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2006年2月の33件の記事

2006.02.28

2月の28日間

 2月は28日で終る。たいてい給与というと月極でその月が28日であろうと31日であろうと同額である。だから、2月のような極端に日の少ない月や12月、1月のような休みの多い月はなんだか得した気分になる。

 役場の職員になる前の半年あまり臨時職員をしていたことがある。臨時職員をしている間に採用試験を受け、役場に入ったと云う塩梅だ。当時の臨時職員の給与というのは日給月給で出勤日数*日給と云う計算だったと思う。日給が5400円くらいだったか。まだ週休2日ではなく、土曜日も出勤して月給12万弱くらいだったと思う。

 出勤日数で給与が決まるから、12月、1月、2月と給与の少ない月が続く。なにかしらん理不尽な気分に陥ったものだった。

 もう15年程前の昔話。

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花粉症?(BlogPet)

O-Maruが
ミミ・レダー『DeepImpactディープ・映像』(98)/フィリップ=ワイリー/亀山龍樹訳『地球さいごの日』(72)
って言ってたけど…

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.02.27

トレードマーク

Ain Soph 先日、Ain Soph(アインソフ)というブランドの名刺カードケースを購入したのだが、その革製ケースにエンボス加工されているトレードマークを注意して見てみると見覚えのある図象。ここのリンク先のケースの写真では判り難いので、パッケージをスキャニングしてみた。

 一筆書きで描かれた鳥の模様。云わずと知れた<ナスカの地上絵>の中でも有名な「ハチドリ」と呼ばれているものだったりする。

ナスカの地上絵 「ハチドリ」の模様は幾つか見た<ナスカの地上絵>の中でも非常に図案の美しいものである。詳細はウィキペディアの記事を見て貰うことにして、これらが描かれたのは紀元前200年から紀元後800年のナスカ文化の時代ということらしいのだが、それにしても、そのまま図案をトレードマークにしてしまうという大胆さにはびっくりしてしまう。意匠に対してもちろん払うべき著作権を所有している者はいないと思うのだが、果たして自由に使ってもいいものだろうか。とても気になる。

 <ナスカの地上絵>が描かれてから1000年以上経っているのに消えないというのを非常に不思議に思っていたが、今回、その謎がとけた。盆地の暗赤褐色の岩を幅1m~2m、深さ20~30cm程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって絵は描かれているのだが、岩の放射熱が風を遮り、雨がほとんど降らない気候状態のため、そのまま保存されていたらしい。なるほど、なるほど。

 図表として非常に美しい数千年前の「ハチドリ」。人間の美意識の変化はあんまりないのかもしれない。

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2006.02.26

夕暮れ

 日が長くなって、夕暮れのひと時もなにか気持ちのいいものになってきた。真冬とどこが違うのかと言われるとちょっと困るのだが、夕日の綺麗なことも多いように思う。

 夕方、車を走らせてみた。今日は西の空に多少の雲がかかっていたが、その切れ目から見える夕焼けの美しいこと。夏の夕日も綺麗だが、冬の弱い陽の夕日もまた雰囲気があっていい。

 昨日は夕暮れ時、久しぶりに海に行ったのだが、曇り空になって夕日はまったく見えなかった。人もそんなにおらず、波間に向かって跳ね石遊びをしている高校生数人と犬の散歩をしている女性くらいだった。夏になると水上バイクが何台も行き交う海岸なのだが、冬はやはり物寂しい。

 日が沈んだというので帰宅しても、まだ7時すぎ。まだまだ日は短い。

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2006.02.25

24 -TWENTY FOUR- SEASON II 再び

 去年の夏に買った24 -TWENTY FOUR- トリロジーBOXのうち、まともに見ることのできずにいたSEASON II を先週末と今週末でようやく見直すことができた。と言っても、全12巻のうち8巻あたりから話に追いつけなくなって、ただ単にDVDを流しているだけという状態になっていたのだけど。

24 -TWENTY FOUR- トリロジーBOX
24 -TWENTY FOUR- トリロジーBOX

出演: キーファー・サザーランド

 SEASON III に至ってはシュリンクも破らずそのままで完全な未開封状態。いやぁ、とりあえず流すべきなんだろうか、もう一度SEASON II を見直して鍛えておいてから望むべきだろうか。

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2006.02.24

花粉症?

 昨日、朝起きたときから鼻詰まりがひどくて、頭が重い。特に熱があるようでもなく、ひたすら鼻詰まり。そろそろ花粉症の出る時期なのだが、花粉症にでもなったのか。

 ちなみにうちの家族には花粉症の人間はいないし、あたしも去年までは未発症。これが花粉症でないことを祈るのみ。

 関連はないけども、今日は献血をしてきた。今年度に入ってから、職場で献血がある時はすべて参加している。体調管理のために血液検査の結果を知るというのが、実は献血の大きな理由だったりするのだが、実際に自分の血が他の誰かのために使われて、その人の体の中を巡っているというのを想像すると変な感じがする。

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2006.02.23

フクロウについて

ふくろうの本・解説 あたしがそろり文庫のささおかさんに蔵書票の作成を依頼する時、デザインにフクロウを含めることをお願いしている。そうして実際に作ってもらったのが、初めての蔵書票、そして2006年版蔵書票である。多分、今後もフクロウの見える蔵書票を作成して貰うだろう。

 なぜそんなにフクロウにこだわるのか。別にこだわっているつもりはないが、心の奥底にあるのは確かである。先日、おそらく20数年ぶりに少年少女講談社文庫の一冊であるフィリップ=ワイリー/亀山龍樹訳l『地球さいごの日』(72)を手にして、その理由が判った。

 少年少女講談社文庫というのは、ふくろうマークを目印にした別称(ふくろうの本)と呼ばれるシリーズでもあったらしい。カバーの折り返し部分に(ふくろうの本)の由来でもあるふくろうについての説明があった。どうやら、これによって刷り込みを受けてしまっていたらしい。

 幼少の頃に見聞きしたことは後の人生に大きな影響を与える。これは大きな影響とは言えないが、それから逃れることは出来ないという証拠のひとつになるだろう。

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2006.02.22

ミミ・レダー『Deep Impact ディープ・インパクト』(98)/
フィリップ=ワイリー/亀山龍樹訳『地球さいごの日』(72)

 先々週の週末に残業の帰りにふと甘いものが欲しくなって、コンビニエンスストアに入った。良くないところに目がいくもので、DVDの並べられている棚を見ると『ディープ・インパクト』の廉価版あった。監督はTVドラマの緊急救命室ERもつくった女性監督ミミ・レダー。同時期に公開された同じような内容のマイケル・ベイ『Armageddon アルマゲドン』(98)と比べると、やや人間が描かれており、ただ単にグラフィックで見せるというよりも家族愛等々のドラマに重きが置かれ、好感の持てる作品だった。TVでもしこたま放映されており、見飽きたと云う感がなくもなかったが、週末の深夜のカウチ・ポテトには良いと思い、買って帰った。

ディープ・インパクト スペシャル・エディション
ディープ・インパクト スペシャル・エディション

監督: ミミ・レダー
出演: ロバート・デュバル, ティア・レオーニ

 映像特典でこの映画が作られるまでの経緯として、プロデューサーのスピルバーグが当初、ジョージ・パル『地球最後の日 When Worlds Collide』(51)のリメイクを考えていたことが語られていた。『『地球最後の日』はTV放送で20数年前に一度見たことがあるだけだ。ラストにロケットがカタパルトから発射されるシーンしか覚えていないが、『地球最後の日』には特別な思い入れがあった。

 小学校に入るか入らない頃、毎週末、放送される怪獣映画にゾッコンになって、映画、および、SF小説好きになった。そうして、本格的なSF小説を読んだのは、もっともジュヴナイル(少年少女向け)化されたものだったが、それが映画『地球最後の日』の原作でもあるフィリップ=ワイリー/亀山龍樹訳『地球さいごの日』(72)だった。

 小学校1年の終りに、おそらく発売早々に、買ってもらって読んだのだが、ふたつの彗星が地球に接近し、そのうちのひとつが地球と衝突したあげく、地球が爆発してしまうという内容は実にショッキングだった。地球が爆発し、そのまま人類が滅んだのかというとそうでもない。ノアの方舟よろしく、幾らかの人間と動物がロケットで片割れの彗星に移り住むというところで物語は終る。

 とても気に入った本で、この本を同級生に読んでもらいたいが故に他の10数冊と一緒に学校に持っていき、クラスにあった学級文庫の棚の余りにO-Maru文庫を特別開設したくらいである。『ディープ・インパクト』の映像特典で、実家に残してきたためおそらく処分されたであろうあの本がとてつもなく懐かしくなって、幸いにもオークションに出品されていたので落札してしまった。

地球さいごの日/カバー

 少年少女講談社文庫(B6サイズのハードカバー)という割には表紙が渋いのだ。出品されていたものはカバーなしが300円、カバー有りが1000円という3倍以上の開きがあったのだが、この表紙も充分この本の価値のひとつであるといっていいくらいの出来なのだ。ちなみに表紙は文庫の宇宙大作戦(スタートリック)シリーズの表紙イラストも担当していた金森達という人によるものらしい。あまりおこちゃまおこちゃましていないのがいい。当たり前のようにカバー有り(1000円+送料290円)を落札する。

地球さいごの日
地球さいごの日

フィリップ=ワイリー(著),亀山 竜樹(訳),金森 達(絵)
新書: 227 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 講談社 ; ISBN: 4061471333 ; (1984/01)

 地球さいごの日/挿し絵

 本編の挿し絵も表紙レベルに本格的だ。ここにあげているのは見開き2ペーシで挿入されているイラスト。映画のワンシーンのような感じで、雰囲気を盛り上げてくれる。

 ちなみにオリジナルは33年発表の古典的SFといえるもの。少年少女講談社文庫版のものは少年を主人公にする等、随分とアレンジされているようだ。時代的な背景も異なり、違和感の感じるところが多々あるはずなのだが、それがないというのは、こと細かく設定・描写を変えているという証拠でもあろう。『地球最後の日』は映画『ディープ・インパクト』の公開にちなみ、98年に初めて完全翻訳が行われたようだが、すでに絶版状態。続編の『世界が衝突した後 After Worlds Collide』(34)についてはまったく日本語化されていないようだ。

地球最後の日    創元SF文庫
地球最後の日 創元SF文庫

フィリップ・ワイリー(著),エドウィン・バーマー(著)
佐藤 龍雄(翻訳)
文庫: 382 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488710018 ; (March 1998)

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2006.02.21

冬季オリンピック(BlogPet)

きょうフタキンSkywalkerが競技したかも。
それにしてもO-Maruで競泳しなかった?
それにしてもO-Maruはここへスノーボードとか競技した。


復刊ドットコムでの投票もあって、妙なリアリティが生じてくる□K I N E R T S Y P A D S・普通がいちばん・ラスタファリアン・ニューファミリー・家だって壊れるまで使い切る・東京都アメリカ村・整理、これが基本・昭和30年代型モダン・ライフ□MONOMANIACS・豊饒なる方丈・コレクション中心願望・ワンルーム前線基地・役者と力士と水割りと・生活というゲーム・サーファーズ・パラダイス・24時間オーヴァードライヴ・ホモ・メカニクス・ボロに住んでもビート・ゴーズ・オン・本が壁から生えてくる。
色だけが目について、フォルム(構図を含めて)の美しさはあまり感じられない。
(オリジナル版・普及版というのも出版された箱・情念の精巣・三畳間シアター・甘い生活(ドルチェ・ヴィータ)・下町風・こだわりキュートネス・アールデコと江戸が出会うとき・くつろぎは小物から・休息のバックステージ・子供のころに還りたい・はじめてのひとり暮らしはチープ・ファンシーで□A R T I S B N:4757207743(200/08)結構期待してしまったのでは美しく色を再現できるけど、まぁ、これ快感・ラクロワが教えてくれた・床上整理で省家具生活・室内生活礼賛・鉢巻をしめた隠者・宴会用個室・下宿屋という小宇宙385pの本に82ものライフを紹介していると思っていなくて、抜き書きしてしまったのだけど、写真とこのキャプションをもっと詳しく載せた方が良かったのではあまりにも弱すぎる。
そういう意味ではもの凄くがっかり。
文末に3行程度の200文字くらいの各施設説明があるのだけど、まぁ、これが基本・昭和30年代型モダン・ライフ拝見□I N G D O M S・アーティスティックな共棲・キャンパス・ライフ□MONOMANIACS・豊饒なる方丈・コレクション中心願望・ワンルーム前線基地・役者と力士と水割りと・生活というゲーム・サーファーズ・パラダイス・24時間・男と女と帽子とウサギ・クラフトワーク・カプセル・家事からの解放、その後、6,8094(2077433p;サイズ(c m):15x11出版社:アスペクト;I S H・ホーム・少女の領分・尼寺の午後の安らぎ・整理整頓のサバイバル・ティーンズ・ライフ拝見□I N C H・晴れた日には現場が見える・インテリアよりインテリジェンス・ちゃぶ台のなごみにはまる・陽だまりで針仕事・ハード・ワークの合間に・夢は・一時休息、すぐに出発・屋根裏のインターナショナル・スタイル・オトナの寮生活・通勤地獄よりワンルーム生活・ミュージック・ライフ□MONOMANIACS・豊饒なる方丈・コレクション中心願望・ワンルーム前線基地・役者と力士と水割りと・生活というゲーム・サーファーズ・パラダイス・24時間オーヴァードライヴ・ホモ・メカニクス・ボロに住んでもビート・ゴーズ・オン・本が壁から生えてくる□K I D D I E K I N E R T S Y P A N C Y F E T I A L L I V I N C H A O S T Y I N G・料理嫌いでよかった・路地裏の愛の巣・1万800円したが、その後□T H E TRADITIONAL T O U C H・ホーム・スイート・ホーム・少女の領分・尼寺の午後の安らぎ・整理、これ快感・ラクロワが教えてくれた・床上整理で省家具生活・通勤地獄よりワンルーム生活・ミュージック・ライフの哲学・ホビイストの休憩室・使わないのがきれいの秘訣?・独身寮の週末・安楽人生のすすめ・押し入れも床のうち・ビル街のスペース・キャンプ・陽光のカプセル・サバイバル・シック・陋屋の第二の人生・幼稚園がアトリエ・蔵書の重圧・部屋すなわち作風をあらわす・暗室で見る夢□T H E F A N UNDERGROUND内山英明(著)大型本:159p;サイズ(c m):26出版社:筑摩書房;I S B N:43(20003/038094(2077433p;サイズ(c m):15x11出版社:アスペクト;I S H・晴れた日には現場が見える・インテリアよりインテリジェンス・ちゃぶ台のなごみにはまる・陽だまりで針仕事・ハード・ワークの合間に・夢は夜ひらく・なければ作る、これが基本・昭和30年代型モダン・ライフ拝見□I N C Y F E T I S B N:4757200円の普及版は運が良ければ京都書院のサイト経由で入手の可能性も)T O K Y O S・普通がいちばん・ラスタファリアン・ニューファミリー・家だって壊れるまで使い切る・東京都アメリカ村・整理整頓のサバイバル・ティーンズ・ライフの日本語キャプションタイトルを紹介しようと思う。
□B E A U T Y L E(東京スタイル)』が絶妙なバランスを保っていたんですが、フタキンSkywalkerとしては文庫版にされたようだ。
いずれも現在は絶版で、現行のものとしては期待はずれかな。
写真そのものに力強さがないんだね。
やや乱雑な照明の関係で彩りが鮮やかなのかよく判らない。
リバーサルフィルムによる色調整の不完全さにあやかったもの。
写真とそのキャプションが上手く絡みあって、増刷になった写真集。
日本国内の61箇所の地下施設を7年間をかけて撮り集めたものなのだけど、人工灯下ではないかと思う。
写真があまりにもフォトジェニックでない。
(オリジナル版・普及版というのも出版された箱・線路脇のベース・キャンプ・住宅展示場の住み心地・改造はしない、足していく・借りつづければ安くなる□HERMITAGES・プログラムされたようだ。
この写真集はT O U C H A O S T Y I N E R T I A L L I V I N G D O M S・アーティスティックな共棲・キャンパス・ライフ□MONOMANIACS・豊饒なる方丈・コレクション中心願望・ワンルーム前線基地・役者と力士と水割りと・生活というゲーム・サーファーズ・パラダイス・24時間・男と女と帽子とウサギ・クラフトワーク・カプセル・家事からの解放、その後、6,8000円した京都書院発行のもので定価12,003)


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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冬季オリンピック

 オリンピックってまったく興味なくって、あれが開催される10日間か2週間かは何もかもがオリンピック一色になってしまってうんざりしてしまうんだけど、冬季オリンピックの競技はなんだか面白い。直接人間が何かをするんでなくって、なにかを使ってやることが多いからかもしれない。陸上だのマラソンだの、競泳だのどこがおもしろいんだろうというのが正直なところ。迸[ほとばし]る汗というのはあたしの好みじゃない。テクニックの競技が面白い。

 日曜日、カーリングをやってて、ついつい見入ってしまった。いやぁ、どうしようもなく単純そうな競技なのに見はまってしまった。小野寺歩が格好良いね。無茶苦茶キツい顔になるけども、それが良かったりする。普段の彼女にはおそらく興味を持たないと思うけど、石を投げ、それを見送る彼女の表情は素晴らしい。それにしてもあれで27歳ですか。妙に若く見える。

 スノーボードのレースも面白かったし、まぁ、テレビ欄を見たりして真剣には観ないけども、ちょっと見はまってしまう、そんな冬季は好きだ。

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2006.02.20

週明け

 週明けは毎週、時差ボケ状態になってしまう。週末、昼過ぎ、酷くは夕刻に起きていたりすると日曜の夜にまともに寝られる訳がない。

 昨日の日曜も起きたのが3時前。当然、午前2時とかに寝られるわけがない。布団に入って本も読まず、真っ暗にしてまんじりしてると、いつの間にか朝の5時。それでもまともに眠られない。やがて6時。さすがにウトウトしていて、ちょっと時間の経つのが早かったりするが、寝入ってはいない。

 目を瞑ると目覚まし時計にしている携帯が鳴って、いつも起きていてる7時25分。結局、何時間くらい寝たんだろう。もちろん、細切れの睡眠である。

 これが週明けのいつものパターン。長生きせんだろうなぁ。

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2006.02.19

巻上公一『民族の祭典』(82)

民族の祭典 『民族の祭典』というと普通はナチスのプロパガンダに荷担したとして(実際はそんなことないんだけどね)悪名高いレニ・リーフェンシュタールによる36年のベルリンオリンピックの記録映画ということになるのだけども、巻上公一も82年に同タイトルでソロアルバムを発表していた。この度、初めて聴いたのだが、これまで聴かずに過ごしてきたことは全くの不覚である。いやぁ、あらためて巻上の凄さを認識した。

 帯にあるコピーが「聴く奴の偏差値が暴かれる!とはいうものの・・・・・・若者達の心に滲みる名曲の数々。」 ん~、このアルバムを聴いてつまんないとか判らないという奴がいるんだろうか? 甚だ疑問である。それにしても選択された曲がすばらしい。

 森の小人
 国境の町
 桑港(サンフランシスコ)のチャイナ街(タウン)
 アルタネイティヴ・サン
 私の青空
 イヨマンテ(熊祭)の夜
 おおブレネリ
 マヴォの歌
 赤い靴
 不滅のスタイル

最終曲のみオリジナルで他は、お馴染?のもの。大正時代に流行ったダダイズム活動に基づく「マヴォの歌」については、しばらく前に探偵ナイトスクープでも取り上げられて知っていたのだが、ただでさえ???なのが巻上の唄になるとさらに何とも云えぬものになってしまう。(マヴォについてはこちらを参照のこと)

 巻上の唄も素晴らしいが、このアルバムに参加しているゲストメンバーも凄い。ヒカシューはもちろん、他にも立花ハジメ、ゲルニカの戸川純・上野耕路、チャクラの板倉文明といった具合である。日本のアングラ・テクノポッパー達が一同に会したという趣だ。面白くないはずがない。「おおブレネリ」に至っては純ちゃんの歌声も聴くことができる。

 こういう名盤も今では廃盤。冗談のような話である。

 同時に落札したのは、ヒカシューによるEP『白いハイウェイ』(79)、12inchシングル『日本の笑顔』(84)、『水に流して』(84)、『人間の顔』(88)の計5枚で3000円(+送料450円)。

白いハイウェイ/プヨプヨ(79)
白いハイウェイ/プヨプヨ(79)

(ジャケットを拡大表示)


日本の笑顔(84)
日本の笑顔(84)

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水に流して(84)
水に流して(84)

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人間の顔(88)
人間の顔(88)

(ジャケットを拡大表示)

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2006.02.18

メガネケース&名刺カードケース

メガネケース 少しずつ日が高くなってきた。一年のうち、真冬と呼ばれる12月から2月半にかけて以外は使用しているサングラスが登場となった。これからは日中の屋外では必ず用いる度入りのサングラスと普通のメガネを持ち歩くことになるのだが、これといったケースを持っておらず、胸のポケットにメガネのツルを挿したり、バッグにそのまま放り込んで携帯していた。メガネの購入時に貰うケースは厚みがあってかさばったり、ボタン留めするような構造になっているのが面倒だったりして、バッグに入れたりとか、ほとんど持ち歩くことがなかった。

 使い勝手のよいメガネケースを何年も探してて、ようやく見つかった。ALBERO(アルベロ)というメーカーの作っているメガネケースだ。ケースの蓋もなく、ただメガネを突っ込むだけという使用方法。この手のケースはGIORGIO FEDON(ジョルジョフェドン)というイタリアのメーカーも作っているようだが、こちらは合成皮革を用いている。「大切な自然素材(動物の皮)を出来る限り無駄に使わない」という方針なのだそうだが、あたしとしては革製品は最低でも10年は使うつもりで購入しているものであり、やはり、ヌメ革を用いたALBEROのものを選択してしまった。

 実際にケースを手にすると、一枚革を裁断して丸く丸めて縫っただけ、という本当にシンプルな作りだ。革も1ミリちょっとの薄手のもの。フェルトのような柔らかい素材が内張りになっていると、レンズに傷がつきそうでなく、安心だろうと思うのだが、実際使ってみると、ケースを丸めた状態でメガネを入れるとレンズを擦ることもないし、変に内張りをしていないので、メガネが滑り落ちるということもなさそうだ。ヌメ革は日に当たると色が濃くなり、革自体も丈夫になるという。こういった変化も楽しみにしながらこの先、数十年使うことは間違いなさそうだ。

名刺カードケース そして、次は名刺カードケース。薄い革で作られたごく普通の名刺入れをカードケースとして使っていたのだけど、身分証明書をはじめ、クレジットカードやらキャッシュカード、会員証等々の20枚くらいのプラカードを入れていると、10年くらいでさすがにレロレロになってしまった。最近では、カードを出そうとケースを開くと、どうしたことかカードをすべてあたりにぶちまけてしまうと云う事態に何度とはなく陥っていた。人の多い店でこれをやってしまうとさすがにあたしも参ってしまう。そこでカードケースを新調。

 Ain Soph(アインソフ)というメーカーの製品を選択したのはマチ付きで、作りもしっかりしていそうだったから。そして目の当たりにした、現物はこれまた凄いです。思い切り厚手の革を用いてて、オイルレザーなのだけど、表面が未処理なので擦るとすぐに傷になる。たぶん、この傷も使っているうちに消えてしまうと思うのだけど、ヘビーデューティなつくりが本当にたまらんです。

 もともとマチに厚い革が使われているので、カードをまったく収納していなくてもそこそこの厚みがある。カードを20枚ほど入れて厚みがなんと35ミリ。使っていくうちに革が柔らかくなって、厚みが減ることを期待しております。内張りも布を使うでなく、滑らかに加工された革を使用。10年後が楽しみです。

 革製品や銀製品は長く使うことで変化があって、使うのが本当に楽しみ。だから革・銀製品に関しては、いいものを選びたい。

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2006.02.17

三寒四温

 三寒四温というと「春の訪れ」に発想がいってしまうのだけど、三寒四温のそもそもの意味は「寒い日が三日ぐらい続くと、そのあと四日間ぐらいは暖かい日が続くということ。冬季、シベリア高気圧が一週間ぐらいの周期で寒気を吹き出すために生ずる現象。[季]冬。」ということらしい。三寒四温は冬の季語、初めて知った。そう知ると「三寒四温」もなんか色気のない言葉になってしまう。

 まぁ、この時期からの雨は「一雨ごとに暖かくなる」とかって言われて、本当に雨が多くなってきたのだけど、やはり春が近づいていると感じるのは日が長くなってきているということ。しばらく前までは、定時に帰ろうとしても外は真っ暗だったものだが、久しぶりに晴天だった今日は5時を過ぎても日が残っていた。明るい中を帰宅できるのは、それだけでなんとも心ウキウキしたりしてしまう。

 今週の半ばから随分暖かくなって、執務中は上着を着なくて済むようになった。なんか清々しい。今日の帰りはまだ十分に明るかったが、外に出ると少しばかり肌寒かったのでびっくりした。そうはいっても間違いなく春は近づいてきている。桜吹雪の中を出勤する日が待ち遠しい。

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2006.02.16

雑事

 前の部署宛てに封書が送られてくる。「義理でないチョコです」と書かれた紙きれと、30円くらいの保険のおばさんが持ってきそうなチョコがひとつ入っている。んー、よく判らない。

 後出しばかりしてくる上級官庁。書類を提出すれば、あらかじめ指摘を受けていない部分を指摘してきて「なんなんですか、これ?」と宣う。これが延々続く。こちらもうんざりだが、向うさんもうんざりしているんではないかと思う。いつも態度が悪いのは自分の段取りやらが悪くて、いつも不愉快な事態を招いていて、不愉快だからに違いない。

 パチンコで勝ち続けている係長が係員2000円ぽっきりの負担だけで、ふぐコース&飲み放題に招待してくれる。さらなる上司もオマケでついてくる。ふぐは旨かったが、飲み放題の割には時間が関係ないようなお店のようで、オマケの上司と酔いたんぼうの職員ふたりの人生訓だのの馬鹿話が店には行ってから3時間半経とうとも終る気配がない。いい加減時間の無駄と思ったので、係長にひとこと言って、ひとり、こっそり店を出る。10人程の呑み会でおそらく心証悪し。まぁ、役場で出世しても仕方がないと思っているし、別に何とも思わない。

 担当している予算が大きければ大きいほど偉いと思っているヤツがいたりする。金でやっている仕事の価値が測れるものか。金勘定の仕事はハナから興味ない。面白いと思える仕事がいちばんで、仕事そのものを自慢するのは意味のないことだ。

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2006.02.15

口頭試験

 昨日は昇任試験の口頭試験、つまり面接があった(筆記試験についてはこちら)。面接試験なんて、役場の試験以来、10数年ぶり。ま、口頭試験に似たようなものは、毎年のように上級官庁による検査があったり、税務署さんの極めつけの3調査官による調査に対して申告書作成者としてひとりで対応するなんていうのもあって、針の筵状態を味わったこともありました。ま、採用やら昇任が特殊なのは自己アッピールしないといけないと云う点であって、これはまったく興味がなく、さらに苦手とすることだったりもする。

 役場幹部(三役ではない)ひとりと人事課職員2人の3名による面接。競争率が7倍近くで受験者が数百人いるという試験なのだが、3班構成で同時に3人ずつ面接するにしても持ち時間15分ということで、一時間でやっと12人。少なくとも3日はぶっ通しで面接しているだろうと思うのだけど、筆記試験で十分にダメダメじゃんという輩もいるだろうし、全員面通ししないといけない理由がよく判らない。双方共に時間の無駄だけではないのか。試験が悪くても面通しで良ければあげてしまうという心づもりか。合格者の平均点および獲得点数は本人に公表するということなのだが、何とはなく胡散臭さがつきまとう。

 面接官の人事課の職員のひとりは以前、同じ部署で一緒に仕事をしていた人で、異動後もPCについて教えて欲しいとかというような電話をかけてくる人。気心の知れた人に面接を受けるのは照れ臭い。ま、いろいろ知っていてくれるから、抽象的でない個人的に具体的に突っ込んだ質問を投げ掛けてくれて、答えもしやすかったのだけど、それがどこまで意味があったか。とにかく15分と云う時間はあっという間だった。聞いた話では10分くらいで終ったと云う人もいた。時間が食い込んでしまって、調整にされてしまった人もいてもおかしくはない。

 まぁ、試験に際してまったく事前勉強をしなかったし、昇任できると思っていないけど、単純に今後、競争率が上がってくるのははっきりしている。今なら、7倍ということで最悪7年受験すれば、受かるという見込みがあるのだけど、そう簡単でもなくなってくる。定年まで平でいるというのも、少なくなくなりそう。そう云うのをあえて選択するというのもありだとも思う。

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2006.02.14

ジューシィ・フルーツ『ドリンク!』(80)

 最近、懐かしのアルバムばかり買い集めているので、ジューシィ・フルーツ(ジューシー・フルーツではないらしい)の1stアルバム『ドリンク!』をオクで落札してみる。600円(+送料290/3円(つまり、3枚まとめて落札したと云うこと))。

ドリンク!
ドリンク!

ジューシィ・フルーツ

 ジューシィというと『ジェニーはご機嫌ななめ』で有名で、あたしもリリース当時、このEPを買って、今でも実家の押し入れの奥底を探せば出てくると思うのだが、あらためてこのアルバムで聴き直してびっくりした。ボーカルのイリアはこの曲に関してはしっかり裏声で唄ってて、それは限りなくオカマちゃんが唄っているようにしか聴こえなく、正直、かなり気持ち悪いのだ。あんまりよろしくないが、これは新たな発見である。

 その他の曲というのはほとんど聴いたことがなく、ある意味新鮮だったが、どれもこれも聴けた音楽ではなかった。いやぁ、ここまで酷く言ってしまうのもなんだけど、少なくともこのアルバムを何度も聴こうと云う気にはなれない。

 どこが悪いんだろ? イリアのボーカルが全く通らず、音楽に交ざってしまい、その結果、全体的に平坦になっててちっともメリハリがない。もこもこ状態が延々続くと云っていいくらいだ。ミキシングがどうしようもなく悪いのかもしれない。と思うと、妙に強調される部分もあったりして、耳障りにしかなっていなかったりする。ネットを見ているとプロデューサーの近田春夫が安っぽさを目指した目指さなかったとかというようなことも目にしたりしたが、あたし的には『これは酷(ひど)過ぎる』のひと言に尽きる。

 たまにはこういうのがないとつまんないから、これはこれで面白かったかな、マル

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細野晴臣『三国志』(82)(BlogPet)

きょうは定価が編曲した?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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40,000番目のお客様は...

 15,000番目、20,000番目、25,000番目、30,000番目、33,333番目、34,567番目に訪問された方にプレゼントをしようと思っていたのですが、いずれもダメだったようです。7度目のトライで、今度は40,000のキリ番です。

 プレゼントを希望される方はこの記事の "1万5千" を "4万" に読み替えて、気に留めておいてください。心よりお待ちしております。

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2006.02.13

大貫妙子『CLASSICS(クラシックス)』(84)

 大貫妙子初のベストアルバム。3rdアルバム『MIGNONNE(ミニヨン)』(78)から7thアルバム『SIGNIFIE(シニフィエ)』(83)までの5枚のアルバムから大貫自らが12曲を選曲したもの。

CLASSICS
CLASSICS

大貫妙子

 16、7年前にレコードレンタルしてテープにコピーしたものは、ずーっと車でのBGMになっていた。去年あたりから車のカセットデッキの調子が悪くなって聴かなく(聴けなく)なったが、それまでの10年近く、これともう数本だけを繰り返し聴いていた。

 今回、アルバムを手にして、あらためて歌詞カードを見たのだけど、歌詞に思い当たりが全くないのだ。言葉も思い当たらないし、だから当然、その歌詞が乗っている曲というもの思い浮かばない。車の中で10年みっちり、それ以前にも数年間に渡って聴いているアルバムなのだが、歌詞が完全に飛んでいる。

 この人の曲って、歌詞を歌詞として聴いていないことになる。唄も音楽の一部として感覚だけで捉え、言葉の意味を理解しようとか全くしていないらしい。非常に変っている。おそらくそれほどまでに彼女の歌声はそれだけで気持ちいいのだ。大貫妙子=ヨーロッパ、なんてことを云う人もいるけど、そんなことを意識したことはない。とにかく車でのBGMとしては最高の1枚。12曲中、9曲が坂本龍一編曲。それを意識しながら聴くとちょっと気持ち悪いかもしれない。

 ヤフオクでアナログ盤を700円(+送料390円)で落札。ジャケットが金紙。随分とド派手であります。

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2006.02.12

紀里谷和明『CASSHERN』(04)

 今、TVで斜め見しているのだけど、『CASSHERN』のビル群だの飛行体だのの美術デザインがあまりにも押井のものに似過ぎ。なんか出来損ないの押井映画を見ているのかと思ってしまった。

CASSHERN
CASSHERN

紀里谷和明 監督

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2006.02.11

内山英明『JAPAN UNDERGROUND』(00)/
都築響一『TOKYO STYLE(東京スタイル)』(93)

 復刊ドットコムでの投票もあって、増刷になった写真集。日本国内の61箇所の地下施設を7年間をかけて撮り集めたもの。

JAPAN UNDERGROUND
JAPAN UNDERGROUND

内山 英明 (著)

大型本: 159 p ; サイズ(cm): 26
出版社: アスペクト ; ISBN: 4757207743
(2000/08)

 結構期待していたんですが、あたしとしては期待はずれかな。写真があまりにもフォトジェニックでない。写真そのものに力強さがないんだね。やや乱雑な照明の関係で彩りが鮮やかなのだけど、それがリバーサルフィルムによる色調整の不完全さにあやかったものなのか、実際にそういう感じなのかよく判らない。リバーサルフィルムは自然光の太陽光では美しく色を再現できるけど、人工灯下ではフィルターワークをしっかりないと色が狂ってくる。色だけが目について、フォルム(構図を含めて)の美しさはあまり感じられない。そういう意味ではもの凄くがっかり。

 文末に3行程度の200文字くらいの各施設説明があるのだけど、写真とこのキャプションをもっと詳しく載せた方が良かったのではないかと思う。写真だけではあまりにも弱すぎる。

TOKYO STYLE そういう意味では、93年の都築響一の『TOKYO STYLE(東京スタイル)』が絶妙なバランスを保っていた。

 都築は元もと写真家ではなくフリーの編集者だ。この写真集はTOKYOのごく普通の生活を収めたものだが、それぞれの写真にキャプション(日英並列表記)がつけられている。事細かな説明ではなく、生活の行間を読むようなもの。写真とそのキャプションが上手く絡みあって、妙なリアリティが生じてくる。参考までに、各章のタイトル、そして、各ライフの日本語キャプションタイトルを紹介しようと思う。

  □BEAUTY IN CHAOS
  ・アーティスティックな共棲
  ・キャンパス・ライフの真実
  ・ラップのように散らかせ
  ・趣味生活の光と影
  ・音楽戦士の休息
  ・テクノ・カウボーイの野営地
  ・都心の小さな宝物箱
  ・情念の精巣
  ・三畳間のロック・ラウンジ
  ・線路脇のベース・キャンプ
  ・陽光のカプセル
  ・家事からの解放、その後
  □THE FANCY FETISH
  ・ホーム・スイート・ホーム
  ・少女の領分
  ・尼寺の午後の安らぎ
  ・整理、これ快感
  ・ラクロワが教えてくれた
  ・路地裏の愛の巣
  ・1万8000円の6畳間シアター
  ・甘い生活(ドルチェ・ヴィータ)・下町風
  ・こだわりキュートネス
  ・アールデコと江戸が出会うとき
  ・くつろぎは小物から
  ・休息のバックステージ
  ・子供のころに還りたい
  ・はじめてのひとり暮らしはチープ・ファンシーで
  □ARTSY PADS
  ・工房の24時間
  ・男と女と帽子とウサギ
  ・クラフトワーク・カプセル
  ・サバイバル・シック
  ・陋屋の第二の人生
  ・幼稚園がアトリエ
  ・蔵書の重圧
  ・部屋すなわち作風をあらわす
  ・暗室で見る夢
  □THE TRADITIONAL TOUCH
  ・晴れた日には現場が見える
  ・インテリアよりインテリジェンス
  ・ちゃぶ台のなごみにはまる
  ・陽だまりで針仕事
  ・ハード・ワークの合間に
  ・夢は夜ひらく
  ・なければ作る、これが基本
  ・昭和30年代型モダン・ライフ
  □MONOMANIACS
  ・豊饒なる方丈
  ・コレクション中心願望
  ・ワンルーム前線基地
  ・役者と力士と水割りと
  ・生活というゲーム
  ・サーファーズ・パラダイス
  ・24時間オーヴァードライヴ
  ・ホモ・メカニクス
  ・ボロに住んでもビート・ゴーズ・オン
  ・本が壁から生えてくる
  □KIDDIE KINGDOMS
  ・普通がいちばん
  ・ラスタファリアン・ニューファミリー
  ・家だって壊れるまで使い切る
  ・東京都アメリカ村
  ・整理整頓のサバイバル
  ・ティーンズ・ライフ拝見
  □INERTIAL LIVING
  ・料理嫌いでよかった
  ・床上整理で省家具生活
  ・通勤地獄よりワンルーム生活
  ・ミュージック・ライフの哲学
  ・ホビイストの休憩室
  ・使わないのがきれいの秘訣?
  ・独身寮の週末
  ・安楽人生のすすめ
  ・押し入れも床のうち
  ・ビル街のスペース・キャンプ
  ・住宅展示場の住み心地
  ・改造はしない、足していく
  ・借りつづければ安くなる
  □HERMITAGES
  ・プログラムされた箱
  ・線路脇の書斎
  ・画布の脇で見る夢は
  ・一時休息、すぐに出発
  ・屋根裏のインターナショナル・スタイル
  ・オトナの寮生活
  ・室内生活礼賛
  ・鉢巻をしめた隠者
  ・宴会用個室
  ・下宿屋という小宇宙

 385pの本に82ものライフを紹介していると思っていなくて、抜き書きしているうちにうんざりしてしまったのだけど、まぁ、これを眺めているだけでも、充分に面白い。

 手元にある『TOKYO STYLE』は93年発売当時に購入した京都書院発行のもので定価12,000円したが、その後、6,800円の普及版というのも出版されたようだ。いずれも現在は絶版で、現行のものとしては文庫版にされたものしかない。(オリジナル版・普及版は運が良ければ京都書院のサイト経由で入手の可能性も)

TOKYO STYLE
TOKYO STYLE

都築 響一 (著)

文庫: 433 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 筑摩書房 ; ISBN: 4480038094
(2003/03)

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2006.02.10

おかん

 久々に経験しました、悪寒。昨日、12時前に帰宅して、2時頃に寝ようと服を脱ぐと、寒気がきて体の震えること震えること。体が激しく震えるので直立することもままならず、電気を消すだけで一苦労。布団に入っても寒くて仕方なく、1時間以上縮こまって震えておりました。

 気象庁のサイトで確認すると、気温自体かなり下がっていて氷点下になっていたようです。それに加えて、風邪の熱(37.3くらいの微熱なんですけどね)で一気に悪寒が来てしまったらしい。こういうのは20年くらい経験したことがないはず。

 朝は職場からの電話で起されました。昨晩から「明日はまずいかも」と言っていたんですが、その通りになってしまった。声がでなくなっていて、擦れ声で今日は休ませてもらうこと、そして、仕事の段取りを付けておいてもらうことを依頼する。

 喉は痛いし、こめかみあたりの頭痛が酷くて気分は最悪です。風邪をひいて頭痛になるのは始めて。ネットで首の付け根を揉むと頭痛が治まるというのを見つけて、実際にやってみると確かに楽になりました。こめかみの頭痛は偏頭痛のパターンらしい。年がら年中こういう頭痛だとたぶん気がおかしくなるでしょう。

 週明けからは忙がしくなるので週末は絶対安静。ま、週末は何もしないことの方が多いんですけどね。

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2006.02.09

ミニミニ大作戦

っていう映画があったけど、このミニはミニクーパーだったが、こっちの話は"ミニ"スカート。

 今朝の当地、出勤時刻の8時は、2度と云うまずまずの寒さだったが、女子高生諸君は膝上20センチ近くのミニスカートの制服をヒラヒラさせながら歩いてる。他人だから、べつにあたしが寒く感じるということはないのだけど、まぁ、ご苦労なことだと思う。女の人の体調は調整が難しいはずなのだが、どうもないのかしらんと思ってしまう。見栄え=生きる意味ということなのかしらんという意気込みすら感じる。いやいや、ああいう格好して、痴漢にあってどうのこうのというのは、やはり調子良すぎるね。そのあたりのことをもっと熟考すべき。

 というか、今日は体調が恐ろしく悪く、起きた瞬間から声が擦れると云う酷い状態。仕事に出ると頭くらくら、節々いたた。仕事になるような状態じゃないのだけど、上級官庁に呼び出されて問題解決をどう考えていると詰問されるやら、夜は明日が締め切りらしい会計検査院に提出する調書を作成。

 12時少し前には帰宅したのだけど、吐き気を我慢しての仕事は久々に辛かった。明日はどうなることやら。

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2006.02.08

ヒカシュー『ヒカシュー』(80)

 仕事が引けてからレコード屋に、アナログ盤の内袋と外袋を買いに行った。オークションで落したのもそうだし、自前のものも、いい加減古いものが多くなって、ジャケット以外の袋を一新しようと思ったのだ。あの白い半透明のぺらぺらの内袋が100枚で2520円、外袋はショップの名の入ったものが1枚15円を100枚で1500円。ちょっと馬鹿にならない出費になってしまった。内袋は完全な定価買いで送料があっても通販の方が安かったかもしれない。まぁ、7、8年ぶりくらいに珍しいところに立ち寄れたのだから、いいとしよう。

 見つけてしまったのが、ヒカシューの1stアルバム『ヒカシュー』(80)。さすがレコード屋だけあって、他のアルバムより高めの1500円という値がついていた。オークションの相場としてもかなり妥当なラインで、そのあたりのサーチは抜かりないと思ってしまった。だからこそ、レコード屋は使えなかったりする。しかし、店舗移転とかで50%オフになっていたので、さっそく買ってしまっただよ。

ヒカシュー+2
ヒカシュー+2

ヒカシュー

 アナログアルバムに2曲追加されたCDもすでに廃盤になってしまっている。ヒカシューってもう過去のバンドなんだねぇ... あたしは今だにHDDプレーヤーに入れて聴いているんだけど。これも、昔、LPからダビングしたテープをさらにPCに取り込んでmp3にしたもの。傷み切ったテープから起したので、レコードのチリノイズも加わって、どうしようもないほどノイズばかりになっている。

 ヒカシューというとやはりボーカルの巻上公一ということになるだろう。正しい日本語のイントネーションで唄うことを常に心がけていたのは藤山一郎だったが、巻上は巻き舌を一切使わないボーカルでロックする。内田裕也とは志しを別にしている。テクノはテクノになるのだが、巻上のボーカルがメーンの楽器になっている。

 「20世紀の終りに」はゲームか何かのCMにも使われていて、一番メジャーなはず。名作は「プヨプヨ」。プヨプヨとまるで病人のように立つ...で始まるこの唄はヒカシューのメインイメージにもなる。この曲のバージョン違いは、糸井重里が司会をしていたNHK教育の『YOU』で秋葉ライブ演奏されたバージョンを含め、3、4持っていたりする。そして2ndに入っている「パイク」も素敵だ。これは映画『チェンジリング』のテーマ曲にもなっている。

ツイン・ベスト
ツイン・ベスト

ヒカシュー

 このベスト盤が今のところ、ヒカシューの知るのには一番よいアルバムじゃないかと思います。というか、ほとんど廃盤になってて、これくらいしか手に入らないんだな。

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2006.02.07

1月に入手したアナログ盤

 先月1月中に入手したアナログ盤(一部CD)。すべてオークションを使ったもの。まとめ出品を落札しているため、一部重複が発生してしまっている。総枚数28枚で、一枚平均321円、送料140円。リリースの平均は1981年。

タイトル アーチスト リリース 落札額 送料
KYLYN 渡辺香津美 1979 500 1,000
MOBO倶楽部 渡辺香津美 1984 500
桜花爛漫 渡辺香津美 1985 500
ビタミンEPO EPO 1983 500
シニフィエ 大貫妙子 1983 510
YELLOW MAGIC ORCHESTRA (U.S.REMIX)
イエロー・マジック・オーケストラ (USリミックス)
YMO 1979 2,000 700
Solid State Survivor
ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
YMO 1979
Public Pressure(公的抑圧)
パブリック・プレッシャー
YMO 1980
X∞MULTIPLIES(X∞増殖)(10inch) YMO 1980
X∞MULTIPLIES
X∞マルティプライズ
YMO 1980
TECHNODELIC
いわゆるテクノデリック
YMO 1981
NAUGHTY BOYS
浮気なぼくら
YMO 1983
SERVICE
サーヴィス
YMO 1983
TECHNODON(CD) YMO 1993
死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対! スネークマンショー 1981
JAPANESE GIRL 矢野顕子 1976 1,660 340
長月・神無月 矢野顕子 1976
アヴァンチュール 大貫妙子 1981 510 450
シニフィエ 大貫妙子 1983
カイエ 大貫妙子 1984
コパン 大貫妙子 1985
いろはにこんぺいとう 矢野顕子 1977 520 650
FROM JAPAN TO JAPAN 矢野顕子 1982
愛がなくちゃね。(本/愛がなくちゃね。付き) 矢野顕子 1982
交響組曲 宇宙戦艦ヤマト 宮川泰 1977 100 620
ウルトラマン大百科 サウンドトラック 1978 100
シルクロード 喜多郎 1980 100
三国志(EP) 細野晴臣 1982 1,500 160
   合    計 1981.3 9,000 3,920

 中古の値段は理解できない。1800円で出品されていると思ったら、すぐ横で100円であったりする。一か八かで100円のものを落札してみると、盤に傷の全くない、しかも帯つき美品ジャケットだったりする。大半が待てば安値でいいものを入手できそう。

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細野晴臣『三国志』(82)(BlogPet)

そういえば、O-Maruが
当時すでに高校生にもなっており、そして若手芸人の島田紳助・松本竜介による狂言回しも下品に思え、番組自体は最初の数回しか見ていなかったが、細野晴臣による具合曲は当然申し分なかった。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「フタキンSkywalker」が書きました。

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2006.02.06

無題

 上級官庁に提出する書類を取り纏めていたのだが、課員の多くは締め切りも気にしない。打ち合わせの時間を過ぎても調書の作成に手をつけてなかったりする。本当に疲れる。

 インフルエンザで休暇をとっていた職員が1週間ぶりに出てくる。なんだか風邪が流行ってそうで、実際にあたしもなんか気だるくって仕方ない。残業をして片づけておいた方がいい仕事もあったのだけど、とりあえず何とかなるだろうと定時で帰ってしまう。隣の職員も体調が悪いので帰りに病院に行くとかといっていた。

 この週末は一歩も家からでなかった。目覚めるのは夕方の4時すぎ。起きている間は何故か子供が部屋に居付いていて、ずーっとPCを触られていた。ドラッグだの、パッドの使い方が妙に上手くなってて感心する。あたしのマウス感度はかなり高いので、普通の人は使えないのだけど。

 鬱が酷いのか風邪なのか、仕事から帰ってきても全くカミさんが起きてこない。パスタを茹でて、子供と一緒に食べる。だから腹はそんなに減っていないはずなのに、マクドナルドへ連れていけとさっきからずっと騒いでいる。ちょっとうるさい。

 午後8時すぎ。今日は疲れているので早いけども今から寝る。風邪でなければいいのだが。

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2006.02.05

細野晴臣『ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック』(84)

 あたしはゲーマーかどうかと云うと、まったくその反対側にいる。ゲームセンターに行くことがあっても、まず、自分から行くことはないし、他の人とのお付き合いで行く程度なのだが、さらに全くゲームをせずに過ごして帰ってしまうのがいつもである。家でも息子が毎日、テレビゲームをしてても特にやろうという気は起こらない。

 高校時代というと土曜の半ドンの帰りは悪友連中と連れ立って映画を観に行くか、玉突きをしに行くか、ゲーセンに行くかだった。ゲーセンに行っても、自らゲームをすることはなかった。数分で100円を使ってしまうようなゲームに使う金を持ち合わせていなかったし、凄腕の友人が100円で何十分もプレーしているのを横で眺めているのは、それだけでも充分に面白かった。

 ゲームはプレーするだけなく、その音楽を聴いているのもなかなか心地よかった。今から考えると実にショボい音源で音楽を奏でていた訳なのだが、それでもそれを補うかのような優れた曲が多かった。例えばニューラリーXなんて、ゲーム的にはどうしようもなくチープなものだったが、音楽が好きで友人がそのゲームをしようとした時など嬉しくって仕方がなかったものだ。

 最近のゲームは、家庭用のPS2とかしか知らないけど、ごく普通の楽曲をバックに流すだけというものが多くなって技術的には凄いと思うのだけど、聴かせるための創意工夫というのが以前のものより無くなってなんだか面白くない。制限のあるところにこそ、輝くものが生じてくる、そんな気がする。

ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック
ナムコ・ビデオ・ゲーム・ミュージック

細野晴臣 編曲

 84年の発売当時に飛びつくようにして買ったもの。音源的にはほとんどゲーム機からのものを直接使っている、一部細野による編曲でスケールが大きくなっているものがある。ピコピコの単調な中にも大きな世界を繰り広げられると云う驚きの事実がここにある。

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2006.02.04

細野晴臣『三国志』(82)

 20数年目にしてやっと聴く(手に入れる)ことの出来た曲(レコード)。A面は『三国志 メイン・テーマ(インストゥルメンタル)』(作曲・編曲・演奏:細野晴臣)、B面は『三国志 ラヴ・テーマ(ヴォーカル・ヴァージョン)』(作詞・作曲・編曲:細野晴臣、唄:小池玉緒)。

三国志 当時すでに高校生にもなっており、そして若手芸人の島田紳助・松本竜介による狂言回しも下品に思え、番組自体は最初の数回しか見ていなかったが、細野晴臣によるテーマ曲は当然申し分なかった。

 このEP盤によるリリースを見逃した(見送った?)後、いくらこの曲を入手しようとしてもできなかった。何度かアルバムに含められたこともあったようだが、あの頃はネットもないため、情報収集が難しく、結局それらを知ることはなかった。ネット時代になって本当に御の字だ。今回のオークションでの落札では本体1500円、送料160円という定価700円に対してプレミアもつき、定価の倍以上の支出となったが、その価値は十分にあると思っている。

 それにしても細野晴臣はいい。YMOというグループは坂本龍一という世界的な作曲家を輩出することになったが、それでもあのメンバーの中ではいちばん細野晴臣が好きだったりする。坂本は確かに耳に聴こえのいい曲を多く作っているが、細野の土着的な曲は心底、心を打ち、忘れることはできない。あたしはおそらく坂本より細野を高く評価する。

 20年ぶりに聴いた『三国志』にあたしは涙してしまった。例えではなく、本当に。それほどにこの曲は名曲だった。

 CDを含めて、ほとんどが廃盤状態で『三国志 メイン・テーマ』を聴くことは難しくなっているが、小池玉緒のボーカルによる『三国志 ラヴ・テーマ』は『イエローマジック歌謡曲』にも収録されており、これは現在も流通しているようだ。

イエローマジック歌謡曲
イエローマジック歌謡曲

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2006.02.03

恵方巻

 節分に恵方巻を食うというのを知ったのはほんの何年か前だ。職場の隣の席の子は20過ぎなのだけど、昔から食っていたと云う。確か関西の風習で、デパートかスーパーが全国的に流行らそうとしていたと思う。ちなみに今日食ったのが、あたしには初体験である。

 残業になったので軽くつまめるものをコンビニに買いに行くと、この恵方巻というやつをおいていたので買った。値段に対して量がそこそこあって、"お得"に思えたのだ。食ってみて、思ったこと。ごく普通の巻き寿司じゃないか。

 夜半残業して帰ると家人は寝ていたのだけど、食卓の上にまた恵方巻。結局、一日で2本食う羽目になってしまった。2本食っても、あまり嬉しいもんではないな、恵方巻は。

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2006.02.02

膳場貴子

 膳場貴子の人気にびっくり。昨日の夕方から6時間ほどでページビューが1000を一気にカウントしたのだが、それはどうも善場(膳場)貴子の検索ヒットによるものらしかった。何があったのか調べてみると、旦那さんの為にNHKを辞めて海外くらしをすることに決めたとのこと。なるほど。彼女に関する検索はずーっと一定してあって、ソコソコ人気があるんだなと思っていたけど、それが爆発したのが昨日だったらしい。

 二日続けてTVネタ。なんてこったい。

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2006.02.01

みのもんた

 昨年度までは8時5分前に起きて、8時15分に家を出るというのが普通だったが、今年度に入ってからは7時半に起きて8時には家を出るという生活パターンになっていた。異動で所属事務所の棟が変わり、駐輪場が込み具合が酷く、遅く出勤するとバイクが置けなくなるからだ。とても簡単な理由で生活スタイルは変ってしまう。遅刻の常習犯が40人程度の事務所でも数人目の出勤という具合になってしまった。

 長い前振りになってしまったが、以前はそんなことはなかったのだけど、今は出勤前に10分くらいTVを見ることが多い。たいていは天気予報の確認なのだが、チャンネルを変えるとみのもんたが何かやっている。朝刊の記事を指し示しながら、恐ろしい顔をして怒って何かを語っている。何か批判するにしてもあんなもの云いはどうなんだろう。おそらくエンターテイメントとして見られているとは思うけども、下手するとアジテーター扱いされてもおかしくはない。

 彼の番組にはほどほど困らされたものだった。昔、国保を扱う部署にいたことがあったのだが、突然、市民からの照会電話が増えることがあった。電話が集中するのだがどれも同じ内容。しかも自治体が任意に扱える事項で、他のところではやっているかもしれないが、うちでは実施していない旨伝えると「嘘をつくな」と怒られる。どうして?と問うと「TVで見たんだから」と言う。みのもんたの番組で知らないと損をするという感じで行政のサービスを紹介するのはいいことなんだけど、任意の制度であるということがちゃんと説明されていなかったりする。説明しているのかもしれないが、強調してくれないと誤解を招く。そんな感じで職場が混乱に陥れられることが年に数回あった。それほどまでにみのもんたの番組は影響力があったりする。

 クイズ・ミリオネラはTVでもっとも苦手な番組。クイズに興味がないのに増して、みのもんたのあの演技がどうもダメなのである。あの番組が面白いと思える人はあの冗長なだけの間がいいんだろうな。まぁ、彼のあの演技が好きな人がそこそこいるということになる。クイズの形式云々はないに等しく、演技だけで持っているような1時間の番組が続けられているのだから、その支持は思った以上に凄いものかもしれない。

 そんな彼がやっている朝のあの番組はやはりよろしくないと思う。批判の基本的な方向を決めているのはみのもんた本人だろうか、それともディレクター? マスコミのライブドア叩きに対しての批判の声が聞かれるが、それ以外の話題に対しても意図的に必要以上の印象を与えようとする番組は程々にすべきである。久米宏とその流れを組む古舘伊知郎の番組も同様の理由で好きではない。

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