モーリス・ジャール『刑事ジョン・ブック/目撃者 WITNESS』サントラ(85)
スーパーマンでないハリソン・フォードの出る映画が『刑事ジョン・ブック/目撃者』(85)。監督はピーター・ウィアー。翌年の『モスキート・コースト』(86)でも、よく判らないおやじをハリソンに演じさせていた。学生時代に公開されたのだが、映研では評判がよかった。
久しぶりにTVで放送されているのを見て、音楽がいいな、と思う。『史上最大の作戦』(62)、『アラビアのロレンス』(62)、『ドクトル・ジバゴ』(65)の音楽を担当したモーリス・ジャールがやっているらしい。アナログ盤がヤフオクに出品されたので、落札。800円(+送料280円)。
刑事ジョン・ブック/目撃者 モーリス・ジャール |
表面的にはサスペンスという形式をとっているものの、ほとんど恋愛映画。しかもアーミッシュという電気や車を一切用いず、黒服を着る宗教集団での出来事で、静かな情熱がテーマとなっている。
シンセサイザーが用いられた、やや輪廓を甘くしたような曲風。しかし、なかの一曲「納屋を建てる」でもっともあらわになるメインテーマという感じの旋律は、往年の作品通りに美しいものである。聴き込むというよりも、ゆったりしたい時にBGMにするのがいいと思われる1枚。
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