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2006.04.15

坂本龍一『左うでの夢』(81)

 坂本龍一のアナログ盤のソロアルバムが同一出品者によって何枚かオークションに出品されていたので、複数枚同時に落札する心つもりで入札した。正式に落札出来たのは、結果的に『左うでの夢』(落札価格310円+送料340円)一枚だけだった。

左うでの夢(81)
左うでの夢(81)

 龍一の3rdになるアルバム。龍一を知ったのはもちろんYMO以降になるが、78年の『千のナイフ』を除いてしばらくはリアルタイムで追っかけていた。あたしは小遣いも少なく、アルバムに関しては無断で新聞配達のアルバイトをしていた親友がすべて購入し、それをテープに録音させて貰っていた。ということで、あたしはオリジナルをほとんど持っておらず、今、再収集のようなことをやっている。

 彼のアルバムの中では異色なのではないかという気がする。彼の音楽はどちらかと言えば冷たい。寒色系の音楽が多い中、このアルバムはやや暖色系の印象がある。糸井重里の歌詞がシュール。1曲目の『ぼくのかけら』のドラム(というより太鼓か)が、年に一度は頭の中で聴こえてき、久しぶりにちゃんと聴きたいと思っていたアルバム。

 龍一の1stになる『千のナイフ』も実は一緒に送ってもらった。このアルバムは当初、『左うでの夢』等と一緒に出品されていたが、後で出品取消された。出品者さんとのやりとりでふとしたことから無償で譲ってもらえることになった。この出品者さんには非常に感謝している。

千のナイフ(78)
千のナイフ(78)

 このアルバムを聴くのはおそらく24、5年ぶりになる。アルバムタイトルにもなり、YMOでも定番となっていた『千のナイフ』が第一曲目。アレンジこそ多少違うものの、あの『千のナイフ』には変わりない。『Grasshoppers』は初めて聴いた時、インパクトがあって、そのタイトルは決して忘れることはなかったのだけど、聴き直してみて、こんな曲だったかと思う。名ピアニスト高橋悠治との共演。ラストは『The End Of Asia』。これもYMOでは定番になっている曲。シンセサイザーが多用され、この後、YMOに発展するのは必然的なような気がする。

 2nd『B-2 Unit』は以前からCDを購入し、すでにごく普通の一枚となっていた。まぁ、これがいちばん実験色が強いのだけど、『Thatness And Thereness』とかも好きで購入を急いでいた。

B-2 Unit(80)
B-2 Unit(80)

 他に何枚も龍一のアルバムは持っているのだけど、彼の音楽は閉塞感が強い。メロディーライン、和音が美しいものの音楽が抜けず、うちに籠るような傾向がある。ずーっと聴き続けていると、段々憂鬱になってくる。こういうのって、もしかしてあたしだけ?

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コメント

thousant knives、懐かしいですね。
でも僕は、ダンスリーと一緒に演った、the end of asiaが好きです。
特に、ファ・ラ・ラ・ラ・ラン。一等賞。
B-2 Unitは心には響かなかったですね。
スタジオライブのエアチェックテープ、どこにいったかなぁ。

投稿: zero-52 | 2006.04.17 11:02

the end of asia って、聴いたことないんですよねぇ。いつの頃の作品になるんでしょうか。
B-2 Unitは、好き嫌いが分かれそうですね。龍一のラジオ番組といえばサウンドストリートになってしまうんですが、http://www.chokai.ne.jp/mimori/radio.html なんて、なんかスゴいことになってますね。ラックの奥を探せば、そこそこはテープがあるはずです。

投稿: O-Maru | 2006.04.18 22:37

大変興味深いブログです。今から30年前!今は亡き六本木ピットインで 大村憲司 矢野顕子 細野 坂本の格闘技セッションを堪能しました。あの時代は日本も元気でしたね。
今 上海に出張中ですが こちらはまさに80年代の日本かも。

投稿: john | 2010.01.28 00:01

 こんにちは。返事がとても遅くなってしまいました。

 リアルタイムでライブを堪能されたとはうらやましい。あたしは地元でのアッコちゃんのライブに坂本と村上が来てたのを一度見たくらいです。

 80年代をリアルに過せたのは幸運だと思っています。それまでの価値観を捨てて、新しいものを見い出そうとする動きがとても新鮮で、刺激的でした。結局、何も見つけられず、崩壊して今に至ってしまうんですけどね。

 上海は刺激的ですか? これからの国ですし、活気に溢れているんでしょうね。

投稿: O-Maru | 2010.02.02 22:18

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