おやぢの自慢
若い頃は、父親が安物を買ってきては、その安さを自慢していたことが理解できなかったものだが、この歳になると段々理解できるようになってきた。
先日、購入したのがこれなんだけど、何とはなく職場で話題にして「へへへへ」とかって笑っていたりする。
この心理はなんだろうな。いいものを格安で買ったことに対する自慢では決してない。最低限のことが、この価格で保てているということに対する誇張か。とにかく諦観が基本にあるような気がする。見栄も捨ててしまったような状況。
もちろんこだわりのあることもあるけど、それ以外はあっさりと見捨てる。おそらく自分の人生もそのような感じで見ているんだろうと思う。
このことに関して、否定すべきことであることとか肯定すべきことであるとかというようなおそらく意味がないだろうと思う。そうやって、いろんなものを捨てていくことが生きるということにほかならないからだ。
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