ぎょうせん飴
注文していたぎょうせん飴が届く。梱包を解くなり、カミさんの「懐かしー」の声。この夏、近所を軽トラで行商しているのを一度だけ聞いたが、とっとと走り去って買うような間は全く無かったらしい。あたしも職場で物売りの声を聞いたような気がする。冬に食べようとして箸を折ったことなど、同じ市内で生まれ育っただけあって似たようなことをカミさんも体験していた。これは職場の6歳年下の同僚も同じだった。
ぎょうせん飴を口にするのはおそらく20数年ぶりになるのではないかと思う。飴を瓶から巻き取る感覚がとても懐かしい。まだ温かいので飴は柔らかく伸びやすい。取り出す時に瓶の口の縁にもつけてしまうので注意が必要だ。飴はかなり甘いが透明な水飴とは違って、刺すようなドギツさはなくまろやかだ。
飴を湯に溶かして飴湯を作ってみた。市販の飴湯はカタクリの量が多く、いかにも、といった感じだったが、ぎょうせん飴を湯に溶かしての飴湯は程よいとろみだ。ぎょうせん飴のような麦芽水飴はでんぷんを麦芽によって糖化させることによって作っているので、多少なりのとろみは出る。生姜がなかったのが残念だが、琥珀色の飲物は海の家で飲んだあの熱い飴湯の味がして、本当に懐かしかった。
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