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2006年5月の37件の記事

2006.05.31

世界禁煙デー

 今日は世界禁煙デーらしい。そしてこれからの一週間が禁煙週間となっているらしい。こういうのを年に数日設けたところでどうなるのだろうという気もする。まぁ、この日を切っ掛けに煙草を吸うのを止める人がひとりでもいればいいとは思うけど、煙草を止めた人でこの日からというのは何%くらいになるのだろう。

 煙草を吸うのを中断して、今の現状。

  開始日時 2004年 10月 5日 15時 0分
  経過時間 1年 7月 26日 6時間 46分経過
  吸わなかった煙草 844箱 15本
  浮いた煙草代 228082円
  (原価 97740円 たばこ税+消費税 130342円)
  延びた寿命 35日 4時間 45分

 煙草についてはもう完全にフラットな感じで、呑み会で隣でスパスパやられても何とも思わない。ただ、廊下に設けられた喫煙コーナーの隣を通る時、その臭いに胸がムカつくことがあるくらい。煙草を吸っている時はまったく思わなかったのだが、誰も煙草を吸っていない出勤直後でも臭いが強烈にあって、びっくりする。

 煙草を止めるいちばん簡単な方法はすっぱり吸うのを止めること。本数を減らすとか軽い煙草にするというのは、所詮止めることから逃げている訳で、その状態が延々続くことになりかねない。だから、止めてみようと思った時に完全に吸うことを止めるのがいい。

 止めようとする時にはあまり真剣に深刻にならない方がいい。真剣になればなるほど、その反動で止めるのがきつくなってくる。ライターをいつも胸ポケットに入れて、ハッカパイプを加えるというのが、あたしの煙草を中断した当時の状態だった。ハッカパイプには10ヶ月くらいお世話になって、これも癖になるかもと思ったが、ニコチンのような薬物依存症ではないから、そんなに止めることに苦労はない。今では何にも頼ることなく、煙草の存在を忘れて過ごしている。

 煙草を早く中断すれば良かったと思うことがひとつあって、それは煙のために蔵書がやられてしまっていることだ。古い本は煙にすっかり燻されてしまっている。これは一生の不覚だといってもいいかもしれない。

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2006.05.30

あと50年生きなければならない人達へ / 板倉文『BU・SU/麦子』(87)

 市川準の『トニー滝谷』(03)をみ、チャクラの『CHAKRA』(80)を聴いたので、市川準の監督デビュー作で板倉文が音楽を担当している『BU・SU』(87)のサウンドトラッが聴きたくなった。すでに廃盤で、オークションで落札した。2000円(+送料160円)。

BU・SU/クリックで拡大表示 いきなり帯のコピーに目が釘づけになってしまった。

 『あと50年生きなければならない人達へ』

 インパクトのあるコピーだ。この映画は映画館で公開当時見たのだが、こんなコピーがつけられていたとはまったく記憶がなかった。実を云うと、映画の物語すらまともには覚えていないのだ。富田の演じる女の子が、置屋で芸者をやりつつも、高校に通って、文化祭で八百屋お七を演じることくらいか。この映画にもイッセー尾形が出演しているらしいのだが、それもまったく覚えていない。

 それにしても、普通の神経では口にできないような言葉がコピーになっている。もちろん、肯定的な意味での応援がそこではなされていたはず、なのだが、このおおっぴらさにあらためてびっくりしてしまう。余談。『あと50年』からすでに19年。富田はあたしより4歳年下だから、いまのあたしは『あと27年』。長いのか短いのか。今までの感じだったら、あっという間なんだろうな。

 音楽は板倉にしては随分と固め。こんな音楽を背景に演技が出来るのかしらん、という気もしてしまう。ドラマ的では決してない。ちなみにチャクラの小川美潮が西尾美汐名義で團伊玖磨の『花のまち』を唄っていたりもする。

 もう20年近く前のことにはなるものの、どう記憶を絞っても、やはり内容を再構築できずにいる。あたしとしては本当に珍しい。

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2006.05.29

学生と革カバン

 BREE ブリーのELCH エルクを使い始めてひと月。それまではユニクロの2000円のディバッグを6年くらい使ってて、違和感があったのが、大分、板についてきた。

 革カバンというと非常に大層な気もするが、よくよく考えてみると、小学校、高校は間違いなく革カバンだった。

 小学校は言うまでもなく、ランドセル。あたしもごく普通にランドセルを使っていたが、3年生の時に新設校に移った際、ナップサックというナイロンリュックを使用するように指導された。まぁ、ナイロンなのでとにかく軽かった。ナイロンが裂けてダメになるまで使い、小学校最後の半年に再びランドセルが復活した。

 中学校は白地の帆布の掛けカバン。これが非常にダサいカバンで、カバンには大きく校章なんかか入ってたりする。今もあれを使っているのだろうか。雨の日、傘を持ってなかったりするとカバンの中身、全部がびしょ濡れになっていた。

 高校は革カバン復活。黒い学生カバン。ランドセルは確か牛革ものを買ってもらった覚えがあるのだが、こちらは合皮のクラリーノだった。本革だとどのくらいしたのだろう。おそらく馬鹿にならない額だと思う。今使っているエルクなんて、あの学生カバンをもっと簡単にしたつくり。このページを見てもらえれば判るのだけど、学生カバンは本当に細かく作られている。

 まぁ、本革のいいカバンを持っている奴に限って、中の芯(マチ)をぜんぶ抜いて、表と裏の革だけを合わせてしまってペッチャンコにしてたものだ。さらに表に蝋を塗ってテカテカにしてたような気もする。あたしはその正反対で、英語のある日なんぞ(ほぼ毎日だが)、コンサイス英和、なんちゃら英和中辞典、なんちゃらイデオム辞典、ついでにコンサイス和英辞典という感じで、辞書を持ち歩き、とうぜん、国語のある日なんぞも、数冊の国語辞典を持っていた。20cmの厚さの学生カバン+手持ちカバンということで、自転車通学ならではだった。自転車の荷台にカバンをくくるのも面倒なので、横につける横カゴを愛用していた。カバンをそのまま上から落せば収納出来たから実に楽だった。

 そんなことを思い出して、今はどうなのかと見わたすと、少なくともあの黒い学生カバンというのは今はまったく使われていないことに気づき、びっくりする。学生カバンって、高校生の象徴だったはずなんだけど、リュックやらスポーツバッグみたいなのばかりになってしまっている。通勤途中にいくら目を凝らしても、学生カバンを発見することはできなかった。

 親の負担を減らすためか、そもそも学生カバンが格好悪いと云うのか。あたしたちが愛用していたものが姿を消してしまうと云うのは淋しいものである。

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2006.05.28

風邪

 実は先週は風邪で半分ほど休んでしまった。風邪っぴきの子供がPCを触りたくって仕方なく、側からまったく離れないから、すっかり感染されていた。

 昨日は多少は良くなったと思ってたのだが、今日、動いていると頭がくらくらする。どうも本調子でない。

 ミニ檸檬のオークションが終了。出品当日の入札のままで終ってしまった。ちょっと低めの落札額かも。まぁ、定価の5倍以上の値がついたのだから、文句は言えない。

 これから風呂に入って寝ようと思うのだが、風呂は危険か。ま、明日は週明けだし、風呂くらいは入っておかないとまずいだろう。

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2006.05.27

空寒いこと

 拘置中に読んだ山崎 豊子の『沈まぬ太陽』(にいたく感動して、先日、堀江貴文が御巣鷹山に登ったと云う。

 何を考えてそんなことをしたんだろうか。いや、JAL123の事故を純粋に悼んで登ったのならまだ理解可能だが、主人公の逆境に自分を重ねて、さらにJAL123の被害者を慰霊しようといるのだとしたら、完全に堀江は完全な天然馬鹿だとしか言いようがない。普通の感覚では脈絡を感じられない発想をしていて、思い込みが異状に高いタイプだといえよう。

 報道を見聞きして、本当に空寒いくなった。

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2006.05.26

社会保険庁

 一部の社会保険事務所が年金保険料収納率を上げるために免除申請を偽造等するなどして推し進めていたということが報道されているが、いやぁ、同じ役場に勤務している人間としても理解しがたいことである。

 保険料収納において収納率云々でその分母や分子に拘るのはまったく意味がないのではないか。意味があるとすれば、給付と収納の関係にあると思うのだが。こんな馬鹿げた発想がどこから出てきたのか知りたい。

 以前に仕事で毎月、社会保険事務所に行っていたことがあったが、非常に印象が悪かった。10年程前、下級自治体役場が市民サービスを進め始めた頃、御用納めの日には9時位から受け付けカウンタのすぐ奥で宴会を始めていたし、お昼休みには受け付けを完全に締め切るという有様だった。

 国の機関が直接市井の人と接するというのはそんなに多くはないが、社会保険事務所ついては特にいかにも面倒見てやっているというような雰囲気があって非常に気分が悪かった。

 こんな事件が起こっているが、対国民の態度は少しはまともになっていたのだろうか。

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2006.05.25

オモチャの万年筆を手放す

ミニ檸檬 この記事では冗談のように言ってましたが、ヤフオクに出品しちゃいました。オモチャの万年筆のミニ檸檬。

 予備は当然、使う用として買ったものもまったく使っていない状態。まず、予備の未開封分を出品したのですが、すぐに定価の何倍もの入札が入るのは、ほんと、異常です。入札者の履歴をちょっとみると、一度、高値で落札しているにもかかわらず、同じものを手に入れようと再度入札をしている。そんなに価値があるように見えたんでしょうか。マニアの情熱というのはよく判りません。

 それにしてもオークションはふとしたタイミングで転んでしまうで、同じものを出品しても落札額の差がつくのは本当に運としか言いようがないらしい。あるものは後から出品されたにもかかわらず、競り上がってあっという間に高値がついてしまったりする。

 あたしはもう十分な入札額がついているので、終了までそんなにドキドキすることはないと思うのだけど、まぁ、とにかくブームというのは凄いものである。

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2006.05.24

市川準『トニー滝谷』(04) その2

 昨日届いたDVD『トニー滝谷』を今日も観る。

 市川準というとやはり映像美の作家である。特に印象深かったのが、『ノーライフキング』で子供たちが本当のリアルを発見するシーン。映像だけで、世界が光り輝いているのを見事に見せてくれた。フォトジェニックというだけの問題ではなかった。世界に対する驚きの息遣いがそこにあったように思う。

 『トニー滝谷』は光の中の世界。光の中といっても、人間が光を背から浴びると、逆光になって鮮明には見えなくなる。そんな、光だ。7割が室内のシーンで、その背後にはいつも大きく窓が切り取られている。

 DVDには映像特典として村松正浩によるメイキング「晴れた家」が収録されている。これを見ると、この映画の撮影がいかに特殊だったのかが判る。室内のシーンは、少なくとも10箇所はあるように思われるのだが、そのほとんどが横浜市内の空き地に設けられた、黒布のテントを天井にし、左右の壁だけをつくっただけという簡易なセットで撮られている。だから、異なるシーンを撮るためには壁を取り替え、小道具を配置し直すという1時間程度の作業時間で済んだりもする。セットの正面の空間に常に大きな窓が設けられていたのは、壁がない状態で単に風景が生の状態で見えているだけというのが実際だったようだ。

 極めて特異な撮影の仕方をし、実験的とも捉えられかねないのだが、あたし的にはごく普通に観ることができた。だから、後からメイキングでその手法を知らされてびっくりした。

 メイキングは観ない方がよかったのかもしれない。映画の舞台裏を知るとこは少しも必要ないからだ。場合によると悪い影響をもたらすこともある。しかし、こういった方法を採らなければならなかったのは、何割かは低予算で映画製作をしないといけないということもあったはずだ。制限された中で最大の効果を発揮する方法を見い出す。それも芸術の芸術たる所以のひとつではないかとも思う。表出の技術の問題だ。今回、市川は間違いなくそれに成功している。

 そして今回の坂本の音楽は、あまり表に出てきていないことに評価する。

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2006.05.23

市川準『トニー滝谷』(04)

 昨日の昼に注文したのに、今日の夕方には到着。ここは本州ではない田舎なのに、この早さは一体なんなんだ。便利なことこの上ないのだけど、異常さがかえって目についてしまう。

 ということで、市川準の「トニー滝谷」を観た。

トニー滝谷(05)
トニー滝谷(04)

監督: 市川準
出演: イッセー尾形, 宮沢りえ, 西島秀俊

 やー、市川さんの作品って、一作目「BU・SU」、「会社物語」を劇場で観た後に「ノーライフキング」、そして途中から「大阪物語」を衛星放送で観た程度なのだけど、それらの作品のまんまに「トニー滝谷」も作られていた。とても安心した。

 この人の作品というのは前半は非常にクールに突っぱねた感じで作られる。ダメダメ人間はダメダメそのもので描くのである。非常に淡々とした描き方。今回の作品はその最たるもので、孤独を常に感じている人間を描いているものだから、余計にそれが際立つ。村上春樹の小説を原作にしていて、かなり忠実なつくりになっているらしいが、十分以上に市川の世界になっていた。

 回想部分の場面展開に特徴があって、左から右にドリー移動して物陰に画面が遮られて、そのまま右に画面移動しながら物陰から次のシーンが現れる。こういった画面展開は映研時代の先輩の映画でもやってて、そん時は、撮影で失敗をして、最初のシーンが右に移動して消えるのだけども、次のシーンは左へ移動して現れるという訳の判らない維ぎになってしまって、件の先輩は頭を抱えていた。画面展開のこの特徴でリアリティーが喪失し、全体を漂う孤独に対する閉塞感が増す。

 小説にかなり忠実であるということなのだが、最後の数分は映画のみの描写が加えられているらしい。というか、この数分間こそが市川映画の真髄でもあったりするのだ。結局、市川は村上の小説を利用して、いつものテーマを撮ったのだと思う。

 宮沢りえ、髪型が「ローマの休日」のヘップバーンそのもの。あんまり似合ってない。正面からの図は、デビュー当時(「1999年の夏休み」)の深津(水原)絵里のよう。

 そうしてやはり昨日と同じく、『いつもの習慣で目を瞑っていちゃ、いけない、と思う。』のだった。

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映画検定模擬試験(BlogPet)

そういえば、O-Maruが
今使っている送料ケースは、免許証から始まってクレジット送料等厚さが3cmくらいになってしまってて、うんざり気味。
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.05.22

日常

 家人が先週末から風邪気味だったが、どうもあたしも感染されたらしい。朝から頭が重く、さらに、仕事に出ると年にいくつかという大きな問題の解決案の出ない検討に付き合わされ、どっと疲れがでる。使っちゃいけない予算を思い切り使ってるんだから、もう財政担当課に泣きつくしかない。なんてこったい。

 隣の臨時の職員君は、極真カラテというのをやってて、試合があるのを体調が悪いとかと云ってずる休みする。今日は足の指の骨を折ったとか。昼から出勤してくると云っていたが、結局、午後も休暇を取ってしまってる。就職活動をしなかったと云っていたのは、今しばらくカラテをやりたいが為のモラトリアムのためか。

 頭があまりにも重いので昼から帰ろうと思っていたが、結局、定時まで忙がしくて帰るようなことにはならなかった。

 日常の輝きを切り取ってくれるのは、市川準。最初の3本しか見ることが出来ていないが、そのことを信頼しても先ず間違いないと確信している。この人の作品はほとんどDVDになっていないのだが、珍しく去年公開の『トニー滝谷』がDVDになっていたのを知り、注文する。

トニー滝谷(04)
トニー滝谷(05)

監督: 市川準
出演: イッセー尾形, 宮沢りえ, 西島秀俊

 いつもの習慣で目を瞑っていちゃ、いけない、と思う。

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2006.05.21

日曜の夕方の楽しみ

 中学校から大学に入るまではラジオは生活の友だった。今でこそ、書斎机の上に液晶TVがあって、通常のTV放送やDVDがいつでも見られるが、当時はラジカセだけが頼りだった。

 ラジオというと勉強時のBGMであって、受験勉強の多かった中学・高校時代は深夜放送やらよく聴いていたものだが、大学に入ってからは家にまともにいることもなく、ほとんどラジオを聴かなくなってしまった。それから20年あまりが経つ。

 以前、よく聴いていた番組というと云わずと知れたオールナイト・ニッポンなのだが、NHK-FMのはかま満緒司会の「日曜喫茶室」も好きで、日曜の午後をゴロンとしながらよく聴いていたものだ。ラジオというのは、「乍ら」がよく似合う。というか、乍らでないとやはり手持ちブタさんになってしまう。今の余暇の過ごし方というと、活字文化やら映像文化に対して時間を消化することが多い。これらのことは、今ひとつ、ラジオをBGMにするということに馴染まないのだ。もっとも、それ以前に部屋にラジオがないという話もあるのだけど。

 昔のラジオというと、合皮の妙にしっかりしたカバーの付いたものが多かったなと思い出す。小振りということはなくて、やはり大きめ。存在感が妙にあった。

 今、唯一、ラジオの聴くことのできる空間というと車である。車にラジオは非常によい取り合わせである。車を運転しながらのラジオを聴くと、何とも云えぬ「乍ら」快感を味わうことができる。ここ最近、この快感をあらためて実感し、久しぶりに週末になるとラジオを聴くために車を転がすようになってしまった。環境問題を考えると決して好ましいことではないんだけどね。

 それでお気に入りの番組というと、日曜の午後5時からやっている日産提供の「あ、安部礼司 BEYOND THE AVERAGE」というFM番組。安部礼司というサラリーマンを主人公にしたドラマで、安部礼司、つまり、「アベレージ(aberage:平均)なサラリーマン」という主人公の名前からして語呂合わせのふざけたコメディードラマなのだけど、何とはなく聴いてしまうのだ。最近は、この番組を聴くために日曜の夕方には車を出して、街を流している。

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2006.05.20

MSG.ポケットポケット & cyproduct.ヌメ革コインパース

 革製品がふたつ到着。これらは先月の24日に注文したものなのだが、注文を受けてから作るという受注生産品でサイトでは30日ほどかかるとあったが、3週間で届けられた。

 ひとつめは「ポケットポケット」というもの。ポケットに入れて使う収納小物。形がポケットの形していて、カッターシャツやスラックスのポケットに入れて用いる。ペンを差す部分とカードのちょうど入るサイズの部分に仕切られている。

 勤務時間中はペン差しがメインな用途になり、それ以外の時間は免許証を含むカード入れになりそうだ。今使っているカードケースは、免許証から始まってクレジットカード等厚さが3cmくらいになってしまってて、うんざり気味。Maxでこれだけは必要なのだが、軽く買い物に行く場合とかは数枚のカードがあれば十分である。

 厚さ2mmヌメ革でかなり丈夫な感じ。ペンを一本差すのもまだきつい状態だがそのうち馴染んでくると思う。白ヌメ(とは言え多少の着色はしていそう)なのでエイジングが楽しめそうな小物でもある。

 もう一つはコインケース。こちらもヌメ革なのだけど、ブラウンの着色。ポケットポケットに比べるとかなり柔らかめになったものを使っている。厚さは1mm。

 普段、お札はカードケースにマネークリップを使って挟み込み、小銭はそのままポケットに入れるというスタイルだった。基本的に財布というものは持っていなかった。小銭を裸で入れているものだから、パンツを履き替える時なんぞ、よく床にバラ撒いていた。まぁ、なくても十分に問題はない代物なのだけど、革物を楽しんでみたいということで、これを買ってみた。

 以前、蹄鉄型のコインケースを使っていた。蹄鉄型といっても平べったい奴でなくって、ドーム型をした奴。ポケットに入れると嵩張るし、さらに厄介なのは空間が思い切り準備されているので小銭が動き回って音がするのだ。1年も使わずに机の隅に追いやられることになってしまった。今回のものは上からそのまま押さえつけるタイプなので、そういった不都合はない。

 いろんな通販サイトを見ていて、この手のボックスタイプのコインケースはいくつかあったのだけど、収納の内側まで革張りしているのはなかった。作りが非常に丁寧である。また、折り畳んだお札を収納できるベルトがあるもの好ましい。

 たた問題がひとつだけある。左右からの被せによって、コインが固定されるのだが、被せ自体が閉じた状態で数mmの隙間があるのである。一番いいのは左右の被せが閉じた段階で重なり合うのが一番いいのだろうけど、そうすると左右のいずれかを先に下ろして他方を持ってくるというような構造にしないと綺麗に収納できない。メガネのツルと同じような現象が生じるのだが、そういうことを意識しながらケースを使うのは実際不可能である。従って、幾らかの隙間を作ることを許したのだろうけど、小銭の収納量が数枚程度だと押さえる力が弱く、この隙間から外に滑り落ちてしまうことがある。これは物理的な問題なのでやむを得ないだろう。それに増して、使い込むことによる変化、エイジングの楽しみがこの製品にはある。

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2006.05.19

イッセー尾形の一人芝居

 イッセー尾形の一人芝居がNHKで放送されているのを見た。10年ちょっと前にはよく放送していたように思うのだけど、最近はちっとも見かけなかった。あたしが見逃していただけか。数年前、当地でも彼の一人芝居が催されたが、観に行くことにはならなかった。生で見るのはそれなりに素晴らしそうだが、VTRとかで繰り返し見ることでいろんな発見があってそちらの方が似合ってたりする。彼の芸は本当に細かいのだ。

 彼の一人芝居は嫌いではなくって、大好きなのだが、しかし、時たま、なんとも云えぬ寂しさの雰囲気に襲われたりする。ひとりで芝居をしている事によるものなのか、イッセー尾形と云う人間があまりにも生真面目な人間でそれがふと垣間見られるためか。

 一人芝居は虚構芝居の最たるもので、芸の極みでもある。一から十までをそこに作り上げないといけないと云うプレッシャーは相当な物でないかという気がする。それが時たま見えてしまうと云う気がするのだ。

 イッセーも歳を食った。アホなお巡り役で笑いをとっていた頃がなんだか懐かしい。

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2006.05.18

チャクラ『CHAKRA』(80)

 CDを持っていてもオリジナルLPアルバムが欲しくなることだって、ある。ヤフオクで見かけてしまったチャクラ。毎日のようにCDから落したmp3を聴いているのに、LPを落札してしまった。定価2800円を1500円(+送料390円/3枚)。

CHAKRA(
CHAKRA(80)

チャクラ






(クリックで画像を拡大表示)

 このアルバムをリアルタイムで聴いたのは中3の頃。チャクラのファーストアルバム、第一曲目の『福の種』なんてクラスのほとんどが知っていて、音頭のようにこの歌を歌いながら教室を何人が踊っていた(振り付けは『パタリロ』のクックロビン音頭のものだったと思う!)ものだ。世間一般ではどのような流行り方をしたのかまったく覚えていないが、仲間うちではすでに名曲扱いされていた。今だって、どう聴いても名曲である。

 それにしてもボーカルをつとめる小川美潮の歌唱力は凄いと思う。声の変化(へんげ)が並ではない。歌が上手いといっても一本調子で勝負する人が大半だけども、美潮に関してはガラリと雰囲気が変ってしまうのだ。歌の役者といった感じか。

 チャクラとしては3枚のアルバムを出しているのだけど、あたしは最初の2枚しか聴いていない。しかし、小川美潮と曲を担当する板倉文のコンビはよい。板倉文といえば、「うる星やつら」のBGMや市川準監督作品の音楽を担当してて、彼の音楽も気持ちよい。市川準の『会社物語 MEMORIES OF YOU』(88)なんて、その曲の良さ(特にエンディングに使われた『日没』)にCDプレーヤーを持っていないのにCD盤のサントラを買ってしまったくらいだ。エンディング、物語を締めくくる木野花のナレーションと共に音楽が流されるのだけど、それが本当に良くてどうしようもなかった。サントラも木野花のナレーションが入っていれば良かったのだが、それはさすがに音楽だけだった。それでも、いい音楽ではある。

 このアルバムの一番最後の曲は『空の友達』。「ビルのてっぺんから飛び落ちた空の友達、忘れたら...」なんていうおっかない歌詞があって、自殺してしまった一番の古い友のことを思い出したりするのだけど、この美潮の歌声には驚かされてしまう。本当にすばらしいのひと言に尽きる。5歳の息子でさえ、聴き終えた後にすぐに「もう一回」とアンコールしてきたくらいだ。歌唱力に加えて、茶目っけのあるアレンジ。いやいや、ファーストアルバムだけでもう十分である。

 ちなみにこのアルバムのプロデュースは矢野顕子の一番最初の旦那である矢野誠が行っている。

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2006.05.17

早寝

 ここ最近、疲れ気味で12時過ぎという早い時間に寝ることが多い。普段は2時過ぎなので、2時間くらい早く寝ていることになる。

 2時間早く寝て、2時間早く起きるのかというとそういう訳でもない。疲れ気味だから、2時間早く寝て2時間余分に寝て、いつもの時間に起きるという感じだ。

 しかし、睡眠時間は体内時間に刻み込まれているようで、早く寝たため、たいてい5時にはいったん目覚めてしまう。そして、7時半前まで二度寝をすることになるのだが、ここんところ、その時にこむらがえりを起すことが多い。疲れが溜まっているとこむらがえりを起こしやすいと云うが結構辛い。そんな状態が数日間続いている。

 今日も本当は仕事があったのだけど、「明日から残って頑張る」ということにして定刻で早々に帰ってきた。ただ今、9時半前。恐ろしく早い時間なのだけど、これからとっとと寝てしまいそうである。

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2006.05.16

久々のディバッグ

 今日は朝から雨だったので、通勤にBREE ブリーのElch エルクを使うのをやめて、6年間使っていたユニクロのディバッグにする。

 ディバッグの背中への柔らかいフィットに思わず感激してしまう。

 ん~、どうして面倒な思いをしながら革鞄を使わないといけないのか。超合理主義のあたしは、今、非常に危険な崖っぷちに立っていそうである。美意識は必ずしも機能と相反するところにはないのでもある。

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あたりの人(BlogPet)

昨日、O-Maruが
ということで、自宅用に「キャメルのぬめ革ダークチェリーのパームレスト」、ゴシップ用に「ブラックのぬめ革&ブラックウォールナットのパームレスト」を購入する。
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.05.15

あたりの人

 この人に逢えるととても嬉しいという人がいる。

 本当は仕事の帰りに翌日のためにバイクの給油しておいた方がいいのだけど、疲れにかまけて翌日回しにしてしまうことが多い。そんなときに限って早く起きられなかったりする。近所のスタンドで給油をするのだが、その1、2分というのがとても重要になる。

 小さなスタンドで2、3人の店員でやっている。その中に30歳くらいの茶髪の店員がいるのだけど、この人に当たると嬉しい。この人は給油するや否や暗算でガス代を計算し、即座に精算してくれる。普通の店員ならレシートの打出しを取りに行って、金額を伝え、おつりを取りに行く。この時間はおそらく1分もないと思うのだが、それでもとてもまどろこしくて仕方がない。

 あの兄ちゃんは、そろばんの達人なのだろうか。少なくとも3桁*3桁の掛け算を瞬時にやっている訳であたしには神業にしか思えない。もちろんスピード優先でレシートも貰えないのだが、おつりの確認をする訳でもないし、これはもう信用である。間違っていたところで、100円にも満たない金額、気持ちよく通勤できる方が大切だったりする。

 ファースト・フード等という早さを売りにしている店もあるが、これほど早さが有り難いことはそうそうはない。

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2006.05.14

映画検定模擬試験

 キネマ旬報社・キネマ旬報映画総合研究所が今年から映画検定というものを始めるらしいのだが、サイトで模擬試験というコーナーを設けていたのでやってみた。

 出題は4級想定で、4級というと「20代、30代の若い世代の方を対象とし、90年代以降の作品を中心に、映画史では欠かすことの出来ない古典や、監督、俳優、簡単な映画用語を含む、基礎知識を問う。映画ファン入門コース」といった内容。ここ10年くらいの作品は疎くなっているので一番苦手となるランクのような気がする。実際に模擬試験も韓国映画などまったく関心のない分野が出題されていて、キツい。

 結果的には10問中9問正解の90点という結果だったのだけど、映画も知らない分野になりつつあるというのを実感してしまう模擬試験だった。

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2006.05.13

TIBETAN DANCE チベタン・ダンス

 息子がエポを気に入ってて、今日もエポのアルバムを彼の云う通りにかけていた。

 オークションで一括落札した後、いまだに聴いたことのなかった『HARMONY ハーモニー』(85)をかけていると、どうも聴き覚えのある曲がある。曲名を確認するとTIBETAN DANCE とある。エポの曲はほとんど彼女作詞・作曲のものだが、この曲だけは坂本龍一だった。道理で聴き覚えのあるはずである。

HARMONY(85)
HARMONY(85)

ハーモニー






(クリックで画像を拡大表示)

 TIBETAN DANCE はアルバム『音楽図鑑』の第一曲目。このアルバムは実は聴いたことはないのだが、TIBETAN DANCEに関してはよく知っているものだ。たぶんNHK-FMで坂本のやっていたサウンドストリートでオンエアして聴いていたのではないかと思う。

音楽図鑑完璧盤(84)
音楽図鑑完璧盤(84)

坂本龍一

 線が細くて透明感が特徴の坂本の曲を健康優良児のエポが歌うとやはり違和感がある。山下達郎のバックコーラスから独り立ちしたエポなのだけど、どのあたりで坂本と繋がったのかも不思議である。

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2006.05.12

この1週間

 何故だか珍しく早く過ぎた1週間だった。何があったんだろう。

 モールスキンを使い始めるとちょうど一日1ページというペースになっている。書き込むことが以外に多いのでびっくりする。

 今日は多少肌寒かったが、それでも今週半ばからは上着なしのカッターシャツのみでの通勤。隣の若い衆はシャツを半そでにしてしまっている。あたしは年中長袖だけど。長袖だと冷房の利きすぎているところとかでは助かるからだ。

 積ん読のDVDがいくらか。映画と云えどなかなか乗れなくて見ないままのものがそこそこある。どうして高いお金を払って買ったんだろう。これも不思議。

 5歳の息子の趣味はヤフオクを自分で検索して眺めること。登録はイヤがるものの、ブログのタイトルと内容を何か判らないけど書いては削除して遊んでいる。昨日は『『愛の占い』』などと打っていた。どこを見てそんなものを覚えたのだろう。漢字変換ももう立派。ついに専門家から「自閉症」という診断を受けたのだけど、知能指数はかなり高そう。

 週末なると雨。それでもいいからウィークディはなるべく降ってくれるな。

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2006.05.11

迷惑メール

 先月からプロバイダの迷惑メールブロックサービスを使い始めたのだけど、これがすこぶるいい。

 日に2通ほどはフィルターにかからずに流れ出てくるのだけども、大半は目にしなくて済む。30日間迷惑フォルダにストックしておいたら910通程になった。一日に糞メールが30通程送られていることになる。これらのメールを日々削除する作業は本当にアホくさくて不愉快だった。

 これに気をよくして携帯のメールアドレスを変えてみたのだけど、翌日にはspamがしっかり入っていた。どういう発送の仕方をしているのだろうか。

 無料だからといって飛び交う糞メール。PCメールの有料化は今さら不可能なんだろうな。メールを有料化して、定額部分を無料にするというやり方もあったりするのではないかと思ったりもする。

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2006.05.10

革鞄は難しい

 やはり革鞄の扱いは面倒。先日買ったBREE ブリーのElch エルクなんだけども、とにかく今日のように雨が降ると厄介だ。

 ディバックを使っていた頃は背中に背負ったままレインコートを羽織ることが可能だったが、横背負いで厚みのある革鞄だとまったく背負った状態でレインコートの前を閉じることにならなかった。雨の日にこの鞄を使おうと思うとビニール袋に入れて荷台に括りつけるしかない。雨の日には鞄を変えた方がいいのかもしれない。

 一番厄介なのはあたしがサスペンダーを愛用していること。背中でパンツを留めるためのクリップがどうしても鞄の縁に当たり、革を痛めているようだ。鞄に補強を行うか何かの対処をしないと長持ちしないのは目に見えている。この問題は大きい。

 うーん、あたしのライフスタイルはそもそも革鞄に向いてなさそうな気がする。

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50,000番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目、44,444番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。9度目のトライで、今度は50,000のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "5万" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。

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2006.05.09

オモチャの万年筆

ミニ檸檬 雑誌のLapita(ラピタ)は以前に『ミニ檸檬』という書店の丸善が発売した万年筆をミニサイズに復刻して雑誌の付録にしたことがあったが、今回もスタンダールの小説『赤と黒』にちなんで再び万年筆をオマケにしたようだ。

 その影響もあって、このブログの検索も通常の1.5倍以上になっている。

 正直言うのだけど、オマケはオマケ。期待しちゃいけません。何日か使って、すぐに机の中をコロコロと転がってしまう存在になってしまいます。数万する万年筆でさえ、完全に気に入って使われるわけでもありません。まぁ、安いからダメだというわけではなく、相性もあるとは思うのですが、1000円もしない金額で売られているものをオークションで3000円で落札するというのはいかがなものかと思います。一度は手にしないと善し悪しは判断できませんが、冷静になると判ることであります。

 といいつつ、すでに死蔵している『ミニ檸檬』をヤフオクに出品しようかと考えていたりするあたしは「鬼」でありましょうか。

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革工房を訪問(BlogPet)

きのうフタキンSkywalkerが、O-Maruとベルトとか洗濯したかったの♪
しかもきょうフタキンSkywalkerは固定したいです。
しかもO-Maruは根っこは固定したかもー。
しかもO-Maruで方法に左右するはずだった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.05.08

白髪

 今朝、出勤前に髪を整えていると、前髪の生え際あたりに5、6本の白髪が固まって生えているのを発見。これまでまったく白髪がなかったあたしであるが、ようやく白髪が生えたらしい。前髪の生え際部分だったので、長髪だった今まで気がつかなかったようだ。

 ロマンスグレイの頭髪というとそれなりに人気があったりするのだけど、黒髪のハゲより、白髪のハゲの方が違和感がないという気もする。仮にハゲてきたら、白髪に染めるという手もあるのかもしれない。

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『事件の謎』

 ここんところ「平塚市の5遺体事件」がニュース番組を賑わせているが、NHKのニュースで「謎が深まる」等というような報道の仕方をしているのがどうも気になる。どう見てもゴシップ的なものの見方をしているようにしか思えない。放送局の時間潰し番組のワイドショーなら、それもやむを得ないかもしれないが、ニュース報道をしている番組としてはあまりにもレベルの低いスタンスではないかと思われる。

 個人的に事件としてはそんなに目新しいタイプのものではないと思っているのだが、こんなに騒がれているのはどうしてだろう。

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2006.05.07

散髪

 驚く事なかれ、7ヶ月ぶりに床屋に行く。7ヶ月も髪を切らずにいたというのは初めてかもしれない。今日、朝起きて鏡を見ると、すっかり金八先生の武田鉄矢の髪型になってしまった自分がいた。さすがに連休中に髪を切っておくつもりではいたが、その姿には我ながらショックを受けてしまった。

 今の賃貸に越す前に行っていた床屋は移転して、5kmほど離れたとこにろあった。若手の店員ばかりの人気のある理髪店で、アポなしで行くと1時間くらい待たされたりする。しかも料金が非常に高い。あたしが床屋に行くのを控えてしまっている理由に費用の高さがあるのだが、間違っても毎月行こうと思えない料金だ。

 時間の短縮と云うことで、道を隔てて半ブロック先の向かいにある床屋に行ってみた。60半ばの店主のお店。腕も悪くなく、料金も3000円。次からはここを利用しようと思う。とにかくすっきりして嬉しい。ラーメンをすすっていると、絶対に前髪がスープについて、最悪な状態だったんだ。

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2006.05.06

cyproduct『ぬめ革パームレスト』

ぬめ革 パームレスト PCを使う時にあたしはパームレストを用いる。この習慣はかなり長く、PCを使い始めて間もなく始めたと思う。キーボードと腕の位置の調整、そして、長時間の使用で手首が痛くならないようなクッションとして、パームレストは必要不可欠なものである。自宅はもちろん、職場でも自費で用意して使用している。

 これまではジェルタイプのものを使ってきた。ウレタンタイプのものもあるが、あのスカスカの感触はどうも頂けず、感触的にも申し分ないし、汚れると水洗い可能(実際やってきているから、可能なんだろう)なジェルタイプのものが好みだった。しかし、このジェルタイプは長時間使うと、力の加わるところが完全に陥没するという変形が生じたり、最悪の場合、内部のジェルの保護シートが裂けて鼻くそのようなジェルが表面にちまちまと出てきたりする。こうなると寿命で、概ね、ひとつのパームレストが無残な形となって4、5年でダメになってしまう。

 自宅と職場のパームレストがちょうど同じ時期にダメになってきていて、替え時になっていた。パームレストと関係なく、ヌメ革製品の小物を探していて見つけたのが、『ぬめ革パームレスト』。斉藤義幸によるcyproductというプロダクトが面白い革小物を幾つも作っているのだが、その中にあった。PCでも通常のマウスを使っていた頃は革マウスパッドを使っていたが、今は外付マウスを使うことがあってもトラックボールしか使わないので、マウスパッドそのものが不必要になってしまっていた。余談になるが、たいていの者はトラックボールを見て、怪訝そうな顔をする。しかし、実はこれは便利なのだ。マウス用のスペースを確保する必要がない。机にスペースがなければ、書類の上に適当に乗っけても操作が可能である。最近は光学式のマウスが多くなってきたからそんなに不都合はないと思うが、光学式でないマウスはボールの滑りが悪くて操作に苦労することが多かった。マウスが光学式になる前に、トラックボールではすでに光学式が採用されていて、反応が悪くて困るということを経験したことはなかった。マウスはパッドの上を滑らせるために接触部分が摩耗して、どうしても交換せざるを得なくなる。この問題に対応するため、何かを貼り付けるような製品があるようだが、なんだか煩わしい。とにかくトラックボールは優れていて、ロジックの同じ製品を7年近く使っているが、全く故障も不都合も生じていない。

 ということで、自宅用に「キャメルのぬめ革&ダークチェリーのパームレスト」、職場用に「ブラックのぬめ革&ブラックウォールナットのパームレスト」を購入する。ジェルタイプのものが高くて3000円くらいだから、5040円という価格は随分高い。2本買ったので1万円強。かなりの出費となったが、通常に使って少なくとも5年以上は使えるし、革製品と云うことでエイジングも楽しめるので仕方ないかなとも思う。自宅用にキャメル、職場用に黒を選んだのは味と云え、白い物が黒くなるのは傍目には汚いものでしかなく、変化の少ない黒を職場用に選んだということだ。

 サイズ的にはフルキーボードには使えないと思う。今、B5ノートを使っているのだが、それよりも3cmくらい大きい程度。コンパクトキーボードかノートユーザー向けの商品だろう。ジェルを使っていたので、クッションがなくなってしまったのに違和感を感じる。まぁ、これは慣れるだろう。ずーっとパームレストに手をおいてキーを打っているとやはり汗をかくのだが、それで手が革にくっつくという感触がある。今まで使っていたジェルタイプのものが、表面シートが汗・垢で真っ黒に汚れているのが、今回は全部が全部吸収されないわけで、差が出てきている。夏場にどのような感じになるのか気になるところだ。

 使っていて(所有していて)明らかに気分のよくなる製品だし、長く付き合ってみたいという気分にもなる。フラットに使用してみようと思う。

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2006.05.05

事前メンテナンス終了/BREE Elch

 今日もBREE ブリーのヌメ革ブリーフケースElch エルクネタ。正直、あたしも飽きかけてくている。

 ここ数日と同じく朝7時前に起床し、鞄をベランダに吊るして干す。今日は鞄の取手のあるトップや底のような焼けていない部分を重点的に焼く段取りにしていた。立体的な凹凸の多いこの鞄を満遍なく焼くというのはほとんど不可能で、随分とまだらになっている。もう使っているうちに整うのを期待するしかない。ベランダの防護壁の上に渡されている手摺りパイプの下に鞄を潜らせて焼いていたのだけども、2時間後に見ると鞄の背の部分にしっかりパイプの跡が白く残ってしまっていた。かなり目につく。慌てて置く位置を変えて焼き直す。

 直射日光の当たらなくなる午後4時位まで焼いてから、昨日に引き続きもう一度お湯拭きをすることにする。今日で日光浴等の事前メンテナンスは終了にして、週明けからは普通に使う予定でいるので、最後のまとまったお湯拭きをしておこうと思ったのだ。実際にお湯を掛けると、昨日、ラナパーを塗りたくった所為か、水を弾く。濡らしたタオルをしぶとく数十秒押しつけると水を吸い込んでくれるところももちろんあるが、中にはシャワーを1分くらい当て続けてもダメな箇所もあった。こうなると撥水どころの話ではない。かなりの防水も期待できる。ただし、縫い目や金具の取付箇所については意図的にクリームを擦り込んでおかないと、ここから水が吸い込まれてしまう。風呂場で鞄を膝の上に抱いて30分ばかりの作業。子供の面倒を見ているようだ。お湯拭きを考えている時はクリームを絶対に塗らないこと。塗っていると本当に苦労する。

 お湯拭きが乾いてから再びラナパーを塗る。いろんなことをしたので、すっかり鞄が汚れたりしみになったりしている。まだ手にして1週間しか経っていないのに。まぁ、当初の真っ白な状態からすっかり赤みのあるキャメル色になって、持ち歩いても恥ずかしくないくらいになったのでいいとしよう。使う前に手垢にまみれてしまった鞄。あたしの結婚生活のようで、やはり少しは不憫でもある。

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2006.05.04

お湯拭き

 今日も朝6時40分に起き、FREE ブリー・Elch エルクをベランダより干す。完全に連休の日課になっている。

 日干しも3日目になると革も随分と色づいてきた。黄土色と呼べる部分もあれば、ピンクみの強い肌色の場所もある。すべてを均等に焦がすというのは不可能で、どうしても疎らになる。まぁ、どの道、半年や一年も使っていると目につかなくなるはずである。

 一日の日干しを終えた鞄を部屋に置いていると、蓋のある容器にジュースを入れ、「シェイクすると味しい」とか云いながら息子が容器を上下に振り始めた。案の定、蓋の隙間からジュースがこぼれて、すぐ下に置いてあった鞄をジュースが直撃してしまった。ラナパーを多少塗っていたので、部分的には撥いていたものの、ほとんどが染み込んでしまった。水しみが出来やすいと云うヌメ革。糖分を激しく含んだジュースなら、しみは間違いない。

 すでに3日日光浴をしており、ジュースしみが出来そうなので、この際、お湯拭きをすることにした。ヌメ革は水しみが出来やすく、水は厳禁だと云うことになっている。あおき革工房の御主人さんも、ヌメ革は水に弱い(しみになりやすい)ので注意してくださいとしきりに言っていた。ところが製造元のBREEはお湯拭きを奨励している。水に濡れると、全体に対してお湯拭きをしてくれ、そうするとしみはなくなる、ということなのだ。そうして、BREEのヌメ革のユーザーにとっては使用前の準備として、日光浴とお湯拭きがセットになっているようなところがある。

 お湯拭きをしてしみになると云うことはなかったのだが、ひとつ重要なことを忘れてしまっていた。水を含んだヌメ革の表面は非常に柔らかくなり、すぐに爪等で傷がつくようになる。その傷は絶対に消えず、黒く残ってしまうのだ。ALBERO(アルベロ)のメガネケースの時も傷をつくり、いまだにクッキリと残っているのだが、Elchも同じようなことをやってしまった。ちなみに革に刻印をする時は湿らすくらいで、湿らせた革を扱う時は爪先に対して本当に慎重にならなければならない。

 ラナパーを塗る時は靴ブラシが一番いいと云うことらしくて、100円ショップのダイソーに行ってみたのだが、100円でも立派なブラシがあったりするので感心してしまう。靴磨き用のグローブタイプのクロスやらも買って帰る。鞄に早く普通の存在になって欲しいものだ。

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2006.05.03

カバンの中身 B4 Ver.2.0

カバンの中身 B4 Ver.2.0 『カバンの中身』という製品を購入する。ポケットのない鞄に入れて、収納スペースを設けるためのもの。普通に突っ込むと底にモノが団子になるが、これだと立体的に整理することが可能になる。

 アイデア的には非常によくて、類似品もないことからこの商品を買わざるをえないのだが、問題はちょっと作りがチープなこと。2500円(税別)なら、もう少し作りが良くてもいいのではないかと思う。まぁ、替わりがないのだから、800円くらい損した気分になるが、仕方ない。

 この商品はシリーズになっていて、A4サイズ用、リュック用、バック(ハンドバック)用、PC収納用、トート用があって、使っている鞄の種類・用途によって選択することになる。ちなみにあたしが今回使う予定のカバンはBREE ブリーのElch エルクで、その寸法がW:39cm×H:28cm×D:9cm(横・高さ・マチ)ということなので、W:36.7-42.0cm×H:27.0-30.0cmで対応という『カバンの中身 B4 Ver.2.0』が楽に使えると思っていたら、先の寸法は外寸なのか収納が悪く、縁を布を含めて5mm程余分に切り落す必要があった。そうやって、どうにかこうにかカバンに収まったという感じである。おかげでカバンの中のスペースに余裕が出来て、5cmくらいの厚さの書籍なら十分に収納できそうだ。

 今日も朝6時50分くらいに起きて朝7時から夕方6時くらいまで11時間カバンを日干し。ピンク色が濃くなって、いわゆる肌色になった。今週末は雨。もう二日間でどのくらい焼くことが出来るだろうか。

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2006.05.02

革工房を訪問2

 仕事が引けるや否や、FREE ブリー・Elch エルクのリュックベルトを固定するベルトを特注していたあおき革工房に向かう。2枚革を重ねての作製でお願いしていたベルトの本体は、ブリーフケース本体の付属品であるかのような感じですでに完成していた。後は寸法をあわせて、取り外しのボタンをつけると云う作業。御主人から冬服・夏服用に長さを変えられるようにボタンの留めを2つつけた方がいいのではないかというアドバイスを頂いたが、長さの加減の判断がつかず、結局、一ヶ所のみの留めにする。30分くらいで、目的のひとつの固定ベルトは完成した。

 続く底鋲の問題。Elchはどうしたことか底板がない。そのままの革があるだけで、重いものを入れると中心部がべろんと伸びる。ディバックはともかく、これまで使ってきたカバンには、底鋲が有る無いにかかわらず底板だけはあったような気がする。底板がないと、とにかくカバンの形が狂うのは時間の問題である。当初、底のエッジ部分に咬ませるタイプの底鋲を考えていたが、このままだとエッジが大きく広がって外を向いてしまう。形崩れ、底付きによる底革の痛みということから、底板を入れて貰うことにする。常時マチ一杯の状態になるが、高だか10cm弱である。別に問題はない。厚紙のような底板を入れてもらうと、底が平らになって安定した。そこでエッジにつける予定だった底鋲を止めにして、5つとも床革に穴を空けて直接、床面にとりつけることにした。買って間もないのにしっかり、あたし仕様のカバンになってしまっている。いやぁ、本当に嬉しい。とにかく長持ちさせるためにしておいた方がいい事は、早ければ早い程いい。

 ということで、依頼した件は1時間ちょっとで終ってしまったのだけど、やはり、革に関するお話が続く。あたしもせっかく革工房に来ているのだから、聞かないと損と云う気分もある。

 この工房で行っているサービスで気に入ったのが、オリジナルネーム刻印だ。革製品を取り扱っているお店では、有償だったり無償だったりするが商品に名前の刻印をしてくれるサービスがあったりするが、ここではその刻印そのものを作ってくれる。革製品に木槌で打ち込むのも良し、インクをつけて紙に押すのも良し、いろいろ使いまわしが出来るのがいい。作業所でこの刻印を実際に見せて貰った。かっこよい。エビさんの絵が配われているが、エビのイラストを載っけて欲しいと云う注文が有り、困ったあげく、かっぱえびせんを買ってきて菓子袋をスキャンしてトレースしたという。トレースもタブレットでなくマウスでやったので2時間半かかったとか、面白い話が聞けた。中には半田ごての先っぽこに刻印をにくっつけて、焼印出来るようにしているものもあった。本当にいろいろ工夫していて面白い。この刻印に関してはひとつくらいは注文してみたいと思っている。

 仕事が引けてすぐに工房に行って6時過ぎ。話し込んで工房を出たのは9時前だった。いやいや、良く話をしたものである。

 そうそう、この御主人さんが革の手入れに薦めていたのが、ドイツ製のラナパー。クリームを塗った後に、霧吹きで水を吹き掛けて、撥水する様を嬉しそうに実演してくださいました。工房で販売していないにもかかわらず、勧めてくださっているというのは本当によい製品だと思っているのでしょう。ちなみに本日、ここで注文していたラナパーが到着する。2個買えば送料無料で、在庫があるところでは最安値だということで、高いと思いつつ2つ注文をしていた。発送メールを受けて気がついたのが、なんのこっちゃない市内の店舗だったということ。送料無料でなかったら、しょげていたはず。

 明日は6時半に起きてカバン乾しの準備であーる。

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音楽(BlogPet)

時間、O-Maruは、あたしが家にいると5歳の息子が部屋に常駐して、今日はこれを聴こう、とヒカシューを聴いていた
おかげで、あたしが家にいると5歳の息子が部屋に「それは、大貫妙子のCARNAVALは特にお気に入りらしい」
楽器はできないけど音楽の素敵さを知ってもらいたい


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.05.01

革工房を訪問

 BREE ブリーのELCH エルクをさっそく通勤に使ってみる。「いやぁ、参った」のひと言。重いのだ。とにかく重い。あたしはPCを持ち運びしていて、これがケースを含めて1.5kg程度。手帳やらHDDプレーヤーで500gくらい。ブリーフケース本体が1.5kg。しめておおよそ4kg弱という重量になるのだが、これが何ともと云えず重い。

 さらにあたしはなで肩なので、リュックで使うとベルトの根っこが中心にないので広がり易く、すぐに肩からずり落ちてしまう。そうして通勤はバイクで15分もかからないくらいなのに、ベルトが肩に食い込んで痛い。いやぁ、なかなかである。

 収納に関してもかなりシビアである。マチが9cmしかないので、PCをカバーに入れて鞄に突っ込むと、残りのスペースに厚さが1cm程度の雑誌が入るかどうか。今まで使っていたディバックの許容に驚く。これに洗濯するために持ち帰る作業服の上着が軽く入っていたのだ。とりあえずPCは裸にすると外側にあるポケットにぴったりと入るようなので、鞄を倒してもポケットの箇所には直接ダメージを与えないということから、そこにいれて持ち運びすることにする。ケースもなくなるから、重さと収用スペースともに有利になる。

 ディバックの肩ベルトには、胸の辺りで左右のベルトを固定するベルトが付随していることが多い。今まで使っていたものもそれがついており、安定して鞄を担げるので重宝した。ということで、ELCHについても同じようなベルトを配することにした。適当なナイロンベルトをホームセンターで見繕ってくる方法もあったが、せっかく新調した鞄である。そういったパーツを作ってくれる工房がないかとサイトを探すと、市内の、しかも実家の近所にあることがわかった。

 お昼休みに、固定ベルト作成と底鋲打ちについて可能かどうか、メールで問い合わせをするとすぐに返事があり、可能だとのこと。仕事が引けてから電話連絡をして、早速、工房を訪問してみた。

 革工房なんて訪ねるのは初めてで、おっかなかったが、事務所なんてなく、いきなり作業所。50歳の御主人さんがひとりでやられているようだ。革素材が丸められて、ラックに山積みされている。ミシンが何台か。雑然とした作業所だけども、隅の机に並べられた製品を見ると、何とはない感銘がある。御主人と固定ベルトの仕様やら、底鋲についての商談をして、革に纏わる雑談を。ヌメ革はしっかりしているものの、通常の革の1.5倍はあって重たいとか、革のメンテナンスについてとか。結局、1時間ほど工房に居座ってしまった。固定ベルトは明日の夕刻には受け渡し、底鋲は連休明けにメーカーに発注して貰えるそうだ。5千円程の見積りになったが、それで便利にずーっと気持ちよく使えるのなら、十分に価値がある。

 欲しいと思っていた革封筒とかも「自分(O-Maruのこと)で作れないものでもない」ということも聞いたし、この革工房、もしかするとちょくちょく利用させてもらうかもしれない。

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