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2006.01.31

親が始めたパソコン

 新しいPCを買った。と言っても自分が使うのではなく、実家の親。インターネットをしたいというので、プロバイダの申し込みを代行し、そして、PCは買ってあげた。HPのノートPCが10万弱という価格であったので、それを買う。そして、Canon製のプリンタ・スキャナ・コピーが可能なオールインワン・プリンタ。これが1万ちょっと。

HP Notebook nx4300
HP Notebook nx4300


Canon PIXUS MP170
Canon PIXUS MP170

 完全に価格で選ばさせて貰った機種なのだけど、素人が使うのには十分というか、あたしの愛機より高機能。なんていったって、うちのプリンタなんて5年以上も前の機種で、しかもヘッドが目詰まりしてて、まったく印刷できないもんね。

 実家宛てに宅配するように依頼し、仕事が引けた後、実家に待機して、配達されるや否やセッティング。ADSLの開通は8日らしく、とりあえず、PCとプリンタだけを使えるようにしておいた。両親ともに60半ばでPCなんか使ったことがない。時間の関係から、とりあえず起動と終了を教えて、帰ろうとしたのだけど、何が出来るのか判らないといってうるさい。HPのPCは取説らしいものも全くないし(玄人としてはそれが一番有り難いのだが)、それでは取りつく島がないらしい。

 今となっては昔のようなワープロ専用機のような取説は意味がなくなってきている。PC本体にあんなものをつけたところで、なにともならない。年寄りとしてはそれが気に食わないらしい。その気持ちは判るが、PC本体に取説をつけるというのは限りなく無駄というか不可能に近い。

 まぁ、PCなんて実戦あるのみなんだから、文章を打ちたいというのでワードパットの操作を教えてみる。日本語変換とかもぎこちないが、まぁ、頑張って、一行を10分近くかかって打っていた。その母親というのは、タイプや写植を使って何十年と印刷物を作ってきたという経歴があったりするのだが、PCの前では完全に赤子のようなものだ。おそらく英字はタッチタイプ出来るはずだが、かな打ちの方が効率よいといって、いままで使ったことのないかな配列に苦労をしていた。ちなみにあたしは、日本語はかな打ちしている。

 PCを始める目的がインターネット、そして、ネパールで知り合った青年とメールのやりとりをすることらしい。まぁ、その位ならそんなにハードルは高くなかろう。次の目的として、自分の描いた絵をネットで売ることらしい。これは随分難しいと思う。

 新しいPCを目の前にして、うらやましいとか、なんだとかという気持ちがまったく起こらなかった。PCを始めて10年くらいになるのだけども、PCそのものには飽きてしまったようだ。PCは、何事もなく動いてくれる、それが何よりも一番有り難い。

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