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2006.03.29

PRE HIKASHU『PRE HIKASHU プレ・ヒカシュー』(77-78)

 今は巻上公一がリーダーであるヒカシューしか知られていないが、もともと巻上が自分の主催する劇団の音楽を山下康に依頼し、さらに井上誠を紹介した際に結成されたのがヒカシューだった。後に巻上らがメンバーとして加わった時に、正式にヒカシューというバンドになった。ということで、本来、ヒカシューはイノヤマランドに限りなく等しい。

PRE HIKASHU
PRE HIKASHU プレ・ヒカシュー

PRE HIKASHU

 PRE HIKASHU、つまりヒカシュー以前というアルバム。実は、もともとのヒカシューの音源を集めたものだったりする。HIKASHU は、後にPRE HIKASU と表記を変えるが、このあたり、PREとそうでないことの意識をしているのかもしれないような気がする。

 CD2枚組みなのだが、一枚につき3曲。井上誠の多重録音ものと山下康を含むライブものだ。ライブの録音がそのまま48分収録されていたり、しかも、それはライブの前半でしかなく、同時発売の別のCDに後半が収録されていたりする。ライブものは即興音楽の類。ライブものについては非常に評価し難いのだが、井上誠のソロものについてはなかなか面白いといえる。妙に重厚な音楽で、蝉の鳴き声、赤ん坊の泣き声、叫び声がサンプリング(当時はメロトロンというテープを用いた原始的なサンプラーのようだが)され、不気味というか、脳にズシズシと来る曲なのだ。雰囲気的には後のアート・オブ・ノイズの1st『(Who's Afraid Of?) The Art of Noise! 誰がアート・オブ・ノイズを』(84)の第一曲目に似たような雰囲気もあったりする。

(Who's Afraid Of?) The Art of Noise!
(Who's Afraid Of?) The Art of Noise!

誰がアート・オブ・ノイズを

The Art of Noise

 定価3000円のところを1000円(+送料160円)で落札。久しぶりにオークションでお得と思える安い買い物が出来ました。

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