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2007年1月の38件の記事

2007.01.31

こんなもん

 久々に早い時間で残業が引けた。日付が変って帰ってから食うものがないという状態が続いていて、もの凄く切なかった。

 ということで、今日は帰りにちょっと贅沢に牛丼を食って帰ったのだが、帰ってみるとしっかり晩飯が作られてあった。そんな風な気がしなくもなかったが、やはりという感じ。大盛を食っていたので、家での晩飯はさすがに遠慮させてもらった。

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2007.01.30

叩き売りを買う

 ネスカフェのスパークリング・カフェは完全に生産中止になってしまったのだろうか?

 以前に4ケース(1ケース24本)を入手し、すでになくなって久しいのだが、オークションで1ケース10円から出品されているのを見つけた。4ケース同時の出品で2ケースまでなら同梱で780円で日本中どこでも送ってもらえるという。あたしは1ケース40円で2ケースを落札した。40円という落札価格はかなり安い価格で10円から始まって100円以上になることが多いようだ。40*2+消費税+780円で、860円ちょっとで2ケース48本を手に入れることができた。

 完全な叩き売り。出品者は実際に落札価格程度しか実質的な収益はないだろうし、そういう意味ではネスカフェはいくらくらいで小売に流しているのだろうと思う。在庫が邪魔なのでタダで引き取ってくれとでも言っているのだろうか。そういう風にしか考えられない。

 あたしにとっては病みつきの味。これからさらにいくらかの叩き売りを入手して、それでお終いになると考えるととても淋しい。

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2007.01.29

立場

 検査を受けている。上級官庁によるもの。

 検査官の態度は様々。丁寧な物腰の年配の検査官。30半ばだろうか若い検査官は指摘は鋭いのかもしれないが、言葉使いが完全に見下した言い方。

 検査でどなり散らすような人もいるがあれはどうしたものかと思う。検査する人間は横柄であって良いのか。横柄な人間だからそういう職種を選ぶのか。完全に小馬鹿にしたような態度で検査に応じられて、受検する方はいい加減頭に来る。まぁ、丁寧な物言いでねちねちと指摘されるのもこれはこれで怖いものもある。

 立場と人格は別物。管理職になってひたすらうちの上司のように部下を小馬鹿にする者もいるが、これは自分の管理能力がないことを如実に示すことでもあるので注意した方がいい。部下は上手に使ってなんぼのもんである。

 物言いはその人の品格を示す。やはり上品な人間でありたい。

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とか言ってた(BlogPet)

今日、O-Maruが
以前は新しいに関して特にメーカーのこだわりがなかったのだけど、いったん、アルバート・サーストンのものを使い始めるとこれ以外のものが考えられなくなってしまった。
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.01.28

海岸線を走る

 久しぶりに海岸沿をドライブする。自宅は山すそに位置して、5分も車を走らせれば山間に入ってしまう。ということで、フラリと車を走らせるのは山道が多かったのだが、久しぶりに海岸沿の道を30kmほど走ってみる。

 学生時代は原付をよく走らせた道なのだが、当時はまだまだ道の状態は悪かった。完全2車線ではなく、箇所によっては原付と車が離合するのさえ面倒な有様で、当り前のように舗装も酷かった。

 そういった道が完全片側1車線の直線道路に整備され、集落も少ないことから信号もほとんどないという道は、海岸線を走る高速道路といった感じで非常に気持の良いものになっていた。しばらく前までは部分的に旧道が残っていたが、今日走るとすべて新道開通となっていた。

 波はあるものの冬の海特有の黒い海ではなく、濃い青色をした海だった。海というのはいつも表情が変るので驚く。灰色の海、青い海、緑色の海、いつも表情が変るのでそんなに珍しいものというわけではないがやはり不思議で仕方ない。

 帰りは川沿に内地に入り、山間部を通って戻る。海沿いの町のドライブには変化が多い。

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2007.01.27

新しいOS

 どうも新しいWindowsのOSが出るようで、周りが賑やかになっている。Vistaという名前は一応知っているのだが、どういったところが進歩しているのかとか発売日については知らない。全く興味ないのだ。

 以前、一緒に仕事をしていたことのある副部長が最近、席にやたらと訪れて、新しいコンピュータを買うのなら何時がいいのか問いただす。現在使っているのはWindows98らしく、いい加減に新しいものを買おうかと思っているとVistaの発表目近になってしまったという。本人はさすがに現行のWindowsXPに手を出すのはどうかと思っているようだ。

 あたしがPCを触り始めたのは12年前。30歳になった年に仕事の効率を上げるために自前でPCを買って、仕事に使っていた。当時はPCも目新しく、2台目は2年くらいで買っていた。3台目はPanasonicのLet's note CF-S22というトラックボール機で、このWindows98の乗ったマシンは世の中がXP一辺倒になってもしばらく5年間メイン機として使用していた。さすがにデータ処理能力の低さに参って3年前に同じくPanasonicのLet's noteのCF-W2に買い換えをした。

 今となっては多少の処理能力の向上より、安定して使えると云うことが最優先となっていて、そういう意味では勝手の判らない新機種であるとかOSは非常に目障りなものになってしまっている。ただし、必要とあらば、新しいものを導入しないといけないが。現在、Accessで開発したアプリケーションを20ほどの自治体に配布して業務上で使って貰っているのだが、各自治体の環境はすべて異なっており、Accessも2000から2003まですべてとり揃えて作動確認を行ったうえでリリースをしている。さすがに今年度になってAccess98を使っているところがなくなって、開発ベースは2000になったが、それまでは98ベースで開発し、後続の3バージョンで作動確認をしていたという散々な状態だった。OS的にいうともっと早くWindowsXPにしておいた方がよかったというところはある。98はかわいいOSだったが、安定性を考えるとXPの方が随分と優れていたからだ。

 ということで、どのように新しいPCを買ったらよいのか。基本的にPCは水物で最新機種を買っても3月もすれは型遅れになってしまう。ということは、欲しいと思った時に買って、使い倒すのがいちばんということになる。ただ新しい機種やソフトの出だしは不備がある場合が多く、しばらくは対応が為されていない。機種的には2代遅れくらいになって型落ちので廉価になったころ、ソフトも不具合に対するパッチが出る頃の半年後くらいが一番味しい買い時ではないかと思っている。

 そんなこと含めて上司には、WindowsVistaが出てから半年目くらいがいいですよ、とアドバイスしたのだが、他人のことを聞き入れるような人でもなく、Vistaが出るや否や「買っちゃったよ」と嬉しそうに報告に来そうな気がするのである。

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2007.01.26

ただ飯2回

 普段はまともな食生活を送っていないあたしだが、今日はなかなかよかった。

 配達弁当屋が顧客を取ろうとしてお試し弁当を部署に4つ持って来るというから、ひとつ貰う。400円のコースらしいが、たまに注文している一食360円の別の弁当屋のものと比べるとガラ(器)が大きいだけで、中身の量は大したことはない。おそらくお試しだけで終ってしまいそう。メニュー表があって気になったのは麺類があること。うどんとラーメンの数種類がくり返しで日替りになっているだけなのだが、残業時だけではなく昼食にこういう麺の出前もいいかなと思ったりもする。この弁当屋には夕食弁当もあるらしい。

 残業をしていると帰宅したアルバイトから電話。そのアルバイトも同じくお試し弁当を自分用に確保していたにもかかわらず、昼食は外食し、定時になってから晩飯として食べようと思って冷蔵庫に入れていたものをそのまま放置して帰ってしまったので、食っておいて欲しいということだった。昼飯と同じものを2回食うことになるのだが、食えれば基本的に文句のないあたしとしてはただ飯ということもあり快く承諾する。ただし、以前に冷蔵庫で凍る寸前くらいまでに冷されたご飯(白飯)を食った時にはさすがのまずさに吐き気がおこるのを我慢しながら食べたという経験があり、冷蔵庫から出して数時間常温に馴らしてから食した。特に食べられないという状態ではなかった。

 夜半に別の係から差入がある。チーズまんというヤツか、肉まんの肉の代わりにチーズの入ったものとペットボトルのお茶。チーズまんは初めて食ったが、特に味しいと思えるものでもなかった。かなり微妙な商品である。

 ということで、今日はただ飯だけで飯が食えたので非常に嬉しかった。ま、昨日は一食も食えなかったので、神様がこういう穴埋をしてくれたのかもしれない。

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2007.01.25

黒はヤバい!

ALBERT THURSTON 昨日、注文していた英国ALBERT THURSTON アルバート・サーストンのブレイシス(サスペンダー)到着し、さっそく使ってみたのだが、困ってしまった。

 これまで使っていたのはエンジに赤のストライプで、慣れるとそうでもないがパッと見、派手な印象のあるものだったが、今回注文したのは、黒地のシックなもの。冠婚葬祭や公式の場で使ってもおそらく目を引くことはないということで、選択したのだが、根本的な問題があるのに気がつかなかった。

 黒だから埃であるとかその他の諸々がつくと非常に目に付きやすいのである。ベルトが肩のすぐ側を通るわけだから、頭を掻くとあんなものもついてしまう。これが嫌らしいくらい目につくのだ。

 これまで黒のバンドを使ったことがないという訳でもなく、エンジのストライプにする前までは黒のものだったのだが、そんなことに注意が行くことはなかった。それもアルバート・サーストンのものが3.5cmという幅広のものであるのに対して、以前使っていたものは2cmという細いものだったからで、表面積も狭く、また凹凸のあるゴムだったので表面状態もそんなに明らかにはならなかった。

 掛け心地は申し分ないのだが、このベルトは色を選ばないと面倒だと、つくづく実感した。

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2007.01.24

物を作ることは壊すこと

 よく通っていた幹線道路にいつの間にか高架が出来て、風景が一気にかわってしまった。渋滞が起こるからといって高架にしたり、はたまた地面を潜らせたり、さらには直線に道を通そうと郊外の小山に穴まで開けてしまう。当地のこの10年間の変化は恐ろしく激しかった。

 そういったものが出来る度に壊されていくという気がしてならない。確かに小山に穴を開けてしまうのは、自然破壊に他ならないが、その外の高架だのなんだのという既に市街地化しているところをいじくっていても、なにかしらんの喪失感は拭えないのだ。

 便利にはなっているはず。しかし、それよりもポッカリと開いてしまった穴の方が大きい。だから都会では暮す気は起こらない。プラスよりデメリットの方が大きい。

 この喪失感というのは何なんだろうな。また探っておこう。

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2007.01.23

アサヒフードアンドヘルスケア「ふわふわ卵の中華粥」

 モラタメ.netでアサヒフードアンドヘルスケア「ふわふわ卵の中華粥」を試してみた。

 商品名にあるように粥である。立方体のもさもさしたものにお湯をかけると粥ができる。インスタント食品であるが、特にインスタント臭くなく、抵抗なく食できる。しかも、エビが3匹ほど入っているのだが、プリプリの触感で戻され、カップヌードルのやや得体の知れないようなエビとは大差ある。

 しかし、希望小売価格238円(税別)という価格と1食116Kcalというカロリーはあたしには結びつかない。一体どういうリッチな人が食うのだろうと思ってしまう。あたしがこれで腹を太らせるのなら、最低でも3つは食べないといけない。あたしがよく主食にしている100gあたり585kcal、200g100円(税込)の味付ピーナツとはC/Pがあまりにも違い過ぎる。

 モラタメ.netではおそらく普通なら食べられないと思われるものも試させて頂き、本当に有り難い。

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一難去ってまた一難

 年末の追突事故の車の凹みも直して貰い、あたしも特に鞭打ちの症状もでなかったということで、ひと通り決着がついたかなと思った週末に加害者くんが挨拶に来た。御見舞をくれるというのであたしは素直に受け取る。事実上、これでこの事故はお終いである。

 が、なんとまぁ、先週の後半に離合で幅寄せし過ぎたカミさんが、電柱に車を擦らせて、左側のドアミラーを根っこからもぎ取ってしまっていたのだ。ミラーのところに買い物袋がかかっていからなんだろうと思うと、ぶらさがったミラーの残骸にブドウの房にかける紙みたく、ビニール袋被せていたのだった。整備不良になるのでそんな車でそうそう出歩くこともできない。仕方がないから週末の買い物は数分の近場ばかりで済ませていたのだが、それでも店舗の駐車場の駐車はミラーがないと困難で実に厄介だった。自宅の駐車場ならミラーがなくても問題ないが、余所では難しい。

 幸いにも電動式でないミラーなので工賃を含めて16千円程度で修理できると云う。これを修理するために御見舞をもらったようなことになってしまった。それにしても車がことごとく苛められているようで不憫でならない。

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2007.01.22

って言ってたけど…(BlogPet)

いつも、O-Maruは
いろいろ調べていて、静電気対策にはMILTY(ミルティ)のZEROSTAT3(ゼロスタット3)がいいというような情報が手に入ったが、その的には最低でも1万円弱という販売そののようでこれもなかなか入手することにはならない。
って言ってたけど…

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.01.21

そのまんま東

 そのまんま東が宮崎県知事選挙で当選したようだけども、芸名で立候補ってやっぱりズルいというような気がする。そうして今後も報道ではそのまんま東宮崎県知事とかっていうんだろうか。

 以前、国からの文書で「国土交通省大臣 林寛子」なんていう発送元があって、林寛子って何者という状態になってしまったのだが、扇千影の本名が林寛子だったらしい。報道では芸名で扇千影大臣といいながら、正式文書では本名を使ってくる。よくわからんとですよ。

 ちなみにそのまんま東の本名は東国原 英夫(ひがしこくばる ひでお)。地元でないと読み辛い苗字であります。

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円安とお買物

 日銀が利上げを見送ったことから、円安の歯止めがしばらくかからなくなってしまった。あたしは外貨預金をしているので含み益はまま増えている(上昇しっぱなしのユーロやポンド中心でなくドルが多いのでそんなによくない)のだが、そろそろ国外の製品を買うのは段々と辛くなってくるはずである。あたしの愛用しているMoleskine モールスキンもこの1月の製造元のイタリアで原油高騰による価格値上げに伴い3月から価格変更(値上げ)されるというが、値上げの理由の一つには円安による輸入コストの増大もあるようだ。

ALBERT THURSTON 輸入品といえば、日常的に使っているのが英国ALBERT THURSTON アルバート・サーストンのブレイシス(サスペンダー)である。以前はサスペンダーに関して特にメーカーのこだわりがなかったのだけど、いったん、アルバート・サーストンのものを使い始めるとこれ以外のものが考えられなくなってしまった。3.5cmという太めの幅といい、長さの調整が前と後ろ両方で可能なこと、バンドの材質がよく1年半使用してもまったくヘタリが見られない等とにかく非常に優れているのだ。1820年創業の老舗のノウ・ハウはやはり侮れない。しかし、価格的には安くはなく、高いのだ。日本の見知らぬメーカーのサスペンダーなら5、6千円であるものが、アルバート・サーストンだと1万円くらいになってしまう。デザインの好いものを何本か持っておきたいのだが、それもなかなか叶わない。

 英ポンドは昨年年頭に203円だったのが、現在239円という状態で25円18%あまりの円安となっている。一昨年の9月からブレイシスの売値はほとんど変っていないが、これは在庫があるからだろう。この円安が続いても価格が変らないというのはまったく考えられず、いったん値上げされるとなるとおそらく1本につき千円単位の値上げになるのは避けられないだろう。ということで、とりあえずどんなシーンでも使える黒無地を2本ばかり買っておく。決して安くはないが、いずれ上乗せで買わないといけないというのを考えると、今買っておいた方がお得である。

 原油価格が落ちても円安だとコストは結果として上がるし、輸出の多い製造業以外はきつい状態になりそう。利上げ観測で一瞬円高になったが、利上げ決行して円安にブレーキをかけるか、国内景気の回復に歯止めをかけるか、なかなか調整は難しい。

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2007.01.20

McDonald's Japan/MEGA MAC(日本マクドナルド メガマック)

 先週末の12日からマクドナルドで来月4日までの期間限定で発売開始されたメガマックは、販売が予想の2倍近くになり、発売6日目の17日からは毎日、数量限定販売となったようだ。マックといえば、あたしの食料源のひとつであり、試さないわけにはいかない。

 通常のマックは朝マックが終る10:30から始まる。ということで、10時半過ぎに店頭に行ってみた。普通ならドライブスルーのある店舗を使うのだが、諸々あって、行ったのはスーパーマーケットの中に入っているもの。カウンターには、メガマックが数量限定と但し書があり、この店舗での一日の販売数は20個となっていると記されていた。メガマックひとつとカミさんと子供用のチキンフィレオふたつを注文する。時間もまだ早く、メガマックは残っていた。いずれもクーポン券を使っての購入である。

 帰宅し、さっそくメガマックを食べてみたのだが、正直言って旨くない。ハンバーグの塩辛さが際立ち、えぐいのだ。チーズの挟まれているチーズバーガーならそんなに感じないが、緩衝材のないハンバーガーだとハンバーグの塩辛さを強く感じる。ハンバーグ4枚のメガマックではそれが酷いのだ。内容的にはチーズバーガーにハンバーグを3枚足したような感じ。ざっとチーズバーガー+ハンバーガー*3ということになろうかと思うが、この組み合わせだと100+80*3で340円、メガマックは350円(クーポン使用で310円)であり、パンズも少ないし、かなり割高になっていると考えてよい。だから、メガマックを普通に買うのなら絶対に損をする。

 メガマックひとつで754kcalあるらしい。実をいうとカミさん用にチキンフィレオを買ったのだが、寝たままで一向に起きて来ないから、これも食ってしまった。チキンフィレオ437kcal。5分程度で1200kcalほど取ってしまったということらしい。腹の太り具合とカロリーは全く別物なので要注意。

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2007.01.19

おかえりなさい

 定時に帰ると隣の奥さんが買い物に出掛けるのか、よく入れ違いになって、賃貸のエントランスで出会う。それで、挨拶に使われるのが「お帰りなさい」という言葉。

 この言葉、身内に使われるのなら別に違和感はないのだが、よく挨拶をする隣の奥さんであってもやはりどう答えようかと迷ってしまう。素直に「ただ今」と返せばいいのだろうけども、「こんにちは」と答えてしまった。「ただ今」というのにはもの凄く照れ臭いのである。

 ちなみにカミさんにはもう数年、「いってらっしゃい」とも「お帰りなさい」とも声をかけられていない。ま、子供には帰るや否や毎日のように「お帰り。おみやげ(お菓子)はないの?」なんて詰問されるのだけども。

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2007.01.18

日が長くなった

 日が長くなってきた。定時に帰るのなら、日は暮れてしまっているけども、空にぼんやりと明るさが残っていたりする。少しでも明るいと気分が晴れやかになる。

 これから当地では日に1分ずつ日の入りが遅くなるらしい。各地の日の入りの時刻は国立天文台天文情報センター暦計算室で確認できる。

 日暮れが早かろうと遅かろうと行動には本当はそんなに影響しないはずなんだろうけども、気分的なところでは大きく異なる。とはいえ、白夜は勘弁して欲しい。常に時計がないと生活できないというものゾッとする。

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2007.01.17

子供のせりふ

 もうすぐ6歳と1ヶ月になる下の子は自閉症傾向があるらしく(医師の診断)、言葉をまともに話し始めてまだ1年。たどたどしい喋りである。

 そんな彼が、自分のままにならないことがあって怒り始めた。その時の台詞が「悔しい。悲しい。どうしよう」 なんか大笑いしてしまって、「だったら死ねば?」と答えると彼も大笑いした。お笑いでやっているのを真似したのか知らないけど、絶妙なタイミングで言ったので、何とも知れず可笑しかった。

 いろいろあるけども、成長している子供を見るのは面白い。

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選挙対策

 選挙に勝つために法案提出を見送る。って、どうしてこんなクソ馬鹿野郎な連中を引きずり落とせないかね。どうしてこんなヤツらがこの国の国民の代弁者になれるさ。本当によく判らんよ。

 憲法を変えるやら何やら言っているけど、それ以前にこんなことを平気におおっぴらにやっている連中なんて根本的に信じられんよ。まずは信用できるかできないか。取るに足る連中かそうでないかというそういう根本的な問題さ。

 小学生にも劣る知能と良識しか持合わせていない連中をいい加減にどうにかしてくれ。

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2007.01.16

Anglers House「Potleau」

 先日、帆布製のバッグMarsupial Classic DIPRO マーシュピアル・クラシック・ディプロを紹介したが、同じくAnglers House(アングラーズハウス)から、Potleau ポトルーというバッグがあって、週末はこれを使っている。

 腰につけるバッグでウエストポーチとして買ったものなのだが、販売しているサイトを見るとヒップハングとかと表現している。どこが違うのかおじさんにはよく判らない。

 とにかくだぼっとしたマチの大きめの単なる袋なので、物が無造作に入れられるからいい。細々したポケットの付いた高級なものもあるが、使用に制限が出るので、こういった単純明快なものの方が望ましい。週末とかはこれにデジカメを放り込んで、外に出たりする。大きめのデジカメも、さらにはその外にカードケースやらメガネケースも入ったりするので本当に助かる。

 ただただおじさんは恥ずかしいのでこれを腰に巻いたりできず、そのまま、手に持っていることが多いんだよな。もしかして、そちらの方が恥ずかしいという話もあったりするけども。

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2007.01.15

日清のラーメン

 先日、日清食品の会長さんがなくなったが、日清食品の製品は微妙なところで優れていると思う。

 カップラーメンの走りであるカップヌードルを初めて食ったのは、おそらく1973年の3月ではないかと思うのだが、それは船上のことだった。神戸の伯母のところに遊びに行く際、フェリーで売られていたのを初めて食った。まだ小売は普通でなかったのではないかと思う。袋麺はよく食っていたのだが、こういったスタイルの麺は初めてで目新しく、そしてその味も味しかった。100円という金額で売られていたと思うのだが、30数年前の100円は今の倍以上の価値があったはずである。高いなぁと思いつつ、食った覚えもある。

 今でもカップラーメンというと何だかんだといいながらもこのカップヌードル、しかも、ノーマルなヤツを選んでしまう。先達ということもあるかも知れないが、飽きの来ない味でもあるのだ。

 同じようにカップうどんのどん兵衛のきつねもいい。うどんとはまったく別のものである麺なのだが、うどんと思わなければ、これはこれで旨い。類似した製品を他のメーカーも作っているが、やはり日清には敵わないだろう。

 このメーカーの一番最初のインスタントラーメン、チキンラーメンは袋ラーメンとしては残念なことにチャルメラには勝らない。袋ラーメンの王様はチャルメラである。あのホタテのスープといい、麺の具合といい、最高である。チキンラーメンはお湯に入れて3分間という、いわゆる袋ラーメンの煮立てないといけないというものとは異なっており、もしかすると別物扱いをしないといけないのかもしれないが、それでもそんなに食べようと思えるものではなく、もちろん、チャルメラの足もとにも及ばない。これは残念なことだが事実である。

 カップ焼きそばのUFOは、一平ちゃんに負けてしまった。

 それでも、やはり日清は偉大なのである。

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従ってないものに等しい(BlogPet)

O-Maruが、民間と比べて比較的有給休暇が取りやすい(忙がしい部署ではまとまった休暇はないがなく、従ってないものに等しい)
お盆とは不可能ではそうもいかないが、連休など異なる
今はO-Maruが、民間と比べて比較的有給休暇が取りやすい(忙がしい部署によっていろいろ異なる)
、下手をするとこれが契機で挨拶が続くかもしれない


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.01.14

そぞろ

 昨年末からなのだがPCのHDDの調子が悪い。部分的にアクセスが困難な箇所が出来ているようだ。PCも機械なので、当り前のようにぶっ叩く。すると動き始める。そんな風にして、昨年から誤魔化し誤魔化し使っている。ついに起動時、5分くらいHDDが唸った揚げ句、ファィルにアクセスできないため、個人設定が読み取れません、なんていうメッセージが出て、初期画面で起動してしまった。怖いと思いつつ、ファイルエラーの自動修復にしてスキャンディスクをかける。不良セクタがあったようで、いくらかのファィルが移動させられたようだ。ちゃんと真面目に起動したので、一安心。

 これまで東芝機、パナソニック機と使って来て4台目のノートPCになるのだが、いずれも自分でHDDを換装していた。CPUのスピードの遅さよりもHDDの容量の少なさが問題になることが多かった。3年前まで使っていたパナソニックのLet's note CF-S22なんて5年間使っていたのだけど、そんなにスぺック的にきついから使えないと感じたことはなかった。この機種に関していえばオリジナルの4.3Gから60Gまで4回ほどHDDを換装してアップグレイドした。

 今使っているLet's note CF-W2というのはHDDの換装が大変らしい。小さな筐体にCDとかも入ってて、複雑に詰込んであるから、一回、換装したら2度としたくないというのが経験者の言葉である。そういう感じだから、あたしももうおじさんだし、今回は業者に委託でもしようかと思っているのだが、これが4万円半ばしてなかなかの費用になる。おそらく動かなくなってから依頼することになりそうな気がするのだが、いつになるやらである。

 MILTY ZEROSTAT3(ミルティ・ゼロスタット3)を入手したので、昨日は半月ぶりくらいにレコードをかけてみたのだが、それに6歳の息子が便乗してしまって、次々と「これをかけてくれ」とレコードを持ってくる。昨日と今日とで20枚以上かけさせられたのではないかと思う。しかし、持ってくる盤というのがクラシックやジャズばかりでなかなかの渋好み、ジャズのスタンダードの『レフト・アローン』なんて2日続けて聴かされてしまった。ラヴェルの『ボレロ』が気に入ると探し出して立続けに何枚か(いろんなバージョンのものが3枚くらいある)持ってくる。やれやれである。まぁ、歌謡曲ばかり聴かせるよりも幅広いジャンルを聴かせて、音楽そのものの面白さを知っておいてもらった方がいい。それにしても、『レフト・アローン』は何処が好きかと聞くとピアノがカッコいいそうで、そんなところを聴いているのかと驚きもする。

 金曜日に修理から戻ってきた車なのだが、リアウィンドーが汚れていたのでワイパーをかけると、ワイパーが上向きに窓に沿って動くのではなく、下向きに動いて引っかかってしまう。修理の際に取りつける向きを間違えてしまったようだ。初歩的なミスなのでびっくりする。ワイパーの作動確認もしないものなのか。週明け、さっそく連絡することにする。

 寒い時期は昼間にシャワーするに限る。夜にシャワーを浴びていると翌日、酷い頭痛に襲われることがある。

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2007.01.13

MILTY ZEROSTAT3(ミルティ・ゼロスタット3)

 アナログ盤を聴き始めて厄介だったのが、レコード盤の静電気。

 あたしの現在使っているターンテーブルは、Vestax製の斜め設置もできる、省スペースおよび再生の進捗がひと目で判るという優れものである。しかし、スクラッチDJもできるという振れ込みのターンテーブルであり、ターンテーブルシートはスクラッチしやすいフェルトのようなスリップマットになっている。本来ならゴム製の安定性を生むようなちゃんとしたターンテーブルシートに買い換えをすべきなんだろうけども、そこまで余裕がない。

 それでスリップマットをそのまま使っているのだが、静電気が酷いとレコード盤をテーブルから外そうとするとそのまま裏に張りついたまま、マットがついてくる。そういうレコード盤は当然のように埃も吸いよせていて、いくらクリーナーで拭き取ってもすぐに埃だらけになるし、内袋も帯電して纏わりつき、扱いが悪かった。

 いろいろ調べていて、静電気対策にはMILTY(ミルティ)のZEROSTAT3(ゼロスタット3)がいいというような情報が手に入ったが、価格的には最低でも1万円弱という販売価格のようでこれもなかなか入手することにはならない。それをようやくオークションで入手。7250円(+送料700円)と安くはないが、まぁ、許容範囲ではある。

 ピストル型のこの道具は、引金を引くことでイオンを出して帯電を中和する仕組みのようだ。効果としてはなかなかのもの。マットがレコード盤に纏わりついてくるということは一切なくなってしまった。当然、静電気で埃を吸いよせるということもなくなり、盤面もクリーナーで拭うとすっかり埃はなくなってしまう。CD再生にもなにやら効果があるということらしいが、正直言ってそれは信用していない。しかし、アナログ盤つかいとしては、定番といわれているだけのものはあって、備えておいた方がいいと思われる。もちろん、静電気除去全般で活躍するので、オーディオ以外での使用場面も考えられる。

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2007.01.12

愛車、帰ってくる

 愛車というか、自宅の車が帰ってきた。先月のクリスマス・イブに起こされた追突事故で、相手側の保険会社指定の板金工場に修理に出していたのが戻ってきたのだ。年末年始だったので取替えパーツがメーカーから入手し難く、3週間という時間がかかってしまった。

 随分と綺麗に乗られている代車から久しぶりにウチの車に乗り換えると、いかにガタが来ているのかよく判る。路面に段差があると車体がキシキシという。以前はこんなことはなかったんだけどな。なんか作りの悪い軽四に乗っているような気分。先の脱輪やら今回の追突でシャーシも実は随分と逝っているのかも知れない。車は走ればいい、ただし事故の時はエンジンを抱いて死ぬことになる軽四だけはご遠慮、というタイプのあたしだが、いい加減燃費も悪くなって来たし、ガタも酷いので数年中にはかえないといけないかもとかと思っている。

 しかし、今回の代車のデミオを乗っていて怖いと思ったことがあった。ドアウィンドーがウチの車の手まわしと違ってパワーウィンドーになっていて、開け閉めが非常に楽なのだが、何か使い方を誤ったのか、全開にしたウィンドーを閉めようとするとある位置になると止まってしまって、再び、全開になるという状態に陥ってしまった。窓が開かないのはどうにかやり過ごせなくもないと思うが、全開になったままだとお手上げに近い。幸いウィンドーを閉じることができたが、電気系統の故障で開きっぱなしになるということは十分にあり得ることである。買い換えする時に手動でウィンドーを操作できる車が今でもあるのだろうか。もの凄く心配である。

 修理はパーツ代が45千円、その取りつけ工賃が25千円、板金工賃22千円、塗装67千円で160千円程のものだったようだ。カミさんが運転席のドアの側面を摺りまくって汚かったのだが、ここも塗装されてて綺麗になっていた。3週間ほどの休みの間の代車だったので、その車で300kmほど走り、満タンだったガソリンも1/3くらいになっていた。修理車の納車の時に給油せずに代車を返したんだけど、これでもいいんだよね?

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2007.01.11

今年の抱負

 既に今年に入って日数が経ってしまっているけども、今年の抱負を。

 今年は「ピーナッツを主食にするようなことを避ける。ピーナッツは口にしない」

 ま、先週末からの3日間で随分ピーナッツを食ってズボンがきつくなってしまったんだわね。一袋200g100円(税込)で一日持たすことができるんだよな。

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2007.01.10

これから出る本

 毎週雑誌を届けて貰っている書店の外商担当がかわった。6年ぶりの新人は20代半ばと思しき子。これまでの外商担当とは違って「これから出る本」というパンフを持参してくる。

 この「これから出る本」というのはとても懐かしいパンフである。表題どおり、近刊の書籍が分野毎に網羅されているもの。毎月隔週で出されている。

 あたしがひとりで本屋通いをはじめたのは中学生になってから。それまでは母親に連れられていっていた。街中の本屋に行くためには、1km離れた電車の駅まで行き、それから2駅ほど乗る必要があった。電車の駅の側にはバス停もあって気が向いたらバスも使っていた。そんな風に電車やらバスを使って月に数回、街の本屋に行っていたのだが、そこで貰ってためていたのが、この「これから出る本」だった。

 本屋からの帰りのホームや電車の中でこの「これから出る本」を眺めるのが楽しかったことを覚えている。興味のある本が載っていたりするのだが、高価で買えないことが明らかでその場で落胆したりとか、夢のあるパンフレットだった。数年後には交通機関を使わずに自転車で本屋にいくようになったが、それでも必ずこのパンフを持ち帰っていた。

 このパンフを手にしなくなったのはいつなのか覚えていない。高校に入ってからかも知れない。自分の関心事の中心が書籍から、映画やその外のことに移ってしまったからだろうと思う。何だかんだといってもそれでも書籍は増え続けていたが、このパンフは完全に忘れられた存在になっていた。

 25年近くぶりに「これから出る本」を手にしたのだが、雰囲気がまったく変っていない。しかし、このパンフでチェックした書籍が店頭に並んでいるのを確認することもないだろうというのも事実で、この変化にはやはり驚かざるをえない。

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2007.01.09

防衛省

 防衛庁が防衛省に昇格ですか。あたしにとっては嫌な出来事です。

 持つことは簡単。持たないことの困難さをいとも簡単に投げ捨ててしまおうとしている。憲法9条はもはや天皇と並んである種の日本人のアイデンティティではななかったのか。平和を良しとするそれが日本人ではなかったのか。

 軍を軍にするのは簡単。金があればそれは簡単に成し遂げられる。金のないかの国だってそれをやっている。それを後ろめたく思い、この60年間を過してきたのが日本ではなかったのか。

 この新しい余り物云わぬ為政者が何を見ているのかあたしは知りたい。

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2007.01.08

論文

 オークションで『阪神・淡路大震災誌』という本が出品されていたので、落札してみた。落札価格1,500円(送料450円)とそう高価でもなかった。

阪神・淡路大震災誌―1995年兵庫県南部地震
阪神・淡路大震災誌―1995年兵庫県南部地震

朝日新聞大阪本社「阪神・淡路大震災誌」編集委員会
単行本: 733ページ
出版社: 朝日新聞社 (1996/02)
ASIN: 402219801X
サイズ (cm): 26 x 19

 震災の翌年に出された本で、各専門の学者の著述したものを纏めている。ほとんど論文である。

 論文的論文を読むのは久しぶりだが、本当に読みにくいこと。学者さんはこういったレトリックに慣れているかもしれないが、一般人が文章として読むと小馬鹿にしているのかと思えたりもする。「次に○○について見てみよう」とかという表現が散らばっており、レトリックとしては中学生並のものである。まぁ、論文は内容が主体で表現方法、レトリックについては二の次なのかもしれないがやはりお粗末でみていられない。

 この震災についてまともな報道があったのは最初の1年くらいで、その後はすっかり忘れられたものになってしまった。VTRで震災についての特集報道を撮りためていたのだが、すぐに見ることができなくなってしまった。

 そういえば震災後の神戸には行っていない。神戸には親戚もおり、馴染みの街だったが、妙に埃くさいという印象が強かった。少しは変ったのだろうか。

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勿体ないお化けを一匹退治(BlogPet)

フタキンSkywalkerが理解しなかった?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2007.01.07

建築資料研究社『Design of Doujunkai 同潤会アパートメント写真集 ― 甦る都市の生活と記憶 ―』(00)

 同潤会アパートメントとは、関東大震災後、住宅供給を目的として設立された財団法人・同潤会によって建設されたものを称する。それまでの住宅は木造であったことから震災での被害は大きく、鉄筋コンクリート造による住宅の供給が必要と考えられ、1924年に設立された同財団は、翌年1925年8月から鉄筋コンクリート造のアパートの建築を開始する。そうして、東京・横浜に同潤会アパートメントが次々と建てられることになる。しかし、鉄筋コンクリート造によるアパートの建設は費用がかさむことから、1934年竣工の江戸川アパートメントを最後に、同潤会は木造平屋建の分譲住宅のみを供給するようになった。

 あたしは地方住いなのでこの同潤会アパートメントというものの存在はほとんど知らなかった。

Design of Doujunkai 同潤会アパートメント写真集 ― 甦る都市の生活と記憶 ―
Design of Doujunkai
同潤会アパートメント写真集
― 甦る都市の生活と記憶 ―

単行本(ソフトカバー): 218ページ
出版社: 建築資料研究社
(2000/07)
ASIN: 4874606431

 この写真集では青山アパートメント・清砂通アパートメント・上野下アパートメント・大塚女子アパートメント・三ノ輪アパートメント・虎の門アパートメントの6つの同潤会アパートメントが取り扱われ、387点の写真が納められている。写真集の発行から既に7年が経ち、築80年にもなろうかという同潤会アパートメントは2006年現在上野下アパートメント、三ノ輪アパートメントしか残っておらず、この写真集で見られる大半の光景はもう実際に見ることはできなくなっている。

 大正末期から昭和初期にかけて造られたアパートはモダンな装飾が施され、造形的にも美しい。さらにそれに年期が加わり、なんとも云えぬ成熟した佇まいを見せる。アパートが家賃回収のみでは経営できず、やがて木造建築住宅に変更しなければならなかったのも頷ける。このアパートには裕福な医師や代議士も入居していた。

 見た目の意匠が目につくのだが、居住空間を意識して設計されていることも、現在の素っ気ない単なる箱の集合住宅とは異なる。採光と子供のために設けられた中庭。通りに面した表と中庭の中との佇まいは違った趣きを持つ。女子アパートでは屋上にサンルームや音楽室も設けられていた。

 今の集合住宅では生活が感じられない。あたしが今住んでいるところも、玄関のドアを開けるとひっそりしていて、まるでホテルの廊下に出たのだろうかという気分に襲われる。すでに5年も住んでいるところだが、そういった印象は変らない。同潤会アパートメントの佇まいからは人間の住んでいる様子が伺われる。いつからこういった生活を隠蔽してしまうといった建物に住むことを良しとし始めたのだろうか。同潤会アパートメントの写真集を眺めていて感じることは多い。

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2007.01.06

ジョン・ハーシー『ヒロシマ[増補版]』(46-85)

 ジョン・ハーシーとその著書『ヒロシマ』の名はヒロシマに関するドキュメンタリを見聞きする度に何度とはなく耳にしたものだが、これまでその内容を知ることはなかった。ふと気紛れでネットで検索してみると、法政大学出版局から翻訳が出版されていることが判り、さっそく取り寄せてみた。

ヒロシマ[増補版]
ヒロシマ[増補版]

出版社: 法政大学出版局
増補版 (2003/07)

 『ヒロシマ』は原爆投下翌年の5月に広島を訪れた従軍記者ジョン・ハーシーが6人の被爆者にインタビューを行い、その体験を記したものだ。しかもこの体験記の発表の為され方は特異だった。知的階級を対象にしたアメリカの週刊誌・ニューヨーカー誌は通常多くの短編を載せていたのだが、1946年8月31日発行のものはハーシーの『ヒロシマ』の一篇が全誌を飾ったのである。この号のニューヨーカー誌は『ヒロシマ』のために発行されたのだ。その内容は反響を呼び、アメリカの100以上の新聞に連載され、さらには劇化されて放送される。さらには十数ヶ国語に翻訳されたという。日本ではインタビューを受け、手記も提供したという谷本清、そうして石川欣一によって翻訳され、1949年4月25日に出版される。

 このドキュメンタリーは被爆したドイツ人宣教師クラインゾルゲ本人と、その紹介を介してハーシーが会った日本人神父(翻訳も行っている谷本)、医師2名、市井の女性2名が主人公となっている。

 読後の印象は何とはなく違和感のあるものだった。清涼感があり過ぎるという感じか。インタビューの対象が宣教師や医師という使命感のある前向きな姿勢を持った人物を選んでいるのが原因だと思われる。それは英語ができる人間としてドイツ人神父と接触を行ったため、また、ハーシーの父親もまた宣教師であった(ハーシーは父親の赴任先の中国で生れた)ことも影響しているかもしれない。この6人の姿も真実かもしれないが、もっと苦しい思いをしている人たちの方が遥かに多いと思われる。

 現在発行されているものは[増補版]であり、39年ぶりの1985年4月に広島を訪れたハーシーが6人のその後を取材し、その7月15日のニューヨーカー誌に25ページに渡ったて公開した『ヒロシマ その後』がつけ足されたものである。この文章は日本では同年8月1日から6日まで6回に分けて中国新聞に連載して以来、この書籍が2003年7月に発行されるまで、18年間眠ったままのようだ。これもどうしたものかと思う。

 『ヒロシマ その後』で描かれる人生は様々だ。不幸な最後を遂げたものもいれば、そうでないものもいる。原爆症に翻弄されたものもいれば、そうでないものも。個人だけの問題を抱えたものもいれば、もっと大きなものを抱えたものも。

 [増補版]になることで、さらに多くのものが見えてきたような気がした。



(07年7月7日追記)
 取材を受けた6人は『アサヒグラフ 1952年8月6日号 原爆被害の初公開』にてインタビューを受けている。詳細な内容についてはこちらを。

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2007.01.05

まだまだおとそ?

 出勤時に思ったこと。交通量が少ない。企業のうちでもまだ正月休みのところがあるのか。ニュースを見ていると交通ラッシュが今週末にもあるということ。6+2+3の11連休のところもあるんだろうな。

 役場の長期連続休暇というとこの年末年始の休みだけである。ゴールデンウィークもカレンダー通りで、飛石とかになることが多い。ましてや、お盆休みに関していえば、カレンダーにはまったく記述がなく、従ってないものに等しい。お盆とは通勤しやすい数日間という感覚だ。

 役場ではまとまった休暇はないが、民間と比べて比較的有給休暇が取りやすい(忙がしい部署ではそうもいかないが)ので有給で長期休暇にすることは不可能ではないが、やはり旅行先とかでお土産を買ってくるなど周りに気を使うことが多いようだ。

 今の部署は去年は上級官庁への年始の挨拶はなかったのだが、異動で来た新しい副部長の意向で敢行されてしまった。悪しき風習のないところだと思っていたが(これも部署によっていろいろ異なる)、下手をするとこれが契機で挨拶が続くかもしれない。上級官庁と変な形で顔繋ぎするのはやはりよろしくない。

 この連休が明けると本格的に新年が始まる。年度末に向けてのいばらの道が見えている。

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2007.01.04

エポック社 デルタックス(DELTA-X) T-レックス

T-レックス この大晦日から元日の早朝にかけて作ったのがエポック社のデルタックス(DELTA-X)シリーズのT-レックスである。

 下の子の誕生日プレゼントを買いに行った時に目についたのが、T-レックスだった。箱には「一枚のプレートから始まる無限の世界。」といったコピーがあり、その売り文句の通り、プレートをネジで留めて形づくる玩具である。造形が面白いので、ついつい年甲斐もなく自分用に買ってしまった。箱の説明には6歳以上と書いてあったが、6歳くらいだとまともにネジも締められないのではないかと思う。一緒に居た上の子は、以前に見かけた時欲しいと思ったと言っていた。

 中を開けてみると大小様々なプラプレートがあり、それを説明書を見ながら組立てるらしい。形の完全に定まっていないプラモデルという感じか。説明書をよく見ないとネジの留め位置を誤ってしまう。作り始めると下の子が「作れないと思うけど作らせてくれ!」などと訳の判らないことをいって触りたがるので大変だった。プレートやらネジを無くしてしまうと完成に至らない可能性もある。(事実、ネジには10個くらいの予備があったが、プレートには実質的に予備は全くなく、完成時には完全に使い切っていた。)

 大晦日の8時くらいから作り始めた。使用するパーツの形を確認するというところからはじまり、組立てる度に組立説明書の通りの形になっているか見比べる。ちゃんと確認したつもりが、誤って組立てていて、後に組立て直すことしばしば。部分的なところを作っているうちはいいのだが、恐竜の丸みを出すとか、そういった仕上げの部分に入ってくると形を固定するのに力も要るし、奥の方のネジを留めないといけないということで、それなりの器用さも必要になる。随分と力を用いる必要があったので、翌日、筋肉痛になったくらいである。

 難易度はこのT-レックスの場合、「5」らしい。このシリーズは難易度「7」まであるようだが、これらは電気仕掛けで動かすことも可能なようだ。しかし、手先の器用さを要求するということでは、十分難易度を感じる。おそらく小学5年生の上の子にも全部を全部自力で作るというのは出来ないんじゃないかと思ったりする。

 結局、深夜2時くらいまで6、7時間かけて作り上げることができた。造形的にも申し分なく、子供たちは二人ともこれを見て「すっげー」とびっくりしていた。自由にオリジナル作品も作れるという振れ込みだが、ネジ留めが面倒であれこれと試行錯誤するのには敷居が高そうな気がする。あたしとしても、苦労して完成させたT-レックスは壊されたくなかったりもするのだ。

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2007.01.03

今年の正月

 あっという間に正月休みも終ってしまった。今年の正月休みも何かをしたという憶えがない。

 元日には実家に預けている息子を自宅に呼び戻す。市内なので連れて帰るのはすぐなのだが、本人が嫌がるのでなかなか面倒。本人は家に帰りたがらない理由は語らない。実家の親をたまにはゆっくりさせるということもあって連れて帰るのだが、家に帰っても暇そう。下の子はに~ちゃんの持って帰ってきたDSを喜んでやっていたが、に~ちゃんはケーブルテレビでアニメ専門のアニマックスを見ているくらい。翌日にはさっそく帰ると言いだしたが、もう一晩泊まらせる。何とはなく下の子とレゴで一緒に遊んでいたようだが、夕方には実家に送る。

 23年ぶりくらいに食べたのは吉野家の牛丼。アメリカの牛肉輸入開始でお昼時のみ牛丼を販売しているということで行ってみたのだが、大盛にしては量が少ないし、肉が固く、汁もスマートでなく、やはり吉牛は旨くないと感じた。牛丼に関してはやはり地元の三河屋には敵わない。ただ、このお店、元日に閉めていたのはよろしくない。

 明日からは戦争のような仕事が待っている。やれやれである。

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2007.01.02

勿体ないお化けを一匹退治

 先日購入したSABO STUDIOのICE CREAM SPOONなのだが、一向に使う状態にならない。カップアイス用のスプーンなので、シーズン・オフということで使うようにならないということもあるのだが、それでもこの中の金メッキのヤツなんてシーズンになっても使えない可能性は大だ。

 あたしにとって面白くないものは仕方ないが、そうでないものを箪笥の肥やしにするのは嫌いである。良いから使えないというのは、あたしの理解を超えている。良いものならそれは使い倒すべきなのである。

 ということで、ICE CREAM SPOONのうち、金メッキのものはさっそくしおりとして使うことにした。大きさも実に申分ない。さらに本を読んでいる間の手遊び道具としても非常にいい。

 今年は勿体ないお化けを生まないことがモットー。

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2007.01.01

クリント・イーストウッド『硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima』(06)

 『父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers』(06)と対になる硫黄島2部作のひとつ『硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima』(06)を観に行く。

 正月というとだらだら過してしまう傾向があるので、今年は映画館の入場料の安くなる(1000円)1日でもある元旦の朝から映画館に足を運んでみた。『硫黄島からの手紙』は11時30分というやや遅い初回上映だったため、上映5分前に館に着くと既に6割強の席が埋っていた。映画館にこんなに人がいるのを見たのは久しぶりである。サービスデーであったこと、正月であるということで動員がよいのか。レンタルビデオのなかった頃25年くらい前は、週末はいつも朝いちの回でも上映の20分位前に入場していないと立見になりかねなかったんだけどね。

 ということで、見た後の感想。

 正直言って、複雑な心境。イーストウッドはこの映画をどうしてつくったのだろうかと疑問になる。『父親たちの星条旗』を作るにあたって、日本側のことも気になって着手したのだろうけども、それでも出来事をなぞったというだけで、葛藤というのが特には見られない。各々の姿勢に変化がないので、だからどうしたの、という風になってしまう。史実を基にしているから、変なフィクションを持ってこづらいということなのかもしれない。そういう意味でこういった出来事があったことに対する解釈のみしか我々はできない。これはアメリカ側の『父親たちの星条旗』についてもいえることでもある。

 個人的な解釈をあえてイーストウッドは表現しなかったのかもしれない。そんなものはどうでもいいと考えたのか。まぁ、題材的(考えるヒントとしての)には再現フィルムでも十分価値のあるものかも知れないが。

 それにしてもこういう風に自国の戦争を丁寧に描くことができない邦画というのは寂しいもんだね。余所の国の人、しかも日本嫌いの人にこういう映画を撮られたら、日本では恥ずかしくって100年は大東亜戦争を題材にした映画は撮れないね。

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とか言ってた(BlogPet)

そういえば、O-Maruが
まぁ、川が気象に影響することは十分に考えられるが、戦勝がそういう影響を及ぼすことはまず考えにくいので、たまたまだったのだろうけども、でももしかすると意外とそういうことがあるのかもしれない。
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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