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2006.06.30

弁当屋の謎

 いつも感心することがあって、それは配達をしている弁当屋がうまく商売を切り盛りしているということ。

 店舗がメインの弁当屋なら品切扱いも可能だが、配達メインの弁当屋というのは品切をおこすことができない。まぁ、お昼の弁当の注文を朝9時半に締め切って、それ以降の追加注文は基本的に受付けしないという利用者にとってなかなか厳しい制約はあるものの、発注数の予測や食材の仕入れを考えるとかなり難しい商売のうちに入るのではないかと思う。しかも300円半ばで店頭での商品500円程度のものを提供するわけだから一件毎の粗利もかなり少ないのではないかと思う。

 レトルトものを多く扱えば、仕入れの制御も簡単になるだろうが、つまらない内容になるし、やはり単価も上がりそうな気がする。少なくとも一週間のメニューはあらかじめ提示されているし、どのような感じで注文数を予測しているのか不思議で仕方ない。天気によっても、天気が悪いと外食することが減り、職場に配達される弁当に頼ることも多くなると思われる。

 昔、大学のすぐ側に天ぷら屋があった。3畳くらいの掘っ建て小屋みたいな適当な作りの油まみれの調理場があって、親父がひたすら天ぷらを揚げているのだ。天ぷら屋といっても飯屋ではなく、天ぷらを揚げて小売店に下ろすというような商売の仕方だった。その天ぷら屋というのは実質、単なる作業場だった。それでもテイクアウトは可能であり、夜、サークルBOX(部室)にたむろしていると、先輩に買いに遣わされて奢って貰ったり、学祭準備の後輩への差入とかによく利用していた。

 その天ぷら屋のおっさん(雰囲気はすでにじじい)が云うのには、ここ十数年の毎日の売れ行きを記録してて、この日には何個ぐらい売れるから幾つ作らないといけないというのが判っているんだ、ということだった。売れ残りの出ない必要な分だけ作って、店を閉める(作業を止める)という日々を過ごしていたらしい。もっとも、このおっさん、ずーっと無免許のモグリで調理作業をやっていたらしく、あたしが大学を出てしばらくして違反で摘発されて、廃業したというのを聞いた。

 何がともあれ、毎日ではないけども、配達弁当を食べる時にはあたしはいつもいつも感心しながら食しているのでございました。

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