献血マニアの嘆き
役場勤務なので定期的に献血が来る。以前は献血車が来ていたのだが、今は会議室で10くらいの寝椅子を並べてやっている。こちらの方が準備が面倒ではあるが、効率は良い。さらに驚いたのは、献血の問診票とかをPHSでセンターと通信をしてやりとりしている。数年間の献血のブランクがあって、この変化には驚いた。さらに昨年の半ばには二つ折りの献血手帳がカードになってしまった。時代の流れというのもあるのだろうけど、これを出先でやるというのはなかなかのものである。
職場に献血マニアのような人がいて、そこそこやっているらしい。あたしもおそらく通算で20回は超えているはずだが、途中で手帳を紛失してしまったりで正確な回数は判らない。あたしは連れで動くのは嫌なタイプなので、忙しくなって行けなくなるのを避けるため、やや早いめに会場に行き、献血を済ませた。あたしの血はいつも比重が高く、そうして血を抜くのが普通の人より早い。ま、問題なのは注射箇所が内出血して半月ばかり跡が残るというのが憂鬱である。そうして、ジュースを飲みながら休憩をとっていると、向いの席の女の子がやってきて、今回はダメでした、なんていう。比重検査で引っかかったらしい。献血できる確率は5割だそうで、女の人には受付けできない人が多いようだが、今ひとつどのような感じなのかあたしには判らない。そうして、すぐにやってきたのが同じ部署の献血マニアの人。この人は、血を抜くと肩凝りが直るとか訳の判らないことを云う人でもある。
どうもこの人も比重検査で引っかかって、ダメだったらしい。男の人でも引っかかることがあるのかとびっくりしたが、数十回献血して初めてのことらしく、本人もショックを受けていた。昔の比重検査は検査液に血液を滴らして目視で確認していたが、今は機械で確認している。これもびっくりした変化のひとつであるが、彼はこの結果、0.01かなにかのほんの僅かな値が足りなくて不合格となったようだ。
その後、とにかくうるさい。飯を食ったから数値が換わるだろうからもう一回行ってみようか、とか、誰か尋ねてくれとか。40半ばの係長のするような行動ではないので本当に呆れ返る。まぁ、仕事においてもいつも幼児的行動ばかりとって周りを困らせるので、特に驚くことではないのだが。
あたしとしては献血できない云々よりもまずは数値が悪い原因を確認しないといけないと思うんだけどね。どうもそのあたりのことには彼は関心ないようだった。
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