« 夕暮れ | トップページ | 花粉症?(BlogPet) »

2006.02.27

トレードマーク

Ain Soph 先日、Ain Soph(アインソフ)というブランドの名刺カードケースを購入したのだが、その革製ケースにエンボス加工されているトレードマークを注意して見てみると見覚えのある図象。ここのリンク先のケースの写真では判り難いので、パッケージをスキャニングしてみた。

 一筆書きで描かれた鳥の模様。云わずと知れた<ナスカの地上絵>の中でも有名な「ハチドリ」と呼ばれているものだったりする。

ナスカの地上絵 「ハチドリ」の模様は幾つか見た<ナスカの地上絵>の中でも非常に図案の美しいものである。詳細はウィキペディアの記事を見て貰うことにして、これらが描かれたのは紀元前200年から紀元後800年のナスカ文化の時代ということらしいのだが、それにしても、そのまま図案をトレードマークにしてしまうという大胆さにはびっくりしてしまう。意匠に対してもちろん払うべき著作権を所有している者はいないと思うのだが、果たして自由に使ってもいいものだろうか。とても気になる。

 <ナスカの地上絵>が描かれてから1000年以上経っているのに消えないというのを非常に不思議に思っていたが、今回、その謎がとけた。盆地の暗赤褐色の岩を幅1m~2m、深さ20~30cm程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって絵は描かれているのだが、岩の放射熱が風を遮り、雨がほとんど降らない気候状態のため、そのまま保存されていたらしい。なるほど、なるほど。

 図表として非常に美しい数千年前の「ハチドリ」。人間の美意識の変化はあんまりないのかもしれない。

|

« 夕暮れ | トップページ | 花粉症?(BlogPet) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

革製品」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トレードマーク:

« 夕暮れ | トップページ | 花粉症?(BlogPet) »