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2006.10.20

橋本忍『幻の湖』(82)

 橋本忍というと、黒沢明の一連の作品、『砂の器』(74)、『八甲田山』(77)等の脚本を手掛け、傑れた作品を残している。また、脚本を書き、監督もしたフランキー堺主演の『私は貝になりたい』(59)も名作として名高いが、東宝50周年記念として公開された、橋本原作・脚本・監督の82年公開の『幻の湖』は幻の映画ともいわれており、本日、ついに日本映画専門チャンネルで観ることができた。ただし、この映画が放送されているのに気がついてのは始まってすでに20分が過ぎた頃であって、2時間40分の大作のうち2時間20分あまりしか見られなかった。

幻の湖
幻の湖

 再確認できたこと。脚本家は必ずしも脚本家のみで傑れた作品に仕上げることではないだろうということ。監督という第三者によって脚本が吟味されていることを忘れてならない。単独でやってしまうとドツボにはまってしまうこと多し。

 物語が完全に意味不明で、主演の女性をただ単に走らせたかっただけかと思ってしまう。脈絡のない話でも2時間半という映像を作ることが出来ることに感心する。

 本当にコメントのしようがない。とりあえずプロも誤ってこういうものも作ってしまうんだという典型的な作品なので、映研部員は必ず一度は見ておくこと。そうそう、意味もなくガンガンかかるからどうしたものかとは思うけど、リストのレ・プレリュードを久しぶりに聴いて懐かしかった。

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