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2006.06.22

受験者と景気

 あたしは役場に勤務しているが、以前は役場というのは本当に目立たない存在で、むしろ、役場にいたのでは儲けにならないということで、途中で辞める人間もかなりいたようだ。ここ10年は景気が悪いため、身分保障のある役場そのものの存在が注目され、いい意味でも悪い意味でも大きな影響を与えてきた。

 うちの役場はホームページで採用試験の結果を公開しているのだが、もっとも古いデータの平成8年度の事務上級の一次試験(筆記試験)受験者数を1として、その変遷を表にしてみた。
  

H8 1.00
H9 0.88
H10 1.01
H11 2.41
H12 2.25
H13 2.47
H14 2.30
H15 2.52
H16 2.17
H17 1.79
H18 1.46

 競争率は役場の都合で採用者数が毎年変っているので、この変遷に関してはあまり意味がない。ちなみにこの期間でいちばん競争率(合格者(≠採用者)数/一次試験受験者)が高かったのは、平成13年の32.5倍であり、最も低いのは平成9年の8.1倍である。

 昨年あたりから景気が回復してきたといわれているが、確かに受験者数が減少してきている。平成11年からの5年間がいかに景気が悪かったかということになるだろう。とは言え、平成10年から平成11年への伸びは2.4倍という数字で明らかに異常である。

 うちのアルバイト君が去年に引き続き、今年も採用試験を受験し、ついに一次試験に合格したらしい。一次試験では3倍強の競争率を乗り切ったのだが、さらに面接等の二次試験でも同じく3倍強の競争率があるようだ。二次試験の競争率が高いというのは気が重いだろう。なかなか道のりは険しいけども、彼には頑張って貰いたい。

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