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2006年8月の39件の記事

2006.08.31

煮え切らないコト

 スピルバーグの『ミュンヘン』(05)を観るも何とも言えない状態になってしまっている。この出来事は現在も継続中であり、もっと露骨になっている。スピルバーグはどういうスタンスでこの作品の製作に臨んだのか。原作の「標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録」を注文してみる。

ミュンヘン スペシャル・エディション
ミュンヘン スペシャル・エディション

監督: スティーブン・スピルバーグ
出演: エリック・バナ, ダニエル・クレイグ,
キアラン・ハインズ, マチュー・カソヴィッツ,
ハンス・ジシュラー

 季節の変わり目だろうか、体調が不調。扇風機を一晩中かけておくには涼しいかな、どうかなというような状態で、回さないと寝つけないし、ついついタイマーをかけずに寝るとやはり体調が悪い。仕事から帰ってすぐに横になり、1、2時間仮眠をとってまた起きているというようなことが今週の初めから続いている。そういえば、仕事から帰ってから必ずすぐに昼寝をするという同僚がいたな。いまでも続けているんだろうか。

 呆気なくキリ番突破。一気に突破するのでなんだか面白くない。しかも一見さんばかりに踏んで頂いているようで、リピーターが少ないというのも一目了然。

 明日から9月。9月一杯まで使える夏期休暇が1日だけ残っている。中途半端な感じ。

 上級官庁の検査が2日間あった。あたしはどちらかというと段取りをつける立場。しかし、まるまる2日間会場に詰めていたので疲れる。検査する方がもっと疲れるんだろうけど。本気でやらないと、質問なんてできないしね。

 ということで、今ひとつすっきりしない日々が続く。

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レベッカ『ラブ イズ Cash(Love is Cash)』(85)(BlogPet)

きょうは、フタキンSkywalkerが俳句を詠んでみようと思うの

 「週末の されてしまった 本当に」


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.08.30

オークションには日頃の行いが大切?

 随分とヤフーオークションを使わせて貰っているけども、これを使っている理由はふたつ。ひとつは安くものを入手すること。当然、新品でも格安の店舗を探すが、オークションなら中古で差し障りのないものならもっと安くで入手できる場合が多い。ふたつめは通常、入手できないものが入手できること。廃盤になったものはなかなか入手しづらく、もっとも手っ取り早く入手できる場所がオークションとなる。いちばん嬉しいのは、なかなか入手できないものが安く手に入ること。これは同じようなことを考えている人が多くて、難しいことが多い。

 最近は、ヒカシューに続いて、なんだか戸川純が面白い。先日、ゲルニカの『新世紀への運河』というアルバムを入手しようとしたのだが、タイトルを誤ってオークションで『新世紀の運河』で出品を検索してしまっていた。当然、出品しているうちの幾らかが同じタイトルミスしており、まったくヒットしないわけではないが、ヒット件数が少なく、否応なく稀少商品となってしまう。通常に検索すると落札希望価格が2500円くらいからあるにもかかわらず、稀少品は競い合いで6000円弱で落札されていたりする。あたしは途中で気づいて、競い合いから降りたのだけど、そのまま乗っかって、後で気づくとショックだったろうなと思う。同じ勘違いをしている者が数人いるととんでもない目に遭う。

 これは今日のこと。ゲルニカの3枚のアルバムを纏めた02年リリースの廃盤CD-BOXがあり、未発表音源も入っているということでぜひ入手しておかないといけないと思う。それでオークションに望むのだが、30分の時間差の終了時間で2出品あった。調べてみると以前の出品では定価が4200円にもかかわらず、10000円強から17500円というような非常な高値で落札されていることが判明した。同じような出品がある場合、終了時刻の始めのものが安値で落札され、次のものが高くなることが多い。始めのものより、次のものの方が希少価値が高くなり、さらに高値になるのだ。その傾向から、とりあえず始めのものを競り上げて行って、30分ほど延長になり、相手が次ぎの入札が10000円でないといけないところ、つまり9850円まで引き上げたられてしまった。いったんあたしはこの出品からは降りて、次の出品に入札することにしたのだが、これはあっさりと6000円の入札で落札できてしまった。帯が無いとか、ブックレットにシワがあるとかということだが、どっちみちCDはmp3に落して聴くので、ほとんどどうでもよいことである。

 オークションは本当に時の運だったりする。結構良い思いをしていることが多いので嬉しい。

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2006.08.29

散髪

 いい加減髪が鬱陶しくなったので仕事帰りに床屋に行く。6時過ぎから切って貰い始めて、終ったのは7時過ぎ。今日は天気が悪いというのもあるかもしれないが、すっかり暗くなってしまっていた。やはり夏は終りつつある。

 それにしても今回の散髪のスパンは珍しく短かったようだ。このブログで調べてみると5月7日に行っている。たいてい半年、長い時は前回のように7ヶ月間があいたりするのだが、今回は4ヶ月満たない。これはあたしにとって非常に珍しいことである。

 以前に行っていた理髪店が3700円だったのが、今のところでは3000円。たった700円しか変らないが、気分的に負担が減ったのかもしれない。

 それにしても、肩揉みしてくれるのはいいんだけども、痛くも痒くもないようなパンパンと音がするだけのやり方は単にうるさいだけだし、時間の無駄に他ならないんで止めた方がよろし。

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2006.08.28

夏の終わり

 一昨日、夜半の気温が25度を下り、ひと月ばかり続いていた熱帯夜がようやく途切れた。

 まだまだ気温は高く、自宅の書斎にいる時なんぞ、常にじっとりと汗をかいている状態。しかし、夏が終りつつあるのは実感できる。

 日が暮れるのが早くなった。日没の時間が季節のかわりをいち早く知ることのできるものだ。しばらく前までなら、8時前まで何とはなく明るかったものだが、7時を過ぎると一気に暗くなってしまうような気がする。当然、陽も弱くなる。

 夏というともう20年近く前になるのだが、友人と夕暮れの海辺に行き、海の家の店で夕日がじわじわと海に沈み、夕闇がじんわりと迫ってくるのを何とはなくぼーっと眺めていたことがあったが、いかにも夏という感じがあって心地よかった。そんな陽の具合も明らかに変る。

 あと数日で高校生諸君が復帰ですか。通勤が煩わしくなるな。8月の夏の最後に上級官庁の検査が2日間。因果なもんです。

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2006.08.27

リドリー・スコット『GLADIATOR グラディエーター』(00)

 中古屋で目に止まったのでDVDを買ってしまった。リドリー・スコットの『グラディエーター』。公開されて随分になるが、まだ観ていなかったのだ。

グラディエーター
グラディエーター

監督: リドリー・スコット
出演: ラッセル・クロウ, ホアキン・フェニックス
   コニー・ニールセン, オリバー・リード

 ローマ時代のお話でコロシアムでの格闘やらが見事に再現されてて、これはご立派だと思うのだが、中身がスカスカなんでびっくりしてしまった。

 リドリー・スコットの映画での再現力のすばらしさは、彼を一躍有名にした第2作目の『Alien エイリアン』(79)から目についていた。『エイリアン』は低予算で作られたSF映画なのだが、舞台となる宇宙船はそれまでのSF映画にないそれらしいリアルなものだった。この人は架空の質感を再現するのが好きなようで、この『グラディエーター』も下手するとスターウォーズのような軽いCG背景になってしまうところを、セットの延長として現実味のあるものに保っていた。

 今回、最悪なのは脚本で、各登場人物の思う所があってそれの揺らぎもあるはずだろうに、なんの葛藤もなく、そのままストレートに終りを迎えてしまう。よく云えば、単純明快で分かり易い、悪く云えば、あんた、馬鹿じゃないの?なのである。

 だいたいリドリーって人間を描く監督じゃないもんねぇ。人間の心情に対するウエイトの高いこの設定(シチュエーションの)は、そもそもリドリーには無理があったように思う。時代は多少遡るが同じような裏切りをベースにしたウィリアム・ワイラーの『Ben-Hur ベン・ハー』(59)の人間描写の奥の深いこと。リドリーもオリジナルストーリーではなく、『ベン・ハー』のリメークをした方が良かったのでは。

 まぁ、見せてくれる映画ではあるので、見ることだけに集中できれば吉。第73回アカデミー賞で作品賞受賞というのは、おそらく悪い冗談のはずだ。

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2006.08.26

「待つ」ということ

 「待つ」ということは意外と難しい。「待つ」というのは一時的にでも他者に委ねることに他ならないからだ。

 「待つ」ということのできない人がいる。組織の最下部で直接的に業務を行っている場合は「待て」なくても特に差し支えはない。本人が気苦労するだけだから。しかし、管理職的なところにいて「待て」ない人がいると、その部下は間違いなく混乱する。

 組織の中で上にたつための素質として、程よく「待て」るということができることがあげられるのではないか。せっかちなのは論外、かといって気長すぎると何もできない。程よく「待て」るという素養が必要だと思う。

 「待て」るというのは大局を見極める落ち着きがあるということにも繋がるような気もする。せっかちな人は目の前しか見えていないことが実に多い。

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70,000番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目、66,666番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。13度目のトライで、今度は70,000のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "70,000" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。

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2006.08.25

レベッカ『ラブ イズ Cash(Love is Cash)』(85)

 先日、週末の行事となった「あ、安部礼司 BEYOND THE AVERAGE」のエアーチェックの途中で、レベッカの『ラブ イズ Cash』が流れるのを聴いてどうしようもなく懐かしくなってしまった。学生時代に流行った曲で、あたしはいわゆる歌謡曲は聴かないタイプの人間なのだが、部室にいるとよくどこからとなく聞えていたこの曲は好きだった。

 久しぶりに聴きたくなって、またまたヤフオクでシングル盤を入手。本体価格100円の送料が160円という、どうにかならんのかいという落札だった。

レベッカ『ラブ イズ Cash』(85)
レベッカ『ラブ イズ Cash』(85)








(クリックで画像拡大表示)

 NOKKOの自棄のような声の張り上げ方には下品になるかならないかの際どさがあるが、当時、マドンナもどきといわれていたややクールめの音楽が対比的で何とはいえぬバランスを保っている。最近、こういういわゆる抜けの良い楽曲ってないのじゃないかしらん。歌謡曲はほとんど知らないけどそういう気がする。

 それにしても5歳の息子が恐ろしく気に入ってしまったようで、ドーナツ盤を強奪され、完全に私物化されてしまった。癖のあるものばかりを選んで、こういう聴き易い音楽はあたしはほとんど聴かないので、すんなりとはいって行ってしまったんだろうと思う。頻繁にレコードをかけよと言ってきて、本当にうるさい。

 それにしてもこのシングルは85年発表。あれからもう21年も経ってしまっているということにびっくりしてしまう。感覚的には数年前という程度でしかないのだけど...

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2006.08.24

さすがに痛い

 これの影響。あのおかげでしばらくトイレに入るのが怖かったのだけど、そうそう出さないわけにも行かない。想像以上の激痛が走って、便座に座ったまま、あたしゃ、もんどり打ちましたよ。そうして、ウォシュレットでよかったと思わず涙しました。

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戸川純『玉姫伝~ライブ含有』(84)

戸川純のライブ映像『玉姫伝~ライブ含有』をヤフオクで入手。2500円(+送料180円)。

玉姫伝~ライブ含有
玉姫伝~ライブ含有









(クリックで画像拡大表示)

 戸川純というとTVドラマ「あとは寝るだけ」(83年・テレビ朝日)のインパクトがあまりにも強い。柄本明らと"北関東逆境会"という素晴らしくステキな名称の連盟を作っていて、髪の毛を掴んで引きずり回されたり、裸にされたりと、イロモノどころか完全にゴミ扱いで弄ばれるのだけど、当時から持っていたアブナさから目を離すことはできなかった。

 歌も同じ延長上にあるんだけど、あのアブナさというのはどこから来ているのか。彼女の性格が何によるものか、なんてことじゃなくって、どうするとアブナく見えるのかということ。表情に落ち着きがない。眉毛が薄い。額が広い。上目づかいにものを見る。上唇の先が尖ってる。そんな特徴が彼女にはあるが、そんなのはごく表面的なものに過ぎないような気もする。

 独身時代に、いわゆるこの手のアブナいタイプの女の子につきまとわれたこともあったりしたのだけども、そのアブナい向こうにすっかり足を踏み入れて、恐ろしくも甘味な世界を味わってみたいという願望がありつつも、結局、完全に彼岸に行くことはできなかった。本当に怖かったのである。

 戸川純は歌手であったり俳優であったりするが、何よりも彼女は"世界"である。それが彼女の最も偉大な業績である。

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2006.08.23

運転免許

 あたしは原付乗りで、通勤や近所の買い物にはたいてい原付を転がす。小さく身軽な分、小回りが利いてよいのだが、それに纏わるリスクもある。まぁ、そういったリスクの多くは自らがもたらすものでもあったりするのだけど。

 原付に乗っているとどうしても縫い乗りという、車の間を走らせるということをやってしまう。車が流ているうちは危なくてそういうことはできないのだけど、信号待ちで車列が止まってしまっている場合、そういうことをついついやってしまう。停車している車間が狭いため、その間をくぐって車線を変更できないような時、意図的に隙間に原付を突っ込んで停めて「車が動きだしたら、向うの車線に入ります」なんていう意思表示をしてみせたりする。非常に強引なやり方なのだが、中途半端に脇に停めておくと車線変更は絶対にできない。

 運転手の目につくように、車の前、半分くらいまで原付を突っ込んで、信号が青に変るのに臨んでいたのだが、信号が変るや否や、目の前にあたしの原付があるにもかかわらず、軽自動車が突っ込んできた。前の車も動いていない状態で、足をついて停車しているところに車が寄せてきたものだから、足が車と自分の原付とに完全に挟まれる状態になってしまった。とにかく痛かったので「痛い痛い!」と叫ぶとようやく車が止まった。

 あたしも無理をやっているので大きな事は言えないが、信号待ちで1分間近く目の前にいる原付に気づかずにそのまま車を進めてしまわれるのには参る。打ち身だけで済みそうなので、そのまま運転手を問いただすこともしないでそのままその場を立ち去ったが、運転していたのは白髪の60歳は超えていそうな老男性だった。

 歳をとると注意力が劣るというのはある。

 うちの母親だが、半年程前のこと、自宅の車庫に車を入れようとして車を廃車にしてしまった。バックの途中で支柱に激突し、車を大破させてしまったのだ。幸いにも誰も怪我することはなく、車が壊れただけで済んだのだが、その日以降、母親は30年ほど毎日続けていた車の運転をやめてしまった。原因というのは、老人の引き起こす車事故でよく聞く、アクセルとブレーキを踏み誤まるというものだった。まだ60を幾らか過ぎたばかりだが、仕事を辞めて絶対に運転をしないといけないということもなくなっており、この機会に車を運転するのをやめたのだと云う。

 生活するにあたって車がどうしても必要な場合もあるだろう。しかし、老齢による危険度は今後、ますます増えそうな気配である。単純に年齢による制限を設けるのはどうかと思うが、実際に運転できる能力があるかどうかの検査は必要ではないかと思う。老人が老人をはねて死なせるという事故はやはり痛ましい。

 ぶつけられたのは昨日の職場からの帰宅途中のことで、家に着くや否や湿布をしたおかげで、今日は触ると痛いという程度になっている。あれで足を潰されると堪らんだろうなぁ...

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2006.08.22

山端庸介写真集『Nagasaki Journey 長崎ジャーニィー(もしくは長崎ジャーニー)』(95)

 先日、米国Amazonのマーケットプレイスで注文した山端庸介の『Nagasaki Journey』(95)が早々に到着する。AirMailを使って発送してくれたようで、$15.70というシールが貼られていた。これまで何度か海外に注文をしたことがあるが、5日での到着は中でも早い方である。

Nagasaki Journey:The Photographs of Yosuke Yamahata August 10, 1945
Nagasaki Journey:
The Photographs of Yosuke Yamahata
August 10, 1945

ペーパーバック: 112ページ
出版社: Pomegranate (1995/05)
言語 英語(一部日本語併記)
(クリックで画像を拡大表示)

 ペーパーバックといってもあのガサガサの紙ではなく、単にハードカバーでないというだけである。

 この『Nagasaki Journey ナガサキ・ジャーニー』は、1994年米国の2人のドキュメンタリー映画製作者が米国内で山端の写真の展覧会を行うことを企画したことによって生まれた。ネガはデジタル解析され、コンピュータ上で傷等の修復が行われた。傷があるゆえにトリミングせざるを得なかった写真が幾つもあったが、それらは撮影された時のもとの姿になって蘇った。今のPCの技術だとコラージュ職人などそこここにいたりする訳だが、10年前だとそうでもなかったのだろう。それにしても、山端の写真を完全な形に修復をしようと初めて試みたのが、原爆を落した敵国の人間であるというのは何という皮肉なことか。これを契機にNHKスペシャル「長崎 よみがえる原爆写真」が作製される。

 修復されたネガによるニュープリントで写真展『Nagasaki Journey』が95年7~9月にサンフランシスコ、ニューヨーク、そして長崎では8月に開催される。その際に刊行されたのが、この写真集でもあった。

 日本の写真家の写真集であるが米国での刊行物、文章は英語が基本である。ただし、各写真のキャプションと重要と思われる記事(全体の3割程度)は日本語併記となっている。山端へのインタビュー「原爆投下直後の長崎を写した山端庸介氏」(1962年8月20日『週刊読売』)の英文が4ページに渡って紹介されているが、日本語併記がないのが残念である。時間を見つけて全文をじっくり読もうと思っているが、他の記事でこの内容が一部紹介されていたものが興味深かった。

 「悲惨な長崎を歩きながら、考えたことは『写真を撮ろう』ということと『新型爆弾が落ちたら、どういう方法で逃げて、助かろうか』ということだけでした。つまり、わが身のことばかり考えていたわけでして、それがけしからんといわれようが、事実はそうだったんだから、しかたない」

『記録写真 原爆の長崎』(52)/クリックで拡大 おそらくそういう冷酷な状態であったから、ここまで踏み込んで115、もしくは114枚の写真を残すに至ったのだろう。山端の長崎での話を深刻に聞く周りの人間の姿に山端は内心かなり困惑したに違いない。

 この写真集では先に入手した『記録写真 原爆の長崎』(52)の表紙写真も紹介されていた。すっかりぼろぼろになってしまっていたあの本の表紙には、あの坊やの写真が収まっていたのだ。

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2006.08.21

CHAKRA『南洋でヨイショ』(83)

 CHAKRA チャクラは非常に好きなバンドなのだが、CHAKRAの3枚目の最終アルバム『南洋でヨイショ』は今まで聴いたことがなかった。オリジナルアルバム(LP)がオークションに出品されていたので、落札する。1000円(+送料340円/2枚)。CD化ではライブ音源の「主婦と生活」「金太郎」がボーナストラックとして追加されているようだ。

南洋でヨイショ
南洋でヨイショ(83)

チャクラ






(クリックで画像を拡大表示)

  1stの『CHAKRA チャクラ』(80)に関しての詳細はこちらの記事を見ていただくとして、2ndの『さてこそ』(81)も非常に完成度が高かった。1stが矢野誠のプロデュースだったが、2ndは細野晴臣によるものである。

さてこそ
さてこそ(81)

チャクラ

 1stがキュートで可愛らしい音楽というと2ndは実験を前面に押し出しながらも、それが成功し、完成度の非常に高い音楽ということになる。とにかくこの2枚に関しては、全く異なるジャンルという作りになってしまっているが、音楽がボーカルの小川美潮を引き立てるものになっているのは間違いなく、美潮の唄いのすばらしさが実感できる。

 3rdの『南洋でヨイショ』は初のセルフプロデュースのアルバムになるが、南洋的な解放感のある音楽というコンセプトで作られているのだろうけど、先のアルバムに対して締まりのないものになってしまっているような感じがある。アルバムが作られるごとにメンバーが大幅に入れ替わり、『南洋でヨイショ』で当初のメンバーというとボーカルの小川美潮と作曲の板倉文だけになってしまっている。この二人はCHAKRAが解体された後も組んで活動を行っているが、周りが変るだけでこんなにアルバムの雰囲気が変わるものかと不思議になる。というか、先のプロデューサーに実力があったということかもしれない。

 それまで演技的な唱歌を強いられていたように思える小川がごく普通の唄いを見せる。決して悪くはないのだが、小川の唄の魅力は変化〔へんげ〕を完全にこなす中において垣間見られるように感じ、あたしとしてはやはり物足りない。

 そのものを見ると決して質が低いとは言えないのだが、それまでの作品があまりにも偉大過ぎたのでどうしても評価を下げられ気味の不幸なアルバムである。

 この落札したアルバムは〔見本盤〕の印の付いたものだった。20年程前の音楽メディアを落札すると見本盤によく出くわす。見本盤であろうとなかろうと質云々に関しては特に気にはしないのだが、見本盤自体が販促のための非売品が前提なのでやっぱり引っかかるところはある。見本盤のようなデッドストックでないと、そんなに状態のいいものがないということなのだろうか。

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2006.08.20

我れバリウムに勝利せり

 寝ていると回っているはずの扇風機が止まっており、部屋の暑さに目が覚めてしまう。時刻は10時半。今日は6時に起き、日本映画専門チャンネルで『白い町ヒロシマ』(85)を観てから二度寝していたのだ。暑さですっかり重くなってしまっている頭を巡らせ、ようやく10時から12時まで工事のため、停電になるというチラシが賃貸のエントランスに張ってあったことを思い出す。

 起きるや否や昨日からのバリウムの糞詰まりに対応すべく、夜半に下剤を何錠か飲んだのが効いたのか、便意。そこそこ激しいものでトイレに入る前に幾らか出てしまったような気もする。便座に座るとバリウム栓があるにもかかわらず、明らかにさらに幾らか出る。しかし、力むと完全にバリウムの固まりが栓になってしまって、まったく出なくなってしまう。究極の糞詰まりである。

 この状態というのはまさしくラムネを想像するとよい。少しの傾けならビー玉が栓をすることなく、ラムネが出るが、それは少量でしかない。ラムネを多く出そうと瓶を大きく傾けるとビー玉が完全に口を塞ぎ、一滴もラムネは出なくなってしまう。

 力まずに少量ずつなら今の状態でも排便は可能であるが、もちろん下剤による柔らかい状態であるというのが絶対条件となる。この状態を維持しながら生活するのは非常に困難である。我れはここ数年来やや下痢気味が続いているのだが、それでも絶対的にそれを継続するというのは不可能であると考えられる。従って、この状態から脱するためには直接行動に出て、バリウム栓を粉砕するしかない。

 バリウムを粉砕するのにいちばん作業のし易いタイミングは、バリウムが栓をしている時である。そうでない時は、まずバリウム塊は奥深くにあり、しかも位置が固定されていないため、衝撃を与え難い。栓となった場合は最も手近かにあり、しかも堅く固定されている。だが、堪え難い痛みのため我れが汗を流しているいちばん苦しい状態でもある。しかし、戦いに勝つためには努力を怠ってはならないのだ。

 ここで指を使うという豪者もいるようだが、指はあまりに太過ぎであり、そうして感触的にもおそらく耐えられないものがあると思い、我れは更に堅く細い代用物を用いる。

 中を突くとやや柔らかい塊の向こうに固い塊が存在していた。固いといっても完全に固まっているという状態ではなく、掻き回すと壊れるのが感触的に伝わってくる。これがおそらくあの憎きバリウム塊に違いないのだ。その塊を執拗に突き、捏ねくり回す。塊が大きく崩れるのがこもった中で判る。バリウムによる糞詰まりで胃腸科を訪ねるとすると、このあたりの処置を医師の指によって行われるようだが、他人に任せるより、直接的な感触で制御が可能な自らで行うのがいちばん無難ではないかという気がしてならない。塊の状態や使用する用具によっても素人処置には危険が伴う可能性があるが、我れは医師に依頼するのはおそらく馴染めない。これはあくまでも疾病・障害に値するものなので、羞恥心は特にないのではあるのだが。

 バリウム塊が大きく壊れたと感じた時、一気に内容物が外に流し出される。バリウム栓が完全に崩壊したのだ。

 バリウムにようやく勝利したのだが、こちらの損傷もあるはずである。夜半に試みた時は栓が取れなかったものの、かなりの出血が観察された。今回は幸いか不幸か、停電中の戦いであり、薄暗いトイレの中では戦闘の結果を確認するに至らなかった。一回の水洗によりすべてが流されたのも幸いだった。集合住宅では水道はポンプによって給水され、停電中、水は使えない。タンクにあった水だけで処理できたのも、大きな勝利といえよう。

 昨年は、カリンという音をたてて、バリウム塊が飛び出したものだが、それは5日育成のもの、日にちが浅いと中途半端に大きく柔らかいようだ。

 無駄な戦を避けるべく、来年、バリウムを飲む際には、半固体の白い物が出るのを完全に見届けようと思う次第である。

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2006.08.19

バリウム侮り難し

 昨日の人間ドックで飲んだバリウムだが、検査を終えて1時間後に第一回の下剤の洗礼を受け、夕刻にも同じく白い物を随分と出したような気がしたのだが、実はそれらは上澄みにしか過ぎなかったようだ。

 今日、夕方トイレに入ると完全に栓をされたような状態になって、便意があるものの、出てこないという非常に苦しい状態になってしまった。栓も完全ではないようで、隅の方からはいくらかは搾り出されてくるようだが、大半は中に留まったままである。

 このクソ暑い中、文字通り汗を滝のように流しながら、格闘を行っていたのだが、完敗。去年も苦労したが、今年はその比ではなさそうだ。果たして、あたしに勝ち目はあるのだろうか... それにしても出したいのに出せないというのは変な感覚である。

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盂蘭盆(うらぼん)(BlogPet)

朝の出勤時に交通量が見事に減るので親に墓参りに連れて行かれたものだが、感じと、学生を実感すればよかった?
大きい部署などを存在したかった


 こんな感じであります
と、フタキンSkywalkerが考えたの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.08.18

人間ドック

 人間ドックを受ける。去年までは簡易な集団検診で済ませていたけども、今年は本格的に人間ドックを受けることにした。コースは2つあって、1日のものと宿泊2日のもの。あたしのような年寄りになると、宿泊2日のコースも可能だが、1日で宿泊2日のコースと同等の検査を受けられるというところもあり、そこを受ける。

 8時半から検査が始まり、10時過ぎには一通り終える。10時半から食堂で仕出し弁当を食べ、11時半から当日結果の出る検査内容を絡めて、産業医の診療、そして、栄養士による食生活アドバイス。早めに行った方が早く帰れるという同僚のアドバイスでそんなに待ち時間もなく、12時半にはすべてが終了。結果に数日かかるものもあり、後日あらためて結果が郵送されるらしいが、それでも早い人間ドックである。

 早いのはいいのだけども、台風が接近しての大雨の中をカッパを着てバイクで行くのは最低だったな。ちっとも嬉しくなかった。

 それで結果は、ひとつだけ正常値から外れているものがあって、去年からよろしくないなと思われていた血糖値だった。基準範囲が60~109mg/dlなのだけど、去年は上限値の109で、今年は110と1上がっていた。そんなに外れた値ではないので、経過観察でいいでしょうと医師には言われたが、やはり気持ちよくはない。昨日の夕方に羊羹を半本食ったのは良くなかったかもしれない。とにかく上司が、糖尿病で苦労しているのを目の当たりにしているので、糖尿には注意したい。

 去年はバリウム便秘に苦しんだものだが、今回は飯をくった後早々に発射。楽でございました。

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2006.08.17

北島宗人・編集/山端庸介・写真『記録写真 原爆の長崎』(52)

長崎の原爆/クリックで拡大 ヤフーオークションで出品されているのを見かけてしまい、落札してしまう。開始値のままの1000円(+送料260円)。

 どういった書籍なのかというと、記事「岩波書店『日本の写真家23 山端庸介』(98)」で紹介した山端庸介が、自分が撮影した原爆写真を初めて世に出した写真集である。発行は昭和27年8月15日(書籍は初版)。今から54年前のものである。

 GHQによるプレスコード解除後、ただちに発行され、初めて原爆の悲惨さを写真によって日本国民に知らしめたのは、アサヒグラフ 1952年8月6日号だったが、それに遅れて、単独山端の写真を用いて発行されたのが『記録写真 原爆の長崎』だった。60ページあまりの写真に加えて、治療にあたった医師、西部軍報道部カメラマンの山端庸介、山端と共に記者として長崎入りした詩人の東潤、同画家の山田栄二による手記やスケッチ、西部軍報道部にいた芥川賞作家・火野葦平によるエッセイ等の30ページ程度とによって構成されている。

 ほとんどが現場を知る人間によって作られたもので実に生々しく長崎の惨劇が伝えられる。アサヒグラフに山端の写真が全く用いられなかったのは、アサヒグラフの発行の前からこの書籍が企画されていたからであろうというのは、一目了然である。

 表紙の痛みが酷い割には、中身はさほど傷んでおらず、実に鮮明で、これまで同じ写真を別の書籍で見ていながら、判明しなかったディテールが初めて判ったものもある。当時の定価で680円。ほんの少し公開の早かったアサヒグラフが40円。やや高額だったようだ。

 山端のこの一連の写真は、修復され、1995年に写真展と同時に写真集も発行されている。タイトルは『Nagasaki Journey 長崎ジャーニィー(もしくは長崎ジャーニー)』。長崎小旅行、何とも云えぬタイトルである。

Nagasaki Journey:The Photographs of Yosuke Yamahata August 10, 1945
Nagasaki Journey:
The Photographs of Yosuke Yamahata
August 10, 1945

ペーパーバック: 112ページ
出版社: Pomegranate (1995/05)
言語 英語

 あたしはこの本を本家Amazonのマーケットプレスで、先程、注文してみた。書籍価格$25.00、送料$9.98の計$34.98。今はドル/円が115円前後なので、4000円ちょっと。サイトもあるので、興味ある人はこちらを。写真が小さいので詳細がわからず、ショッキングな写真もそれほどストレスにならないと思います。

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2006.08.16

暑さでダウン

 暑さでダウンしてしまった。

 あたしの書斎の環境は非常に悪い。部屋は通路に面しているため、大きく窓を開けることができず、10cmくらい空かしている程度。エアコンもなく、扇風機が活躍している。

 可哀相な扇風機で、あたしが部屋にいる間は真夜中でも回っている。扇風機が止まるや否や暑さで目が醒めてしまうから、止めることができない。扇風機を一晩中動かしていても、朝には汗じっとりで目が醒める。

 部屋にいる間はずっと手足に汗がにじんでいる。暑いということで水を飲むと、一気に汗が吹き出ててきて、床に零れるくらいになる。ベトベトしたものではなく、サラサラした感じの汗なので救われる。

 とにかくこんな感じだ。ダウンしない方がおかしい。

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2006.08.15

真性の馬鹿

 もちろん、首相の小泉のことである。朝、出勤前にTVをつけると靖国に向かう黒塗りの車が映し出されていた。ああ、やっちゃったんだね、あの馬鹿。と思った。

 直線的な思考しかない彼の行動には本当にむかっ腹が立つ。任期の切れる最後に今回のような馬鹿の止めというようなことをしてくれるから、人によっては輪を掛けた真性馬鹿という印象で彼の首相姿を記憶に留めるに違いない。

 「○○なくして××なし」というような短絡的なスローガンをあげはじめた頃から、かなりこいつは危ないと感じたものだが、去年あたりからは本格的にぼろぼろになっていたのではないか。ただ、それでもそこそこの支持率があり、むしろその事に危険を感じる。まぁ、国民が馬鹿だからあんなのが首相になってしまう。やむを得ないことなのか。

 完全に小泉路線を継ぎそうな次期首相の安倍だが、中韓との間をちゃんと取り繕う自信はあるのだろうか。当然、もう色々とやり方を教えこまれている筈ではあろうけど。あたしは小泉同様、安倍にも期待はしない。小泉と同じ臭いがするからだ。

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66,666番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目、50,000番目、55,555番目、60,000番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。12度目のトライで、今度は66,666のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "66,666" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。

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2006.08.14

東京大停電

 まぁ、こんなもんだと思った。今の日本的生活は非常に危うい。東京でテロをやろうと思ったら、送電線を適当に20本も切ってしまえば、警察組織は完全に治安維持のため、混乱せざるをえないだろうし、後はやりたい放題かもしれない。原子力発電所を狙う必要なんてちっともないようだ。

 それにしてもなんら犠牲者がでなくってよかった。もちろん経済的なダメージを受けた、もしくは今後受けるだろう者はいるとは思うけど、生命にかかわるような話はほとんど聞かれず、これは幸いだった。理由はこれが休暇の多いお盆に起ったということだったろうが、ごく普通の日に起きるとどんなことになったろうかと思う。

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盂蘭盆(うらぼん)

 「うらぼん」という言葉があるのは知っていたが、盂蘭盆というのは今日初めて知って、何とはなくイメージしていた裏盆も盂蘭盆の終りのことを指し示し、全く存在しない訳ではないらしかった。

 学生の頃とかは夏休みの最中で親に墓参りに連れて行かれたものだが、役場に入ると基本的にカレンダー通りの出勤でお盆休みはない。その代わり夏期休暇が年休と同じように数ヶ月間の期限で何日か与えられる。配属部署によっては、その休暇もまったく取れず終いになる。

 朝の出勤時に交通量が見事に減るので、世間はお盆休みなのだなと実感する。原付で通常15分弱かかるところが10分あまりで到着する。本当に週末の休日出勤さながらなのだ。

 こんな感じだから、いわゆるお盆休みと言われるのがいつからいつなのか判らない。実感がない。ちゃんと夏期休暇はあるから、この人の移動の激しいシーズンを外して、休めるのはおそらく贅沢なのだろうとは思うけど(実際に平日に3、4日のまとまった休暇を取るとちょっとした顰蹙を買いますけどね)。

 GWもカレンダー通り。唯一、連続した長期休暇は年末年始くらい。GWやお盆にまとまった休暇のある職場に勤務されている人はこれらの連休をどのように感じているんでしょうね。そうそう、このブログも週末あたりからアクセスが激減。いかにも、皆、外に出ています、って感じであります。

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2006.08.13

いかがわしい店

 いかがわしくない店より、いかがわしい店の方が面白い。

 CMで今月の10日に市内に大きめの文房具店が開店したいうやっていた。文具屋が開店とはいえ、CMを打つというのは当地では非常に珍しい。ということで、さっそく今日、行ってみたのだが、確かにそこそこの売場面積を備えて、多種の品揃えだったのだが、どうも面白くなかった。いかがわしさが全くないのだ。

 いかがわしい店というと(まぁ、お水関係でない話で)、子供の頃に50円玉を握って通っていた駄菓子屋が一番ということになるだろう。当時も大手製菓会社の作っている菓子があった筈だが、そんなものより、一回10円くらいのくじ引きの菓子の方が遥かに良かった。子供ながらもヤバイものを食っているという罪悪感がありながらも、その怪しい口の中で溶けてしまうような菓子を選んで食べるのが良かった。何ものか判らない、そんなところに惹かれるものだった。

 新しく出来た文房具屋は、文房具の各分野を大手のメーカーの無難な商品を一通り並べることで成立し、全く怪しくなかった。はっきり言って面白くない。文房具というのはコンピュータ関連の製品と並んで、幾らでも怪しくなり得る分野である。いかがわしいものがなければ、リピーターにはなれない。市内には大手量販店のコジマとヤマダ電機があるが、コジマは全然怪しくないので覗く気が全く起こらない。ヤマダ電機の方がそこそこいかがわしくて、コジマより遠くても数ヶ月に一度は行ってみようかという気になる。

 いかがわしいといえば、田舎では100円ショップのダイソーに勝るものはない。先の文房具店の一階下にダイソーがあるのだが、結局、こちらで費やす時間の方が長かった。100円ショップはまさに癒しの場である。

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2006.08.12

カードノギス

 またまたつまらないものを買ってしまう。東洋計器(株)製のカードノギスである。

カードノギス 完全なカードサイズ。厚さ0.3mmのステンレス製で、10cmまで0.05mm単位で測量することが可能である。文房具をとやかくしていると、寸法を測らないといけないことが意外と多い。ボールペンの替え芯のサイズとか、購入予定の手帳カバーのペンホルダーのサイズに対しての実際に使っているペンの大きさとか。実にしようもないことばかりだらけなのだけど、定規ではなく、そこそこ精密に寸法の計ることのできる道具が欲しくなる。そこで知ったのが、これである。

 これを眺めていると日本人の仕事の細かさをつくづくと実感してしまう。ノギスなんで、スライドさせるパーツが必要なのだけど、このあたりの作りは実際に簡単なものなのだけど、それでも遊びのない作りになってて、その精度の高さにはびっくりする。ノギスを財布に入れてしまおうというのも日本人らしい発想だけど、それをじつに地道にやってしまうのもやはり日本人らしい。

 それにしても男というのはどうしてこんなに計量好きなのか。資金が許せば、他にもいろいろ計量器機が欲しかったりする。どうでもいい事に血眼になるのが男で、そうして女にせせら笑われてしまうんだな。

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2006.08.11

Lamy2000(ラミー2000) 4色ボールペン

 ステーショナリ好きの中ではかなり好評のLamy2000の4色ボールペンを購入する。

 メーカーのLamy(ラミー)はドイツの会社。このLamy2000というライン(シリーズ)には他にも万年筆、ボールペン、シャープペンシルがあるが、1966年に2000年まで変更はしないという前提でデザインされ、リリースされた。実際に2000年を過ぎてもデザインの変更は行われないままで生産され、既に40周年を迎えている。

Lamy2000(ラミー2000) 4色ボールペン それにしても定価がとにかく高い。4色とはいえ、ボールペンごときで10,500円(税込)もする。国産メーカーの普及品だと4色ものでも300円程度で購入可能である。Lamy2000は10,500円でそのまま定価売りしている店もあるが、多くは6,800円くらいの、7,000円弱という値をつけているところが多い。それでも、庶民派のあたしにとっては高嶺の花であり、ギフトセット(キーホルダー・ミニライト付)が送料・代引料込みで6,000円というのを発見して、ようやく購入しようという気になった。届いたボールペンにはちょっとした凹み傷があった。もしかするとB級品ということで安くなっているのかもしれない。実際のところは判らないが、使っているうちに傷むものであるし、あたしはまったく気にしない。とりあえず、実質5,000円程の半額近くで手に入れられたことが嬉しい。

 そうして、使用感。ノックが堅い。ノックしていると指の腹が完全に凹む。ノック時に音がしないというのがいいという人もいるようだが、はっきり言って「シャリ」というけじめのない音とその感触はよろしくない。その割には力がいるし、ノックの具合はある意味、最低の部類に入るかもしれぬ。それまで使っていたパイロットの2+1(赤・黒ボールペン&シャープペンシルの多機能ペン)のノックの軽さとホールド時の音の小気味よさを知っていると、どうしてもスぺックダウンしたものを使っているような気がしてならなくなる。使用色の選択は、軸に色帯が記されているのだが、希望の色を上に向けた状態でノックするとその色が繰り出されるというもの。振子式の機構を用いた仕組みらしいのだが、これもパイロットも同様で、これもどちらかと言えばパイロットの方が精度が高そうである。

 Lamy2000の軸の材質はプラスチック。ヘアライン加工してあるので、誰もが木製素材を使っているのかと尋ねてくる。木製素材なら価格的にも判らなくはないが、紛れもないプラスチックである。ペン先はアルミ製。アルミ製なのは他にクリップとノック部がそうだ。全体的に中央のやや膨らんだ黒いボディーの両端が銀色というスタイルがすこぶる良いという人も非常に多いが、あたし的には残念ながらそんなに優れているとは感じない。これは個人的な趣味なので仕方ない。ただ、ペンを握る時、あたしの場合、アルミとプラスチックの境目あたりを握ることになり、ホールドの良いプラスチックと滑りまくるアルミの境界を握ることになり、この感触がなかなかよくない。これは実際に触ってみるまで想像もできなかったことである。

 純正のボールペンの芯は1.0mmm径で手帳使いにはあまりにも太いので、0.5mmか0.7mmのものに替える。初めから使わない純正はどうしようかと思う。替え芯として購入すると1本300円し、4本で計1200円相当である。

 たぶん、大抵が想像通りの感じなのだが、何だかんだといっても4色ボールペンは必須となりつつあるので、全く使えないわけではなく、今後、何とはなく使って行くことでしょう。まずは一般的に人気があるというので、どんなものかと興味があったという次第で御座いました。

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2006.08.10

レッツノート10周年記念 PCリフレッシュサービス

レッツノート10周年記念 PCリフレッシュサービス/クリックで拡大 ノートパソコンを使い始めた最初は東芝のDynaBookシリーズを使っていた。癖のない機械でとてもよかった。2台買い換えを行っていたが、薄型になった頃に嫌いになってしまった。SONYのVAIOに対抗したスタイル優先になって、なんか使い勝手が妙に悪くなったような気がするのだ。薄型=使いやすい、とは限らない。ちゃちな作りになってしまったDynaBookに興味を失くしてしまって、目についたのがPanasonicのLet's noteだった。トラックボールがいいという訳ではなく(ポインティングディバイスはすべて使いこなせます)、下らないアプリをプリインストールしていないという姿勢が気に入って購入に至った。

 とにかく堅実なPanasonic。大抵のメーカーは型遅れになると酷い場合、半額に近い状態になるが、Panasonicはまず生産計画ありきで、人気があっても過剰生産しない。大して値崩れしないままに市場から消えるので、購入時期を見極めないと高値で掴むことになる。PCの作りもビジネスを基本にしたところがあり、プレインストールソフトは皆無、スぺックもCPUの処理スピードのみを優先するのではなく、電池の持ち、それの対策としての冷却ファン非内蔵であることに対するCPU処理能力の兼ね合いの問題、等、実に堅実に対応をしてきている。PCをホビーでなく、ビジネスユースしようと思うなら、このメーカーほど信頼できるところはないと思われる。

 そんなPanasonicがLet's note10周年記念ということで、PCリフレッシュサービスを行っている。7月から9月の間に実施しているようだが、これは凄い。あたしのLet's note w2は2年前から使い始めて、すでによく使うatlキー、↓キーのキートップが消えてしまっているのだが、キーボードも無償交換してくれるというのだ。ノートPCのキーボードというと結構して、サービスセンターでパーツのみの取り寄せをしても5000円はする。工賃を含むともっとするはずなのだが... これを輸送費を含めて無償で行うというのだからかなりのものである。

PCリフレッシュサービス 検査報告書/クリックで拡大 8日の火曜日の午前中に宅配屋がPCを取りに来て、渡す。そうして木曜の10日昼には処理が終って届けられている。なか1日の処理で、おそらく最短に近い状態ではないかと思われる。1週間くらいかかるのなら、サービスに出すのに躊躇してしまうかもしれないが、なか1日の3日間であればあたしのようなヘビーユーザーでもそんなに負担にはならない。とにかく感心である。

 帰ってきたPCに添付されていた検査報告書によると、「ACアダプターケーブルにダメージがありましたので、予防交換致しました。」とあるが、あたしはACアダプタは互換性のあるIBMの中古を職場と自宅と2個買って、純正はまったく使っていないんだけど、ダメージ扱いされている。おそらくサービスを申し込まれたものに関しては一括して、交換処理を行っているのではないかと思われる。IBM中古を買ったのも純正は1万円弱し、職場用をなかなか用意できないからだ。それを無償で交換している。もしかするとリフレッシュサービスはこの交換が目的でないのかとかという邪推をしてしまう。費用的には2万円弱の請求が来てもおかしくはないのだ。

 何れにせよ、ユーザーにとっては有り難いサービスである。さらにこのサービスを受けるとバッテリーが通常(25000円)の半額で購入できるという嬉しいキャンペーンもあって、あたしは当然のようにとっとと注文してしまったのでありました。

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2006.08.09

PCのない日 第2日目

 「おじゃましま~す」といいながらやって来、寝るまで書斎に常駐する5歳の息子がPCがなくなった途端、「パソコン買ってきて」といい、それを拒否すると、まともに寄り付かなくなってしまった。実に現金な奴である。

 子供からしてもやはりパソコンというのは何でもありで、面白いんだろうな。マンガとインターネットとどちらがよろしくない影響を与えるんだろうか。パソコンは業務以外では30歳を超えないと使ってはならない、というのがあたしの考えである。

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2006.08.08

PCのない日 第1日目

 愛用のLet's note W2をPCリフレッシュサービス(無料!)というのに出したので、3日間ほど手元にPCのない状態になります。とりあえず、メールでブログに記事を投稿できるので、それを使っての書き込み。

 午前休をとってPCを取りに来た宅配屋して、そして、ラミー2000の4色ボールペンも代引きで着く。キーホルダー・発光ダイオードライトのセットで代引き手数料等々込みこみで6000円。まぁ、安く手に入れられたんではないかと思う。

 いずれも詳細については後日。

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筆記用具は難しい(BlogPet)

O-Maruが
危ないといえば、あたしらが筆記用具の頃は鉛筆を削るためのカミソリの刃のような小型ナイフを持たせられていたものだ。
とか考えてたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.08.07

筆記用具は難しい

 今年度に入ってから手帳を使い始め、筆記用具があれこれ気になるようになってしまった。それまで、手書きをするのはせいぜい年に数回程度でしかなく、ほとんどPCでこなしていた。おなじ係でもあたしの筆跡を知らないまま、異動になってしまった人も何人もいるはずである。ペンは既に10年は使っているだろう、グリップが既に腐りつつあろうかと思われるDr.Grip(ドクター・グリップ)を使っていた。大きさを度外視するのなら、このペンがいちばん楽に使えるのだが、少なくとも手帳使いのものではない。

様々のレフィル/クリックで拡大 今使っている筆記用具は、Moleskin(モールスキン)のButteroカバーのペンホルダーに差せる、パイロットの2+1(黒・赤ボールペン&シャープペンシル)タイプのもの。これも10年くらい前に消耗品として配布されたもの。しばらくDr.Gripのおかげで使っていなかったが、手帳を使い始めて以降はこれしか使っていない。

 それにしてもレフィル(替え芯)の選択が難しい。9mmほどの軸に3つの芯が入っているので、レフィルも金属製の細いものが採用されている。ゼブラの4Cというレフィルが基準扱いされているようで、その他、パイロット、三菱、トンボ、セーラーもその互換のものを製造している。ボールペンといえば油性のものが基本で、各社ともボール径0.7mmという細字のものを出しているが、手帳使いにはやや太い。発売されている色は、黒・赤・青・緑のようだ。黒色ではさらに細い0.5mmの極細も出ていて、今はメインでこれを用いている。

 最近、パイロット製のゲルインキ「ハイテックCスリムス」というレフィルが人気があるのを耳にした。ゲルインキの特徴としてインキが擦れず、滑らかというのがある。以前、とにかく調書を手入れするのが仕事というような仕事をしていたことがあったが、この時はこのタイプのペンが手に負担がなく、非常に書き良った。職場では消耗品として購入してくれず、やむを得ず自腹を切って自費購入し続けていたが、それでも、このペンをメインに使っていた。そういう記憶もあって、4C互換のゲルインキ「ハイテックCスリムス」レフィルを購入してみたのだが、これがのっぺり過ぎて手帳のページが真っ黒になってどうしようもなく見悪くなるのだ。普段の書きものにはいいかもしれないけども、面積の小さな手帳にはあたしの好みとしては向いていないような気がする。ステーショナリー愛好家の間では、とにかく悪い評判を聞かない(あるとすれば、減りが早くコストパフォーマンスが悪いということ)ので、本当に好き好きだと思ってしまった。

 しばらくはいろいろなメーカーのレフィルを買い、自分の定番探しの日々が続きそうだ。

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2006.08.06

Silhouette minimal X(シルエット ミニマルX) & GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)

 先日、メガネを新調しに行って6万3千円も請求され、ぶっ飛んでしまったあたしだが、割引価格でない定価で購入すると、その価格以下のものであればもう一本サービスしてもらえるというセール(「2本セール」)があるのを知った。さっそく翌日、そちらに変更可能かどうか問い合わせると「問題ない」ということだった。どうやらメーカーによって、割引が自由なところとそうでないところがあるようで、大幅な割引が可能なメーカーのものに限りこのセールを適用していると思われる。薄利多売か吹っ掛けかの商売が明確なやり方で、どっちにしろ、この店は「高い」というのが正解だろう。既に選んでいたものは「2本セール」の対象外で、フレームを選び直す必要があった。定価買いということで、76,630円という高額になったが、1本あたりでいうと、とりあえず「まぁ、割高だわねぇ」というレベルにはなった。

Silhouette Minimal X/クリックで拡大 フレームのひとつはSilhouette(シルエット)というメーカーの Minimal X(シルエット ミニマルX)というシリーズの2814。縁なしメガネは初めてなのだが、このメガネが面白いのは、パーツのほとんどをSPXという形状記憶樹脂を使ってて蝶番が全くないということだ。唯一、鼻パッドの支えに金属があるくらい。レンズを外した状態はこのような感じになる。実にシンプルだ。

 樹脂なので軽く、曲げにも強い。ただ面倒なのは蝶番がないから完全に折りたためないこと。大きく曲げた状態で専用のケースに入れて持ち運びすることになる。年の3/4はサングラスと併用しているので、ケースも2つ持って歩く必要があり、それがマイナス。そして、これは縁なしメガネではどれもそうなんだろうが、レンズの端にフレームの取付部があり、それが視界に入って鬱陶しい。これも慣れるんだろうなとは思うんだけど、今は飛蚊症(ひぶんしょう)になったような感じ。

GIORGIO ARMANI./クリックで拡大 もう一つはGIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)のGA-2575J-B4B。グレイシルバーのフレームで、店にある中でいちばん無難だと感じたもの。先のミニマルXが今までにないものだったので、こちらは保険で無難なものにしておく必要があった。実際に掛けてみるとミニマルXもどうのという感じではなかったのだけど。

 レンズは両面非球面というやつにし、一方はハードコート、一方は価格を考慮して通常のコートのみ。今まで使っていたメガネは、フレーム、レンズ込み込みで7,350円のもので、レンズがとにかく酷かった。非球面処理でないので、縁の方が完全に歪んでいて、掛けると5分くらいで吐き気がしていた。その前に使っていたメガネは完全にダメになっていたわけでなかったので、結局、メガネを作ったものの2年くらいまったく使わずに置いていたのだけど、レンズに傷が入ったのでやむなくその最低なメガネを使うことにした。慣れというのは恐ろしいもので、一週間も経たないうちに慣れてしまったけども、さすがに安物は安物、フレームのコーティングも半年も経たないうちに剥げてしまった。安物のメガネは本当に危険だと思い知る。

 次のメガネはネットで買おうかと思っている。度数さえ判れば、ネットで注文を受付けしてくれているところがいくらもある。今回はあらためて度数を計って、そのデータも手元にある。今まで使っていたメガネは、15年くらい前につくったメガネの度数をそのまま引き継いで作っていたが、今回の再計測で左眼の近眼の度をひとつ落して、乱視をひとつ上げたくらいの調整しか行っていない。視力が安定しているようだ。次回、つくろうと思っているのは、ジョン・レノンというブランドの丸眼鏡。似合うかどうかは判らないが、ここ15年くらい丸眼鏡がひとつ欲しくして方がないのだ。

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2006.08.05

SWISSTECH UTILY-KEY(スイステック ユーティリィ・キー)

 以前から欲しいと思っていたSWISSTECH(スイステック)のUTILY-KEY(ユーティリキー)というものを落札する。1700円(+送料150円)。

 これはいったい何かというと、一見、鍵の形をしたマルチツール。波刃付きナイフ、プラスドライバー、マイナスドライバー(2種類)、栓抜きの機能がある。使用しない閉じた状態では、キーホルダーに収めるためのリングが閉じ、使用するために開くとキーリングから外れるようになっている。開閉は硬いので、勝手に開いて落ちるという事はないだろう。

 この手のツールが実際に役に立つかどうかというと、既に栓抜きは使えないという情報があったりして、やっぱりね、と思うものの、まったく意味のないものとも思えない。ナイフというものはそれなりに使うシーンはあって、こんなちゃちなものでもあると助かることは多い。

 このツールが面白いのはとにかく鍵に似せて作られ、鍵と同様に扱えるということである。鍵というのは外出する場合は必ずいくつかは持ち歩かなければならず、キーホルダーに入れておけば、意識しなくともこのツールを持ち歩くことになる。ステンレス製ということもあって、普通の鍵が真鍮製で金色であるのに対して銀色であることで、完全には馴染まないが、ゴールド仕様のものもあり、こちらを使えばそういう違和感はなくなるだろう。作りは想像以上に質素。2000円以上で購入することには、抵抗を感じるかもしれない。

ウェンガーのポケットナイフ ポケットナイフでもう10年以上、尻ポケットに入れて持ち歩いているものがある。ビクトリノックスと並んでスイスアーミーナイフで有名なウェンガーのもの。ナイフ、爪ヤスリ、はさみという最低限の機能しかない。プラスチックケースなら2000円くらいのものだが、スターリングシルバーのケースなので10000円くらいしたはず。購入時、裏にはイニシャルを刻印して貰っている。これが実によく使うツールで、週に2度くらいは使っているのではないかと思う。爪ヤスリの先は尖ってて、ドライバー代わりにするとか、何かにつけて応用が利く。ポケットに入れ忘れて出勤すると、一日、何とも落ち着かずに過ごすことになってしまう、というくらい体の一部になってしまっている。

 ナイフを持ち歩いているというと凶器を持ち歩いていると捉えられるかもしれないが、ポケットナイフくらいなら男のたしなみという気もする。本当に便利な道具なのである。危ないといえば、あたしらが子供の頃は鉛筆を削るためのカミソリの刃のような小型ナイフを持たせられていたものだ。まず、ナイフで鉛筆が削れるということが、勉強するための第一歩であるというような雰囲気で。小学一年生を終える頃には、ナイフの使い方を特訓されたものだ。ナイフは危険なだけのものではない。

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2006.08.04

まだまだやってる懲りない連中

最終告知書/クリックで拡大 何ヵ月か前にびっくりして記事にしたのだけど、再び、今日届いた。いわゆる振り込め詐欺の誘いハガキである。今回もカミさん宛てで、以前に住んでいた住所に送られたものが転送で配達された。

 前回は住所やら電話番号を消していたのだけど今回は面倒だからやってません。興味ある人は電話でもしてみて、ぜひ結果を報告してください。

 それでも最終日にちゃんと到着するように発送管理しているのには感心するなぁ。遅れるのは論外、数日前に着いちゃっても何かしらん効果が薄れる。やはり最終日に着くってのがいちばんいいんだよねぇ。

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2006.08.03

夏が来ると...

時計の跡 夏が来ると散々な目に遭う。昨日、お昼過ぎに2時間弱外に出ていたのだけど、その短時間のうちにすっかり日焼けしてしまった。外にいる間はそうでもなかったが、夕刻帰宅してびっくり。長袖を折って日にさらされていた箇所が見事に真っ赤になっていた。

 写真は一日経った今日のもので時計の跡がくっきり。昨日はもっと赤くて我ながら気持ち悪かった。

 子供のころからの行きつけの医院に行くと、馴染みの看護婦さんには白くてうらやましいなんて毎度のように言われていた。しかし、日焼けするとひどく、小学生低学年の時に海に行った時は、一日陽に当たったため、日焼けどころか完全な火傷になってしまって、背中じゅう水ぶくれになったことがある。あれ以来、海に行くのが怖くなって、まず裸にはならないようになってしまった。

 赤くなる分、色が抜けるのも早い。カミさんは地黒で海に行くと冬過ぎまでラインが残ったりするのだが、あたしの場合はとっとと皮がひととおり剥けて、白くなる。秋になる頃にはすっかりもとの状態だ。

 背中がヒリヒリして、布団も掛けられず、また、焼けた跡が熱くて寝られず、一晩中、蚊帳の中でもぞもぞしていたあの頃が懐かしい。

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2006.08.02

最低なTV番組

 ここ最近、非常に不愉快なTV放送が続いている。

 ひとつは埼玉の市営プールでの事故。あの手の排水口に吸い込まれて、という毎年のように起きているのではないか。学生時代にも後輩がアルバイトをしていた公共施設(社会保険庁関連)のプールで吸水口に吸い込まれて、小学生が溺死したという事故があった。普通のプールでは大きな吸水口を持っていないから、足が吸い込まれて、という状態で、今回のようにパイプを掘り出してという絵にはならないものばかりである。そういう事故は頻繁に起きていながら、地方ニュース扱いでしかなく、今回のものに関しては執拗に追い続けるというのはどうした事か。これが民放やNHKのほとんどの局がやっているものだから、報道の程度が知れている。

 それと亀田なんちゃらのボクシングの試合。あたしはボクシングの試合と云うやつを子供の頃、日曜夕方に放映しているのを父親に無理やり付き合わされて見て以来、30数年ぶりくらいに見てしまったのだが(あ、あれはもしかするとキックボクシングだったかもしれない)、これも困ってしまった。いくら放送局の絡んだ大型興行と言えど、やり過ぎではないのか。だれもボクシング自体を馬鹿にしてしまい、結局、亀田なんちゃら本人が損をしてしまうように思う。まぁ、判定とやらは素人には判らんので、実際に判定勝ちしているのかもしれないが、あの様で亀田なんちゃらがチャンピオン気どりで例の如く傍若無人な態度を取るようなら、おそらく誰にも見向きされまい。それにしてもTBSへのバッシングは凄いもの。

 今日は、メガネを新調しに行って6万円も取るというので、ショックを受けていたりする。ん~、あたしもまったく値切らずにそのまま受け入れてしまったのもどうかしている。メガネの値段なんて水物で、閉店した行きつけの店では値札の6掛が普通だったもんなぁ。平然に請求してくるので、唖然としてそのまま受け取ってしまった。出来たら10年は使うぞ(今までも、その位は使っているけどね)。

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2006.08.01

摂理

 ここ最近、“摂理”という宗教団体の教祖による性的暴行が問題になっているが、教祖云々はさて置き、学生をメインに布教が行われた宗教的団体というのは過去にもあった。一流大学の学生がどうして?なんていう声も聞かれるが、どこの大学だろうと関係はない。大学のサークルを利用するというのは隙間を狙うということで、実に旨いやり方なのだ。

 ちょうどあたしが学生をしていた20年程前になるがこれも韓国の団体になるが原理研(原理研究会)、つまり統一教会が活発に活動をしていた。あたしの通っていた大学でも一見一般のサークルのようなものを作って、そこで活動をしていた。サークル活動を装って勧誘して、人間関係を作った後に宗教に誘い込むというやり方。当地にもひとつのアパートを借り切って集団で生活しているような学生の信者がいたはずである。

 統一教会はさらに霊感商法とか珍味の押売で信者の労働を強い、詐欺行為による資金で、いろいろ政治的なことを企んでいたはずで、多少なりとも怖いと感じたものだが、今度の“摂理”はセクハラ目的のようなことが言われていて、はぁ?、だったりする。

 昨日に引き続いて、人がいなければ何にも始まらないということですな。

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樋口真嗣『ローレライ』(05)(BlogPet)

こないだ、O-Maruが
"に1ページというのが大半で、出勤した"でまったく記入をしなかった"は今のところない。
とか思ってたらしいの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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