを探すなどといったことが流行ったことがあるのだが、この写真集もある意味同傾向にあるのかもしれない。しかし、それだけに留まるという決して悪趣味ではないのである。トマソンはそのものを滑稽なものとして捉えて愉しむものであるが、鬼海の人間のまったく写っていない景色写真は、むしろそこに住んでいるだろう人間を想像させるものである。

 見せないことによって見せるというのは方法の効果的なもののひとつでもある。鬼海の写真は最小限のものしか見せないことが多いが、それによって見えてくるものも多い。もちろん観る側の感性も欠かせないことにはなるのだが。

 山形から東京に出てきた鬼海が東京という街でなにを見たのか、写真を眺めながら想像するもの楽しい。

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いいんだけど女の子と(BlogPet)

今日、明治などを提出したかった
フタキンSkywalkerたちが、ネットでそこそこと、いいんだけど女の子と、いいんだけどね


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.03.18

カルピス株式会社「THE VINEGARS/飲むりんご酢&『カルピス』、飲むぶどう酢&『カルピス』」を試す

 モラタメ.netでカルピス株式会社「THE VINEGARS/飲むりんご酢&『カルピス』、飲むぶどう酢&『カルピス』」を試してみた。

 健康食品ブームで酢関係の飲料品が多く出ている。カルピスが出したのは、カルピスにりんご酢、ブドウ酢うめの酢を加えたもの。今回、試したのはりんご酢、ブドウ酢だった。りんご酢は以前に飲んだことがあるが、ブドウ酢は初めて。りんご酢は引きのある甘みだが、ブドウ酢はまろやかな全面的な甘み。どちらかと言えば、ブドウ酢の方が好きだ。

 6歳の子供に飲ませると、これが不評だった。「罰ゲームのジュースでしょ」なんて抜かす。酢というのにやはり抵抗があるのだろう。

 ほとんどジュース代りに飲んでしまうので、1本、一週間も持たない。価格的には割高な感じもするが、カルピスというもともと高めの飲物で割られているのだから仕方ないか。

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2007.03.17

サントリー株式会社「銀座カクテル」を試す

 モラタメ.netでサントリー株式会社「銀座カクテル」を試してみた。

 種類はピーチ、メロン、マンゴーの3種類あって、各2本ずつあったのだけども、あたしは基本的に酒を飲まず、今回もちょぼちょぼと飲んでいるうちにピーチ以外の4本はすべてカミさんに飲まれてしまっていた。

 アルコール度6%というとビールよりもちょっと高い。飲むひとには特に高いとは思わないのかもしれないが、下戸にとってはかなり高いアルコール度なのである。ビールでもひと口飲むとウンザリする。そんなあたしが、このカクテルに関しては、毎日一口ずつ、一週間かけて飲みほした。

 アルコールはちょっときついのだが非常にまろやかで旨いのだ。ピーチの場合、果汁10%とということらしいのだが、桃の感触がとてもよい。他の種類を飲んだカミさんは、ジュースのように口当りが良いから一気に飲んでしまって、後からアルコールが来てちょっと辛かった、とのこと。

 酒には縁のない人間だけども、こういったカクテルやワインをちょびちょび飲むのは悪くはないと思った。

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2007.03.16

111,111番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目、80,000番目、88,888番目、90,000番目、99,999番目、100,000番目、101,010番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。21度目のトライで、今回は111,111のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "111,111" に読み替えて、気に留めておいてください。

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実刑判決

 根本的に考え方の間違っている人というのはどうしようもないと思う。

 おそらく一番幸せになれるのはひとを幸せにすることだろうと思うのだが、それとかけ離れたところにいるとどうしても問題を引起こしてしまうことになる。それが些細なことであっても大きな事業であっても同じこと。

 勝ち組になろうとか、そういった心意気はまさしく不幸になろうとしているのに他ならない。実刑判決になろうがどうなろうとわからぬ者には判らんのだろうな。

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2007.03.15

サングラスを新調か...

 これからはサングラスの本番のシーズンになる。現在使っているものは10年ほど使っており、すでに購入店でツルと縁の結合部が取れて修理してもらったことがあるが、ぐらつきが出始め、また様子が怪しくなってきている。困ったことに購入店は閉店しており、現在使っている店では修理は出来ないという。10年間、真冬の3ヶ月間を除いて毎日使ってきたのだから、いい加減、新調してもいいかと思った。

 何時ものようにオークションで漁っていると、サングラスに似合うやや大きめのフレームが見つかった。縁の部分が透明のプラスチックでブリッジやツルはブラウン系の金属製である。コカ・コーラブランドのようでデッドストックとして出品されていた。結局、開始値の1,000円(+送料740円)で落札する。手もとに届いたものには22,900円という値札がついていた。いつも思うのだが、メガネの値段というのはあってないようなものだ。ブランドに対する価格があまりにも高いような気がする。

 大きさといい、実際に手にとってみても申分ないのだが、フレームが透明であり、やはりアクセントになってしまう。ややカジュアルになってしまうところが気になる。サングラスをカジュアル、ノーマルと使分けるのも何だか面倒だし、ちょっと悩んでいたりする。度入りレンズをサングラスように染めると少なくとも15,000は下らないんだよね。ものは試さないと判らないものだけど。色は今度はグレイかな。今使っているヤツはグリーンで風景が綺麗く見えるんだけど、このフレームデザインだとやはりグレイしかなさそう。週末には眼鏡屋に行ってみるか。

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2007.03.14

薬師丸ひろ子『"Wの悲劇"より-Woman』(84)

 日本映画専門チャンネルを見ていると澤井信一郎の『Wの悲劇』をやっていた。20年ぶり近くで観る。この映画がかかっていたのはあたしが大学1年生の時。20数年助監督をつとめ、『野菊の墓』(81)に序での『Wの悲劇』は"薬師丸ひろ子の"というより"澤井信一郎の"と冠したい作品である。そうしてデビュー作の評判は散々だったが、この2作目ではまずまずの評判を得た。

 あたしの当時属していた映研の機関誌では部員による年間ベストでは『チンピラ』に次いで2位となっている。あたしの投票では5位までしか順位づけしておらず、その中には入っていない。原作の『Wの悲劇』は劇中劇であり、そういった使い方ものあるのかと驚いたものだが、特には評価しなかったようだ。

Wの悲劇
Wの悲劇

監督:澤井信一郎
出演:薬師丸ひろ子, 三田佳子

 あらためて見直ししても、手堅く作っていると思っても特に良い作品とは思えなかった。今ではバラエティーでは欠かせない存在になりつつある高木美保がクレジットに"新人"と記された通り、初の映画出演し、やや堅い演技を見せていた。高木についてはあれから遥かによいオンナになったが、薬師丸ひろ子はどうだろう。そうして当時、どうしてそんなに売れたのが不思議になる。不美人が良かったのだろうか? 少女の頃と大人になってからとは必ずしもお互いが延長には存在できないことを思い知らされてしまう。何れにせよ、真面目だがどこか間が抜けている、というのが、久しぶりに見たこの作品の全体の印象だ。

(ジャケットを拡大)
 それにしてもエンディング・テーマがどうしようもなく懐かしくって仕方なかった。じっくり聴きたくなって、見終えるや否やヤフオクでEP盤を物色してしまった。目視では特にキズは認められないが、プレーヤーがないので状態が完全なのかどう確認できないということで、150円という値段で出品されているものを見つける。送料80円とで計230円でプチノイズもない盤を入手する。

 このメインテーマはすばらしいの一言に尽きる。一応、薬師丸が歌を歌っているのだが、歌詞を聞き取ることがまったく出来ないのだ。あたしにとっての音楽は歌詞のないインストルメンタルが基本であるが、歌詞の意味が判らないものであればその歌声も音楽の一部ということになってしまう。音楽は言葉による主張を持たないで純然たる音の連なりであって欲しいというのがあたしの願いだ。薬師丸の歌というのは不思議なことに日本語で歌っているはずなのに言葉としての何かがまったく見えてこないのだ。言葉として聞き取れず、音階を辿っているだけのような感じであたしには入ってくる。本人にとってそれは不本意なのかどうなのか判らないが、あたしにはもの凄い才能のような気がする。

 すっかりバイプレーヤーになってしまったような感のある薬師丸だが、それでも役者を続けることには意味があると思う。メインを演じるだけが役者の存在感を示すことにはならないからだ。

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2007.03.13

疲労の結果?

 昨日の朝、洗面台に立つと目の下に隈が出来てるようでちょっと気になっていた。あたしはこれまで隈を作ったことがないからだ。そんなにひどく感じてはいないが、疲れが少なからず出ているようだ。

 職場で隣の同僚から「目のところどうしたんですか?」と聞かれる。鏡で見てみると、左目下瞼の鼻寄りのところが5ミリほど完全に内出血している。隈どころではなく内出血していたのだ。目の霞みやら痛みの自覚症状は全くないのだがかなりの眼球疲労があるのかもしれない。

 上級官庁とのヒアリングは無事に終る。事業が完了していないということで差替え前提のもかなりあったし、そもそも文書の量が多いのでお昼から始って定時までの時間中に見ることのできなかったものについては、問題のあったものについてし後日連絡ということだった。経費節減ということで完全に空調の切られた会議室は、そんなに広くはないものの底冷えがして苦痛だった。

 やるべきものがないわけではないが急を要するものでもなく、さすがに本日は残業をせずに帰宅する。

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2007.03.12

結局、今日も...

 今日は明日、上級官庁に提出する文書を完成させる必要がある。最後の確認と文書の編集。提出する文書は、6センチ厚ほどのものが2つ。

 去年は係員4人程で朝の6時くらいまでかかって完成させたが、今年は相棒の女の子を12時には帰らせて、朝の7時までひとりで作業。

 顔見知りの守衛さんに、そこそこにしないと体をダメにするよと叱られる。眠気は特になし。

 昨日切った髪について、隣の部署の人から「明治の頃の髪型みたいやなぁ」などと言われる。まぁ、あたしは自分の髪型は見えないからどうでもいいんだけどね。

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に知るに至った(BlogPet)

昨日、O-Maruが
1997年4月から2001年3月号までの記事であり、当時まだ多くが現存していた同潤会アパートのことを24に知るに至った。
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.03.11

散髪

 金曜から土曜にかけて完徹、土曜は深夜3時に寝たにもかかわらず、本日は10時半にいったん目が覚め、12時前には起床する。

 いい加減行かないといけないと思っていた床屋にようやく行く。前回が8月29日だったようだから、6ヶ月半ぶりということになる。とにかく前髪が鬱陶しくて仕方なくなっていた。床屋は待ち客もおらず、1時間半ほどで終った。

 髪を切ると5歳くらいは若返るので実はあんまり切りたくない。

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2007.03.10

24時間戦えますか?

 週明けにも上級官庁に事業費を請求しないといけないのだが、財政課と別件でもめていて数日間という時間をそちらで費やしてしまった。時間が本当にない。こんな時は時間をお金で買いたくなる。

 ということで一週間午前様が続いていたのだが、週末も出勤しないと間に合わない状態になった。基本的に休みの日に仕事に出るのは好きではないから、金曜の夜からそのまま終るまで残って仕事をすることにした。〆切に間に合せるため朝まで仕事をするというのは年に数度はある。隣の同僚は仕事はあるが、飲みに行かないといけないので金曜は帰り、土曜日は出てくるということだった。

 結局、仕事は朝になっても終らず、9時に出てきた同僚を迎えることになる。

 仕事というのは忙がしい時にずんずんと入ってくるもので、とにかくひとつづつ片づけないといけない。同僚は仕事の片がついたということで5時に帰ったが、昨日から作業をしているあたしはまだ終らない。とりあえず目鼻がついたということで帰ることにしたのが6時。まるまる一日残業をしていたことになる。まぁ、災害の対応の時は2日間ぶっ通しで勤務につくことがあったりするのだが、待機状態がつづくだけで実務を続けている訳ではないからね。

 結局、帰ってから寝たのは深夜の3時。一週間くらいなら睡眠時間半分くらいでも死ぬことはないです。

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2007.03.09

口内炎

 口内炎が出来た。何年振りかである。初めはちょっと下唇に痛むところがあるなと感じていたくらいだったが、しっかり直径数ミリの口内炎になってしまった。

 口内炎は食生活が片寄ると出来やすくなるのだが、ここ1年以上食生活は崩れっぱなしなので、おそらくストレスが溜ってのことだろうと思う。

 それとチョコレートの食過ぎが。5つくらい板チョコを買いだめしたものを昨日は1日で2つ食ってしまった。ややこしい作業をしている時はチョコの補給は非常に役に立つのだが、食過ぎるとこれまた問題があるようだ。

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2007.03.08

慣れ

 今月に入って忙しくなり、残業が続いているのだが、しばらく残業のない状態でこういう半月連続というのに突入するとさすがに辛い。しかし、辛いのは始めだけで最初の週の半ばになるともう慣れてしまう。

 感覚としては、定時がお昼休みで深夜12時が定時といった感じ。翌日に入ってから、漸く残業に入ったという気分になってしまう。まぁ、こういった生活も3週間が限度ですなぁ。体よりも気分がやられてしまいます。

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2007.03.07

花冷え

 ここ数日、久しぶりに冷え込んでいる日が続いている。いわゆる花冷えというやつだ。しばらく妙に暑くってかったるくなってしまうような日が続いたので、気持ちがいい。出勤時に気温が4、5度というくらいが体が引き締まって、そうして、目覚ましにもなるし、一番好きな状態だ。

 桜の開花がもう間近。一足早い春の訪れであるが、気持ちは冬だったりする。

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2007.03.06

同じ対象でも...

 軍艦島関連の写真集をあらたに2冊入手する。

 同じものが対象なのにこんなに差がでるものなのか? 見くらべて驚く。

 詳細は後日。

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2007.03.05

春の雨

 仕事に出かけようと外に出ると、暫く前までは雨の降っていたものの、止んでいる状態。昼からは晴れという予報だったので、もう雨は降らないと決め込んでカッパを着ずにバイクにまたがる。5分もしないうちに小雨が降り始め、やがて本降りになる。職場まで15分程度なのだが、濡れ鼠では仕事にならない。こういった場合、いつもは途中で引き返し、時間休をとって、着替えてから出直していたものだ。

 下着までは濡れなかったものの、カッターシャツやスラックスは完全に濡れてしまった。とりあえず、濡れたシャツとスラックスを脱いで作業服に着替える。あたしは事務方なのだが、現場のある部署なので作業服の貸与がある。ただし、いつもは寒い時に上着を羽織る程度なのだけども。

 この部署に来てもうすぐ2年が終わるのだが、初めて作業ズボンというのを穿いた。何となく馴染めない。しかし、こういった着替えが必要な場合も別段作業服に着替えても周りから見ると違和感がないのが救いだ。普通の部署なら作業服は似合わない。

 ということで、深夜までそのまま作業服のまま過ごす。

 それにしても風の強い日だ。購入してから10年経つあたしのバイクは、駐輪所で風によって転倒したことは一度もなかったが、今日はド派手に倒れていた。幸いにもミラーの損傷はなく、ホッとする。

 寒さが戻るということらしいが、多少は寒いくらいが過ごしやすい。日曜のような初夏のような暑さはぞっとする。

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Maruたちが(BlogPet)

以前はO-Maruが、それでも状況の想像が可能であり、十分に楽しむことはまったく判らないと思う


 鬼海とか書籍や、長く住宅に纏るエピソードは限られているということで購入した雑誌「東京人」
の記事でアパートなどを見当しなかった
O-Maruたちが、戦前の想像が可能であり、十分にあったとしても、この「東京人」
の記事であり、当時まだ多くが現存して単行本にしたものらしかった


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.03.04

植田実・鬼海弘雄(写真)『集合住宅物語』(04)

 先日バックナンバーを入手した雑誌『東京人』との接点は、それが初めてではなかった。どうやら、以前にに入手していた本が、この『東京人』の記事を編集して単行本にしたものらしかった。

『集合住宅物語』(04)
集合住宅物語

植田実・鬼海弘雄(写真)
単行本: 348ページ
出版社: みすず書房 (2004/3/1)
21.2 x 15 x 3 cm

 写真集『PERSONA』に強いインパクトを受け、鬼海弘雄という写真家に興味を持ったのだが、この本も鬼海が写真を担当しているということで購入したものだ。鬼海の写真は決してフォトジェニックではなく、いわゆる美しさというものはないのだが、それでもどこかずれた視線というのが何とも言えない。同じものが目の前にあったとしても、この人と同じ写真は絶対に撮れないと思う。

 鬼海の写真目当てに買った本だが、鬼海の写真は当然、内容も素晴らしかった。既存する集合住宅について紹介されるのだが、長く住宅に関ってきた植田実による住宅の様相、ライフスタイル、住宅に纏るエピソードは限られた誌面ながら奥行をもって語られ、集合住宅のあり方の考察のヒントとしてくれる。集合住宅は当然、東京のものに限られているが、戦前のものから戦後のものまで39の建築物について触れられている。1997年4月から2001年3月号までの記事であり、当時まだ多くが現存していた同潤会アパートのことを詳細に知るに至った。

 東京のことはまったく判らないので、住宅そのもの、また、どのあたりのことなのかまったく見当がつかないのだが、それでも状況の想像が可能であり、十分に楽しむことができるものになっている。まだ3年前のものだが、絶版になっている可能性があるようだ。この手の良質な書籍がすぐに絶版になるのは残念で仕方ない。

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2007.03.03

マルク・ブルディエ『同潤会アパート原景―日本建築史における役割』(92)

 フランス人、マルク・ブルディエによる同潤会アパートメントに関する研究論文。財団法人同潤会の設立から詳細に語られる。

同潤会アパート原景―日本建築史における役割
同潤会アパート原景
―日本建築史における役割

マルク・ブルディエ (著)
出版社: 星雲社 (1992/8/10)
265ページ

(表紙を拡大)

 この書籍が発行された時点では同潤会アパートメントだけを取扱った単行本はなかったという。途中、アパートメントの建設時の設計図青写真が30ページに渡って掲載されているのが興味深い。ただし書籍が新書判であるため、縮小が大きいのが残念。

 まだ初めの数十ページしか読んでいないが、同潤会アパートメントの基本的な背景を理解するのには欠かすことのできない一冊ではないかと思われる。帯にひと工夫があって、16のアパートメントの基本データの一覧表になっている。

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2007.03.02

喪失感


september 2000 no.157

november 2002 no.184

april 2005 no.213
 あたしは地方住いなので、月刊『東京人』などという雑誌を知らなかった。知っていたとしても、地方人のあたしはこういった雑誌はお上りさん的な感覚を強く感じてしまうからおそらくハナから手にしなかったろうと思う。

 ヤフオクで同潤会で検索すると、この『東京人』がいくつもヒットする。この雑誌では過去に何度か同潤会アパートメントについて特集を組んでいたようだ。今回、落札することができたのは、右の3冊がセットになったもの。送料込みで1,300円だった。

 2000年9月号では赤瀬川原平らライカ同盟の3名が清砂通アパートメント、青山アパートメントを訪れて佇まいを写真に撮っている。また今後のアパートメントの行方を懸念する記事も。2000年11月号は冒頭にアラーキーこと荒木経惟による「青山アパートに住む女。」というフォトストーリーが8ページほど割かれているが、正直言って意味不明。アラーキーにこのアパートで女性を撮らせたかったと云うだけの企画なんだろうな。アパートメントに住んだことのある著名人の証言を交えて各アパートメントが紹介される。江戸川アパートメントの坪内ミキ子、大塚女子アパートメントの戸川昌子、上野下アパートメントの林家木久蔵の証言とともに『PERSONA(ペルソナ)』(03)の鬼海弘雄の写真が添えられる。ここでも鬼海の写真はやはり異様だ。即物的でなく妙に息遣いを感じてしまう写真。この号では9つのアパートメントが紹介されている。

 最後の2005年4月号は同潤会アパートメントそのものの特集ではないが、「東京 なくなった建築」という特集では2003年までに多くが取り壊された同潤会アパートメントが取扱われることになってしまう。あらためて気持の良さそうなサンルームを持つ大塚女子アパートメントがすでに存在しないことを再確認し、どうしようもない寂しさを感じる。

 形があるものはいずれなくなってしまう。これは致し方ないことである。しかし、この寂寞感は単なる喪失によるものでもないような気もする。見失っていけないもの、また、見い出して引き継いで行くべきものがいくらでもあるような気がする。

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2007.03.01

忙殺の半月

 会計をやっている人間には鬼のような時期がやって参りました。ただでさえ調整が大変なのに、平気で数百万円の金額の増減を持って寄越してくるのよねぇ。彼らはまったく鬼でございます。怒っても仕方ないので、そのまま調整に入りますけどね。

 最近のマイブームは同潤会アパート。書籍をここ数日で何冊も注文して、立続けに届いているのですが、寝に帰るような状態で、目を通す閑なんてちっともないです。週末が愉しみです。土曜は早朝の朝帰りのつもりでいますけど。

 まぁ、そんな状態です。そうそう、円高になって随分と悲しいです。

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