いかがわしい店
いかがわしくない店より、いかがわしい店の方が面白い。
CMで今月の10日に市内に大きめの文房具店が開店したいうやっていた。文具屋が開店とはいえ、CMを打つというのは当地では非常に珍しい。ということで、さっそく今日、行ってみたのだが、確かにそこそこの売場面積を備えて、多種の品揃えだったのだが、どうも面白くなかった。いかがわしさが全くないのだ。
いかがわしい店というと(まぁ、お水関係でない話で)、子供の頃に50円玉を握って通っていた駄菓子屋が一番ということになるだろう。当時も大手製菓会社の作っている菓子があった筈だが、そんなものより、一回10円くらいのくじ引きの菓子の方が遥かに良かった。子供ながらもヤバイものを食っているという罪悪感がありながらも、その怪しい口の中で溶けてしまうような菓子を選んで食べるのが良かった。何ものか判らない、そんなところに惹かれるものだった。
新しく出来た文房具屋は、文房具の各分野を大手のメーカーの無難な商品を一通り並べることで成立し、全く怪しくなかった。はっきり言って面白くない。文房具というのはコンピュータ関連の製品と並んで、幾らでも怪しくなり得る分野である。いかがわしいものがなければ、リピーターにはなれない。市内には大手量販店のコジマとヤマダ電機があるが、コジマは全然怪しくないので覗く気が全く起こらない。ヤマダ電機の方がそこそこいかがわしくて、コジマより遠くても数ヶ月に一度は行ってみようかという気になる。
いかがわしいといえば、田舎では100円ショップのダイソーに勝るものはない。先の文房具店の一階下にダイソーがあるのだが、結局、こちらで費やす時間の方が長かった。100円ショップはまさに癒しの場である。
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