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2006年10月の41件の記事

2006.10.31

藤原章・大宮イチ『神様の愛い奴 決定版』(01)/馬鹿とハサミは...

 つい最近、こんな映画があるというのを知って、数日前に入手したばかり。『ゆきゆきて、神軍』(87)の奥崎謙三出演の映画。ジャンル分けすればドキュメンタリ映画ということになるとは思うのだが、純粋なドキュメンタリとも言い難い。まぁ、『神軍』もそういう感じであるのだけども。Amazonのマーケットプレイスで2000円(+送料340円)。

 『神軍』の撮影の後、奥崎は元上官を殺すために上官宅を訪れたが、留守だったため、とりあえず自宅にいた息子を射殺しようとする。もともと奥崎はこの様子の撮影を希望していたのだが、当然の話であるが監督の原一男は拒否していた。そして奥崎は殺人未遂で逮捕される。天皇の崩御、秋篠宮の婚姻で2度にわたって恩赦の機会があるものの、いずれも拒否し、12年間満期服役する。この映画は、奥崎が出所するところから始まる。『ゆきゆきて、神軍』の当時は62歳だった奥崎もすでに77歳になっていた。

神様の愛い奴
神様の愛い奴







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 いきなりこの映画(実は映画とは呼べない代物かもしれない)を観ろとは勧めないが、『ゆきゆきて、神軍』を観て吹っ切れないものを感じた者には観ることを勧める。おそらく『神軍』の補完するものがこの『愛い奴』になるのではないかと思う。しかし、『愛い奴』は内容的には完全なゲテ映画であり、これを観ただけでは何も意味をなさず、ただ吐き気を催すだけである。

 一般的に評判は悪いがあたしは観て良かったと思っている。善し悪しはともかく『神軍』が何ものかということがよく判ったからだ。とにもかくにもあの映画を撮り上げた原監督は尊敬に値する。普通の人間ならば、収拾がつかなくなって放置してしまうだろう。あそこまで形にした監督の忍耐と努力にはあらためて驚き、感銘する。

 簡単に云えば、それなりの社会的なテーマを持っていれば、どんな人格であってもそれなりのものに見えてしまうということである。いわゆる馬鹿とハサミは使いようという奴で、馬鹿もこっちを向いている間は相手にされるが、向こうを向いてしまうとハナから相手にされない(できない)ということなのだ。12年間の服役で、奥崎は向こうを向いてしまって、単なる奥崎しか見えなくなってしまった。

 『ゆきゆきて、神軍』を観ていない人には、是非とも『ゆきゆきて、神軍』、そして次にこの『神様の愛い奴』を観てみると良い。これ程刺激的な組映画はないと思う。『愛い奴』を観た原監督はどのように思ったのだろう。ぜひ知りたいものだ。

ゆきゆきて、神軍
ゆきゆきて、神軍

 それにしても『愛い』というのが、なかなか読めなかった。「うい」なんだね。この『神様の愛い奴』というのは奥崎の台詞。神様がいちばん愛いしているのはわたし、だそうだ。パッケージの奥崎は、妙に内田裕也風。あの人も歳をとって世間離れに拍車をかけたように見える。

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2006.10.30

疲れております

 自分が悪いのだけど、ゴタゴタしすぎ。お金を使う仕事はもういいです。

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2006.10.29

山下和也/叶真幹/井手三千男『ヒロシマをさがそう―原爆を見た建物』(06)

 bk1で注文していた『ヒロシマをさがそう』が届く。いつの間にかAmazonでも品切扱いでなく、通常分も表示されるよになっていた。プレミアのついたマーケットプレイスが浮いてみえる。

ヒロシマをさがそう―原爆を見た建物
ヒロシマをさがそう―原爆を見た建物

山下 和也,叶 真幹,井手 三千男(著)
単行本: 187ページ
出版社: 西田書店 (2006/09)


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 この本で取り上げられているのは、爆心地から5km以内で確認されている被爆建物のうち、被爆後にも何らかの形で残存した非木造建物と住宅および付属屋以外の現存する木造建物についてである。商業・企業を含め、公共的な建物のみが対象になっているようだ。

 地図を添えて紹介されているのは、現存の被爆建物と取り壊された後モニュメント等で一部保存されているもののうち59件で、その他の現存建物も48件リストアップされている。また、非木造建物で被爆後利用されなかったもの49件(被爆時に崩壊し撤去37件・被爆時形態を保持しながらも取り壊し12件)、利用されたが後にすべて取り壊されたもの48件、利用や解体時期が不詳のもの8件が被爆時の写真を添えて紹介されている。

 被爆しても崩壊しなかった建設物は広島の復興に多いに役立ったようだ。それにしても驚くのは爆心地から数100mの銀行の多くがその原形を保っているということだ。広島原爆戦災誌を読んでも金庫の中は焼けていなかったと云う記述が多く、銀行業の特異さを改めて思い知る。

 それにしても仲間の亡くなった建物をそのまま使うと云うのはどういう気分だろう。戦後10年経てばそういった記憶は薄れるだろうけど、数年のうちは生々しく残っているはずだ。

 注意しなければ気がつかない被爆建物。その土地の受けた災禍を忘れることは実はいい事なのかもしれないが、今の世の中を見て、それを手放しに喜ぶのはやはり間違っているという気もする。

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2006.10.28

記録/綾井健『記憶の「軍艦島」 REMEMBER GUNKANJIMA』(06)

 久しぶりの軍艦島関係本。長崎市の観光資源としての保存活動や「軍艦島を世界遺産にする会」の世界遺産に向けての活動に対して、軍艦島はもともと企業による監獄島のようなものであり、むしろ「負の遺産」であるにもかかわらず、このような動きがあるのは実に「きな臭い」ことであると批判する。

記憶の「軍艦島」
記憶の「軍艦島」

綾井 健
大型本: 83ページ
出版社: リーブル出版 (2006/09)

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 軍艦島では半島からの強制労働があったり、自由に島からでることが出来ないという頃は確かにあったようだ。炭砿で働く坑夫やその家族がより豊かに生活できるようになったのは、戦後労働組合が出来てからのことである。それからは生活環境に制限があるものの、いち早く家電製品が普及する等、本土よりもよい生活を送っていた。労働賃金がよいということで、島に流てくる者も多かったようだ。

 著者は80年に島に渡り、その際に撮った写真を交えて、軍艦島を語る。

 が、どちらかというと建物はそれなりの工夫が凝らされており、生活しやすいようになっている。廃墟となった軍艦島に渡って目の当たりにするのは、こういったハードのの面でしかない。ほとんどが海外の設計者によって設計されたようで、その設計の大胆さ等に筆者は感心している。この島はで数千人が生活するためには本当に工夫が必要だったのだ。

 強制労働についても幾らか述べられるが、伝聞によるものであったり実に説得力がない。現在の軍艦島からそういうソフトの面はそもそも読み取れないのだ。とりあえず、産業遺構を遺産として保存すると云うことに異議申立するというものの見方があるということは理解した。

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2006.10.27

あざとい連中

 今週号のAERAで『ヒロシマをさがそう』という本が出ているのを知った。広島市内の被爆建物に関するガイド本らしい。

 興味があったのでAmazonで調べてみると在庫切れで、すでにマーケットプレイスだけになってしまっている。定価は1400円であるにもかかわらず、すでにほとんどが1000円いくらかの上乗せをしている。先月発行の書籍で大手でない書店の発行によるものだから、Amazonに関しては品切を起こしていると思うのだが、あまりにもあざとい商売をしようという連中が多く、びっくりする。

ヒロシマをさがそう―原爆を見た建物
ヒロシマをさがそう―原爆を見た建物

山下 和也,叶 真幹,井手 三千男(著)
単行本: 187ページ
出版社: 西田書店 (2006/09)

 ちなみにあたしはbk1で一昨日注文し、昨日の発送。間もなく手もとにつくと思う。ちなみに紀伊國屋のサイトを調べるとほとんどの支店で店頭在庫があるようだ。

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2006.10.26

モーツァルトが苦手

 久しぶりにオーケストラの演奏会に行く。地元紙主催で役場がドイツの姉妹都市の楽団を呼んで、地元の小学生の太鼓叩きもやろうというもの。お題は生誕250年のモーツァルト。モーツァルトはあんまり好きではない作曲家だが、券の売れ行きが良くないらしく、整理券を出すから行けというので行ってみる。

 クラシックは決して嫌いでなく、チャイコやワーグナーはとても好き。映画で育ったから、フルインストルメンタル自体まったく抵抗がなく、その延長にクラシックもある。クラシックと云うジャンルは特に意識したことはない。

 まぁ、定番中の定番のアイネ・クライネ・ナハトムジークから始まった訳だが、やはりモーツァルトは嫌い。面白くないのである。交響曲というと普通、各楽章が構成されて、クライマックスに向かうような作りになっているのだが、モーツァルトの場合は瞬時瞬時はいいのだが全体を通すとのっぺりとしていて気持ちよくなれない。これは完全に趣味の問題だから、彼がいいという人もいてもおかしくはないし、こうやって生誕何年とかと持てはやされるくらいだから、世間一般には評価が高いということで間違いないと思う。それでも、やはりあたしは嫌いなのである。

 小学生の和太鼓に尺八の演奏。演奏自体は申し分なかったが取り合わせとしては平凡極まりないかも。叩きものと吹きものは補い合うような関係にあって当然しっくり行くかなと思うのだが、和太鼓とピアノの演奏とかも面白いのではないかと思った。ピアノは鍵盤楽器だけども、叩きものでもある。叩きものをふたつ競わせるのも面白いのではないかと思ったりする。まぁ、ジャズピアノになってしまいそうだけど。

 何がともあれ、たまには生演奏を聴くのはいいものであります。

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とか書いてた(BlogPet)

O-Maruは
映画や写真といった視覚的な媒体も好きではあるのだが、文字という質素な表現手段も印刷誌面という視覚媒体に移されるやいなや視覚的快楽のGoogleに移行する。
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.10.25

タイポグラフィ

 タイポグラフィというのはかいつまんで云えば、活字印刷における技術の総体ということになる。印刷媒体で文字を効果的に見せるためには、活字の選択から始まり、その配置まで気を配る必要がある。それらに関する技術はタイポグラフィによるものとなる。

 もともと活字フェチなあたしは美しく活字を組まれたものが好きであった。映画や写真といった視覚的な媒体も好きではあるのだが、文字という質素な表現手段も印刷誌面という視覚媒体に移されるやいなや視覚的快楽の対象に移行する。見た目の快感と文字で表現される世界の快感と、活字媒体の快楽は意外と大きなものだったりする。

 だからあたしは就職先のひとつとして広告制作会社を考え、活動をしていたこともあった。ただし地元の会社はあまりにも零細であり、知り合いの紹介であったにもかかわらず、受け入れはして貰えなかった。このブログのカテゴリーの全映画的お仕事で、当時あたしが作っていた小冊子とかを紹介していたりするのだが、こんなことをして遊んでいた。当時はワープロ専用機で字体は明朝・ゴシック・丸ゴシックくらいしかなく、見た目の変化にも乏しい。

 そういうことをやっていたのはもう15、6年も前のことになる。それでも関心のある分野であることには間違いなく、ふと本屋に入ると次のような書籍を発見してしまう。

新撰 日本のタイポグラフィ
新撰 日本のタイポグラフィ

アイデア編集部 (編集)
大型本: 294ページ
出版社: 誠文堂新光社 (2006/9/16)
ASIN: 4416606095
サイズ (cm): 29 x 22


+DESIGNING Vol.1
+DESIGNING Vol.1

大型本: 174ページ
出版社: 毎日コミュニケーションズ (2006/06)

 『新撰 日本のタイポグラフィ』は雑誌デザインの増補版で1995-2005の10年間のデザイナー66人の代表的な装丁、文字組等が紹介されている。多くが書籍に関する作品になるのだが、各々のデザイナーの個性が垣間見られて面白い。困ったことに文字組の美しさを堪能したいだけで紹介されている書籍が欲しくなると云ったことも起こってしまう。タイポグラフィに特に関心がなくても、たいていの人は眺めているうちに気持ちよくなれるのではないかと思う。

 次はデザイン関係のムック本『+DESIGNING』。おそらく季刊ではないかと思うが、第1巻は「文字」が特集。先の『新撰 日本のタイポグラフィ』で掲載されたものも紹介されているが、基本的にタイポグラフィが対象になっているのでやむを得ない。特に興味深かったのは人気雑誌の文字組のベースが紹介されていたりすること。文字組で誌面の印象がガラリと変るので、いちばんはじめに設定したりするものなのだが、こういうものを見る機会というのはあまりないのではないかと思う。

 すでにこういう世界とは縁の遠いところで働いてしまっているが、なんかの機会に試みたいとも思う。そうそうこういうブログのデザインだって、いじくり回すことできるんだよね。

 しかし、書店で書籍を買うデメリットを発見してしまった。こういったデザイン関係の本って永久保存とはいかないにしても、そこそこ丁寧に保っておきたいと思ったりする。が、田舎の書店では売れ筋ではないので入荷数が少なく、かなり傷んだものしかなかったりするんだよねぇ。そういう意味では通販の方が危険度が低かったりして、いいんだよな。

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2006.10.24

山口智子

 久しぶりのTV出演だとかで、特番の番宣でもここ最近、何かと露出していたが...

 いやぁ、この人って、こんなに品のない人でしたっけ? 特番自体はあまりにもイタかったので、すぐに見るのをやめちゃいました。

 役者はいい監督に演出されている時が、いちばんいいんだろうな。まぁ、役者はそんなもんだと思う。

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段々と良くなるもの

 聴いているうちに段々とよくなる音楽がある。小品はともかくクラシックの大抵はその類になる。耳が慣れる必要があるのだ。耳が慣れると、何十回と繰り返し聴くことも可能だったりする。

 最近、そう言う存在なのがこの春に入手したINOYAMALAND(イノヤマランド)の『1984 PITHECANTHROPUS』(02)。ポータブルプレーヤーの容量が少ない時など、このアルバムを選択して持ち運んでしまう。ライブ音源なのだけど、スタジオ録音の『DANZINDAN-POJIDON』(83)と比べて何とはない優しさがあっていい。発売を前提の録音ではなく、誰の手によって録音されたものか判らないのだが客席に非常に近い位置からの録音である。客席の会話のようなものも収録され、職場の休憩時間に聴いている時など後ろに誰か来たのかと振り返ってしまうくらいなのだが、それでも愛聴の価値は充分にある。

1984 PITHECANTHROPUS
1984 PITHECANTHROPUS

1984 ピテカントロプス

 なんとも表現のし難いものであるが、愛されるべき盤であるとあたしは思っている。

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2006.10.23

季節外れの蚊

 今朝の睡眠は蚊で悩まされた。蚊の羽音が気になってしかたがないというのではなくって、蚊に刺されまくって、痒さで何度も起こされてしまった。肘を刺されて目が覚めて、しばらく掻いてうとうとしていると、今度は足である。そんな風にして2時間ごとに起こされた。ただでさえ週明けの憂鬱な朝がさらに憂鬱な朝になってしまった。

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デジタルカメラに必要なもの

 デジタルカメラを使っていて、消耗品として出費のかさむものというと充電池である。機種によっては乾電池が使えるものがあって、緊急の場合、乾電池を購入することによって撮影を継続できるということで人気があったりするのだが、乾電池はかさむので個人的には好きになれず、専用充電池機を選択してしまう。

 一日に何十枚か撮っていると、充電池は2年もかからずにダメになってしまう。この専用電池というのが結構高くて、愛機のPowerShot Sシリーズだと純正でひとつが6000円あまりする。近所の店舗だと1割引くらいにしかしてくれないので、5400円くらいする。予備も必要だから2本買っていると、1万円超えてしまう。この出費は必要不可欠なもので、かなり痛い。

 しかし、探せば安く買えるもので、ROWA BATTERY BANK(ロワ バッテリー バンク)だと2個セットで1490円で買えてしまったりする。中国製で製品の出来にむらがあるという話を聞いたりもするが、1/7の価格で入手できるのなら、仮に純正の半分の寿命しかなかったとしてもそんなに腹は立たない。2年くらい前からここで販売している製品を利用しているが、特に不便を感じたことはない。

 それにしてもこういった価格の較差を見せつけられると困惑してしまう。製品に対する性能の保証の問題で価格の差がでてくるのだろうが、初期不良さえ対応して貰えれば後はたいてい辛抱できるというのがあたしのスタンスで、こういったバルク品にような存在は非常に有り難い。ちなみにヤフオクで落札したバルク2GSDメモリーは出品者によって初期不良が確認されたが、在庫がないことから返金扱いとしたいということらしい。かなり悲しい結果となってしまった。

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2006.10.22

今日見た得体の知れないもの

 最近、困ったことがある。週末、車を運転すると間もなく必ず小便がしたくなるのだ。それが不愉快で、家を出る寸前にトイレに入るのだが、それでも車を運転し始めて5分もすると尿意が生じる。本当に困ったものである。

 今やコンビニエンスストアが大抵トイレを解放しているので、これで救われている。市内であれば1kmも走れば、コンビニがあるし、コンビニのないような場所なら、男が立ちションできるような場所は少なくない。パチンコ屋や公園を探さなくてはならなかった頃に比べて雲泥の差だ。店舗側もトイレだけで済ませ難く、商品を幾らかでも買って貰えれば、売り上げにも繋がる。

 コンビニではないのだが、ドラッグストアのチェーン店を今日は使わせて貰った。店の正面の屋外にトイレが設置され、車椅子でも使用できる大きなものが用意されている。しかも、大トイレはウォシュレットである。さすがドラッグストアだ。

 そのトイレを使おうと思うと、先客が入ってしまった。小便器、大便器が4畳くらいの部屋にあるという一人しか利用できないトイレで、待つしかない。先客の前に母子がトイレから出てきたのだが、母親が22歳くらいで男の子はは3歳くらいか。外のベンチにも4歳くらいの女の子が座っている。やがて、同じく20数歳くらいのサングラスをかけた男がやってくる。スボンを腰の下まで下げたような、今時の見苦しい格好の輩である。チャラチャラした男はおそらく店でもらったゴム風船を膨らませ始めた。そうして、拭き込み口を子供の顔に当てがって、風を吹き付け始めた。あたしも子供に対してそういうイタズラをしなくもないのだが、雰囲気が違う。完全に嫌がらせをしようという感じでやっているのだ。子供も無反応。風船を膨らませては、子供2人と女性の顔に風を吹き付ける。男の仕草は執拗な感じで、後の3人はもう仕方なくそれを受け入れているという感じだ。この男女は夫婦でないと思う。実際に夫婦であれば、恐ろしい。若くしてバツイチになってしまった女に付きまとっているという印象だ。何れにせよ、男は下らない質の悪い男にみえた。

 男が気味が悪いし、とっととその場を離れようと思ったのだが、如何せん、先客の女性がトイレから出てこなく、目を合わさないように側に突っ立っていた。ドアのトイレがあいた時には、本当にほっとしたものだ。

 精神年齢的にはうちの5歳の息子と変わりないような気がする。子供を車に置いてパチンコに行き、熱中症で死なせたり、うるさいからといって殴りつけて子供を死なせる(殺す)事件を見聞きする度に信じられなかったものだが、今日見た光景の延長に間違いなくそれらを感じ、実際にこういった連中がいるんだということに改めて驚いた。

 彼らがどのような生活を送っているのか、また、これまで送ってきたのか非常に気になる。我々の知っているものか、そうでないものなのか。後者であればまだ有り難いが、前者であれば子育ては運ということになってしまう。

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2006.10.21

ドライブの途中で...

 朝の11時に息子に起こされ、天気も良かったので、昼過ぎからひとりで車を転がしてみる。

 久しぶりにダムに行ってみる。自宅から15分もかからないところにある。高さが87m、ビルにすると25階建て相当でそんなに大きなダムというわけではない。しかし、1m40cmくらいの柵の向こうには空間が広がっていて、やはり吸い込まれそうな気分になる。多少身を乗り出してカメラで光景を撮ってみたのだが、怖いという感覚は全くないが、カメラを落してしまうという恐怖感に襲われ困る。そんなに高くない自宅の賃貸の4階から撮る時も同様の気分になる。そんな状態ではまともに撮れないので、現在つけているハンドストラップだけでなく、ネックストラップもつけることにした。

 ダムの奥には隣町に続く道になっているが、脇に入るとうちの町の山間部に入る。町の2/3は平地なのだが、1/3は山地になっている。山間部は小さな集落が点在しているという状態で、地元ながらあまり知らない。踏み込んでみると仕事の関係で名だけは知っているような町名のついたバス停があったりして、ここがかの地なのか、などと感心する。

 すでに道は辛うじて離合できるような状態。集落を超えて、何もなくなると暫くしてまた集落が現れる。田畑はあまり見られない。林業がメインなのか。何をして生計を立てているのかとても不思議で仕方ない。住宅によっては二階の窓に木製の格子柵をつけた、昔ながらの装飾を施したものがあり、非常に懐かしい。親父の里で宿泊施設も備えた街道沿いの商店がそういう作りをしていたのだ。

 どんどん山道を登って行くと、「路肩ガードレールなし、注意!」などとうちの役場が手書きでつくった看板が立っていて、両脇とも鬱蒼とした山林の間を走る道路は完全に一車線になる。離合も不可能な状態。車を回転できないと面倒なので、このあたりで引き返そうかと車をバックさせていると溝に脱輪させてしまった。

 運転歴20年になるが脱輪は初めてである。廃車にしたことはあるが、車を擦ったことは片手で数えるくらいしかない。右前輪が完全に落ち込んでしまって、バックにしてアクセルをふかしてもタイヤが空回りするだけである。正直言ってお手上げ状態である。民家の全くない山道の途中。あたしはJAFの会員ではあるが、携帯電話を持ち歩く習慣がなく、その時も携帯電話を持っていなかったのだ。この状態で、JAFの会員証があってもただの紙切れでしかない。

 が、幸いにもすぐ側に車が止まっていた。そうして、年配の男性。70歳くらいの人で、ダメもとで、脱輪したのでJAFを呼びたいと思う。携帯を持っているようだったらお借りしたい。と尋ねると、運良く携帯電話の利用者だった。携帯電話を借り、JAFに連絡する。土地勘がないのでその人に場所の詳細も聞く。本当に助かった。電話代を払おうとすると、ご縁ですから、と断られた。

 驚いた事にその先にはさらに集落があり、しかも有名な喫茶店があるという。今、目の前にあるのはどう見ても山の持ち主が山の手入れをするために設けているような林道の入り口にしか見えないのだが。事実、上から宅急便の車が降りてき、「脱輪ですか。手伝いますよ」なんて運ちゃんが車から降りてきたのだが、JAFを呼んでいる旨伝えて、お礼を述べた。

 再び、下から車が来たのだが、この運転手も車を停める。「脱輪? 落ちた車輪はひとつだけ? じゃ、思い切りハンドル切ってバックすれば多分抜けられるよ」なんて、とっととあたしの車に乗り込んでしまった。車は実に簡単に溝から抜け出した。昔、友人が片側の前後とも落してしまって、その時は5、6人かがりで担ぎあげたことがあったのだけど、前輪一方だけなら自力で出すことも可能なんだと初めて知った。よかったよかった、なんて、その人はとっとと行ってしまった。先のおじいさんはまだそのあたりにいたので、携帯を再び借り、JAFに断りの電話を入れる。

 脱輪から20分くらいのことだけど、人の暖かさに触れて本当に嬉しかった。うちの地元って、こんなにいい人多かったかしらん? で、車を転がす時には携帯を持っておくことにもする。しかし、あんな山間部ではうちのキャリアじゃ使えないという話もあるけどね。

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2006.10.20

橋本忍『幻の湖』(82)

 橋本忍というと、黒沢明の一連の作品、『砂の器』(74)、『八甲田山』(77)等の脚本を手掛け、傑れた作品を残している。また、脚本を書き、監督もしたフランキー堺主演の『私は貝になりたい』(59)も名作として名高いが、東宝50周年記念として公開された、橋本原作・脚本・監督の82年公開の『幻の湖』は幻の映画ともいわれており、本日、ついに日本映画専門チャンネルで観ることができた。ただし、この映画が放送されているのに気がついてのは始まってすでに20分が過ぎた頃であって、2時間40分の大作のうち2時間20分あまりしか見られなかった。

幻の湖
幻の湖

 再確認できたこと。脚本家は必ずしも脚本家のみで傑れた作品に仕上げることではないだろうということ。監督という第三者によって脚本が吟味されていることを忘れてならない。単独でやってしまうとドツボにはまってしまうこと多し。

 物語が完全に意味不明で、主演の女性をただ単に走らせたかっただけかと思ってしまう。脈絡のない話でも2時間半という映像を作ることが出来ることに感心する。

 本当にコメントのしようがない。とりあえずプロも誤ってこういうものも作ってしまうんだという典型的な作品なので、映研部員は必ず一度は見ておくこと。そうそう、意味もなくガンガンかかるからどうしたものかとは思うけど、リストのレ・プレリュードを久しぶりに聴いて懐かしかった。

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2006.10.19

共倒れ

 うちの近所のコンビニが凄いことになっている。新しい道が通る度にサークルKが出来ているのだ。2つの道路が交差する300m内にすでに2店舗。新しく道路がその2道路を交差するように新設されて、その沿線400mくらいのところにもう一店舗できたが、ここは経営者募集中でまだ開店はしていない。

 コンビニは他のチェーン店もあり、住宅地ながらも半径半キロで5、6店舗は下らない状態だ。コンビニの小売の占める割合はかなり高いようだが、こういった節操のなさはフランチャイズのオーナーを苦しめるだけの結果にしかならない。自分の系列の店が苦しむのを知っててこういう乱立を試みるのはいったいどういう経営方針なのかと思う。

 田舎の店舗ではATMの設置もなく、特にチェーン店による特色もない。単に一番近い店に入ることになる。そういった中ですでにいくつもの店が閉店しているのも見た。

 同系列で争うのは当然だが、棲み分けをした方が賢いのではないかと思う。弱肉強食というのもあろうけども、無駄な戦力は初めから使わない方がいい。デジタル分野も同じような感じ。デフレからの脱却はいち抜けることから始まりそうな気もする。

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とか思ってるよ(BlogPet)

いつも、O-Maruは
昨年、3D地球儀眠気のNASAWorldWindが公開された時は、全世界の航空写真をみることができると云うことで随分と驚いたものだが、いまやGoogleもそれに勝るGoogleEarthをリリースした。
とか思ってるよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.10.18

眠気

 今週に入ってから、妙に眠い。寝不足をしているというわけではないのだが、とにかく眠い。

 仕事をしている時はそうでもないのだが、家に帰って書斎の椅子に座っていると、とたん睡魔に襲われる。

 週末あたりから風邪気味で鼻詰まりが直らない。子供なんて完全に風邪をひいてて、声ががらがらだ。風邪をひいてて、多少熱気味なのかもしれない。

 風邪をひくとコンコンと眠られる。我ながら感心する。2日くらいはひたすら眠られるのだ。元気な時に寝過ぎると体が痛くなるものだが、そういう事もない。

 とりあえずとっても眠いので、10時前という時刻だが、とっとと寝る。

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2006.10.17

ぎょうせん飴

  注文していたぎょうせん飴が届く。梱包を解くなり、カミさんの「懐かしー」の声。この夏、近所を軽トラで行商しているのを一度だけ聞いたが、とっとと走り去って買うような間は全く無かったらしい。あたしも職場で物売りの声を聞いたような気がする。冬に食べようとして箸を折ったことなど、同じ市内で生まれ育っただけあって似たようなことをカミさんも体験していた。これは職場の6歳年下の同僚も同じだった。

 ぎょうせん飴を口にするのはおそらく20数年ぶりになるのではないかと思う。飴を瓶から巻き取る感覚がとても懐かしい。まだ温かいので飴は柔らかく伸びやすい。取り出す時に瓶の口の縁にもつけてしまうので注意が必要だ。飴はかなり甘いが透明な水飴とは違って、刺すようなドギツさはなくまろやかだ。

 飴を湯に溶かして飴湯を作ってみた。市販の飴湯はカタクリの量が多く、いかにも、といった感じだったが、ぎょうせん飴を湯に溶かしての飴湯は程よいとろみだ。ぎょうせん飴のような麦芽水飴はでんぷんを麦芽によって糖化させることによって作っているので、多少なりのとろみは出る。生姜がなかったのが残念だが、琥珀色の飲物は海の家で飲んだあの熱い飴湯の味がして、本当に懐かしかった。

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2006.10.16

Google Earth

 あたしは基本的に地図というものが好きで、昭文社のマップルが一冊あれば数日はそれだけで費やせる自信がある。地図はとにかくうきうきするものなのだ。

 昨年、3D地球儀ソフトのNASA World Windが公開された時は、全世界の航空写真をみることができると云うことで随分と驚いたものだが、いまやGoogleもそれに勝るGoogle Earthをリリースした。Google Mapsもよく使わせて貰っているコンテンツなのだが、こちらは航空写真と通常地図の両方を対象にしているが、Earthはやや航空写真重視かというようなところがある。しかし、建物の3D表示も可能であり、その情報量は並ではない。

 この地図コンテンツで改めて確認できたこともあった。国道が混んだ時の裏道として使っている道があるのだが、これがかなり直線を保っている。通常の住宅道路ならそんなに直線を保つことはないのだが、裏道ながら数kmも一本道を保っている。Google Earthでその道を辿ってみると隣県からのおそらく数百kmは続くであろう旧街道であることが判明した。地図が好きでいろんな地図を眺めていたのだが、それまでこの事実を知ることはできなかった。Earthは形状がメインな地図だが、道路に関してはなかなか詳細な情報を提供している。

 もっとも都市部になるほど情報は詳細で、航空写真で言うと、東京は車の形まで明らかに判るが、あたしの住んでいるようなところだと建物の輪廓が判明する程度、さらに過疎地になると地形くらいしか判明できなくなるが、これらの情報が無償で提供されるのはやはり凄いことだと思う。

 Googleは人気動画投稿サイトのYouTubeを買収したというし、思った以上に巨大化しているような気がする。こういったサイトは今後、段々と脅威になってくるんだろうなと思う。World Wide Webというシステムなんて所詮、形態だけであって、集約しなければ価値がない。無限大は限りなく無に近いのだ。こういう情報集約機構のウエイトの大きさに改めて恐怖したりもする。

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2006.10.15

灯の恋しい季節

 驚いた事に日没がすっかり早くなり、6時には暗くなってしまうようになってしまった。10月の半ばって、こんなに日暮れが早かったっけ?

 日が暮れた後の行動時間も長くなる。そうして、とにかく温かい灯というのが嬉しくなる。

 たまたま山中の高級住宅地を車で走ったのだが、この住宅街の中に高級なお店がいくらもあって、そのいずれもが箱形の建物ではなく、洋風の建物をかたどっている。そうして見事なほどに光のイルミネーションを施しているのだ。レストランの窓からは温かい光が漏れ、教会は外装に電飾を施している。その一帯だけはひと早くクリスマスを迎えたのか、といった感じだ。

 灯りはやっぱり白熱灯がいい。蛍光灯は平坦で冷たい。白熱灯の陰影に富んだ温かい光がやはり心地よい。

 そんなに寒くはなっておらず、通勤もいまだ長袖のカッターシャツのみだが、そのうち秋も深まり、冬を迎えることになるのだろう。季節感を楽しめる生活を送りたいものだと思う。

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2006.10.14

飴湯

 たまに飴湯が欲しくなる。子供のころ、海水浴に行って飴湯を飲んだ時の記憶がどうしても抜け去らないのだ。

 市販の粉末をお湯に入れて作る飴湯というのを買ってみたのだが、葛湯に近い妙に片栗粉の多いもので、ちっとも旨くなかった。飴湯というのは茶色く、そんなにドロドロしたものではいけない。

 あの飴湯というのは何を原材料にしていたのだろうか。当地には麦から作るぎょうせん飴という水飴がある。店頭で売っていることは少なく、軽トラックによる移動販売が多かった。「ぎょーせーん、ぎょーせーん、飴にぃー、ぎょーせん」というおばあさんの呼び声を流しながら、販売をしていた。あたしが小学生の頃は頻繁に見かけたが、今は年にいちど見るか見ないかである。ずっと同じ声でやっているから、テープを使っているのだろう。どう考えても、声の主は亡くなっているとしか思えない。

 その飴はたいてい、大きな味海苔を入れるような透明の瓶に入って売られるのだが、あまりに量が多く、一度も全部食べ切ったことはないのではないかと思う。夏場は柔らかくなるのだが、冬は硬くなり、食べるために箸を差しても取ることが出来ず、よく折ってしまっていた。久しぶりに食べたくなって調べてみると、ここで注文できるようで、あたしはさっそく注文した。

 飴をお湯に溶かし、少しの生姜を入れる。どう考えても冬の飲み物だが、夏の海の家の定番となっているのは、やはり海に入って冷えた体を温めるためのものか。いずれにしても冷ました飴湯は邪道である。

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2006.10.13

Canon PowerShot S45

 昨日、Canon PowerShot S45が到着する。今月のはじめにオークションで落札したものだが、落札物が手もとに到着するまで10日以上かかるのは初めてである。フィルタアダプタと予備充電池3つ付き(いずれも使用レベルの判らない中古)で落札価格11,100円(+送料1,000円)だった。カメラ本体に多少の傷はあるものの、まずまず安く入手できたのではないかと思っている。

 このPowerShot S45は修理できないPowerShot S80に交換されてしまったPowerShot S40の替わりとして入手した。PowerShot S80の800万画素という画素数はオーバースぺックであり、小型のCCDで大きな画素を扱おうとしているから、画質そのものも落ちている。つまり、この傾向は現在のほとんどのデジカメに言えることであり、そういう意味では最近のデジカメにはほとんど興味がなかったりする。

 それでもPowerShot S80の進化ぶりにはそこそこ驚かされたのだが、あらためてPowerShot S45を触ってみると、あたしの驚いたという機能はここですでに搭載されており、S40の発売1年後にはほぼ完成された形になっていたんだと知る。2002年の秋以降の変化はほとんど画素数に限られてしまっていたようだ。

 PowerShot S80がデジカメマニアから特に不評なのは、それまでCFだったメディアがSDに変ってしまったこと、そして、RAWの取り扱いがなくなってしまったことだ。RAWというのは画像ファイルの一種で、通常、デジカメで出力されるのはjpegファイルになるのだが、それはカメラによってホワイトバランス等の諸々の画像処理を終えたもので、ユーザーがこれをレタッチするとコテコテに手が加えられた汚い画像になってしまう。RAWはjpegに出力する前の生の画像データであり、これを専用ソフト使うことによって、ユーザーがリニアに画像に手を加えることが出来る。カメラに詳しい人間にとってはこのRAWは捨てがたいものである。

 ということで、また、ほちほちと写真撮りを復活させたいと思っていたりする。

 PowerShot S80のためにDSメモリカードの2GBものを落札(3,700円(送料込))したのだけど、送られてきたものは初期不良。バルクものはやはり当たり外れが激しいかもしれない。出品者が初期不良は返金・交換するといっているので、メールで連絡し、郵送する。送料80円は何故かこちらが負担しないといけないらしく、損した気分。

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2006.10.12

きょうは再生♪(BlogPet)

きょうは再生♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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核実験ショック

 週明けの将軍様のデモンストレーションに対する反響は今だに衰えていない。

 昔からそうなのだけど将軍様の意図するところが皆目判らないので恐怖してしまうんだろうな。目的が判ると以外に誰も見向きもしなくなるかもしれない。判らないというところが実はいちばん怖いのだ。

 核に関していうといちばんアブナい国家というのは米国ではないかい。核兵器そのものではないけども、劣化ウラン弾なんていうものをガンガン使って、放射能障害を人間に与えている。軍部は人体的な影響は全くないと主張しているが、自軍の兵士や攻撃を受けた住民は実際にその影響に苦しんでいる。

 核の何が怖いかというと、その破壊力もあるだろうけど、その後の放射能汚染の方が遥かに怖い。どうしょうもなく質が悪いのだ。

 対テロ戦争は間違いなく米ソ冷戦が終ってしまったあげくに作り上げる必要のあった状態だと思うし、それまで軍事産業と国家の癒着した状態は米国という国の本当の赤裸々な姿なのだろうと思う。朝鮮に対して米国は強硬な態度には出ないだろうというのが、一般的な見方だろうと思うが、やはりこういう火種というのは米国にとっては有り難いものではないのかと思う。

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2006.10.11

カミさんの誕生日

 今日はカミさんの誕生日なので、実家に預けている上の子を呼んで祝った。ほとんど口もきかないような状態が続いているのだが、こんな日くらいはサービスしてもいいだろうと思ったのだ。

 仕事が引けるや否や、急いで帰宅し、車で息子を迎えにいく。その足でピザ屋に行き、Lサイズのピザを買う。そうして、ケーキ屋にも行き、デコレーションケーキを。いずれも作るのに15分くらいの待ち時間。息子と二人だけの時間が持ててちょっと嬉しい。

 息子が自宅に帰ってくるのは14ヶ月ぶり。実家と自宅は7、8km程度で30分もあれば往き来できるのだが、頑にそれを拒んでいた。お母さんの誕生日だからといって、強引に連れてきた感じだ。賃貸の周辺に大きな道路が出来たりして、大きく様変わりしているのに驚いていた。

 息子と二人で自宅に帰るとカミさんも驚いていた。なんで来たん?という感じで、誕生日やからと息子がいうとそうかもしれんけど、なんていっている。家に戻るのはいいけど宿題を終えてなくって、そうそうに帰らないといけないにもかかわらずぐずぐず床に寝転がってやっている。本当に相変らずである。

 Lサイズのピザは初めて注文したのだけど、量が無茶苦茶多いやね。値段もいいけど。初めてわが家でピザが残ってしまった。下の子は母親の誕生日にかかわらず、ロウソクを立てて自分で消している。ハッピーバースディ、ママ、28歳おめでとう!などと10幾つも若い年齢を言ってカミさんを苦笑させている。どこから28歳という年齢が出てきたのかよく判らない。結局、ピザで腹が太り、ケーキには手をつけられなかった。

 9時半には実家まで上の子を送り届けるという慌ただしさだったが、久しぶりに自宅に家族が揃ったのを殊のほか喜んだのは下の子であり、それが印象的だった。

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2006.10.10

子供の写真

 この休み中にノートパソコンの再セットアップをしていて、外付HDDの中身を久しぶりに見た。子供を撮った写真だけで44GBという凄まじい量になっている。日付で管理していて、年\月\10日毎という風にディレクトリを作ってある。いちばん古いものが98年4月。上の子が3つになったばかりの頃のものである。

 上の子が幼稚園に入る前までは忙がしく、本当に写真を撮っていない。月に10枚くらいか。子供に「おとうちゃん、今度はいつ来るの?」とまでいわれたくらいまともに顔を合わせていなかったと思う。

 しかし、3歳から4歳っていちばん子供がかわいい時期なんだよな。それまではモノが判らず、反応も今ひとつなのだけど、この時期になると本当に表情が豊かで、かつ、ストレートなのだ。どの写真を見ても本当にかわいい。しかし、枚数が極端に少ない。

 小学校に入学して初登校の日の写真がないと思っていたら、しっかりあった。年を1年間違えて、ないと思い込んでしまっていたらしい。そんな肝心な日の写真を撮り忘れるわけがない。あたしも朝っぱらから嫌々写真を撮られたものだ。しかも当時ではまだ比較的珍しいカラー写真だった。

 デジタルだから幾らでも撮りため込むことができる。プリントで数万枚というと管理が大変だろう。しかし、HDDがクラッシュすると一瞬にしてそれらを失うことになる。プリントのアルバムなら火事にでも遭わない限りすべてを手放してしまうということはないが、デジタルではいつ起こってもおかしくない。とても恐ろしい。

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80,000番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目、70,000番目、77,777番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。15度目のトライで、今度は80,000のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "80,000" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。

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2006.10.09

老いた父親

 この休みの初日に実家に顔を出した。預けている上の子にもしばらく会っていないし、秋祭りということもあった。

 実家には親父と上の子だけ。お袋はというと歩きに青森の恐山まで行ったという。一週間ばかり帰って来ないらしい。ネパールに半月行ってみたり、ヨーロッパに行ってみたりでお袋は忙しい。

 留守番の親父は今年68歳なのだけど、随分老けてしまった。お祭りは神輿が出るのだが宮出しというのが、早朝にあって有名な神社では結構賑わう。当地の神輿は地域単位の小振りなものばかりだが、神輿をぶつけあう喧嘩神輿というのがあって、これが見ものである。今年も神輿に頭を挟まれて若い衆の亡くなったところもあったようだが、よくあることなので別に驚かない。そういうのが好きでうちの親父は祭となると早起きをして見に行っていたものだが、今年は体調を崩してしまって見に行くことができなかったと云う。

 息子が云うのもなんだが、親父は若い頃はなかなかのいい男だった。逆ナンされて3ヶ月で結婚した。それが今では目が落ち込んでしまって、ガリガリになってしまっている。教養はなく、ずーっと肉体労働で生計をたて、定年後も弟の造園業を手伝っているのだが、これも酷くなりつつあるようだ。趣味はなく、働いて時間を潰していたような人だから、体が動かなくなると一気に弱ってしまうだろう。禿げてはいないが、その分、もともと細かった髪の毛がさらに細くなっているのが見てて痛々しい。

 あと10年くらいは生きていてくれるのかな、とかと思う。あたしももう若いといえる歳ではなくなったし、世代交代の覚悟は必要になってきた。

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2006.10.08

Canon PowerShot S80

PowerShot S80  メーカーでも修理できないということでCanon PowerShot S40の代わりのPowerShot S80がようやくメーカーから着く。修理に出して2週間ちょっと。長かった。

 しかし、代替機ということでメーカーも随分と気配りしていた。修理に出したカメラの液晶には保護フィルムを貼っていたのだが、代替機とともに新品の保護フィルムも添えられていた。可能な限りの現況復旧が原則のようだ。ストラップをつけたまま修理に出していたのだが、そのストラップもきちんと封筒に入れられて送り返されてきた。代替といっても保険が利いているので、メーカにとっては有償となっているはずだが、それでも気持ちのいい対応である。ただし、新品が送られてきたにもかかわらず、あくまでも代替機ということで通常保証はつかず、おそらく修理の際に適用する期間であろう3ヶ月間という短縮された保証になっていた。まぁ、初期不良があれば早々に出てくるはずなので、日常的に使うならば3ヶ月というのは十分な期間である。

 先のカメラと同じシリーズのものなのだが、形状が随分と変わっており、驚く。いちばんの違いというのは液晶の大きさの違いだ。前のものが1.8型であったのに対して今度のものが2.5型。この差はかなりのものである。液晶が大きくなった分、表示できる情報も増える。ヒストグラムのリアルタイム表示であるとかグリッド線の表示は非常にありがたい。操作も回転ダイヤルが採用されて、露出補正等の設定変更のためボタンを頻繁に押し、指先が痛くなるといったことはなくなった。

 カメラとしての機能でフラッシュの先幕・後幕の設定ができるというのにびっくりする。そもそもどれだけの人間が使いこなせるのかといった感じで、コンパクトデジカメに搭載するような機能ではない。非常に一眼レフに近い操作が可能になっている。

 が、広角側のレンズのひずみがひどいし、映像自体もそれほど描写性が高いとも思えない。画素数が多いとメディアの消費もかなりのものである。512MBでももっとも高画質で撮ると20数枚しか撮影できない。画素数を落としたり、画質を落とすと枚数は稼げるかもしれないが、800万画素の意味がなくなってしまう。とりあえず2GBのSDメモリカードをオークションで落札(3700円)してみたのだが、後の保管を考えるとぞっとする。

 いろいろ考えた挙句、PowerShot S40をブラッシュアップしたようなPowerShot S45をオークションで落札済み。レンズアダプタ付で11000円。デジカメにPLフィルタとかをつけようと思うと絶対にレンズアダプタが必要で、これが5000円ほどする。以前から欲しいと思っていたのだが、高額でなかなか手が出なかった。レンズアダプタの費用を考えると、本体は6000円程度であり、この6000円でS80を手に入れたと考えることも不可能ではない。おそらくPowerShot S80をかなり安く手に入れたと考えるべきであろう。が、PowerShot S45の出品者、海外出張とかでなかなか忙しいらしく、一週間以上放置されていたりする。やれやれだ。

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2006.10.07

PINK FLOYD『P・U・L・S・E』(94)

 注文していたピンク・フロイドのライブDVD『驚異』が着く。えらく時間がかかった。先月下旬の新譜なのだが、なかなかの売れ行きらしく、在庫切れでもしていたのか。

ピンク・フロイド『驚異』(94)
ピンク・フロイド『驚異』(94)

 この94年に行われたライブは過去にLDやらCDやらでリリース済みだったらしいが、ファンの間ではDVD化が切望されていたらしい。2枚組みのDVDで、1枚目はよく知らない、2枚目は『狂気 THE DARK SIDE OF THE MOON』の全曲演奏が収録されている。

 『狂気』を知ったのは20歳くらいのとき。エイガの活動を一緒にしていたおねぇさんにアルバムを借りて初めて聴いた。74年リリースのアルバムだから10年くらい遅れて知ったことになる。いやぁ、なかなか渋い曲でぐいと引き込まれてしまった。お子様ロックでない大人のロックといった感じ。聴かせるところはちゃんと聴かせるし、テーマもしっかりしている。フロイドのテーマ性は強く、『ザ・ウォール』までいってしまうとちょっとうんざりするところがあるが、この『狂気』くらいの曖昧さがあったほうがどちらかというと素直に受け入れられそうな気がする。邦題の『狂気』もなかなかよい。

 ダビングしたテープをほとんど聴き飽きるくらいに聴いて、数年前、中古CDを買ったのだけど、数回聴いただけで放置していた。

 今回、久しぶりにライブ模様と一緒に音楽を聴く。中心メンバーが抜けちゃっているが、ほぼアルバムと同じ雰囲気を保ったままの演奏。すばらしい。スタジオにはドームを半分に割ったようなセットが設けられて、その中心で映像が映し出されたり、レーザー光線が放たれたりする。大掛かりな音楽と光の催しという感じだ。挙句の果てには、飛来してきた飛行機が、ステージの端に激突して爆発する。とにかくど派手な演出なのだが、音楽がまったく負けていないので、実に安心して見られる見事なエンターテイメントになっている。

 2chに加えて、448kbpsと640kbpsの5.1chが収録。640kbpsは新しい再生機でないと対応していないらしく、手持ちの機種でも再生はできなかった。しかし、5.1chはあたしにとって当たり前になって、こういう音楽ソフトでは特に重要であると実感。

 熱狂的なフロイドファインでなくとも『狂気』を聴いたことのある人ならお奨め。

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2006.10.06

初めてのウィルス感染

 どうもパソコンがウィルスに感染したらしい。訳のわからない実行ファイルがやたらとインターネットに接続しようとする。よく外部に情報が漏れて騒ぎになっているが、その類のウィルスのようだ。あたしの場合は、ZoneAlarmというインターネットセキュリティソフトを入れているので、そういった動きはすぐに把握できる。

 ZoneAlarmでアクセスを拒否しても際限なくアクセスを試みてくる。Norton AntiVirusでリアルタイムでウィルスチェックを行っているのだが、感染時には反応しなかったようだ。とにかくパソコンをネットから切り離し、ウィルス駆除を試みる。3つのウィルスが駆除・隔離されたが、どうしても処理できないひとつのウィルスがあった。こいつが延々と外部とのアクセスを試みていた。

 使っているパソコンは2年前からずーっとそのまま使っているもので、先月あたりから動きが怪しくなっていた。ウィルスの完全チェックを行って異常はなかったので、システムドライブにごみが溜まってきていて不安定になりつつあったのだろうと思う。10年前のパソコンを買いたての頃は3ヶ月に一度はシステムの入れなおしをしていたものだ。非力なCPUであるにもかかわらず、HDDの容量がないものだから圧縮ディスクにしており、何かあるごとにディスクエラーで圧縮が解けてしまい、しょっちゅうシステムが消え去っていた。パソコン初心者のうちからこういう感じだったから、幸か不幸か本当に鍛えられた。

 どうせなのでCドライブを消去してシステムの再インストールすることにした。サラのシステムは起動が嘘のように早い。

 いろんなソフトを入れているので完全に元の状態に帰るのに何ヶ月かかかるだろう。以前は一週間くらいぶっ通しでチューニングを行ったものだが、そういう気合はもうない。とりあえずの必要なものが動いてくれればいいと思っている。

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2006.10.05

喫煙中断2年目

 喫煙を中断(禁煙ではない)し始めて、2年が経ってしまった。もう2年というかやっと2年というか。

   開始日時 2004年 10月 5日 15時 0分
   経過時間 2年経過
   吸わなかった煙草 1022箱 4本
   浮いた煙草代 275994円
   (原価 118273円 たばこ税+消費税 157721円)
   延びた寿命 42日 14時間 12分

 浮いた煙草代に対しては先の値上げは反映されていないから、もう少し大きな数字になっているはずである。

 それにしても延びた寿命という数字が凄い。1本あたりの「延びた寿命」という数値(分)を管理ソフト上で設定するようになっているのだが、実際どのくらいなのか知らないので、1本吸い切るのに最低必要な時間3分というのを設定して、数字が計算されている。単純に2年間分の煙草を吸おうと思うなら、42日間のべつ幕なく吸い続けないといけないということなのだ。あたしは20年間煙草を吸っていたから、420日間煙草を吸うのに費やしていたことになる。この1年と2ヶ月あまりを無駄に過ごしていたのか有効に過ごしていたのか、今となっては判らない。

 少なくとも健康にはよさそうだから、煙草は吸わない方がよい。

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Maruが(BlogPet)

昨日、O-Maruが
為政とは現実そのもので、具体性がちっとも見えなければ戯言のCarlのようなものとすべし。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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Carl Aero GmbH社 スターリングエンジン

 先日買った学研『大人の科学マガジン Vol.10 スターリングエンジン』にはいたく感動してしまった。エンジンの原理をいちばん簡単なスタイルで具現化されており、そのシンプルな構造で機能する様はやはり驚きなのである。

 ということで、ヤフオクでドイツCarl Aero GmbH社製のスターリングエンジンが出品されていたので、落札してしまう。スターリングエンジンの模型はアルコールランプで熱するシリンダタイプのものとかあるのだが、火力を用いず20℃程度の底温度差で動くタイプが面白い。アンプやACアダプタのような熱を発しているものの上に置いておくだけで、延々動いているからだ。ノートPCのACアダプタなんて最高で、あたしはこの上に置いていつも動かしている。

 Carl Aero GmbH社のエンジンは学研のものよりひとまわり小さいが機構はまったく同じである。シリンダ部分が大きいほど動きやすいらしく、学研のものはそういう理由で大きいのかもしれない。Carl Aero GmbH社のものは受け軸がベアリングになってて、回る度にしゃかしゃか鳴る。ソーラータイプということで、太陽光だけで動くようにとシリンダの天上はアクリルガラスになっており、黒塗りされたピストンに熱が溜りやすいようになっている。

 よく回るエンジンは一重に機構の作動部に摩擦がないことによる。従って、ほこりは禁物であるということで、ドーム型のガラスケースとのセットでの出品だった。製造元のCarl Aero GmbH社のサイトでは、本体が199ユーロ、ケースが50ユーロで概ね250ユーロ。現在、1ユーロが150円だからかなりの額になる。まぁ、オークションは15000円開始値で、開始値のまま(+送料700円)での落札。同じような製品でイギリス製のものがこちらの日本のサイトで入手可能だが、本国のサイトの方が安く入手できるかもしれない。

 5minutes sandglass(5分砂時計)とならんで、静かに動く様は落ち着いた時間を送るのには最高のアイテム。

 機械ものは当然だけろうど、システム構築でも思いついた処理をプログラムに書く時はワクワクする。複雑な処理をいかに簡単な方法でやってしまうかというのが、構築上の要となる。いくつもの処理を一気に出来るような仕組みを思いつき、コーディングする。テストして、成功すると本当に心地よい。プログラムは理論だということで、理屈的に間違ってなくても、実際の処理のタイミングによっては思ったように動かず、チューニングが必要になったりもする。安定した状態に導くことも非常に大切となる。

 このスターリングエンジンの簡単な機構を眺めていると、一方で開発者のいろんな苦労が思われる。

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2006.10.04

ブログネタ

 ブログネタがないというのをたまに見かけるが、今のあたしはネタが余り切っていて記事に出来ずに、随分と流てしまっているような状態。文章にすると云うのにそこそこ気合いがいるんだよねぇ。

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ガソリンカード

 あたしが使っているガソリンスタンドは自宅から1km程のところにあるセルフタイプのもの。通常のスタンドより2円くらいは安い。今日、仕事の帰りに街中のスタンドを覗いてみると、そこは1リットル146円なんて感じだが、セルフスタンドは139円だった。ようやく140円を切ったとほっともする。

 セルフスタンドではカードにお金をチャージして、給油する。前回に入れた残りが一回分くらいの給油くらいは残っているだろうと思っていると、54円しか残っていなかった。チャージに硬貨は使えず、お札のみ使用できる。しかし、財布にはお札が1万円札しかなかった。とりあえず、54円分でも給油できれば、一日は職場の往復は可能であろうと思い、54円のまま給油しようとすると、残額が少ないため給油できないとエラー表示され、機械が作動しなかった。この最低残額はどのように判断しているのか判らないが、このままチャージしなければどうやら給油はできないらしい。

 両替は両替機があるという訳ではなく、端の方にある詰所(いくらセルフとはいえ、完全無人ではダメなようだ)にそれらしき窓口が設けられていたりするのだが、黒いカーテンが降りており、なんだか怪しい。詰所に人間がいるのかどうかも疑わしい感じだ。ということで、そこで両替をするのはやめにした。すぐ隣に大きなスーパーマーケットがあるのだが、両替するためだけに特に必要のないものを買うというもの癪に障る。結局、手持ちの3万円のうち、一枚をチャージに使うことにする。今月は残りの2万円でやりくりすることになるのだが、まぁ、それは問題はないだろう。

 一回で500円弱の給油。カードにはまだ9500円という金額が残っている。ハイウェイカードとか高額カードを使ったことがあるが、ガソリンは使っても月に2000円くらいなので、なかなか減らないまま持って歩くことになる。やはりあんまりいい気はしない。普通車の給油に使ってもいいのだが、平日使っているのはカミさんで、小遣いからそういう車の給油をするのは癪である。まぁ、週末にガスがなくって、仕方なく給油することも少なくはないのだが。

 おそらく明日からはカード入れの中にこのガソリンカードがちゃんと入っているかどうかを確認するのが日課になるのだろうと思ったりする。

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2006.10.03

W下痢

 あたしは辛いものが好きで、3ヶ月に一度はCoCo壱番館の10辛のカレーライスを食べないといけない。

 日曜日は天気も悪く、一日雨が降ったり止んだりという具合だった。車で出掛けるのも憂鬱になるような天気だ。昼過ぎからカミさんは寝ているし、晩飯も用意して貰えそうもないので、CoCo壱番館のカレーを宅配して貰うことにした。天気が悪いから、宅配というもの酷い話だが、そういうのは意外と多いのではないかと思う。ことCoCo壱番館は別途宅配料を200円も取るので、そういうことを気にしないことにする。

 ネット経由で注文したのだが、待ち時間30分とあったのが、しっかり1時間を超えていた。まぁ、5時前に注文したのでいちばん込んでいる時間だったのではないかと思う。配達に来たに~ちゃんは「申し訳ないです」と妙に恐縮していたが、家でながらで待っている訳だし、「はいはい、いいですよ」なんて軽く流した。電話で断りもなく配達が1時間を超えたら、宅配料が無料なんてのだったらいいんだけど、そう言うことはなく、しっかり200円を徴収されてしまった。

 もう10倍カレーなんて平気になってて、これって、経費削減のため、実は7倍かそこいらなのを10倍って詐っているんじゃないのという気になってしまう。実際のところ、どうなんだろ? まぁ、多少は辛いと思いながら、一気に頂きました。辛いとやはり一気食いしてしまうのよね。止まると辛いと云うか、勢いで一気に食ってしまう。あたしの場合、辛さで汗をかくことはないんだけど、そういう汗っかきは2倍で大変だろうなと思う。

 食い終わった後に思い出す。朝くらいから腹の調子が悪かったのよね。朝、シャワーを浴びたのだけど、冷えると下痢をしてしまうことがたまにある。ちょうど、そういう具合になってしまっていた。それをすっかり忘れて、全く気にせずに10倍カレーを食ってしまった。10倍カレーは食う時はいいのだけど、やはり、後に来る。そういうのを覚悟して食うのだけど、今日はそれ所ではなかったのよね。

 W下痢というのは辛いです。もともとの下痢と10倍カレーによる下痢。やはり盛んになるし、出した後も痛い。10倍カレーだけなら、2度も辛抱すればやり過ごせるのだけど、真性下痢もあるんで、そうは簡単ではない。翌日の月曜日も本当に腹が痛くなるわで、それなりに大変でございました。ちゃんと、状況を把握してから無理をしないとダメでございます。

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2006.10.02

衣更え

 昨日から10月。衣更えの季節である。去年までは、女性の制服が青色から茶色に変わり、部屋の雰囲気もがらっと変わったものだった。そうやって、季節の変化を否応なく感じたものだが、今年からは財政難もあり、制服の完全廃止、そういう季節の変化に対する趣がなくなってしまった。作業服には夏服冬服があり、技師連中の一部は早速、冬服を着用していたが、ベージュの濃紺が変わる程度で特に変化はない。というか、野郎をまじまじと見ようという気は更々ない。

 今月に入って、空調が落されたようで、却って暑くなってしまった。今月の半ばまでは職場では半そでで十分なような感じだ。うちの職場では冷房の設定温度はあげられたものの、クール・ビズは実施されず、しかし、議会ではクール・ビス採択しているので答弁はノータイという、変則なことをやっていた。人事課の意向がよく判らない。

 とまぁ、季節の変わりも関係なく、日々は過ぎるのである。

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2006.10.01

サザエさん症候群

 たいてい物事は知っておく方がいい事が多いのだが、知ってしまうとよくないこともたまにはある。「サザエさん症候群」というのを知ったのはここ数カ月なのだが、知って以降、それらしき症状が出るようになってしまった。

 日曜の夕方、「これで週末も終るんだ」と翌日からのことを考えると気が重くなってしまう。これまでそんなに意識しなかったような感覚。

 あたしの場合は「サザエさん」は見ないので、いつも愛聴している「あ、安部礼司 BEYOND THE AVERAGE」がトリガーになるんだけども。ちなみに「サザエさん症候群」を知ったのもこの番組で。罪な番組である。

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阿部知代さんのこと

 阿部知代さんは日本映画専門チャンネルではお馴染だったのだけど、FNNニュースでよく見かけるようになって、この人、アナウンサーだったんだと再確認。

 前々から年齢不詳という感じがあって、歳がいっているのか若いのか今ひとつ判らなかった。ニュースで原稿を読んでいる時なんて、本当に幾つなんだろうと思ってしまう。そこで調べてみるとあたしの2歳年上ではないですか。

 ダメですダメです。実年齢より少なくとも5歳は老けて見えます。メークひとつで印象が変わるものです。とっととメークを研究してくれることをあたしは陰から強く希望しております。

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