フクロウについて
あたしがそろり文庫のささおかさんに蔵書票の作成を依頼する時、デザインにフクロウを含めることをお願いしている。そうして実際に作ってもらったのが、初めての蔵書票、そして2006年版蔵書票である。多分、今後もフクロウの見える蔵書票を作成して貰うだろう。
なぜそんなにフクロウにこだわるのか。別にこだわっているつもりはないが、心の奥底にあるのは確かである。先日、おそらく20数年ぶりに少年少女講談社文庫の一冊であるフィリップ=ワイリー/亀山龍樹訳l『地球さいごの日』(72)を手にして、その理由が判った。
少年少女講談社文庫というのは、ふくろうマークを目印にした別称(ふくろうの本)と呼ばれるシリーズでもあったらしい。カバーの折り返し部分に(ふくろうの本)の由来でもあるふくろうについての説明があった。どうやら、これによって刷り込みを受けてしまっていたらしい。
幼少の頃に見聞きしたことは後の人生に大きな影響を与える。これは大きな影響とは言えないが、それから逃れることは出来ないという証拠のひとつになるだろう。
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