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2006年3月の41件の記事

2006.03.31

パソコン通信は今日でお終い


 ようこそNIFTY SERVEへ
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     【重要】「ワープロ・パソコン通信」サービス終了のお知らせ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ニフティ株式会社は、1987年 4月から運営してきた「ワープロ・パソコン通信」
 サービスを順次縮小し、2006年 3月31日(金)をもって終了します。
 これまで「ワープロ・パソコン通信」サービスをご利用くださいまして誠にあ
 りがとうございました。心より感謝を申し上げます。
 今後は、@niftyのインターネット接続サービスをご利用いただけますよう、お
 願いいたします。現在お客様がお使いの @nifty IDとメールアドレスは、イン
 ターネット上でそのままご利用いただけます。

 何だかんだと云いつつもこの日が来るのは淋しい。

 あたしがNIFTY-Serveでパソコン通信を始めたのは1995年7月21日。携帯情報ツールZAURUSで始めたパソコン通信だったが、あまりにも効率が悪く、その10月に初めてのパソコンを買う。30歳になった年のことである。

 すでにメールのやりとりのためにパソコン通信を使うと云う傾向が出始めた頃の話だが、あたしはもっぱら会議室というコミュニティがメインだった。やがて、インターネットが普及し、巨大掲示板も生まれ、パソコン通信自体が過去のものになりつつあった。2年前には会議室に纏わるサービスがほぼ休止。あたしはNifTermと云う通信ソフトでメールも受信していたので、本日までほぼ毎日パソコン通信に接していたのだが、それも今日で終る。

 パソコン通信はテキストの世界。webは画像があり、レイアウトも見やすいのだが、無駄が多いともいえる。テキストには限界もあるが、それ以上に手軽でいかにも管理が可能であると云う良さがあった。それがネットから完全に失われることは非常に残念である。

 今となってはもうメーラーが変ると云うだけの問題。サブアドレス用に使っていたBecky!がこれから本アドレスでも活躍することになる。すでに8年くらい使っているソフトなのだけど、サブアドレスのメール確認やリモートホストでのメール受信確認等でしか使っておらず、まともにこのソフトを使っての受信メール管理を行ったことがない。しばらくは落ち着かない日々が続くに違いない。

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2006.03.30

山崎 豊子『沈まぬ太陽(全5巻)』(99)

 ようやく全5巻を読了する。忙しかったので読み終えるのに時間がかかったが、まるで漫画を見ているような感じの雰囲気。

沈まぬ太陽
沈まぬ太陽(全5巻)

山崎 豊子 (著)

 大まかな話は実際の出来事に基づいているようで、物語としてはその筋を辿らないといけない。どうしても作意の表出が薄くなってしまう。舞台となるのはJALなのだが、話を面白くするためか、それとも取材の偏りのためか、事実でない、常に歪められた部分もあるようだ。漫画をめくるような面白さはあるのだけど、今ひとつ残るものがないという物足りなさもある。

 それにしても組織が大きくなるといろいろあるものらしい。それは組織が大きいことで表から見えなくなることが多いという事もあるだろうけど、人間の絶対数も大きくなっているということにもよるのではないかとも思う。人が多くなれば、その分、いろんな人種も含まれてくる。あたしの勤務先も数千人いるし、知らないところではいろんなことがあるんだろうな。そういえば、幹部の一部はいつも中央官庁からの天下り(一時出向)。良くわからない取引が行われているのは間違いない。

 暇つぶしに読むのには最適なシリーズか。もしかすると、第3巻の御巣鷹山編に関しては後に何か触れるかもしれない。

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2006.03.29

PRE HIKASHU『PRE HIKASHU プレ・ヒカシュー』(77-78)

 今は巻上公一がリーダーであるヒカシューしか知られていないが、もともと巻上が自分の主催する劇団の音楽を山下康に依頼し、さらに井上誠を紹介した際に結成されたのがヒカシューだった。後に巻上らがメンバーとして加わった時に、正式にヒカシューというバンドになった。ということで、本来、ヒカシューはイノヤマランドに限りなく等しい。

PRE HIKASHU
PRE HIKASHU プレ・ヒカシュー

PRE HIKASHU

 PRE HIKASHU、つまりヒカシュー以前というアルバム。実は、もともとのヒカシューの音源を集めたものだったりする。HIKASHU は、後にPRE HIKASU と表記を変えるが、このあたり、PREとそうでないことの意識をしているのかもしれないような気がする。

 CD2枚組みなのだが、一枚につき3曲。井上誠の多重録音ものと山下康を含むライブものだ。ライブの録音がそのまま48分収録されていたり、しかも、それはライブの前半でしかなく、同時発売の別のCDに後半が収録されていたりする。ライブものは即興音楽の類。ライブものについては非常に評価し難いのだが、井上誠のソロものについてはなかなか面白いといえる。妙に重厚な音楽で、蝉の鳴き声、赤ん坊の泣き声、叫び声がサンプリング(当時はメロトロンというテープを用いた原始的なサンプラーのようだが)され、不気味というか、脳にズシズシと来る曲なのだ。雰囲気的には後のアート・オブ・ノイズの1st『(Who's Afraid Of?) The Art of Noise! 誰がアート・オブ・ノイズを』(84)の第一曲目に似たような雰囲気もあったりする。

(Who's Afraid Of?) The Art of Noise!
(Who's Afraid Of?) The Art of Noise!

誰がアート・オブ・ノイズを

The Art of Noise

 定価3000円のところを1000円(+送料160円)で落札。久しぶりにオークションでお得と思える安い買い物が出来ました。

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2006.03.28

ケイゾクニア/堤幸彦『ケイゾク』(99)

 ケイゾクニアというのは、堤幸彦演出で99年にTBS金曜ドラマ枠で放送された中谷美紀・渡部篤郎出演の『ケイゾク』の熱狂的なファンのこと。放映のしばらく後、このケイゾクニアを標榜するサイトがいくつできたことか。あたしも、マニアというほどではないけども、CMの奇天烈さに惹かれて、リアルタイムで放映を見た口です。

ケイゾク DVDコンプリートBOX
ケイゾク DVDコンプリートBOX

脚本:西荻弓絵/演出:堤幸彦
出演: 中谷美紀, 渡部篤郎
音楽:見岳 章
主題歌:「クロニック・ラブ」中谷美紀

 以前にもBOXが発売されていたのではないかと思うのだけど、たしかドラマだけのBOXだったと思う。

 TV特番の『死を契約する呪いの樹』や劇場版の『Beautiful Dreamer』はあまり高く評価するつもりはないが、TV放映分の出来は実によかった。

 ケイゾクというのは警視庁内で迷宮入りになった事件に対して、継続調査することを指し、窓際部署である捜査一課二係がそれを担当していた。そこに配属されたのが東大卒のキャリア・柴田(中谷美紀)だった。その柴田が迷宮入りした事件を解決していくという話で、11話中の前半は完結タイプの謎解きなのだが、後半になると柴田の同僚刑事の真山(渡部篤郎)が過去に巻き込まれた事件が再び進行していくと云う、二重で物語が進む。謎解きについてはあまりにも甘すぎて、推理ものである限りは失敗作であるという批評もあるが、それに増して、奇抜な映像処理や中谷と渡部の馬鹿なやりとりはクールだ。この後の『トリック』に同様な作風が持ち込まれるが、キレ的にはこちらの方が遥かに上である。『トリック』には最後まで見させる魅力が備わっていなかった。

 映像処理としてはドラマ本編だけでなく、オープニングクレジットについても注目が必要。細切れの映像のモンタージュなのだが、これが毎回違っている。この編集は大変だったろうと思う。ただ残念なのは、途中で提供企業がオーバーラップで紹介されるのだが、それが実に絶妙だったのだが、DVD化されるにあたって当然、割愛されており、残念だ。

クロニック・ラヴ
クロニック・ラヴ

中谷美紀

 坂本龍一作曲のドラマのテーマ曲。ドラマに出演している中谷が唄っているとは思えない。岡田有希子に提供した曲にも似たようなものがあったような気がする。坂本の歌謡曲というのはどれも似通っていると云う話か?

ケイゾク
ケイゾク

見岳 章

 美空ひばりの「川の流れのように」の作曲もしている元一風堂の見岳章がドラマ音楽を担当。これもまたクールである。どのような音楽であるか表現は難しいが、ドラマを見ると絶対に印象に残るはずである。あたしの場合は、番宣を見ただけでインプットされてしまった。

 CDは以前に購入済なのだけど、DVDは未購入。価格的にも落ちているし、悩むところ。

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Washlet

 昨日、「ウォッシュレット」という記事を書いたのだけど、ウォッシュレットではなくて、ウォシュレットという記述が正しいらしい。

 ウォシュレットはWashletで、おそらく Wash+(Toi)let だろうと思うのだけど、Wash なら通常ウォッシュというカタカナ表記になるもんなのだけどな。おそらくウォシュレットにした方が、テンポがあって字面がいいのでこちらを採ったんだろう。

 カタカナ表記は難しい。

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2006.03.27

ウォッシュレット

 先週末、2日ほど仕事で家を空けて帰宅すると、トイレがウォッシュレットになっていて、びっくりした。自宅は賃貸、大家の意向で工事がなされたようだ。

 ウォッシュレットはとても文明的に思える。これを使うことが出来たのは、これまでホテルくらい。15年ほど前に先輩同僚が自宅を新築したということで、新築祝にお呼ばれしたことがあるのだが、この時、トイレがウォッシュレットで「立派だなぁ」と思ったものだ。それ以降、このウォッシュレットを使ったのはほんの数度。

 男だと毛深かったり、事務職をしているといろいろあったりする。そんな時にはウォッシュレットだったらなぁ、と思ったものだった。文化的というか、あれを知ってしまうと、極端な話、あれがないと人間的な生活ができないと思ってしまったりする。マジな話で、そんなことを考えながら家に帰ると、本物のウォッシュレットがトイレに居座っていたから、ぶっ飛んでしまった。

 しかし、便座を温めたり、温水を常時用意するとなると、かなりの電気代がかかりそうなのだ。取説を見ると便座に50W、温水に350Wかかるらしい。サーモスタットがあるはずだから、まんま、その消費電力ではないとは思うのだけど、維持費を考えるとちょっとブルーになってしまう。

 いやぁ、人間らしい生活をしようと思うとそれなりの費用がかかるということの証。やはり、タダでは生きていけないらしい。

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2006.03.26

イノヤマランド『DANZINDAN-POJIDON』(83)

 イノヤマランド(INOYAMA LAND)による『DANZINDAN-POJIDON(ダンジンダン・ポジドン)』(CD)をヤフオクで落札。定価より1000円高い3000円(+送料200円)だったが、廃盤なので仕方ない。

DANZINDAN-POJIDON
DANZINDAN-POJIDON

イノヤマランド






(クリックで画像を拡大表示)

 イノヤマランドは、ヒカシューのメンバーだったキーボードプレーヤーの井上誠と山下康によるユニット。井上のイノと山下のヤマを繋げただけの恐ろしく単純な命名だ。細野晴臣プロデュースのアルバムで、インテリアと同じく中間音楽シリーズとしてリリースされたものらしい。

 Water Delay System/クリックで詳細表示 10曲の曲が納められているが、そのうちの半数が細野考案によるWater Delay Systemによって録音されている。どのような録音システムなのかというと、水槽の中にスピーカとマイクを置き、水中を伝わる音で演奏を録音するというものだ。(写真をクリックするとシステムの詳細が見られます) やや音の籠ったような曲が、このシステムを用いて録音されたものなのかと思うが、正直言って個人的にはその効果の善し悪しは判断しかねる。生の録音と比較しないと何ともいえない、そんなところだ。

 環境音楽ということであり、音階の単調な繰返しが多い。このユニットで不利になっているのは、二人ともキーボードプレーヤーということで、シンセサイザーしか用いられていないことだ。単調な音楽が単調な音色で奏でられると、それはもう本当に単調である。音楽というのはこれはこれでなかなか面倒なもので、初聴きからいいと思うものと、何回か聴いて、それからいいと思えるものがある。そういうことで、そんなに聴き込んでいないうちから評価するのは危険だったりする。だから、断言は差し控える。しかし、全国各地のミュージアムでイノヤマランドの音楽が実際に使われているようで、これは素晴らしいと思う。確か、ブライアン・イーノの『Music for Airports』(78)は、音楽としての音楽だけだったはずである。(それにしてもこのアルバムのジャケットの雰囲気が、地図→天気図とイーノのアンビエント・シリーズと非常に似通っているのは気のせいか?)

ミュージック・フォー・エアポーツ
ミュージック・フォー・エアポーツ

ブライアン・イーノ


 このアルバムの翌年にリリースされた、あたしの好きなヒカシュー『私の愉しみ』(84)の「ライオンの調教」のベースとなっている曲と思われるものもあった。『私の愉しみ』というのは、この『DANZINDAN-POJIDON』によって依頼されたのではないかという気がする。ヒカシューというより、イノヤマランド路線に限りなく近い。

 このアルバム自体は聴くのが初めてなのだが、実は知っている曲が2つあった。今から22年前、学生の時に聴いたものだ。あたしは大学では映研に所属していたのだが、映研の先輩のつくった8mmフィルム映画のBGMに使われていたのだ。たぶん、アルバムをリアルタイムで買い、その時に作っていた映画に使ったのだろうと思う。あたしの入学する前年の作品である。その映画はサークルでは名作と言われ、特に脚本を担当した人が実に多趣味であったらしい。(監督は続いて何本も映画を撮るのだが、いずれも駄作。先の映画作品は脚本家の作品であったのだ) 彼は「映研部員である前に学生であれ。学生である前に人間であれ」なんていう、名言を残し、学業に専念するということで、あたしが入った頃にはサークルでの活動を一切止めていた。結局、一度も会えなかったのだが、一緒に何かが出来ればとても楽しかったろうと思う。それにしても、今回、思わぬ音楽に出合い、びっくりしている。

 ちなみにDANZINDAN-POJIDON(ダンジンダン・ポジドン)というアルバムタイトルなのだが、メンバーの山下康が子供のころ、友人が「ダンジンダン・ポジドン」といいながら遊んでいたことに由来しているようだ。ということで音の感触のことだけで、意味は特になさそう。

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徹夜をしてて...

 一昨日は完徹で、昨日は夜0時まで残業をしていたのだけど、あたしの場合、眠たくなるというより腹が減るという感じ。

 ひたすらキーボードを叩いているだけなのに、何故だか、腹が減る。トイレとコーヒーを作るために何度か席を立った程度。こんな感じで忙がしくなると思い切り太りそう。

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2006.03.25

モーリス・ジャール『刑事ジョン・ブック/目撃者 WITNESS』サントラ(85)

 スーパーマンでないハリソン・フォードの出る映画が『刑事ジョン・ブック/目撃者』(85)。監督はピーター・ウィアー。翌年の『モスキート・コースト』(86)でも、よく判らないおやじをハリソンに演じさせていた。学生時代に公開されたのだが、映研では評判がよかった。

 久しぶりにTVで放送されているのを見て、音楽がいいな、と思う。『史上最大の作戦』(62)、『アラビアのロレンス』(62)、『ドクトル・ジバゴ』(65)の音楽を担当したモーリス・ジャールがやっているらしい。アナログ盤がヤフオクに出品されたので、落札。800円(+送料280円)。

刑事ジョン・ブック/目撃者
刑事ジョン・ブック/目撃者

モーリス・ジャール






(クリックで画像を拡大表示)

 表面的にはサスペンスという形式をとっているものの、ほとんど恋愛映画。しかもアーミッシュという電気や車を一切用いず、黒服を着る宗教集団での出来事で、静かな情熱がテーマとなっている。

 シンセサイザーが用いられた、やや輪廓を甘くしたような曲風。しかし、なかの一曲「納屋を建てる」でもっともあらわになるメインテーマという感じの旋律は、往年の作品通りに美しいものである。聴き込むというよりも、ゆったりしたい時にBGMにするのがいいと思われる1枚。

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2006.03.24

朝食は牛丼

 牛丼というと、夜の食い物というイメージがある。文系学生なのにもかかわらず、ガッコに泊りがけで卒論を後輩と一緒に書いていた。年末年始にかけてのことで、店屋なんかそんなに開いていない。(15、6年前の事で今とは事情が異なる) うまい具合にガッコのすぐ近所に牛丼屋ができ、何だか妙に水っぽい牛丼ではあったけども、深夜2か3時になると腹ごしらえをしに二人(もちろん、相手は野郎だ)で行ったものだった。

 牛丼には深夜と不健康がよく似合う。

 昨日の帰りがけ、隣の同僚に「手伝ってもらえませんか」なんて言われたので、気やすくOKすると、朝になっても帰ることができなかった。完全な徹夜、完徹になってしまった。あたしの場合、週明けはいつも時差ボケ状態だから、一日や二日寝なくても平気なのだけど、さすがに腹は減る。こってりしたものが欲しくなる。

 ということで、皆が出勤して来る前の7時すぎにちょっと抜け出して牛丼をひとり食べてきた。同僚も誘ったが、勘弁してくれと言われた。

 朝飯に牛丼。ちょっとヘンだけども、リッチな気分もしたりした。

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2006.03.23

やっぱりかよ...(´・ω・`)ショボーン

 暫く前に老眼になったのではないかというキグをしているという話をここで書いたのだけど、どうやら図星かもしれない。

 近眼の者は老眼になりにくいという話がある。焦点の屈折が老眼と反対向きになっているから、そのため老眼になかなかならないらしい。そんな話は嘘であるある、という話もどこかで聞いて、そっか、と思っていた。世界大百科を見ていると、それは事実であるという記述があった。ただし、眼鏡で矯正していると、屈折が正常になるので、近眼でも老眼の症状がでる、と云うことらしい。

 一昨年あたりから、眼鏡をかけていると近くのものが見えないが、眼鏡を外すとよく見えるという状態で、眼鏡が原因かと思っていたのに、これは完全に老眼に拠るものと考えても良さそうだ。何たることか。30代の終わりから、症状が出てくるとなると、この先、かなり悩まされそうである。いやぁ、本当にショックである。

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2006.03.22

まず、結果ありきか...? お粗末な昇任試験

 先に受けた昇任試験(こことかこことかここを参照のこと)の結果が出た。当然のように不合格。法律とか全く勉強せずに臨んだのだから、無理もない。受かった方がおかしい。ちなみにうちの部署で、他にも数名、係長・課長試験を受けていたのだが、全滅してしまったようだ。

 試験結果とともに、点数も知らされるのだが、それを見て一気に試験の胡散臭さを感じてしまった。筆記試験・口述試験・勤務評定が各々同満点で点数づけされ、自分の各取得点数と合格者最低取得点数(合計)が判るのだが、筆記試験は客観的な数字だが、続くふたつが根拠がまったく示されるものではなく、どうにでも出来るものだったりする。本来、筆記試験を一次試験としてふるいをかけ、その合格者のみ、次の試験の受験資格が出来るのなら、それなりに結果も納得できるが、初めからそれらがすべて一緒くたにしてしまうという発想は、あまりにも怪しい。人事課としても筆記試験がまったく出来ていないような問題のあると思われる者を含めて、全員の面接を行うというのは本来、無駄だろうし、まず、採用試験(一次が筆記、二次が面接)と異なるスタイルの試験方式を採ること自体、裏があると思われても仕方ない。部局によっても合格者の比率が違うと聞くし、見えてこないところがあまりにも多すぎる。

 まぁ、うちの役場のような試験を続けるんだったら、昔のように人事で勝手に決めて、昇任させる方がまだ試験勉強の時間の無駄がなくてよいというものだ。来年の試験は、試験方法を改めない限り、どうしたものだろうかと思う。こんなお馬鹿な試験をやってて、何かにつけて口うるさい労働組合が黙ってみているのも判らない。労組の幹部というのは、もしかすると馬鹿なのかもしれないと思ったりもする。

 課長にその結果を見せると、初めての試験にしては点数が取れているじゃないか。来年が楽しみだ、といわれた。100天満点に換算して、最低合格点との差7点ほど。出来ているのか出来ていないのか、あたしにゃ、ちっとも判らんですわ。他の係員から「残念会をしないといけないですね」なんていう発言があったのだけど、当然、断る。悲しくも何ともないけど、楽しくもない。楽しくない呑み会は初めからしないほうがよいというものだ。

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今だにやってる懲りない連中

最終通達書/クリックで拡大表示 カミさん宛ての葉書。送付住所は4年前まで住んでいたところで、転送で届いた。

 2年程前にも同じような葉書が届いたのだけど、世間ではこういった架空請求の類は周知されて、もうやっていないんだとばかり思ってた。こんなことを今だにやっているということは、引っかかる人がまだいるということなんだろうな。

 フリーダイヤルなので非通知にして遊ぶという手もあるけど、そんなに暇じゃないからやってやんない。

 でも、こんな詐欺をのうのうとやっているヤシの顔を一度は見てみたい。

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2006.03.21

ローランド・ジョフィ『シャドー・メーカーズ FATMAN AND LITTLEBOY』(89)/きのこ雲とくるみ割り人形(BlogPet)

今日、O-Maruが
ステッチがいかにも手作業らしく、折り込み生活のカーブとかでは歪んでいたりするが、これも愛敬である。
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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気持ちがいいもの

 先日、ヤフオクで落札したヒカシューの『私の愉しみ』(84)がどうしようもなく良く、毎日のように聴いている。CDなら突然聴けなくなるということがあっても、盤が摩耗して音が劣化することはない。塩ビは思われている以上に堅く、摩耗は心配するに至らないということをあちこちのサイトで見かけるが、それでも毎日最低でも一回はかけているから気が気ではない。

 PCに取り込んで早いうちにデータ化するのが一番良いのだが、如何せん、あたしの使っているLet's noteはビジネス指向が強いためか、マイクラインはモノラルでしかない。昔使っていた東芝のDynaBookはステレオインできるのだが、もう何年も使ってないし、動く保証がない。アナログ盤をCD化してくれるサービスもあるが、中には適当なPCでやって臭いところも多い。針のないレーザーターンテーブルを使って、変換するというショップもあるらしいが。ということで調べてみると株式会社エルプというところが出しているようで、ここではオープン価格になっているが、LP再生用が100万弱という値段らしい。まったく手の届かない価格ではないが、大きな問題点がひとつ。このプレーヤー、レーザーを使って溝情報を読み取るので、盤が色を反射する黒でないとダメらしい。つまり、『私の愉しみ』のようなピクチャー・レコードは再生できないということなのだ。買っても意味ないじゃん...

 一番手っり早いのはもう一枚オークションのような市場に出るのを待って、それを入手することらしい。このレコードになら1万円くらいかけても惜しくない気分なので、次の何時かを楽しみに待っております。

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2006.03.20

マジすか

 うちの新卒で来ている臨時職員君、一日に10回以上はこの「マジすか」を発してくれる。時には数回の連発だ。

 学生気分が抜け切っていないと云うか、さらにはどんな学生生活を送っていたんだろうかとおじさんは考えてしまう。あたしがいくら軽薄短小とは云えど、学生時代にこんな言葉は使ったことない。言葉的に汚いし、裏を返せば「嘘を言っているんじゃないの?」という意味だから、甚だ人を小馬鹿にした言い種だといえる。

 幸いにもあたしに対して発されたことはないが、こんなことを面と向かって言われた日には蹴りが出てしまいそうである。

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仕事帰り

 仕事の帰り、定時だとすっかり明るくなった。陽も随分と高いような気がする。なんだか気持ちいい。

 高校時代、学校帰りに毎日のように見かける自転車乗りのおっちゃんがいた。野球帽のようなものを被った色の浅黒いおっちゃんで、自転車に乗りながら片手にビールだった。高校の1年生の帰る時間だから、夕方の4時くらいだと思う。仕事の引ける時間にしては早いのだけど、どう見ても仕事帰りに一杯ひっかけながら自転車を漕いでいるという雰囲気だった。いつも同じような時刻に見かけるから、仕事かなんかの帰りだというのは間違いないはず。

 なんとも云えぬ旨そうな顔で缶ビールを傾けていたから、とても羨ましく感じたのを覚えている。

 あれは暑い夏のことだったけど、明るい中を帰っていると、ふと思い出してしまった。

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2006.03.19

44,444番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目、40,000番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。8度目のトライで、今度は44,444のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "4万4千4百4十4" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。

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バンダイ『20Q』

 昨年末にバンダイから『20Q』という玩具が出ているのを知った。20の質問をして、それが何かと当てると云う遊びがそもそもあるらしいのだが(あたしは知らなかった)、それを電脳がやってくれると云うもの。2年ほど前にアメリカでヒットしたものを日本語版に移植したものらしい。

20Q
20Q

バンダイ

 実際に取り寄せて遊んでみるのが一番良いのだけども、20Qのサイトでもそのクイズを試すことが出来る。いくつか試してみたのだけど、エログロナンセンス派のあたしは悪趣味に『原子爆弾』やら『死体』を想像して試してみると、見事に一発で当てられたのでびっくりしてしまった。

 答えとなる単語を網羅して、その属性を分類、さらに集合化。そこで最終的な固有の要素の決定といった作業をし、最後にそれをどう逆に辿れば最も近道になるのかという全体的な解析をしたものをプログラム化しているのだけど、属性において最も特徴的なもの(質問の内容となるもの)を抽出するという作業はなかなかのもののはずである。

 答え方もちょっと難しいのだけど、それなりに答えれば正解率は上がる。いくつか試してみる価値は充分にあります。

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2006.03.18

ヒカシュー『そばでよければ』(85)

 オークションで競り合って入手したというのがこれ。21年前の85年発売の廃盤・未CD化のアルバムで、定価2,800円だったものを4,900円(+送料210円)で落札。気分的にちょっと高い買い物をしたような気もしないでもなかった。

そばでよければ(85)
そばでよければ(85)


(ジャケットを拡大表示)

そばでよければ(裏)/クリックで拡大 先に紹介した『私の愉しみ』(84)に続いてリリースされたもの。前回はファッション・ショーのための音楽で、今回はバレエ組曲。このアルバムではお品書きと称されるライナー・ノーツを見ると、小林紀子バレエ・シアターによって実際に公演されたもののようだ。初めの一曲のみ、巻上のボーカルが入っているが、ほとんどインストルメンタルである。

 バレエ音楽というだけあって、テンポの早い曲が多い。先の『私の愉しみ』はとにもかくにも渋い一枚だったが、今回のものはメロディーの耳につく一枚だ。しかもそれまでのヒカシューの曲とはちょっと趣が異なる。どう異なるのかと問われると説明はできないが、とにかく違っているのだ。

 ヒカシューというと、ヒカシュー=巻上という認識があったがこれは完全に間違いであるということをココ最近実感している。メンバーの井上誠・山下康の二人のウエイトも非常に高いのではないか。ということで、この二人によるユニット、イノヤマランドのアルバムを手に入れる予定で、とても愉しみにしている。

 これもピクチャーレコード。ジャケットが盤より少し小さく切り抜かれていて、そのまま透明なカバーに入ったレコード盤が見られるようになっている。おもて面はタイトルの通りの"そば。しかし、このそばというのは中華なのだろうか日本そばなのだろうか、色があまりにも黄色すぎて判断できない。雰囲気的にはざる蕎麦のようだけども、この色では食ってもあまり旨くなさそうである。うら面はバレエと演奏のメンバーの写真。音楽からこれらのダンサーが踊る様子はちょっと想像できない。

 ヒカシューについてのアナログ盤アルバムは残すところ後二枚。全部買いそろえてしまうのか、あえて残してしまうのか。

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喫煙中断中

 現在、喫煙中断中(禁煙ではない)なのですが、ちょっとした節目を迎えたのでご報告。

  開始日時 2004年 10月 5日 15時 0分
  経過時間 1年 5月 12日 23時間 49分経過
  吸わなかった煙草 740箱 15本
  浮いた煙草代 200002円
  (原価 85708円 たばこ税+消費税 114294円)
  延びた寿命 30日 20時間 45分

 どうやら浮いた煙草代というのが20万円に達したようです。一日一箱半(1週間で1カートン)で一年半弱で20万円を煙にしてしまうらしい。

 煙草のあった方が気分的に楽になれることが多いと思うのだけど、どうやらなくても死ぬことはなさそうです。

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2006.03.17

帆布ブックカバー

 山崎豊子の『沈まぬ太陽』を読み始めて欲しくなったもの。それは、ブックカバーである。仕事の昼休みなどに読もうと、デイバックにそのままで放り込んでおいたのではあらぬ事になってしまう。やはり、書籍を保護するものが欲しくなる。

帆布ブックカバー 以前に購入した文庫本用のブックカバーは革製。文庫本用ということもあり比較的廉価で購入できたが、いわゆる文芸ものの単行本のサイズである四六判のブックカバーは、そもそも品数が少ない。先の文庫本のものと同じシリーズで四六判のカバーもなくはないが、ちょっと値がはる。高価でも品が気に入れば購入に踏み切るかもしれないが、この革の感触は実は好みではない。

 ということで、目についたのが帆布生地を使ったブックカバー。購入してみたのは、四六判帆布ブックカバーの生成・ネイビーのふたつ。価格的にもお手ごろで申し分ない。

 写真は生成の帆布カバー、ブックバンド、そして、銀製のしおりのセット。たぶん、この形で持ち歩くようになると思う。しおりはブックカバーにヌメ革のしおりが備え付けられているので、本来は必要ないが、愛用品になっているから外す訳には行かない。そして、ブックバンドであるが、これが実に重宝する。カバンに書籍を投げ込んだ場合、本が開き、ページにものが挟まったりして、思わぬことになってしまうことがあるが、バンドで留めておくと何事も起こらない。文庫本サイズ用のブックバンドもあるので、大小用意しておきたい。

 帆布のブックカバーはヌメ革のしおり付きというのが特徴だが、内側がビニールコーティングされているので、布が伸びて形崩れしてしまうと云うようなこともなく安心して使えそうな気がする。布が汚れた場合、手洗いも可能かもしれない。ステッチがいかにも手作業らしく、折り込み部分のカーブとかでは歪んでいたりするが、これも愛敬である。月日を楽しめる革もいいが、温かい手触りの帆布ブックカバーも想像以上に良く、さっそく愛着を感じている。

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2006.03.16

久々の競合い

 相変らずヤフオクで落札をしているのだが、久しぶりの競合いになってしまった。

 オークションで効果的に落札しようとすると、オークション終了寸前に入札するというのが鉄則になる。すでに誰かによって入札されていても、放置することで安心感を与え、肝心の終了時間の確認を怠らせるという寸法である。だから、入札がなくても最後まで安心してはいけない。

 先程の物件でも先に入札があり、終了間際に入札をし、無事に落札かと思っていると、終了の1分前に入札をかけられた。こういう相手は手強い。真剣に落札しようとしているからだ。以前のヤフオクは終了時間は変更のない絶対的なもので、それまでにどれだけ入札を入れられるかという、まぁ、ネットワークの環境にも左右されるような状態にあったが、今はデフォルトで自動延長になっている。終了時刻まで5分未満の間に入札があった場合は、終了時刻を5分間延長するというデスマッチ方式になってしまった。財力のある人間が絶対に勝つと云うやつで、ヤフーの手数料収入を可能な限り多くするといった形式になってしまった。これは、かなり辛いのだ。

 1300円から始まり、2000円で落札できると思っていたものが、終了時刻1分前毎に500円くらいずつ上乗せ入札され、それに応対していた。当初の終了時刻から延長すること25分間、ようやく4900円で落札に至った。これは本当に神経にくる。おそらく定価2800円くらいのLPで、倍とは云わないけども、かなり上乗せで入手することになってしまった。廃盤であることは当然、CDにもなっていないし、ヤフオクでもほとんど見かけないものなので、仕方ないと思っている。

 ヤフオクで欲しいと思っている本で無茶苦茶高値をつけられているので、まったく手が出せないものがある。以前に、『地球さいごの日』という本をここで紹介したことがあるが、その少年少女講談社文庫シリーズに『怪談』というのがあって、これがすこぶる怖かった。小泉八雲の『怪談』を始めとして、国内外の怪談が掲載されているのだが、そのイラストがどうしようもなく怖いのだ。夜なんぞ間違っても開けられないし、昼までもあまり気持ちよくない。買って良かったのか悪かったのか悩んでしまうような本だった。今となっては、そういう本は実に懐かしく、眺めてみたい、手もとにおいておきたいと云う気持ちに駆られる。

 それがヤフオクに出品されたようなのだが、如何せん、開始値が6000円という超高値がついている。定価は360円。それに対して17倍近い値をつけられるとさすがに入札は無理である。こういう値がつくのはもともとそれなりの人気がある商品ということなのだろうか? 何れにせよ、これはただただ、商品詳細画面を眺めて終りそうである。

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2006.03.15

ローランド・ジョフィ『シャドー・メーカーズ FATMAN AND LITTLEBOY』(89)/きのこ雲とくるみ割り人形

 邦題は『シャドー・メーカーズ』。英語でのタイトルも『SHADOW MAKERS』と添えられているが、これは原題ではない。原題は『FATMAN AND LITTLEBOY』。長崎と広島に落された原子爆弾のニックネームだ。映画のオープニングで、天井から吊るされたこのふたつの爆弾のシルエットが描かれる。投下順序ではLITTLEBOY AND FATMANとなるべきで、ちょっと違和感を感じる。ふたつ並べられた爆弾の映像は右がFATMAN、そして左がLITTLEBOYではあったけども。日本でつけられたタイトルはヒロシマの住友銀行広島支店の『石段に焼き付けられた人の影』に由来していると思われる。

シャドー・メーカーズ
シャドー・メーカーズ

監督: ローランド・ジョフィ
出演: ポール・ニューマン, ドワイト・シュルツ

 物語は、9.11テロで航空機により一部破壊されたペンタゴン(アメリカ国防省総司令部)の建設を行ったレズリー・グローヴス大佐が上官から原爆開発を命じられるところから始まる。1942年9月のことである。グローヴスはオッペンハイマーを始めとする科学者をニューメキシコ州のロス・アラモスに集め、原爆製造計画であるマンハッタン計画を遂行する。そして1945年7月16日の人類初の核爆実験であるトリニティー実験の成功までが、この映画によって描かれる。

 計画は、技術的な問題、また、秘密漏洩に対する問題、シカゴ派と呼ばれる科学者の核兵器開発の反対等の問題を抱えながらも、計画を指揮するグローヴスの強い押しで成功に辿り着く。決して行け行けどんどんではなく、グローヴスのようなバケモノのがいたことでようやく日の目を見たということがわかる。グローヴスを演じるのはポール・ニューマン。紳士的で優しい役柄を演じることの多かった彼がこんな嫌味な役を演じているが、あまり違和感がない。なかなかである。

 映画自体は実に客観的に描かれる。核兵器の開発に対して賛成でもなく、反対でもない、その様子のありのままを最後まで描く。そして、エンディングに「21日後の1945年8月6日に、"リトルボーイ"と呼ばれる爆弾が広島に落された。その3日後には"ファットマン"と呼ばれる爆弾が長崎に落された。爆弾投下の結果、少なくとも20万人が死んだ。1945年9月2日、日本は東京湾で無条件降伏した」とテロップが流れる。エンドクレジットに入る前に、宇宙から見た地球の映像。作りは客観さを保ちストイックなのだが、反戦を意識しているのには間違いあるまい。

 監督はこの前に『キリング・フィールド The Killing Fields』(84)を撮っている。クメール・ルージュによるカンボジア支配の様子を描いたものだが、この作品もドキュメンタリ的な作りを心がけ、実にストイックだった。ただ、この作品ではエンディングにレノンの「イマジン」を使ってしまうなど、甘さの残るところがあったが、基本的に観客に判断を委ねると云う態度は評価に値する。

キリング・フィールド
キリング・フィールド

監督: ローランド・ジョフィ
出演: サム・ウォーターストン, ハイン・S・ニョール

 ちなみに『キリング・フィールド』のサントラを担当したのはMike Oldfield(マイク・オールドフィールド)。作風が彼らしくないと思うけども、「よい知らせ」や「エチュード」(「アルハンブラ宮殿の思い出」のアレンジ版)はなかなか聴き応えあります。

Killing Fields
Killing Fields

Mike Oldfield

 以前に紹介したことのあるスティーヴン・ウォーカー『カウントダウン・ヒロシマ』(05)では、広島に原爆が落されるまでの3週間の出来事が描かれるが、第一幕がこの映画の描いているものと符合している。

カウントダウン・ヒロシマ
カウントダウン・ヒロシマ

スティーヴン・ウォーカー(著)
横山 啓明(翻訳)

単行本: 438 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152086548
(2005/07/15)

 -きのこ雲とくるみ割り人形- 人類初のトリニティ実験は早朝5時29分に行われたが、そのカウントダウンを行う際、地元のラジオ局の放送と混信してしまう。実験場でのカウントダウンにラジオ番組が交じり、そしてまた、なにも知らずにラジオ番組を聴いているとカウントダウンの声が、といった具合である。映画では核爆発時にラジオ放送の「くるみ割り人形」が流れる。実験を見守る関係者の異様な緊張と「くるみ割り人形」の軽快さ。事実かどうか(その時に流れていたのが果たして「くるみ割り人形」かどうか)は知らないが、見事な演出だった。

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土筆の天ぷら

 土筆の袴を取るのがなかなか大変なのだけど、天ぷらにすると袴を取ることなく食せるらしい。土筆は卵綴じと決めているのを改めても良さそうだ。

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2006.03.14

一段落

 今月初めから作っていた調書を上級官庁に提出し、内容確認後、受理して貰う。数か所手直しがあったが、その場で砂消しを使って修正しただけでOKを出してもらった。すぐ隣の同僚は同じような調書を作成して、別の部署に提出するのだが、こちらは難航しているらしい。同じ書類でも担当者の判断ひとつで不適切と判断されたりする。最悪の場合は、日が変わっただけ、気分で取り扱いが変るので困る。

 月次の処理なら対応のしようがあるものの、年に一度の年次処理については、もう当たりかはずれかどちらかの気分になってしまう。

 あたしも以前、申請書を審査して処理を行うということをしたことがある。審査したものを更に外部の機関に出して確認を行うという流れがあって、そこでもいろいろと指摘を受ける。あたしも新しく担当を始めた時、その外部機関の担当者も変わり、大幅にチェックを厳しくしようと云う話になった。結果、半分くらいの申請書に不備が発生することになり、返送する事態になってしまった。とにかく「前任者の時は問題なかったが...」という話になるのだが、現在の担当であるあたしが判断した結果です、と突っぱねまくった。相手が怒り心頭になる場合もあって、そういう事態になると埒が明かないので説明に出向く。そんな風で下級役場というのはなかなか大変なのだが、月次なら半年くらいで大分事態は収まった。

 審査されるのも審査するのも決して面白くないのだが、仕事だから仕方がない。

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2006.03.13

積ん読
<賃貸宇宙―UNIVERSE for RENT><沈まぬ太陽(全5巻)><ショア DVD-BOX~虐殺の証言~><シャドー・メーカーズ>

 ここの所、家には寝るために帰るだけの状態になってて、色んなものが積ん読状態になっている。

 まずは書籍から、

賃貸宇宙―UNIVERSE for RENT
賃貸宇宙―UNIVERSE for RENT

都築響一(著)


沈まぬ太陽
沈まぬ太陽(全5巻)

山崎 豊子 (著)

 DVDは、

ショア DVD-BOX~虐殺の証言~
ショア DVD-BOX~虐殺の証言~

監督: クロード・ランズマン


バルジ大作戦
バルジ大作戦

監督: ケン・アナキン
出演: ヘンリー・フォンダ, ロバート・ショウ


シャドー・メーカーズ
シャドー・メーカーズ

監督: ローランド・ジョフィ
出演: ポール・ニューマン,ドワイト・シュルツ

 ちょっと濃いラインナップだと我ながら思う。

 CDについては、即mp3に変換して積ん読なし。

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ヒカシュー『私の愉しみ』(84)(BlogPet)

以降のアルバムをプロデュースしていた近田春夫が才能がなかった?
フタキンSkywalkerは、レーベルも何もなく片面は一面地球面、月面と呼ぶらしい
ジャケットは厚手の模造紙のようなものを再認識できる素晴らしいアルバムだ
半透明の色付きレコードなどをイメージしたのかも知れない
とにかく盤がスゴい
ピクチャーレコード仕様なのだが、片面2曲づつのない雄叫びの入っている
ジャケットは厚手の模造紙のように廃盤の一度は聴いてみることを勧める一枚
と、フタキンSkywalkerが考えたの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.03.12

土筆(つくし)の袴

 朝の3時半くらいに帰ってきた。職場で一緒に残っていた連中も云っていたのだが、疲労で神経が昂ぶってしまったのか、まったく眠気がない状態だった。結局、寝ることのできたのは6時少し前。起きたのは昼過ぎの2時半。思っていたよりも早く起きられた。

 昨日、同僚から貰った土筆の袴を取る。30年ぶりに近い作業。小さなビニール袋いっぱいのものをやり終えるのに丸々二時間かかった。

 その半分の量くらいのものが袴を取った状態でパックづめにされてたまに売られているのだが、これが150円ほど。県内の辺地にあたるところの生産で、店頭に並ぶとすぐに売れるらしく、年に1回位買って来られるくらいだ。土筆そのものは、そのあたりに生えているので実質只[ただ]のようなものなのだが、土筆を取る、そして袴を取るというのを合せると、どう考えても一時間は下らない。当然、輸送費も費用だろうし、この場合の労働費って恐ろしく安いことになる。年寄りが暇つぶしにでもやっていないと洒落にならない。

 それ以外のことはなんするでなく過ごす。疲れが溜まっているのか、立っていると、体が右に傾いてきて倒れそうになる。まともな状態ではない。週半ばからはゆっくり出来るので、それまでの辛抱。

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2006.03.11

土曜日の晩飯

 結局、土曜も朝から出勤。

 係長は議会の答弁の検討のために、出勤。部長らとの打ち合わせが昼に終ったらしく、先に帰るとのこと。臨時職員を含むほとんどの係員が出てきている状態で、さすがにひとりで帰ってしまうことに気おくれしたのか、皆の晩飯代ということで万札をおいて帰る。

 係員のひとりが自宅から携帯を受けて、「嫁が土筆(つくし)を取りに行ったのだけど、取りすぎて処理できないくらいになってしまったらしい。いるのなら、ここに持って来させますが...」とのこと。土筆は小学校に入るまでまでは家の近所の空き地で幾らも取れて、毎年、春には取りに行っていたもんだが、小学校に上がった頃から土筆が生えなくなってしまって、それ以来、自分で取ったことはなかった。袴を取るのがえらく大変で、終る頃には爪が真っ黒になって痛くなったりしたもんだ。土筆の袴取りと枝豆の豆もぎりは子供の仕事と相場が決まっていたのが懐かしい。今は、袴が取られていたり、もがれて冷凍になっているのを買うばかりだ。30年の変化は激しい。

 ということで、小さなビニール袋にいっぱいの土筆を貰う。係員数名に同じようにあったので、相当の量をとっていたようだ。明日は土筆の卵綴じである。

 残業の晩飯は、係長の1万円を使って、寿司の出前をとって皆で食う。ひとり1300円也という事だったらしいが、妙に量が少なくて、スーパーで売っているパックの600円の1.5倍の量もなかったのではないかと思う。奢って貰ったにもかかわらず、なんだか損した気分。

 週末の出勤にもかかわらず、結局、朝の3時すぎまでの勤務。なんだかね。ま、ある程度、ケリをつけたので、日曜はやっとゆっくりできるようだ。この1週間は、TVをまったく見ずに過ごした。たまにはこう云うのもいいかもしれないが、本を読む時間はやはり欲しい。

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2006.03.10

慣れ

 慣れれば、毎晩3時までの残業もどうってことなくなってしまう。ただし、帰ってきたときも、家を出るときも家族が寝ていて、家族にまったく会えなくなる状態にもなったりする。

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2006.03.09

ちょいと忙がしい

 今週に入ってからちょいと忙がしい状態になっています。連日、朝、3時まで残業と云う有様で、睡眠時間も3時間半弱が続いています。あたしなんかは職場と自宅が近く、バイク通勤で15分もかからないので、職場にいない時間が5時間半もあれば、1時間くらいの余裕があったりするんですが、通勤に片道30分もかかるようだと本当に寐に帰るだけで、それなら役場に泊まり込んだ方がマシかもしれない。

 これも来週半ばに提出する調書作成のためであり、もうしばらくで解放される予定なので、まぁ、週末も含めてもうひと踏ん張りでというところでございます。

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2006.03.08

一年と一日

 今日でこのブログを書きはじめてから一年と一日目です。日付をずらしてごまかしたりしたことは無きにしも非ずですが、明らかに書き飛ばしたのはおそらく数日です。

 多分、暇人だということなのでょうね。それも悪くはないと思っております。ま、気分的に乗れなくなる限りは書き続けるつもりであります。今後もよろしく、であります。

 仕事中につき、取り急ぎ。

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2006.03.07

句読点

 昨日、Amazonのマーケットプレイスで購入した山崎豊子の『沈まぬ太陽』が到着した。全5巻セットで1500円(+送料340円)と随分安い。昨晩は深夜3時くらいまで残業してて、かなり忙しいのだけど、昼休みとかに気休めに読んだりしている。

 いやぁ、参った。話自体は面白くて、ドラマ化された『白い巨塔』もホイホイと読了してしまったのだけど、欠点がひとつだけある。多分、あたしの生理の問題だろうけど、会話の部分が句点(「。」のことね)がなく、句点であるべきところも読点(「、」ですね)で表記されて、延々一文で続く。これは、底なし沼にはまったような感覚になって、どうも気分が悪いのだ。

 句点の問題というと最たるものとしては野坂昭如の小説がそうだ。話し言葉調の文体で、文章が途切れることなく、1ページくらいだらだらと続く。いやぁ、これはたまらない。思考にちっともならないのだ。ものを明確に捕らえるというのは、それをぶった斬って行くことにある。それを拒否するように、くねくねと続く文章はあたしにとっては拷問に近い。だから、野坂の小説は絶対に読まない。

 なにかうねうねしながらも、おそらく『沈まぬ太陽』は最後まで読むだろう。何とも云えないことだ。

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2月に入手したアナログ盤(BlogPet)

きのうフタキンSkywalkerが、ユナイテッドで落札しないです。
しかしユナイテッドは埃が落札しなかったー。
しかしフタキンSkywalkerが渡辺でユナイテッドが渡辺まで水を合計するはずだったみたい。
しかしフタキンSkywalkerが水に存在すればよかった?
しかしきょうフタキンSkywalkerは、ユナイテッドと渡辺まで民族っぽい購入したよ♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.03.06

2月に入手したアナログ盤

タイトル アーチストリリース落札額送料
ヒカシューヒカシュー1980750店頭
KYLYN LIVE渡辺香津美1979105310
ヒカシュー1979600290
ドリンク!ジューシィ・フルーツ1980600
BGMYMO1981600
CLASSICS(クラシックス)大貫妙子1984700390
白いハイウェイ/プヨプヨ(EP)ヒカシュー19793,000450
民族の祭典ヒカシュー1982
日本の笑顔(12inchシングル)ヒカシュー1984
水に流してヒカシュー1984
人間の顔ヒカシュー1988
私の愉しみヒカシュー19842,500450
United States Live(5LP)Laurie Anderson19844,500
合計1982.213,3551,890

 何事に関してもビギナーズラックというものが存在するのだろう。アナログ盤の購入を始めた1月は欲しいと思っていたアルバムの多くがセットの廉価で入手できたが、2月はセットものは一つのみ。単品落札も価格が上がってきている。

 ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)のユナイテッド・ステイツ・ライブ(United States Live)は、シュリンクの封も切られていない22年もの(84年リリース)のUS輸入盤の新古品。新しい盤に針を落すのは何年ぶりか。しかし、針を落したことのない盤にしては、聴いてみるとノイズが多かった。初めから埃が多かったし、本当に新古品なのかちょっと不安。まぁ、CDを買うよりも安いし、いいんだけどね。

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2006.03.05

ヒカシュー『私の愉しみ』(84)

 当たり前のように廃盤の一枚。オークションでの出品が定価のみの落札希望設定になっていたので、ちょっと悩んでしまった。ただし、そんなに頻繁に出品されることもなさそうなアルバムでもあり、仕方なく、2500円(その他の同時落札との同梱で送料450円)で落札する。

私の愉しみ(84)
私の愉しみ(84)


(ジャケットを拡大表示)

地球面 ヨーガン・レールというのはデザインブランドなんでしょうか、よく判らないけども、このアルバムは「ヨーガン・レール・ファッション・ショーのための音楽」という副題がある。ヒカシューの20年を見ると82年に"デビッド・バーンも録音に参加したヨーガン・レールのファッション・ショーの音楽を担当。"とあるので、その時のものをベースにしてアルバム化したのかもしれない。

 とにかく盤がスゴい。ピクチャーレコード仕様なのだが、レーベルも何もなく片面は一面地球の写真だけ、そしてその裏面は月の写真だけなのだ。半透明の色付きレコードはよく見かけるが、この手の一面写真で文字の一切ないと云うものは初めてでびっくりしてしまった。面白いものの、面が写真のために埃やら汚れがついているのかまったく判らず、扱いに正直困る。レコードの面は通常A面B面で呼ばれるが、この盤に関しては地球面、月面と呼ぶらしい。

 ジャケットは厚手の模造紙のようなもので、文字の印刷部分もスタンプを押したような感じで配われ、ラフなイメージを与えるものとなっている。

 地球面・月面、片面2曲づつの計4曲が収録されている。いずれも7分30秒から14分47秒と云う長めの曲。「ファッションショーのための音楽」ということで、一曲のみ巻上の歌詞のない雄叫びの入っているものがあるが、すべてインストルメンタルである。とにかく渋い曲ぞろい。いわゆるアンビエントに部類分け出来るようなもので、巻上ヒカシューとは別の側面が垣間見られる。ヒカシューというとめっちゃ明るい能天気な部分とダークな部分が入り乱れるような曲が多いが、このアルバムはどちらかというと後者がメインとなっているかもしれない。それでも、ヒカシューの音楽性を再認識できる素晴らしいアルバムだ。

 ヒカシューというと1stの『ヒカシュー』と2ndの『夏』がどうしても有名でヒカシューとしての愛聴者も多そうだが、どちらかというとそれ以降のアルバムの方が深みがあっていい。あたしは未聴だが3rdの『うわさの人類』から作風が大きく変わるということらしく、どうやらそれまでのアルバムをプロデュースしていた近田春夫が才能がなかったのか、という気もしてくる。当時流行っていた電子音ピコピコのテクノに近田が偏向していて、実はヒカシューはあらぬ方向に向かされていたのかも知れない。

 とにかくヒカシュー、そしてアンビエントが好きなら絶対に一度は聴いてみることを勧める一枚。

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2006.03.04

アラン・レネ『夜と霧 Nuit et Brouillard』(55)

 『夜と霧』というとV.E.フランクルのアウシュビッツ収容所での体験記が有名だが、そもそもこの「夜と霧」という言葉は1941年12月6日のヒトラーの特別命令に由来している。その命令(Nacht und Nebel)とは非ドイツ国民に占領軍に対する犯罪容疑があった場合は、夜間秘密裏に拉致して強制収容所に送る。その安否等に関しては一切の回答を行わない。そしてさらには容疑を家族の集団責任に拡大し、政治犯容疑者は一夜にして一家族で消えうせることになった。社会的不安を呼び起こすもので、ナチスの本質を端的に示す言葉としてこの言葉が用いられることになった。フランクルの書籍の原題直訳は「一心理学者の強制収容所体験」であり、『夜と霧』という邦題は出版時に日本で勝手につけられたものである。

夜と霧
夜と霧

アラン・レネ監督

 ドイツ敗戦後10年後に製作されたこの作品は、すでに廃墟になりつつあるアウシュビッツ強制収容所とその施設が使われていた当時の記録を織混ぜながら、非人道的なナチスの行為を明らかにする。施設の作られた郊外ののどかな風景とその施設の中で行われたことのギャップは余りに激しい。

 目を被いたくなるような光景が幾つも見られるが、まぁ、これらはNHKでのドキュメンタリを好んで見ていると何度か見たことのあるものばかりで、正直、目新しさはないのだが、この映画によって初めてアウシュビッツでの出来事が提示された当時の反響はもの凄いものであったと思う。日本のアサヒグラフ 1952年8月6日号に匹敵する衝撃度はあったはずだ。

 戦争末期の敗戦も色濃くなったドイツでは物資の不足により火葬のための燃料がなくなり、強制労働、生体実験のあげくの死、あるいは不用の生体として処分された人間の遺体の後始末にすら困った。ただただ並べられたり、積み上げられたりしただけの遺体が道を塞いだ。日本でもこういった光景は見られた。ヒロシマとナガサキである。日本では同朋の手により、決して長期に渡って放置されることはなかったが。終戦後、ブルドーザーで後始末される痩せこけた遺体の山が痛ましい。

 女性の頭髪の山。それから作られたと云う絨毯。切断され、桶に山盛りにされている首。人間の脂肪からは石鹸を作ると云う。人間から剥ぎ取られた皮。その皮の断片には絵が描かれた。(外の映像で電気スタンドの笠が作られるのを見たこともある)

 30分あまりの作品だが、一度は見ておきたい、いや、見ておかなければならない作品。

 しかし、このようなことが行われるというのは単なる慣れによる感覚の麻痺なんだろなとも思う。アウシュビッツもそうだけど、今やっている戦争での捕虜収容所でもレベルの差はあれ、虐待が行われている。いったん始まってしまうと歯止めがきかなくなってしまう。いかに始まらせないかということに留意する必要があるんだろうな。こうやって見ているとコッポラの『地獄の黙示録』(79)はいかに真理をついているかと云う気がする。

 このDVDは今、Amazonではお得な40%引き。おそらく在庫限りの今月いっぱいなので、興味ある方はお早めに。

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2006.03.03

今日は参りました

 昨日は背中に激痛が走って困っていたのですが、今日は夕方から突然声が出なくなりました。背中の痛みはほとんどなくなって、まだ楽なのですが、電話の会話で困ること困ること。

 いつになったら風邪が癒るんでしょう...

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2006.03.02

がぐがぐ

 残業の帰りにコンビニに寄って帰ろうとすると、お店を出るや否や店員が駆け寄ってきた。「お客さん、商品をお忘れですよ」 そして、ビニール袋を手渡された。

 何か悪い風邪がまた流行っているようで、上司もかなり辛そうな顔で仕事に臨んでいる。課内でも体調不良で休んでいる者数名。そいや決裁してもらいに副部長の所に行ったら副部長も休んでたな。そしてあたしもがぐがぐ状態。

 鼻詰まりは今週の初めからだし、昨日あたりから関節痛がひどくなって、それが原因でさらに肩が凝り固まって、首を回すと背中に激痛が走るようになってしまった。文字通り首が回らない。微熱もあるのか意識も朦朧。もう最悪の状態である。

 今は一年の総まとめの時期で何もかもが調整であたふたと動き回っている。そんな感じだから寝込む訳に行かないし、それで仕事の帰りにコンビニでドリンク剤でも買って帰ろうとした結果が冒頭の話である。年始から完全に体調が良くなったことがないのでちょっと辛い。

 ただし、先日行った献血で、血液検査の結果が今日、送付されてきたのだが、全てにおいて異常はないということだった。まぁ、死にはしないということなんだろうな。

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2006.03.01

たまの残業

 たまに残業をすると辛い。以前いた部署はなかなか忙がしくて、お昼の12時が休憩、夕方5時の定時がお昼時の一息、夜半12時が業務終了定刻、それ以降が残業、なんて感覚に陥るような日々を送っていたこともあった。慣れるとそれはそれで大したことはなかった。

 まぁ、どんな状態であれ順応しなければやって行けないのだが、たまに、というのがどうにもこうにも具合が悪い。生活が苦しかろうがなんだろうが残業したくなくなってしまう。歳を食ってしまった証拠かもしれない。

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