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2006.09.30

YS-11

 唯一の国産旅客機YS-11が今日で日本の航空路線から消えてしまうらしい。

 飛行場まで近いので子供を連れてよく飛行機を見に行っていたのだが、YS-11は当地への路線で運航されており、よく見かけるごく普通の存在だった。ジェット機はゴーッという腹に響く音なのだが、プロペラ機はブォーンという感じの音を発する。小振りな双発機が飛び立つ姿はなんとも可愛いという感じだった。

 あたしが初めて乗った飛行機というもの、この飛行機。35年ほど前に大阪からの帰路で乗った。妙に振動の激しい飛行機だったような気がする。ちなみにYS-11は当地の飛行場の沖に墜落し、乗員乗客とも全員死亡という事故を起こしたこともあるが、その時の墜落原因は不明だったようだ。

 昨日の当地での最後の運航は航空ファンによる切符の購入で、すぐに満席になってしまったらしい。航空にはちっとも詳しくないあたしでも、最後なら乗ってみたいと思うくらいなので、ファンの想いはよく判る。日本で使われなくなった飛行機はそのまま解体されず、海外で使われるらしい。それを聞いてちょっと安心する。

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