NHKスペシャル「映像の世紀」
NHKスペシャル「映像の世紀」は本放送でも見たし、全回S-VHSで録画保存した。20世紀を保存された映像記録で辿ろうというNHKと米国ABCによる共同取材番組。細切れになりつつもエポックメイキングな出来事を押さえており、非常に貴重なものとなっている。百聞は一見に如かずでもあるし、見るのと見ないのとではやはり大差がある。
ビデオテープを取り出してくれば、見れないことはないんだけども、何時でも見られるということでこんなものを入手してしまう。台湾版の正規盤という触れ込みなのだが、実際どうなのやら。正直言って怪しい。売り手も海外正規盤だというからあたしもそれを信じてみた。とにかく国内正規盤は高過ぎる。映像の著作権絡みでそういう価格になってしまうという話をどこかで聞いたが、一揃安くても6万は、さすがに普通のオジさんには高嶺の花もいいところ。
つくりがちゃちいのか、ところどころ流れます。酷い時は流れるだけでは清まずに、読み込みエラーで完全に止まってしまいます。盤面を拭くと復活する場合もあるし、ダメな場合もあります。ロシア製のDVDを購入した時も同じようなことになったことがあります。クレームをつけて再度送らせても、やはりダメでした。日本製はそういう意味では立派です。価格が価格だから許すしかなさそうです。正常に再生できている時は本当に申し分ありません。
それでこの番組を見てて思うことが、この20世紀というのが戦争の歴史に他ならないということだ。そういう編集をあえてしているのかもしれないけど、前半は2つの世界大戦、後半もいくつもの局地戦というのは紛れもない事実で、常にゴタゴタは続いている。20世紀にこだわらなくても人間の歴史というのはただただ啀み合い、殺し合うという歴史が続いているだけなのかもしれない。この番組を見てて美しいシーンがないのがとても淋しい。
それにしても本放送からすでに10年が過ぎていた。ほんのこの前に見たと思っていたのに...
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